カテゴリ:今日の出来事

放課後一斉委員会

今日の放課後は一斉委員会が開催されました。「行事運営委員会」「生活委員会」「図書委員会」「保健委員会」「選挙管理委員会」それぞれの委員会で今年度の活動計画を作成しました。

「やらされる毎日じゃなく、自分たちで作る毎日を」上級生が委員長となり各委員とも話しあいが繰り広げられました。

しおかぜ図書室にて 

生活委員  自立した高校生活のために!!

行事運営委員会 コロナとともに、できる限りの行事を実施!!

生徒たちの高校生活は3年間のみ。

この一年を充実したものにできるように生徒とともにがんばります。

 

 

応援団結団式

今日は午後から「応援団結団式」を行いました。

本校応援団は船舶職員正装がユニフォームです。制服よりも一段と引き締まってカッコイイと私は自画自賛しています。

新2年生と3年生で9名のリーダーを認証しました。

コロナコロナでかつてのような応援はできませんが、心の中ではかつてに負けないくらい大きな応援を繰り広げたいものです。リーダーの皆さんも気合いが入っていました。

代々 女子リーダーもがんばっています。

団長による力強い「結団宣言」

手旗を使ってのエール

本来なら、全校生徒によるエールなのですが、今回は応援団リーダーのみで気合いの入ったエールを切りました。

早く、全校生徒で全力の応援ができますように。

今は、心の中で応援します。「フレーッ」「フレーッ」「みぃー」「やぁー」「すいっ」!!

 

 

 

今日も新入生は大忙し

入学式から今日で3日目。1校時 学年オリエンテーション 2,3校時 学科集会 4校時 進路ガイダンス 5,6校時 生徒会ガイダンス そして放課後は部活動見学

新入生は今日も大忙しで本校のいろんなことを知りました。

特に、午後の時間は上級生と緊張の対面。応援団長から歓迎の言葉を受け、生徒会執行部からは学校生活の紹介、各部活動の紹介と続きました。放課後には部活動の見学です。

「一緒に水産高校を盛り上げましょう。」と執行部。 そうだそうだそのとおり。先生たちも応援します。

コロナ対応で大声なし、エールもありませんが気持ちのこもった歓迎です。

夢と希望の3年間。頑張れ新入生。

ボクササイズって言うな!!オレたち拳闘部だぜ。

 

締めはやっぱり全国大会常連の太鼓部です。部員数が少なくなっているのでたくさんの新入生が入ってくれることに期待です。

さあ、明日からはいよいよ普通授業。水産の勉強、調理の勉強の始まりだ。

 

3学年みんなそろって今年度のスタート

いよいよ今日から、全校生徒がそろって今年度の学校生活スタートです。

緊張の1年生、うれしくて仕方のない上級生。

学校に活気が戻りました。

カメラを向けると、すかさずピース! 元気はつらつ上級生。

1年生はLHRで自己紹介や校舎案内からスタートです。

目指したいクラス、3年後の自分のイメージ etc

これからの高校生活、楽しいことがいっぱい待ってます。大いに満喫しよう。

駐輪場の桜も明日には咲きそうです。

 

入学式そして乗船式

今日は入学式。

本科海洋生産科15名、食物科26名、専攻科漁業科3名が晴れて入学しました。

これからの高校生活で様々な体験をとおして、一人の人間として大いに成長することを願います。

自分にないものを隣人から学びとり、お互いを磨き合って魅力的な大人になってください。

生徒の変化が楽しみです。

さて、専攻科新入生は休む間もなくりあす丸へ。入学したその日から生活の場は「船」に移ります。

式に参加してくださった保護者の車から乗船期間中の荷物を船に移して乗船式へ。

校長・船長のあいさつと専攻科担任からの諸注意。ネクタイを締めた生徒たちはもはや立派な士官候補生の顔つきです。

「スマートで目先が利いて几帳面 負けじ魂 これぞ船乗り」

今日から1年3ヶ月の間、船が自宅です(航海と航海の間はお休みです)。乗船指導教官、乗組員から船乗りのイロハを学び取り、立派な船乗りになるのだぞ!!!

早速明日からは、北海道方面への短期航海。奥尻島周辺でクロスベアリング(方位による船位測定)練習などに励みます。

本科も専攻科もがんばれ新入生!!

 

新任式・始業式そして明日の準備

今日は新任式と始業式

久しぶりに生徒たちが登校した学校は活気を取り戻しました!

進級して1学年ずつ上がった生徒たちの顔つきも少し大人びた気がします。

新2年生、新3年生 欠席者なし。これが一番うれしいです。

陸上での先生6名 海上での先生(実習船)5人 新しい仲間が加わりパワーアップです。

始業式が終わったら、最上級生の3年生が明日新1年生を迎える準備です。

初々しかった新入生が3年生になるとぐっと大人びます。高校生活の3年間は本当に変化が大きいです。

さあ、新2年生、新3年生 そして明日来る新入生  令和4年度を楽しく充実した水高ライフにしよう!!!!

 

静かなホームルームは明日まで

 いよいよ明後日7日は始業式。

 暖かな日差しが入る校舎内はのんびりとしたのどかな雰囲気。

 でも、各ホームルームは整然として明後日から1学年ずつ上がった生徒たちと新入生を迎える準備は万端です。

 

持ちあがりの担任も、新しく担任になる先生も、もしかしたら生徒以上に緊張しながら新年度を迎えます。

この静けさもあしたまで

水高生徒のみんな、元気に登校してくるのを待ってるからね!!

海で働く先生も今日がスタート

今日から新年度がスタートしました。

陸上の教職員に加えて、今年度は海上職の先生方(船舶乗組員)も5名お迎えしました。

実習船での体験は本校生徒にとって大変貴重なものです。生徒の安全を確保しながら海の素晴らしさ、船の面白さを教えるのは乗組員の皆さんです。

新乗組員の皆様、どうぞよろしくお願いします!!

ピッカピカの作業ゴム手と岩手県マークの作業着!

海図を見ながら打ち合わせも

この部屋がこれからの第2の我が家 海がシケてもゴロンゴロンと転がらないようにベッドは細長く作られています。

クリーニングしたての布団類。 この後各自でベッドにセットします。

これから始まる船員生活、狭い船内ではありますが完全空調で快適温度が保たれて、起きたら職場(ブリッジや甲板)まで1分、完全3食付き(操業中は4食付き)。

船の揺れはゆりかごで、エンジン音は子守歌。慣れれば慣れるほどに快適な環境です。

 

洋上生活を自分自身が楽しんで、「海好き」「船好き」「魚好き」生徒をどんどん育ててください!

 

 

 

 

 

 

 

入学手続き

今日は入学手続きのために4月から本校生になる予定の中学生たちが集合しました。

一人で緊張の面持ちの生徒もいれば、同じ中学同士でおしゃべりが過ぎる生徒も。

海洋生産科15名

食物科26名

高校3年間の生徒の変化には目を見張るものがあります。

まずは高校生活のスタートを順調に切り、元気があり余っている子も人見知りする子も自分らしく充実した3年間を過ごせるように全職員で応援します。

がんばれがんばれ 新入生。 フレーフレー 新入生!

 

先生たちの席替え

まもなく令和4年度の新入生を迎えます。

学校では、年度末恒例の「座席移動」を行いました。

各学年を担当する先生方がまとまって座ります。もちろん、新年度体勢の席順です。始業式・入学式で担任や部活動顧問を生徒に発表するので担当者はその日まではまだ内緒!

まずは、机上整理と床清掃。

今回は大がかりな移動をしたので、電気コードの位置も付け替えです。

席が替わると使うプリンタもかわるので、今朝はパソコンの設定をし直しました。

ひとまず、皆さん落ち着きました。細かい整理整頓はこれからですが、早速4月に向けての準備があわただしく始まっています。

陸上の教職員44人、船舶職員30人。新入生と1学年上に上がった生徒たちを心待ちにしています。

さあ、どんな顔をして初日の登校をしてくるのか今から楽しみです。

 

 

表彰式 終業式 そして 離任式

今日は生徒にとって今年度最後の登校日。表彰式に続いて終業式と離任式を行いました。

終業式では、いつもだったら「中長期的な目標をもって新年度に向けて頑張ろう」と話すのですが、今回は「ウクライナで戦争が起こっていることを自分事として認識し、自分たちにできることを考え、生きている今を大切にしよう」という話をしました。大人にも何が正しい答えなのかがわからない時代、生徒たちにも一人の人間として考え、判断する力をつけてほしいと願っています。

一日も休まず登校した皆勤賞の表彰に続いて英語スピーチコンテスト。県大会2位でも立派なのですが、C君、来年度は1位をとるとがんばっています.

県内各校に6名の先生方が異動なさいます。詳しくは、20日の岩手日報に掲載されています。

生徒からの花束贈呈に続いて各先生からお別れのあいさつを頂きました。

 

 

今日はリハーサル

太鼓部、先日の福島宮城大地震の影響で東北新幹線が不通のため。昨日の朝5時始発の106急行バスで盛岡向け、秋田・新潟・高崎を経由して夜8時半ころ富山着。約15時間の長旅をものともせず今日は全国大会会場でのリハーサル。みんな元気に頑張っています。

まだ暗い昨日の朝5時過ぎ、いよいよ出発!振り返ってみると、今日の大雪に引っかからなくてよかった!!

今日は、本番会場でリハーサル!!

 出場チームの中でも5人という人数はすごく少ないのですが、その人数でも迫力のある演奏は群を抜いており岩手県代表チームに選ばれました。部員たちは毎日本当に熱心に練習に励んできました。

 正確なばちさばきで、太鼓の音を最大限に引き出し、5人の息の合った演奏は聞く人の心にずんずんと響いてしみわたります。

 今年度は、コロナの関係で本大会も無観客、水高祭も校内開催のみだったため一般の皆様にご披露する機会がありませんでした。

 来年度こそは、この迫力ある演奏を多くの皆様に聞いていただきたいと切に願います。

 

 

太鼓部全国大会へ

いよいよ明日、太鼓部は全国大会出場のため富山県に向けて出発します。コロナ対応で無観客ですが開催できただけでもありがたいです。

昨夜の大地震のため東北新幹線復旧のめどが立たず、秋田・新潟経由に急遽変更して移動します。

朝から部員の皆さんが校長室に来て「人数は少ないですが、自分たちにできる最高の演奏をしてきます」と力強い決意を語ってくれました。

寒い日も暑い日も一生懸命練習してきた太鼓部の皆さんなら大丈夫、最高のパフォーマンスができます。

がんばれ宮水太鼓部!!

Y先生35年間ありがとうございました

Y先生 岩手の水産教員として35年間の勤務も今日が最終日。

初任の時の3年生はもはや53歳。久慈水産高校でスタートし、宮古水産、広田水産を歴任。りあす丸の乗船指導教官歴も長く、岩手の海洋系教育をけん引してこられました。

また、スクーバダイビングのパイオニアでもあり伊豆大島や小笠原父島へのダイビング航海は生徒とともに誰よりも多く参加しました。浄土ヶ浜で一緒に潜った卒業生もたくさんいますよね。

学校現場からいなくなるのはさみしくもありますが、これからも宮古水産を応援してください!

合格発表

今日は高校入試の合格発表日

海洋生産科15人、食物科26人、専攻科3人 の合格が発表されました。

コロナ対策で岩手県教育委員会ホームページでの発表が浸透しているせいか、学校に来る人はポツリポツリでした。コロナ前のような「きゃーっ」「ヨッシ!」というようなにぎやかな盛り上がりはありませんでしたが、見に来た人たちはやっぱり「やったぁー」と盛り上がっていました。

未来の水産人、料理人、3年間を充実させような!!

あの日を忘れない

2011年3月11日14:46  私たちは職員室で仕事をしていたり、生徒と一緒に部活動をしていました。

突然の地震は今までに経験したことのないほどの大きな揺れが長く続き、誰もが尋常ではない危機感を感じ、津波を予測しました。

すぐに、津波警報が発令され、それは大津波警報に変わりました。3mの予測が10mになり、10mを超える大津波と刻一刻と規模が大きくなり続けて街中にサイレンと緊急放送がけたたましく鳴り響き、何回も何回も繰り返されました。

校地内の生徒を全員集めて、高台にある河南中学校にみんなで避難しました。余震が続く中、電気もなく(3日目に復旧)、食べ物も水もなく寒く凍える体育館で不安な夜を過ごしました。

翌日には早速、何人かの先生で水産高校に戻り食物科から米と鍋とコンロを、海洋技術科からはりあす丸の毛布と食品コースの缶詰、栽培コースのポリタンクを持ってきて避難所に提供しました。

2日目の午後あたりから自衛隊や警察の緊急支援が始まり、その後世界中からのご支援を受けて今に至っています。

追悼の意味を込めた半旗の横には生徒の活躍をたたえる垂れ幕が。大震災を経験した生徒はもう29歳。

先日卒業した3年生は当時小学1年生。大津波という災害を乗り越え、今は新型コロナ感染症という災いを乗り越えようとして生徒たちは活動しています。

大震災翌日、校庭横の道路には船や車が流れ着き、グランドには大量のヘドロが残されました。

ヘドロを取り除き、新しい土を入れて現在のグランドは復旧しました。

どんなことが起ころうとも、その状況の中で最善を尽くす。

津波でお亡くなりになった皆様のご冥福をお祈りし、今を生きる私たちは常に前を向いて進みたいと思っています。

 

明日はいよいよ高校入試

明日はいよいよ岩手県立高等学校入学者選抜 つまり高校入試です。中学校3年生の受検生の皆さんは今頃ドキドキの夜を迎えていることと思います。

コロナ禍での入試。がんばってくれることを期待しています。

明日の朝8時ころにはこの周辺にたくさんの中学生が集まります。

合格発表は3月16日(水)15:00に貼り出すと同時に、岩手県教育委員会のホームページで確認できます。

がんばれ、受検生!!

かっこいいエプロンだね

海洋生産科1年生の調理実習。食物科ではありません、海洋生産科の面々です。2年生からは船舶運航コースと食品資源コースに分かれるのですが、今年度最後の家庭科調理実習はみんな一緒に宮古が誇る「たらフライ」です。

見てほしいのは、エプロンと三角巾、各自が家庭科の被服実習で作った大漁旗エプロンとオリジナル三角巾。みんなまんざらでもない様子で着用していました。

ミニトマトを切って、レモンを切って、オレはキャベツの千切りだ。

エプロンは「釜」「魚」、う~む元の旗はどんな旗?

食べ応えのある、ざくざく千切りできあがり!

デザートは黄桃(缶詰)入り寒天だ。黄桃の角切りなんてススイノスイ

オレサマは豆腐を手のひらにのせて切れるんだぜ、家でもやってるから

将来は魚屋さん。ポーズが様になっています。

味噌汁のわかめはこんなもん??

えーっ、骨なんかとるの? て言いながら、やりはじめたら一生懸命。

食べたときには、「骨がなくて良かった、うんめぇ~」と大満足。

小麦粉をつけて、卵にとおして・・・

ガンガンいくぜぇ

ワイルドなフライとキャベツが一皿に。

ご飯大盛り、了解!

調理施設とスタッフが充実している本校だから海洋科の男子生徒も本格調理を体験できました。

海洋生産科からの就職先でもお寿司屋さんや料亭、さらに船舶の司厨員などがあります。

魚が好き!見るのも、とるのも、育てるのも、料理するのも。これこそ水産高校の面白さです。

 

 

ひな祭り弁当

今年度最後の調理実習は「ひな祭り弁当」でした。

メニューは ちらし寿司、天ぷら、菜の花の辛子和え。 みんなおいしいのですが、なかでも私は辛子和えの辛子醤油が菜の花の甘みを引き立てていて特に気に入りました!   

カブの浅漬けと大きなブドウ(レッドグローブ)そして「ひなあられ」もついています。

エビの下処理も、集団給食だから大量です。指でエビをしごいている○○くんに「何をしてるの?」と聞いたところ「筋を切って天ぷらにしたときに丸まらないようにしています」と即答。なるほどなるほど。エビ天ってのはそんな下処理があったのですね。知らなかった。

天ぷら用のなすの切り込みも真剣。ついつい顔も近づきます。

「これは失敗ですからとらないでくださいっ」って言われたときにはシャッターを押していました。

私には失敗に見えないのですが・・・。

食物科2年生、4月からは最上級生。集給作りも本格化、とてもとても楽しみです。

 

金魚の紙芝居

近隣の保育所等をまわって、金魚の紙芝居をして、育てた金魚をプレゼントしてきました。当初は、紙芝居のあと園児たちと一緒に金魚すくいをして触れ合う予定でしたが、コロナ対策で密を避けるため金魚すくいは中止です。

海洋生産科では魚類養殖の基本である金魚の養殖を行っています。健全な親魚を育てて卵を取り、ふ化させ、また、健全な成魚に育てる。ヒラメもサーモントラウトも基本的な流れは一緒です。

卵の一粒が立派な命の始まりであることを高校生は実習で実感しています。「大切な金魚をかわいがってね」と紙芝居で幼児に命の大切さを伝えます。伝えると同時に、高校生たちの意識もより深まっていきます。

紙芝居で金魚の一生を伝えます。

はじまりはじまり

栽培実習室で生徒たちは金魚を養殖しています。

親魚の成熟度を見計らって卵を産み付けるための産卵巣を入れると、産み付けられた卵は絵本のようにプチプチとくっつきます。

 

水温にもよりますが、3日くらいで卵の中で目や体が出来上がってきます。

ふ化してすぐの時はおなかに栄養分の入った大きな袋(さいのう)を持っています。この袋があるうちはエサを食べません。っていうか、口から肛門までがまだつながっていないので食べられません。

さいのうがなくなるころには口や消化管が出来上がり、捕食を始めます。初めて、餌を食べてくれた時は感激です。

食べられない子供は残念ながら死んでいくのですから。「生きる」は「食べる」です。

ふ化したては黒っぽいフナのような色だったのが、金魚らしく色づいてきます。

2年から3年で成魚になり、次世代を生む体が完成します。

適度な餌やりが必須です。

やりすぎたエサやウンチなどで水はどんどん汚れます。汚れた水には細菌が繁殖して病気になります。

人の手で直接触ると体表の粘液が取れたり傷がついて、病気になりやすいです。

金魚を毎日見ること。元気な動きか、餌の食べ具合は、皮膚の様子は・・・かわいがることが基本です。

自分で育てていると、絶対死なせたくない、という気持ちになります。命を実感します。

と、高校生が体験したことを保育所の子供たちにつたえます。子どもたちはお兄さんやお姉さんが大好きです。お兄さんお姉さんも期待に応えようと一生懸命です。

来年は、コロナもおさまって、また、金魚すくいができるといいですね。

 

令和3年度卒業式

 毎年本校の卒業式は3月1日です。今年度は本科42名、専攻科5名の生徒が巣立っていきました。

日頃のワヤワヤ、キャーキャーが嘘のように、皆、真剣な面持ちで式に臨みました。

高校での3年間は大人への転換期。出会った頃の雰囲気とは全く違う成長した姿に感動でした。入場行進を見ているだけでつい、涙がこぼれそうに・・・。

呼名のときには一人ひとりがしっかりと校長と目を合わせてお辞儀。その表情もまた格別で涙が・・ガマン

本科生も専攻科生も全員が進路を決定し、4月からは別々の進路先での新生活が始まります。

東京に行こうとも、大阪に行こうとも、本校の先輩たちは必ずいます。もちろん地元には大勢が。

「自分に自信を持ってがんばるのだ」とエールを送りました。

時々帰ってきて、学校に遊びに来るのだぞ。

 

りあす丸着岸

りあす丸は1月15日に宮古港藤原ふ頭を離れてから、45日間の航海を終え、昨日、出航時と同じく宮古港藤原ふ頭に着岸しました。

 晴天ながら、寒風吹きすさぶ中、晴れやかに帰港式を行いました。

強い向かい風の中、静かに接近中。本科の生徒たちはアッパーブリッジデッキに整列。

いよいよ着岸、専攻科生徒は船首作業と船尾作業に従事中。本科生の気持ちは岸壁で待つ家族の元へ・・・!

船首デッキで、校長挨拶・船長挨拶・生徒代表挨拶 最後に乗船教官からの指示、本科生よく頑張りました。

大海原と満天の星空、見たこともないような魚たちとの遭遇、様々な体験を挨拶で報告してくれました。

専攻科生にとっては3回目の長期航海。こちらは、大分熟練の雰囲気で余裕を持って本科生の兄貴分として指導してくれました。専攻科は3月の水高臨時試験、4月の定期試験にむけて、海技士勉強にスパートがかかります。

充実した遠洋航海実習だったようで生徒たちも少したくましくなりました。

 

宮古湾内で穏やかに錨泊中

りあす丸、明日はいよいよ宮古港藤原ふ頭に着岸です。現在、すでに宮古湾内で錨を入れて待機中。

市内高台にある臼木山公園からの景色です。

うねりもなく、海面も穏やかでのどかな日中、りあす丸のほかにもう一隻の貨物船が明日の着岸を待っていました。

 

ここ宮古湾ははるか昔から太平洋沿岸を航行する船にとって、水や食料の補給とともに、嵐から船を守るための重要な寄港地です。今から約150年前の明治2年には函館の五稜郭を本拠地とする旧幕府軍と東京品川から来た新政府軍がここ宮古湾で海戦を行いました。

宮古湾を見下ろす臼木山公園には当時をしのぶ石碑が建てられています。

 

昭和になって、漁船漁業が栄えるほどにサンマ漁船やイカ釣り船などが続々と宮古港に入港し、鍬ケ崎の街はいまからは想像もできないほどにものすごくにぎわっていたそうです。

今日は魚市場岸壁に行儀よく並んで小型底引き船が停まっていました。

昔を懐かしみながらも、これから発展していく夢ある漁業をつくりあげていかなくてはと思います。

 

卒業式準備

本校の卒業証書・修了証書授与式は3月1日(火)に執り行います。

本科生は卒業、専攻科生は修了です。

今日は1,2年生で会場準備をしました。

3年生・専攻科生ともに全員が進路を決定し、新生活はもうすぐ目の前です。

世界中がコロナ禍ですが、夢と希望を持って頑張れ卒業生!!

曲がらないように注意して

テーブルクロスは虫ピンできちっと角処理を

 華道部は校長室にフラワーアレンジメントを飾ってくれました。

 コロナ対応縮小型実施ではありますが心を込めて中身は充実させたいです。

 

 

焼津〜館山〜浦賀

昨日。焼津を出たりあす丸は館山で錨泊。今日は再び東京湾で航路航行実習です。日本一船が混みあうという浦賀水道を航行します。「海上交通安全法」学校で勉強した内容が操船しながらよみがえっている かな?

抜錨。錨を揚げて出航!

目指すは、浦賀水道。

外洋では自動操舵ですが、船が混みあう水域では手動操舵です。499トンの船を生徒が操縦しています。

操船はジャイロコンパスと前方視認の両方を! 前は大丈夫? 後ろから双眼鏡を覗いているのは本科の愛嬌。

大きな船の舵効きはハンドルを切ってから相当遅れます。ジャイロを見て、船首のふれ方を見て、思う進路を維持します。

さて、この標識(灯浮標)は何だっけ? と船内で言っているのかいないのか。

教科書では浦賀水道のエリアがきれいに線引きされていますが、実際の海ではもちろん線はありません。これは、浦賀水道中央1号灯浮標。浦賀水道1個目の中央目印です。船は右側通航なのでこの標識の右側を航行します。右端、左端もそれぞれの灯浮標が浮かんでいます。

印刷物の中にあった目印が、実際に海に浮かんでいます。海技士になるための必須の知識です。

頑張れ本科2年生、専攻科1年生は復習だ。

蔵書点検今日も頑張る

図書委員、前回に引き続き今日の放課後も蔵書点検。今日は3階図書室本館の蔵書です。

歴史が古い本校だから、昔からの本がたくさんあります。昭和10年とか30年とか・・・良くも悪くも整理は大変。流れ作業で頑張りました。

 

新しい本は購入時点でバーコードがついていますが、昔の本にはありません。そんな昔の本には貸出カードがついていて借りた人の名前がついています。「○○って人が借りたんだ」「昭和45年に高校生だから・・・・今は70歳だ」ってなことを考えていると作業は進みません。

油を売るのは私だけ、生徒たちはすぐに作業に集中しました。

 

補油

りあす丸、今日は補油と給水でした。

船舶への燃料補給(補油)は洋上でタンカーを横付けして行います。

今回は港内での作業ですが、漁場で連続操業するときは日本をはるか離れた洋上で接舷して補油を行います。

揺れる船同士をじわじわと近づけて係船ロープで安全につなぎとめるテクニックは船乗りの腕の見せ所です。

緑の船が燃油(A重油)を積んだタンカーです。

じわじわと近づけて

びったり接舷

燃油の量は状況によって50KLとか100KLとか。リットルにすると50000リットルとか100000リットルです。50リットルも入れれば満タンの私の車と比べてみてもすごい量ってことが分かります。

11年前の東日本大震災の時、宮古湾内のがれきをものともせずに当時の調査捕鯨母船の日新丸が東京から満タンの燃油を積んで支援に来てくれました。道路網が寸断されているなかで宮古港の多くの漁船が助けられました。

 

マグロの水揚げ

昨日の水揚げ風景が現地から送られてきました。全5.7トン焼津魚市場で入札され、業者に引き取られていきました。

昨日の入港風景、こちらは陸からの撮影です(昨日は船内からの撮影でした)。

マイナス55度のマグロはカチカチで石のような硬さです。

角を切られてこっちを向いているのはマカジキ?かな

船内の魚倉からクレーンで吊り出します。

うぉっー と生徒から声が出ているところ

ずんぐり姿のメバチマグロ、別名ダルマ  えらと内臓を取ってから凍らせています。

入札参加業者たちが厳しい目で見つめます。

100キロ超は今回獲れませんでしたが、こんなマグロたちが全部で5.7トン。生徒の実習としてはとても良かったと思います。

さあ、飲用水と燃料油を積み込んだらいよいよ宮古向け。待ってます。

 

富士山を見ながら

りあす丸は本日08:00に焼津港に着岸。錨泊地からの航行は富士山を見ながら。相当寒い中での水揚げ作業だったようで着岸後は、今日の晩ご飯の写真が送られてきました。(作業風景は??)

入港スタンバイ。着岸30分くらい前になると乗組員と係の生徒たちは船首、ブリッジ、船尾と係のポジションに移動して着岸作業の準備をします。

海から見た富士山。きれいですね。

目前の焼津港岸壁

そして今日の晩ご飯はマグロ丼!! マグロ(多分メバチマグロ)の赤身と漬けと・・・このたたきは何かなあ?

おいしそうです。 食物科の実習とは雰囲気の違う、船ならではのおいしい食事です。

個人的には、餌にも使うサンマのたたきが私は大好きです。

 

デビュー間近の1年生♡

食物科1年生、今日は集団給食の練習です。来年度2年生になったら定期的に作りますが、今日は初めての集団給食(体験)実習です。「限られた時間内に」「一定で高い品質の料理を」「大量に」作る練習です。

ありがたくいただくのは私たち職員。今日のメニューは 豚丼、わかめとキャベツとちくわのゴマ酢あえ、キノコと野菜のスープ です。

豚肉とタマネギを大きなフライパンで炒めている姿も真剣でした。

 これは生徒たちの検食用。いい感じですね。

「はい、火力を最大にして!」一気に煙と湯気?がもくもく、あせらず、焦げないように一生懸命。

 つけあわせパック詰め班。こっちは余裕 かな。

 先生たちはパック弁当で個食です。やはり、お膳とはイメージが変わりますね。(紅ショウガの位置だけじゃなく)

 でも味は、最高。○○さん、焦げてなかったよ。

 

今日のりあす丸

今日は日曜日ですが船内では午前中に大掃除。床や壁の汚れを洗剤ふきでピカピカに磨いています。

宮古を出港、陸地と離れて2か月間、ずう〜っと洋上生活でお世話になったりあす丸、専攻科2年生はまさにりあす丸とのお別れまじかです。

  PCR検査をして出港し、洋上の安全エリアからまた生活圏に戻ってきました。接岸したら、みんなマスク生活に戻ります。

 ちなみに、ベーリングやアラスカなどの北の海でも、赤道付近の南の海でも洋上では風邪をひいたりしません。ウィルスが流れてこないのですね。密集した人間生活は快適で便利だけれど様々注意も必要です。

焼津港外着

おかえりなさい。りあす丸いよいよ焼津に到着。みんな元気に帰ってきました。本日お昼過ぎに船長と乗船指導教官から「ただいま」の連絡が来ました。

 民間マグロ船との水揚げ順番があるので、今日明日は陸地を目前にしながら錨泊(岸壁につけずにアンカーを入れてお泊り)です。でも、沖とは違って揺れもほとんどないので今日はゆっくり眠れますね。一息入れてください。

焼津の街を目の前にして、錨を投入。アンカーチェーンの伸びる方向と角度を確認!

電子海図と目視で錨泊中も24時間体制で周囲の状況を常に注意します。

この球状の網カゴは形象物といって船舶が自船の状況を表すものです。国際ルールの海上衝突予防法で日中に掲げるように定められています(夜間は灯火)。黒球1つは「本船は錨泊中」を意味します。

ちなみに 黒球2つ連掲なら「運転不自由船(故障中)」3つ連掲なら「座礁中」  

海洋生産科の生徒たちにとって教科書で勉強してきたことを実際に体験(準備して、あげておろしてかたずけて・・・)し、ぐっと深く自然に理解していくのです。単なる暗記よりよっぽど楽しいですよね。

今日のりあす丸

今日のりあす丸  正午現在 30-43N 139-46E   針路321°、速力5.3 Kt    気温11.7度 水温18.7度

だいたい鹿児島と同じくらいの緯度まで戻ってきました。気温もすっかり冬の日本です。

焼津入港は2月21日(月)朝の予定。

 焼津に入ったら、マグロを水揚げし、燃料の重油と飲用水の補給です。

 昔は神戸港で積み込む水(六甲山の伏流水)が日本一おいしいといわれましたが、焼津の水は富士山の伏流水?どんな味かは帰ってきたら生徒に聞いてみましょう。

 重油は環境に配慮してA重油の中でも特に硫黄分の少ない1号 LSA重油(Low Sulfer A Fuel Oil )です。

 その分、値段も高いのですが世界の流れは「地球環境にやさしく」です。りあす丸も現在5.3ノットと経済運転中(単なる速力調整??)。

 大気中に硫黄起源の亜硫酸ガスを極力出さないためにこれからの船には「脱硫装置」も求められます。

「海の豊かさを守ろう」はSDGsでの合い言葉。スマートな船でスマートなセンスを持った船員によるスマートな漁業の時代です。

トンガ王国への支援

 1月18日のトンガ沖大規模噴火から1ヶ月が過ぎました。

 当初、被害状況さえ確認できなかった災害ですが、求められている支援物資が明確になり支援ルートも確立されてきたということで本校生徒会執行部が動きました。今日と明日で募金活動です。

 たくさんの生徒と先生たちが協力してくれました。

足下の雪かきは1海生の生徒や柔道部が協力!!

おはようございまーす 募金おねがいしまーす

男子生徒がチャリーン

女子生徒もチャリーン

職員室ではより積極的(強気に?)に募金を募ります

今日の締めは校長室 もちろん協力します 

明日の活動も含めて、集まった募金は日本ユニセフ協会に送金し、オーストラリア政府をとおしてトンガに届けるそうです。

募金活動をした執行部、積極的に雪かきに協力した男子生徒たち、寒い中、本当にご苦労様でした。

大津波を経験した私たちだからこそ、他国で被災している皆さんに恩返ししたいですね。

 

潮風図書館蔵書点検中

年度末を迎えて毎年恒例の「蔵書点検」が始まりました。各クラスの図書委員で協力して本校にあるすべての本の在庫確認をします。

バーコードをスキャナーでピッ、パソコン画面でパッと確認。昔に比べるとずいぶん楽になりましたが量が量だけに大変な作業です。登録されていない本があったり、あるはずの本がなかったり。しばらく、図書館は閉館です。

最初は先生が手順を説明

「あれ、この本どこから出したんだっけ?」は最初だけ、すぐに手慣れてチェック後は持ち出した場所にしっかり戻しました。

 バーコード読み取りも、パソコン画面での確認も、スイスイでした。やはり、パソコン世代ですね。

私だったら、アレ?・・・アッ・・・を連発しそう。

 蔵書確認をしたら、また楽しい本を増やしますからね。

今日のりあす丸

りあす丸はマグロ延縄操業を終えて、水揚地である静岡県焼津港に向かって航行中。

気温17.7度、水温20.1度 27-39N、142-36E  毎日27℃だった気温が、日に日に冬の日本らしくなってきました。

楽しみにしていた沖縄県那覇港はコロナ対策のため残念ながら寄港せず直接焼津に向けています。

水揚げ後は東京湾で航路航行学習をして、宮古に向かいます。宮古帰港は当初予定どおり2月28日(月)です。

速力10.7Kt   時速にすると約20Km(10.7×1.85)  フェリーやコンテナ船とくらべるとスピードはかないませんがゆっくり安全に航行中!

 

 

 

お弁当配達で~す

 正午を少し過ぎたあたり、調理室周辺はカレーの香りが漂っています。

 大きなケースを持って忙しそうにしていた生徒を引き留めて1枚。

 職員室の先生たちにお弁当を配達する途中でした。

 今日の食物科2年生の集団給食実習は「鶏の竜田揚げカレー風味」  

 いつものとおり、「限られた時間内に、同じ品質の料理を、大量に」調理師の卵である生徒たちには必須の実習。私たち教員にはとてもありがたい実習なのです。

 もちろん、ただ「ウマイウマイ」と食べるだけでなく、私たちは「検食の感想を伝える」のですよ。 ほんと。

 今日のお弁当唐揚げは、味はばっちし、カリカリ感が私には強かったかな・・・ 先生によっても感想は異なりますが、それは店のお客さんも同じですからね。  めざせ万人に愛される料理人。

 私たちのお弁当(コロナ対策で個食です)

 調理した生徒たちは、お膳で喫食します。

 

 

海の安全記念日

 日本全国の水産高校の実習船はほとんどが何十年も前からハワイ沖での遠洋航海実習を行っています。(気象・海況が穏やかでマグロがたくさん獲れる海域なのです)

 今から21年前、2001年の今日2月10日、信じられない事故が起こりました。ハワイ沖でのマグロ延縄実習を終えて楽しみにしていたホノルル入港を目前にして愛媛県の実習船「えひめ丸」が海中から突如急浮上してきたアメリカの原子力潜水艦と衝突して数分で沈没してしまったのです。

 日本中の水産高校ではこの日を「海の安全記念日」とし、お亡くなりになった生徒と指導教官のご冥福をお祈りしています。学校に残る生徒たちは、日本を遙か離れた洋上で実習を続ける自校の同級生たちに思いをはせて安全を願っています。

 

 沖で活躍する船乗りたちは、家族を思いながら常に勇敢に自然と対峙しています。

 人為ミスによるこのような事故が二度と起こらないように、世界に注意喚起するために、この活動を広く発信していきたいです。

 

 

食物科1年生も検定

 調理室に行ってみると、今日は1年生の実習中。なんとなく緊張感が漂っているなか、「今日は何を作っているの」と聞いてみたところ「実技検定なんです」の返事が。作っている料理(鶏の唐揚げ)より、検定で緊張な様です。

「リンゴの飾り切り」に真剣にとりくんでいました。

できあがりは2,3年生と変わらないのでは。

味噌汁はしっかりと煮干しだし。「何分くらいで煮干しは取り出すの?」と聞いてみたら

2人で顔を見合わせて「・・・・・10分くらい・・です」 ここらへんは1年生。初々しいです。

「付け合わせのレタスはね」先生の指導もこまめに入ります。

話しかけるのも気が引ける、緊張のリンゴ飾り切り。やっぱり初々しい。ウサギの耳も肉厚で。

こんな1年生たちも、2年後には立派な調理師に育ちます。がんばれ、未来の一流料理人。

 

 

本日のりあす丸

りあす丸11回目の実習報告が届きました。

 メバチ、キハダ、ビンチョウ、カジキいろいろ混ざって0.4トン。微妙ながら、今航海の最高記録です。

 なかなか大物が獲れていないようでトン数が伸びませんが、生徒にとっては扱いやすい入門サイズかも。

大物釣れろぉ~ と学校から応援しています。

「生徒皆元気」とのメッセージも入っていました。 報告には入っていませんが、きっとサメやアカマンボウその他の魚も獲れていて、大海原での見たこともない魚との遭遇を楽しんでいることでしょう。

気温26.6度  水温27.0度  天候 晴れ   南の海を元気に満喫しているようです。

りあす丸便りVol3

りあす丸は太平洋上で順調に実習中。

たよりVol3が届きました。

9回目漁獲報告 0.3トン ビンチョウマグロ中心ですがまずまず獲れています。前回「空振り」と責任を感じていた船長、漁獲が戻ってよかったですね。

17-48N,157-24E   気温26.8度 水温27.1度  天候:晴れ

たよりのとおり、生徒たちは楽しんでいる様子。引き続き、事故・怪我なく頑張るのだぞ。

(宮古水産高校HPだと、もう少しきれいな画像で”りあす丸便り”を見られます)

 

 

 

学年末考査初日

今日は、1・2年生の学年末考査1日目です。直前まで「あ~っ」「もうっ」などと小さな叫びを発していた生徒たちも考査が始まるとシーンとして鉛筆の音だけが聞こえます。

今日は、静かに廊下から見学。

 これを乗り切ったら、みんな、次の学年が見えますからね。

 全4日間、ひたすらがんばれ!!

 

O先生 最後の出勤日

O先生 今日の専攻科の考査をもって最後の勤務となりました。

昭和45年に宮古水産高校の教員になり、今日まで52年間、途中6年間だけ広田水産高校で教鞭をとりましたがあとはずぅ~っと宮古水産高校一筋。定年退職後も10年間にわたり講師としてご指導くださいました。

漁業系・船舶運航系の教科を受け持たれ、数多くの海技士(船舶職員)を育ててきました。先生の教えは残った教員でしっかりと引き継ぎます。学校を離れても学校の外から見守っていただけたら幸いです。

本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

今日のりあす丸

8回目の揚げ縄。操業海域は大きく変わっていませんが、船長いわく「今日は空振りでした」とか。

 縄(はえ縄仕掛け)をどこに入れるかは船長にとって最高に気を遣うところです。魚が獲れるのも獲れないのも船長の判断にかかっているのですから。獲れない日が続くと胃が痛くなるのです。

漁獲0.1トン 17-29N、157-35E 天候 晴れ 

9回目の縄を入れています。 きっと獲れるさ船長!  頑張れ船長!!

   

 

実技検定(調理)の後は

 食物科2年生は今日、調理技術の実技検定を行いました。「大根のかつらむき」と「アジの3枚おろし」です。

 検定の後は、その食材で調理実習です。今日のメニューはアジのカピタン漬け(3枚おろし検定のアジ使用)、にんじんと大根の味噌汁(かつらむき検定の大根使用)、大根とホタテのマヨネーズサラダ(もちろん大根は・・)です。

 カピタンとは「オランダ出島の商館長のお名前」だとか、古くからのオランダ料理なのですね。

 

 細かい骨までしっかり取り除くので、食べるとき安心してもぐもぐゴクンです。

酢、酒、砂糖・・・ 同一品質の料理を大量に短時間に作るために、計量は手早くしかも正確に。

盛り付けにも気を遣い・・・でもこのあと「ご飯は大盛り」にしてました。

 少々身の残った中骨は

 カリカリに揚げて、塩を振って、骨までおいしくいただきます。

 今日の料理は、長崎出島のオランダ商館をイメージしながら、中骨まで大切にいただくという日本人のものを大切にする心まで学びました。

 実はこのあと、「校長先生、一人分余りました、どうぞ」と持ってきてくれたのです。骨までおいしくいただきました。ありがとう。ごちそうさま。

 

 

 

 

書道の授業に行ってみたら

 書道の授業に行ってみました。1年生が取り組んでいました。

今日は、「様々な筆を試す(すごく毛の長いのや、普通の筆)」「墨の特徴(1本300円のと5000円?の違いは?滲み方は?)を感じる」そして、「自分で文章を考えて、筆を選んで書いてみる。」という展開をしていました。

 筆のタイプによって字の味わいを様々表現できるのですね。墨の選び方もまたしかり。

むつかしいことは抜きにして、筆で文章を書くことに慣れる。いろんな道具を使ってみて違いを感じる。

毛筆で文章を書くことを特別なことと考えず、身近な生活に取り入れるのに最適な学習が展開されていました。

 文章考え中!

 この文章なら、こんな筆でどうかな などとアドバイス

 生徒が使っている、この硯も実は価値のあるものだそうです(先生のお宝の一つです)

 何気なく、当たり前にスラスラッっと毛筆書きする。 あこがれるなあ。 

きたぁ~ りあす丸だよりVol.2

 洋上だより「りあす丸だよりVol.2」が来ました。

 真っ青な海と晴れ渡る青空。生徒たち、元気そうで何よりです。連日、26℃を超える気温ですが洋上の風はきっと心地良い・・・に違いない!!

 あわせて、本日のりあす丸、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロその他、順調に釣れています。

 17-59N、157-17E  気温26.1度 水温27.0度 天候 晴れ  8回目の縄を入れています。

 マグロとのご対面の姿は、次回のお楽しみでした。

 

  

今日のりあす丸

りあす丸 マグロはえ縄漁業実習5回目調査の報告が来ました。

 キハダマグロ30匹をはじめ0.4トン。 順調に実習が進んでいます。

 北緯17度56分、東経157度51分  気温28.3度 水温27.5度  天候 晴れ

写真入りのりあす丸だよりが待ち遠しいです。

進化したホワイトボード!

電子黒板(進化したホワイトボード)3台導入しました。

画像を流す、音声が出る、画像の上に文字を書き込める、生徒のタブレットと画面共有もできる・・・・

すごい機能がたくさんあります。

導入したとたんに、若い先生はすぐに使い始めました。使いながら慣れる。素晴らしい意気込みです。

Society5.0の時代を迎えて学校現場は進化しています。

食物科1年生の授業です。「世界で活躍する和食料理人」の映像を見て、料理人の言葉一つ一つを熱心にメモしていました。

将来に向けて自分に何が必要なのか、これから、本校食物科で何を学んでいくのか、自分で気づき・他の人の考え方を知り・共に学ぶ。

地域の調理人として活躍していく人もいれば、世界を目指す人もいる。夢をもって頑張るのだぞ。

食物科 幸富堂

幸富堂(しぃーふうどう)は幸せいっぱい食堂のことです。

 水高祭の大食堂の名称なのですが、今年は水高祭が学内開催のみだったため、今日、食物科生徒の保護者を対象として感謝のお弁当を作りました。

 メニューは サケの南蛮漬け、鶏肉と野菜の炊き合わせ、エビチリ、野菜の胡麻和え、カブの漬物、厚焼き玉子、紅白かまぼこ、パイン入り牛乳寒天、みかん、味噌汁 

3年生はさすがに手際がすばらしい。

先生の指示がなくても、最初の説明だけで、あとは自分たちで進めます。

鮭の南蛮漬け

エビチリ

ご飯の炊き加減もばっちり

クッキーもつくりました

「〇〇さぁ~ん、お母さん来たよ~」

 奥のほうから、生徒がお弁当を持って出てきて「お母さん、高校3年間通わせてくれてありがとう」などなどと感謝の言葉とともにお渡ししました。

 私の分もありました。生徒に感謝されるより、生徒に感謝感謝の毎日です。この子達、みんな、もうすぐ本物の調理師です。

 社会での活躍を期待しています。

 

りあす丸は今日も快調

「りあす丸」まぐろはえ縄実習4回目の漁獲報告が来ました。

今回はキハダマグロ中心に0.3トン 順調に実習が進んでいます。

徐々に、調査海域を南東に進めています。 気温29.0℃ 表面水温27.2℃ 

ハワイよりも南の海域で実習中!!

 

1海生の教室に

 授業中の1海生の教室に静かにお邪魔してみると、NS(ネイティブスピーカー)のベア先生によるコミュニケーション英語が展開していました。

 いつもながら、今の時代の生徒たちは中学校から学ぶコミュニケーション英語に慣れていて、当たり前に英語で授業が展開していくことに感心します。

 教室の後ろを見て少しびっくり。いつの間にか「金魚(ワキン)」と「グッピー」の水槽が設置されていました。

 この金魚たちは生徒の成長を3年間しっかり見守れるのか? 飼うからには絶対に死なすなよ、1年生たちよ。掃除もちゃんとするのだぞ(水槽も教室も)。

 

追加のお知らせ!

本日のりあす丸、2日目の漁獲は メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロ、あわせて0.3トン、まだまだいけるぞ、がんばれ2年生。

 気温27.5度、水温27.1度  みんな元気にやってます。

 

 

今日は「はまぎく亭」

 今日は「はまぎく亭」 食物科3年生が感謝の気持ちを込めて先生方に昼食をふるまいます。例年なら、給食室で頂くのですが今年は弁当で個食です。

 

 メニューは 鮭の南蛮漬け、鶏肉と根菜の炊き合わせ、エビチリ、野菜の胡麻和え、紅白かまぼこ、カブの漬物、厚焼き玉子、みかん、牛乳寒天、みそ汁  

 丁寧にサケの骨を抜き

 厚焼き玉子は飾り切り

 パイン入り牛乳かん おいしくなあれ

 野菜カットはお手のもの

 大量調理は回転釜を使います エビチリの出来具合はどうかな

 味噌を丁寧にといて

 今日はクッキーまでつくりました

 最後の盛り付けも見栄え良く。

  ここまで、説明を入れましたが、実はわたくし、今日は盛岡出張でこの豪華弁当を食べられなかったのです。ぐすん。

 写真だけいただきました。おなかを鳴らしてごちそうさま。食べた先生方から「すんごくおいしかった」との感想を頂きました。

 

 

宮古真鱈まつりやってます!

 朝から、宮古真鱈まつりに行ってきました。宮古の冬の味覚五大祭り第4弾です。

 コロナ禍で心配な方もいらっしゃるとは思いますが魚市場会場はとても広く入場時の消毒や販売ブースのスクリーン設置などコロナ対策は万全です。

 もちろん本校は今年も参加、缶詰とレトルトを販売しています。缶詰は大人買い48缶1ケース6000円だと1200円もお得です。3人娘で待ってます!!

 お祭りは14:00まで、どうぞいらしてくださいね。

 会場は広々としています。

今日だと、1缶150円の缶詰が48缶で6000円!いらっしゃいませぇ〜

タラとポム  宮古産のマダラとリンゴの融合商品。ガーリックバジル風味の仕上げです。白ワインでどうぞ。

すぐに繁盛して忙しく、生徒たちに話しかけるのもほどほどにブースから離れました。

本校ブースではありません、お魚屋さんブースでは迫力の巨大マダラが1本売り。

ほかにも農産品やチョコバナナなどのブースも、お祭りらしく盛り上がっていました。

 宮古の真鱈は鮮度が売り。「水産の町みやこ」 水産高校も頑張ってます!!

 

 

 

 

りあす丸便り№1

 15日(土)に宮古を出港したりあす丸から今航海初めての「りあす丸便り」が届きました。

本船は1月20日(木)12:00現在  船位 北緯22度27分、東経152度55分   速力 11.4ノット  針路 142° で 昨日の荒天もなんのその、順調に航海を続けています。 

 毎日の正午位置などは釜石漁業無線局の配信サイト「波ラジ27」でご覧になれます。(波ラジ27 で検索してください)

 

生徒たちが元気で何より。第2号以下 受信したら随時紹介いたします。

みんな大好きエビフライ (^^♪

 食物科2年生 今日の実習テーマは「魚介の処理」 エビの処理方法を学びました。

出来上がりは、みんな大好きな「エビフライ」  さらに今日の実習では「キャベツの千切り」も猛練習です。

 たくさん出来上がった千切りは コンソメスープの具材(キャベツ煮込み??にも見える?)やロールサンドにも使用しました。ボリュームたっぷりの出来上がりです。

 ちなみに今日のメニューは エビフライ(キャベツ付け合わせ)、バターロールサンド(キャベツ入り)、コンソメスープ(キャベツたっぷり)、マカロニグラタン(キャベツなし?) でした。

いつものとおり、班によって仕上がりは様々。これから期待の2年生。

班ごとに進度も違いますが、みんな真剣、時間内に洗い物まで仕上げます。

下処理したエビにパン粉を付けて

揚げ作業  「取り出すタイミングは、どうやって決めてるの?」の質問に

「音」「色」そして「箸でつまんだ時のジジジジジッっていう感触です」と教えてくれました。

色だけじゃないところがさすがですね。

グラタン皿にホワイトソースを盛り付けてオーブンへ

 グラタン大盛り作成中。

 材料は余しません。

 「校長先生、たくさん作ったので1ついかがですか」とグラタンを持ってきてくれた生徒も。

もちろん喜んでいただきました。ごちそうさま、おいしかったです。

 

 

研究の総まとめ

 今日は課題研究発表会が行われました。

 3年生の研究班が1年間取り組んできた研究活動を全校生徒の前で発表します。

 「身近なことから疑問を持ち課題を決める」→「課題解決に向けて研究活動をする」→「研究成果を発表する」これが、課題研究の流れです。

 今日は、研究活動の総まとめ。コロナコロナで外部の方と関わる活動が制限された1年でしたがそんな中でもやれることを考えて一生懸命活動した内容を各班が発表しました。

ダイビング班は資格取得に向けた活動と宮古の海の様子を発表しました。

宮古のレジャーマップ班は宮古湾の釣りポイントマップづくりによる街の活性化。 

食品資源班は「行政・大学・高校の共同開発」代々続く新商品開発。今回は”クロサバ”缶詰開発による街の活性化。(マサバと黒平豆 地域の特産品融合商品!)

 食物科班はSDGsを意識した様々な取り組み。今年度はコンポストにより調理実習での廃棄物を大幅削減しました。

 海洋生産科(船舶運航コース・食品資源コース)と食物科、それぞれの研究成果を全校生徒で視聴します。

 普段はなかなか他の学科・コースの活動が見えにくいのですが、年に一度のこの発表会では自分たちと違う目線の研究発表に新鮮な驚きと発見の連続です。

 これからの地域発展を担う高校生。若い目線で考えて頑張っています。

 コロナが収まれば、ぜひ、地域の方や中学生のみなさんにも見ていただきたいです。

 

 

 

リモートの後の元気回復

 昨日の午前中から今日の昼まで、リモート会議でずっとパソコンに向かっての会議参加でした。コロナの影響で横浜出張をとりやめてリモートでの参加です。

 会議を終えて、校内を歩いてみると体育館では3年生が体育で元気いっぱいにフットサルをしていました。

 教室での勉強では見られないような(失礼)、はつらつとして楽しそうなプレーを見て、私もエネルギー充填・元気をもらいました。 

 来週28日(金)から3年生はいよいよ学年末考査。コロナで制約は多かったけど、残り少ない高校生活を満喫するのだぞ。

安全に航行中

 今日は、岩手県沿岸地域では未明から防災放送がけたたましく鳴り響き、津波への警戒態勢がとられています。

昼過ぎに警報から注意報に切り替わりましたがまだ安心はできません。

 そんな中ではありますが「りあす丸は順調に航行中」です。

 津波は陸近くになって一気に高まるので、沖を航行する船にはまず影響はありません。この後も、十分注意しながら航海を続けます。

 ご安心ください。

 

 つい今、14:02 津波注意報解除の放送がかかりました。

 これで、陸も一安心、船外機船や養殖施設などの被害がなければいいのですが。

 水門が開いてからの確認です。

捲いた錨よ

 宮古水産高校応援歌「捲いた錨よ(漁撈科の歌)」

 ☆捲いた錨よ揚げた帆よ さらば港よ 学び舎よ  ホイル握ればマドロスの 若き血潮がたぎり立つ

   鴎歌えよ青春を 踏めば高なる甲板に カッタリタッタリ靴の音 鴎お前も波の音 〜 〜

  りあす丸 本日12:00 海洋生産科船舶運航コース生徒5名 専攻科6名を乗せて 「捲いた錨よ」の音楽とともに宮古港を出港しました。

国際信号旗「P」本船は出港しようとしている。全員帰船されたし。という意味があります。

2年生にとっては初めての遠洋航海。生徒たちもいささか緊張気味でした。

遠洋航海を体験すると、明らかに生徒たちはたくましさを増します。

安航を祈念し、2月28日の帰港を楽しみにしています。

お見送りに来てくださった皆様 ありがとうございました。

 

 

 

少し快適に!

冬休み中に校舎内の工事を行いました(一部継続中)。

 洋式トイレを増やしました。校舎が古いので、和式が多いのですががだんだんと洋式を増やしています。

 エアコンつけました! 夏の熱中症対策です。30年前なら、沿岸の町宮古にエアコンなんて、と私たち大人は思うのですが、近年の夏の気温はここ宮古でさえ35℃を超える日があります。これまでも扇風機を置いていましたが、大進化です。

 手洗い場に温水器を付けました。コロナ対策で自動蛇口。手洗いはもちろん、昼休みの生徒の歯磨きでも好評です!

何もかも一気にはできませんが、学習環境の改善は常に少しずつ進んでいます。

 

 

 

始業式そして出港式

 今日は冬休み明け始業式、学校ににぎやかさが戻りました。

 今年は始業式に続いてりあす丸遠洋航海の出港式も。

 例年、岸壁で盛大に見送るのですが、今年はコロナ対策もあり、体育館で静粛に行いました。海洋生産科2年生船舶運航コースと専攻科1年生緊張の面持ちです。出港は明後日15日(土)帰港は2月28日(月)。

りあす丸入港

 塩釜のドックに入っていたりあす丸が今朝宮古港に入港しました。微風、快晴、気持ちの良い宮古湾です。

 この後、食料その他を積み込んで、いよいよ海洋生産科2年生が初の2か月長期航海に臨みます。水高伝統のハワイ入港は残念ながらコロナの関係でできません。岸壁での盛大な出港式も自粛です。しかし、生徒たちは大マグロ獲るぞと燃えています。生徒が乗船したら15日(土)に出港します。大漁と安航、そして生徒たちの成長を祈念します!!

久々に盛岡

 昨日、今年初の盛岡に行ってきました。区界でマイナス10℃、盛岡でもマイナス8℃、寒い寒いと言っていた宮古よりさらに寒い盛岡でした。

 教育委員会との打ち合わせです。今年の水産教育活動、これからの活動、等々、生徒がどんどん来たくなる学校、保護者の皆さんが行かせたくなる学校、先生たちもどんどん来たくなる学校を目指して様々なお話しをしました。学校現場と教育委員会はタッグを組んでよりよい教育を進めています。

                     余談ですが紺屋町の番屋がすっかりきれいになっていました。

 

寒くても元気

 今日も宮古は寒いです。栽培漁業実習室の室温はなんと1℃。でも食品資源コースの生徒と先生たちが日ごろかわいがっている水槽内の魚たちは元気いっぱい。金魚たちは、私が近づいただけでも「エサちょうだ~い」とうようよ集まってきました。

 今、飼育しているのは金魚、イワナ、メバル、メジナ。春が来て「地引網実習」をしたらもっと仲間が増えます。

 サケやサンマ、スルメイカの不漁が続く中、岩手県では「トラウトサーモン」や「ホシガレイ」など魚類養殖への期待が高まっています。魚類養殖の基本は「金魚」です。栽培漁業実習室では「金魚」の産卵・種苗生産から親魚育成まで行います。さらに、地元で捕まえた魚たちを飼育・観察しています(かわいがっています)。

 魚を愛し、健康に育てる。実習室の魚たちも生徒が早く来るのを待っています。

 メジナはすばしっこく逃げて、今回は私に写真を撮らせてくれませんでした。

 夏にはクロダイやフグ、カワハギ、アジ、イトマキヒトデ、ウミウシたちも、めずらしところでは山田湾で採取する「オジサン」や「カシパン」も仲間入り。

みんな、じっくり観察して餌付けするとすごくかわいいんですよ。時期が来たらまた紹介します。お楽しみに。

 

 

 

2022年の始まり

 今日は仕事始めの日です。先生方や船舶職員の皆さんは今日から今年の仕事スタートです。

 生徒はまだ冬季休業中でひっそりとした校舎内はすっかり冷え込んでいますが、年末大掃除の後に床ワックスをかけてピッカピカに光っています。

 13日(木)元気に登校してくるのを先生たちみんなで待っています。

今年も仕事納めです

12月28日 今年の学校活動は今日で終了です。

 午前中に補習授業も終わり、太鼓部の活動も終わり、柔道部は道場の大掃除と神棚のお手入れ終了。

 年明けの生徒たちの元気な姿を楽しみにしてお休みに入ります。

 新年は1月4日から活動再開します。

本ブログを見てくださった皆様、ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

大漁旗を市役所に展示

 今、本校生徒がデザインした大漁旗を市役所1階ホール壁に展示しています。期間は1月17日(月)までです。是非ご覧ください。年内は、大漁旗に合わせて解説パネルと実習製品も1階に展示しています。

 豊かな宮古の自然と観光資源を表現した大漁旗、これを応援旗として生徒みんなが水産高校でますます元気に勉強に運動に励んでくれることを期待しています。

食物調理検定1級にむけて

 いよいよ今週末は「食物調理検定1級」試験です。与えられた90分間の中で課題に沿って各自が考案したメニューを調理します。

 今日は、その練習でした。補助員の生徒は時間計測し、進行をアシストします。調理に取りかかっている生徒は全員ぴりぴり、今日は、話しかけるのも難しい雰囲気の中黙々と調理を進めました。

 当日は、県内各校から検定員の先生が来校して厳しい目で審査します。この検定に受かった上で、更に目指すは「調理師」です。

 がんばれ3年生。

以前(11月24日BLG)、返しに失敗して穴の空いてしまったアユの塩焼きも今回はばっちり。〇君、技術向上!

学生研究・意見発表会

 本日、宮古商工高校(商業校舎・工業校舎)、宮古北高校、宮古高校、宮古水産高校、岩泉高校、山田高校 宮古管内すべての高校の代表者が宮古市地域創生センターに集まり、研究・意見発表大会が開かれました。

 各校で「課題研究」や「探求」の時間を中心に取り組んだ研究成果をたくさんの地域の皆さんを前にして発表しました。

 学科の専門性を生かした研究や、震災復興、福祉、科学探求と幅広い内容が発表されました。疑問を感じ、研究に取り組み、成果を発信する。思った結果が出ても出なくても、探求の姿勢と行動が重要です。高校生の頑張りが地域の皆さんに伝わったと思います。

 本校からは、「行政・大学・高校の共同開発3」と銘打ち、宮古地域の特産品「マサバ」と「黒平豆」を組み合わせた缶詰を開発し、連携活動によって地域を活性化するという報告をしました。

 副市長をはじめ企業などの専門家から、各校の発表とも素晴らしい内容であると講評をいただきました。

 

海運・水産会社関係者との情報交換会

 東北地区の水産高校や漁業会社関係者が仙台に集まる情報交換会に参加してきました。

 今、漁船乗組員の高齢化・後継者不足が深刻です。どうすれば、若者が漁船漁業に魅力を感じるのか?

 漁業会社が変わらなくてはならないのはどのようなことか。水産高校が努力すべきところはどのようなことか。

 イカ釣り漁業協議会・遠洋漁業協同組合・船主協会・底引き網漁業協同組合・漁業会社各社・全国漁業就業者確保育成センター と青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島各県の水産高校 約50名が話し合い、日本の漁船漁業の維持発展について情報を交換しました。

 会社は操業形態や居住空間の環境向上など漁業現場を魅力的にし、若者が行きたくなる環境づくり。学校は活力があり漁業現場をこれから変えていく意欲ある人間作り。お互いが信頼感を持って協力することが求められています。

 学校では、生徒たちに「努力している漁業会社の姿」を映像で、または講演会などで情報提供します。夢と希望をもって「自分たちが日本の漁業を切り開く」という生徒がどんどん出てきてくれることを期待し、努力します。

 

ふらり「しおかぜ図書室」へ

 昼休みに、しおかぜ図書室を訪ねました。

 本校では、今年度4月から従来の大きな図書室の分室として、生徒昇降口を入ってすぐの教室を「しおかぜ図書室」にしました。

 まさに、夏場は昇降口のドアを開けはなつと潮の香りが入ってくる好位置です。誰もが気軽に入りやすい図書室でお昼休みや放課後にふらりと入って気に入った本を借りていきます。

 今日は、3年生が「うちで読んでた本ですが、図書室に寄贈します」と図鑑や小説を持ってきてくれました。本好き家族で、丁寧に扱っている証拠にぴかぴかの新品同様でした。ありがとうございます。

 随時蔵書は増やしています。

 

 今時の若者は、スマホばっかりなどと思われがちですが、読んでる人は読んでいる。

 いい文章を読むことで、感情豊かな魅力的な人間に成長します。

 しおかぜ図書室、なかなかいいですよ。

 

鶏肉のトマト煮いただきました

 今月3回目の職員給食。

 今日のメニューは 鶏肉のトマト煮、卵とツナのポテトサラダ、コンソメスープ、大根の漬け物、リンゴ でした。

 コロナ感染症対策で一室に集まってわいわいと食べることができません。弁当形式でいただくので一人ほくそ笑んでいただいています。鶏肉のトマトソースの甘みと酸味とコクが絶妙で、残ったソースにご飯を入れてすっかり残さずいただきました。おいしかったです。

 今年の職員給食はこれで終了(実習は続きます)。食物科生徒がつくってくれた給食をわたしが食べられるのもおしまい。3年生のみんな、プロとして頑張るのだぞ。

 年が明けたら、総仕上げで感謝を込めて保護者を招待する「幸富堂(しいふうどう)」を開催予定です。コロナの第6波が来ないことを願っています。

 

違法薬物から身を守れ

 今日は1年生を対象に「薬物乱用防止講座」が開催されました。

 お話しくださったのは宮古警察署の巡査さんです。

 「麻薬(違法薬物)なんて人ごと」とは言えない世の中になっています。東京六本木で遊んでいる人たちだけの問題ではありません。何でもインターネットで手に入る世の中、地方都市でも購入できて、うまい口車に乗せられて違法薬物とは知らないまま手にする危険があります。

 害を知り、手口を知り、自分の身は自分で守り、大切な人が道を踏み外さないように、しっかりと正しい情報を知っておくことが大切です。

 生徒たちは皆真剣に巡査さんの講義に集中していました。

 ちなみに、薬物以外にも今の時代の心配事として「特殊詐欺の受け子にならないこと」があるそうです。「割のいいバイトをしてみないか」とか「急にいけなくなってすごく困っている。助けて欲しい」など、人のいいやさしい高校生をだます手口もあるそうです。人助けのつもりが犯罪に荷担してしまう。恐ろしいです。

 しっかり知って、高校生が誰一人だまされないないことを強く願っています。

 

食物科 一足早い「メリークリスマス!」

 クリスマスが近づくと、食物科は恒例クリスマスケーキ作り。

 スポンジを焼くところからデコレーションまで、すべて手作り。スポンジの膨らみで苦戦する生徒が居れば、デコレーションになかなか納得がいかない生徒も。

 個性豊かなデコレーションケーキ。今日はみんな家に持って帰りました。家族で一足早く「メリークリスマス!」

 放課後、いつもの柔道部に行ってみたら一人遅れて入ってきました。

「ケーキ切ってて、少し遅れました。」

 そう、彼は下宿生。

 手作りケーキは練習後、柔道部員と顧問の先生で食べるのだとか。

 汗にまみれて練習の後はあまーいケーキが待っている!

 こんな、クリスマスもいいですね。熱いぞ青春 柔道部。 

 

 

 

 

りあす丸遠洋航海説明会

 海洋生産科2年生のりあす丸長期航海がいよいよ近づいてきました。今年度は1月13日(木)乗船で3月7日(月)下船の54日間航海です。

 コロナ感染症の影響でハワイ上陸が困難なため今回は日本の遙か南方(北緯25°以南、東経170°以西)を実習海域とし、沖縄県那覇港に入港予定。航海中は、船舶の運航実習とともにマグロ延縄実習をします。自分の体重より重いマグロやカジキを相手に実習に取り組みます。乗船は年が明けてからですが、親子そろって指導教官の説明を熱心に聞いていました。

 

造船所見学

 海洋生産科2年生が山田町の造船所に見学に行きました。ここは、アルミ船を作る専門の造船所で現在、浄土ヶ浜遊覧船として活躍する予定の双胴船をつくっています。

「漁業」「運用」「船用機関」で身につけた知識、教科書に載っていた内容が目の前にでっかく存在します。教科書より、ビデオより、やっぱり実物を見るのが一番勉強になります。

 造船所の皆さん、ありがとうございます。

 ちなみに、本校からの就職先として造船所は人気の事業所の一つです。日本各地で卒業生が船を作っています。

 

みなさんは学校のブレインやで

 今日は、放課後に生徒会執行部の皆さんを校長室に招き入れて、「みなさんは学校のブレインやで、ぶっちゃけ本音でどんなことしたい?」って話をしばらくしました。

 入ってきたときは緊張していた面々が、話すうちに打ち解けて、

「ジャニーズ呼んで、盛り上がりたいです」「プロバスケ選手呼んで練習したいです」「福田パンとコラボして新商品作って売りたいです」「鮭の不漁調査して県などに提案したいです」「単純に修学旅行行きたいです」・・・

 盛り上がりたい、技術向上したい、地域協働、研究、コロナの被害・・・ 理解できる気持ちがたくさん聞けました。

 出来ることから、可能性を切り拓き、生徒とともに活力ある魅力ある学校作りを頑張ります。

 ちなみに「教室の扉の立て付けが悪いです」「女子トイレの故障を早く直して欲しいです」・・・なども

 古い校舎なので仕方が無いとは言わず、こっちは早急に対応しなくては。

 

 

 

 

久しぶりの職員給食

 今日は久しぶりの職員給食。

 コロナ感染症対策で集給室に集まらず、今回もお弁当で各自喫食。今日のメニューは「さばフライ弁当です」

 このところ、撮影のみの紹介でしたが。今日は味まで紹介できます。

 「あじフライ」ならぬ「さばフライ」アブラののった大きなさばの塩焼きもいいですが、今回のさばは中型半身、深みのあるさばのうまみとボリュームが最高でした。付け合わせは甘塩っぱいインゲン豆のごまあえとあまーいカボチャ。

 味噌汁はほんのり煮干しも感じるあわせだし、見えませんが、にんじんとゴボウが入っています。

 今日も、ほんとうにおいしくいただきました。ごちそうさま。

 

授業見学会

 今日は1年生の授業見学会でした。

 海洋生産科は「水産海洋基礎」で漁業の変遷について。食物科は「科学と人間生活」でエネルギーの有効活用について学習しました。

 ものすごくシーンッとしていたのは、参観の先生があまりに多かったせい??

 終業のチャイムが鳴ったとたんに、いつもの賑やかさが戻りました。

国・数・英・理・社・体・芸術と水産・食物の様々な専門科目。様々な科目で得た知識を総合的に自分の中で融合させて実習に活かし、そして、社会に出て力を発揮し、宮古の日本の未来を切り拓いていくのだ。

実習も、座学も頑張るのだぞ!!

1年生缶詰づくりに挑戦

 海洋生産科1年生、缶詰づくりに初挑戦。本校では2年生から「船舶運用コース」と「食品資源コース」に分かれます。1年生の時には船の実習も、食品実習も、養殖実習も様々行います。

 今日の水産海洋基礎の授業は「缶詰実習」でした。2,3年生の様に大量には作りません。魚もフィッシュカッターを使わず手切りです。そして、味付けも今回は・・・・ピーマンを入れたりにんにくやダイコン、ゴボウを入れたり、オリジナリティーを追求。

完成後、3か月程度過ぎたあたりが味が染みて食べごろです。ワクワクの1年生です。

頭落としはともかくとして、内臓抜きには四苦八苦!

 ヌルヌルイカも缶詰に              調味液は水煮用にしました

 何をやっても楽しい盛りの1年生

 各自、自信のオリジナル具材缶詰 どんな味に仕上がるのか??

 殺菌釜にいれたらあとは待つだけ 

 さあ、自慢のオリジナル缶詰を作った1年生たち、試食するのは3か月後?(もっと早くにやっちゃうかも)

 水産海洋基礎の授業で行います。

 ちなみに、缶詰は通常3年間の賞味期限をつけます。

 錆びてピンホールがあかない限り10年たっても食べられるわけではありますが、これも食品保存の勉強です。

 

 

実習船「海翔」イカ釣り実習

 今日は3年生のイカ釣り実習で先ほど実習船「海翔」が出港していきました。

 集魚灯をつけてイカを集め、擬餌針(イカ角)を使って手釣りと竿釣りでイカを狙います。

 釣り好きが多く、マイロッドを持参する生徒も多数です。

 イカも大不漁の状況ですが、なんとか技術と気合いでゲットするのだ!頑張れ最上級生3年生。

 あと、今回は海洋生産科の生徒とともに食物科の〇君も同乗しています。彼は卒業後、民間船の司厨員として働く予定なので、就職前の船内調理練習です。彼にとっては初めての乗船です。

                         イカ釣りグッズ 

 やる気満々3年生、今日の漁場は宮古湾口を出て水深75mあたり。

 ベテラン司厨長とスタッフ、そして、初乗船で緊張の〇君。心配するな、みんな初めは緊張なのだ。

「船内調理では、にんじんが転がらないように、全部まずは半分にするのだぞ」「フムフム」

 さて、明日の釣果報告と食事の感想が楽しみです。

 

 

宮古下閉伊地区高校芸術展

 今日12月4日(土)13:00-17:00と明日09:00-16:00、宮古市民文化会館で高校芸術展が開催されています。今日は午後から顔を出してきました。

 山田高校、宮古高校、宮古北高校、宮古商工高校、宮古恵風支援学校そして本校の6校の芸術作品が勢ぞろい。

 絵画、習字、写真、フラワーアレンジメント・・・すごい、うまい、さすが、おもしろい。満ち足りた気分で帰ってきました。

 会場は混んでいません、というより、すいています、入場料無料。密じゃないです。予約も不要。

 ぜひ、多くの皆さんに高校生の力作を鑑賞していただきたいと思います。

 

宮古高校文芸部の小説集「インクが出るまで螺旋を描いて」が持ち帰り自由で準備されていました。

 少々立ち読みしたらとまらなくて、遠慮なくいただきました。ありがとうございます。

 高校生 ほんとにすごいですね。

 

LHR(ロングホームルーム)にて

 今日は6校時がLHRでした。

 1年生は「グループディスカッション」で①宮水・宮古活性化について②復興教育について グループに分かれて話し合い、まとめをみんなの前で発表しました。

 地域の人たちともっと交流し、震災の情報などをどんどん発信する。とか、宮古水産高校オリジナル商品の販売やボランティア活動などで宮古水産高校をもっと理解してもらう。 など、本当に頼もしいアイデアが次々と出てきました。

 期待どおり(期待以上に!)生徒たちは地域や学校のことをよく考えてくれていてすごくうれしかったです。

 アイデアを出した後は実行するのみ!最大限バックアップしなくては。私も頑張ります。

 

 2年生は進路活動の一環として来週「管内事業所見学」に行くのですが、今日はその下調べ。クロームブックやパソコンでインターネットを利用して各事業所の仕事内容などを調べました。

 実際に、当日事業所に行けば働いている人たちと直接接し、目で耳でにおいで職場を体験し、気になることを直接質問し、それぞれの仕事を深く理解します。

 自分の近未来を設計して、目標に向かって資格取得などに励みます。

 1年生も2年生もまさに地域の担い手。5年後10年後30年後、宮古がますます魅力的な町になっていて、生徒たちが立派な大人になっていることを今から夢見てしまいます。

 

 

 

太鼓部 今年も全国大会出場決定

 先日宮城県登米市で行われた第10回東北太鼓ジュニアコンクールで本校太鼓部が東北地区の推薦枠をいただき、今年も全国大会に行けることになりました。3月20日に富山県で開催されます。

 寒い中、大きな音が出せるように今日も外で腹に響く音を出し続けています。

 いいぞ、がんばれ、太鼓部!!

 

寒い日は南の島を想って

 12月に入り、本格的に寒くなってきました。

 水産高校では、11月下旬に東京都の遙か離島 小笠原父島にスクーバダイビング実習に行きます。

 年が明けたらハワイに遠洋航海実習に行きます。

 こんなに寒い日は、父島の写真を見てほっと一息。

島に着いたらまずは岸からエントリー。体を海に慣らします。

とげに毒があるガンガゼがごろごろ

                            やる気まんまん

                         ガイドについて安全ダイビング

 実はこの写真、令和元年の11月の実習です。

 コロナの影響で昨年・今年と中止になったのです。

 でも、今年の生徒たちも宮古の海で十分練習を重ねてきて、Cカードを取得しています。

 卒業してから、小笠原でもハワイでも、インドネシアでも、世界の海で潜るのだ!! 社会人を楽しむのだぞ、3年生たちよ。

 

 

 

水産海洋基礎実習

 1年生は科目「水産海洋基礎実習」が週に一回あります。

 この日は「海辺の生物調査」でした。

 まずは歩いて磯辺の生物調査 ムラサキイガイ・ムラサキインコガイ・イシダタミ・クボガイ・キタムラサキウニ・・・・

 食べられるものも、食べられないものも、身近な生物を実際に手にして確認します。

 釣り班は リュウグウハゼ・クジメ・ベラ・メジナ・アサヒアナハゼ・・・・・

 ほとんど食卓に上がらない生物ばかり。

 近年、温暖化の影響か、昔は死滅回遊魚とか無効分散と言われたベラやイシダイの幼魚などが冬になっても釣れたりします。これらすべてが勉強です。

1年生、大好きな実習の一つです。

海から遠いと海にあこがれるのだ

 本校には、紫波・水沢・奥州など内陸から来ている生徒が何人も居ます。海好き船好き魚好き人間は当たり前ですが海辺の人たちだけではないのです。

 かくいう、わたくしも子供の頃は海まで遠い大阪・奈良(奈良には海がないですね)で育ち、海にあこがれあこがれて今の岩手での生活につながっています。

 今日はそんな内陸の中学生たちに、水産高校の面白さをPRするために矢巾北中学校を海洋生産科の先生と卒業生がお邪魔しました。

 山形県から本校に来て専攻科を卒業した大先輩が講師です。

 さあ、中学生の皆さんはどう感じてくれたのかな。

 県内内陸、県外からも、海好き・船好き・魚好き(海洋生産科へ) そして 料理好き(食物科へ) の皆さんを大歓迎します。

 

1海生の出港はいつも快晴☀

海洋生産科1年生の乗船実習はなぜかいつも快晴。

今日は実習船「海翔」での鮭延縄実習です。以前は、大きな鮭が何十匹も釣れて豪快な実習でしたがここ数年鮭は大不漁。乗船を楽しみにしてきた1海生の生徒たちの神通力が通じるか?

乗船したら出港前のオリエンテーション

係船索(もやいロープ)の回収作業も一生懸命

先週、自分たちで作った延縄仕掛け

餌のサンマを針に付けて(240本) 次々と海に投入

投縄終了 の報告も マイクを握る1年生

投縄は船尾から、揚げ縄は船首から、さあ、期待の1年生

あげたあげたあげた・・・・・・・・・・・

神通力は通じず、鮭は釣れませんでした。 残念。

でも、沖に出て、鮭釣りにチャレンジした面々は晴れ晴れとした顔で帰ってきました。

Come Back Salmon !!  

 

 

宮古の真鱈グルメフェア

 12/1〜1/31まで「宮古の真鱈グルメフェア」が開催され、宮古・山田・岩泉の26の飲食店で工夫を凝らしたマダラ料理メニューが提供されます。今日は、そのオープニングセレモニーが浄土ヶ浜パークホテルで開催されました。

 宮古の真鱈は底引き網やはえ縄漁法で漁獲されて最高の鮮度で市場に水揚げされるために高値で取引される優良魚種となっています。私たちにとって「マダラの刺身」は身近なものなのですが、他県ではめったに口にすることができない鮮度が良いからこそできる貴重なものなのです。

 美味しい料理でマダラの価値をPRし、宮古の真鱈の良さを全国に知らしめることで消費が活性化し市場での流通価格も品質に見合ったものになり漁師も潤う。そして、宮古の街も盛り上がる!!

 もちろん、漁船でもホテルやレストランでも多くの卒業生が活躍しています。

 本校では、海洋生産科の生徒も獲った魚がどのように流通し、どんな料理に生まれ変わって消費されるのかを勉強しています。食物科では、自分たちが調理している魚がどこでどのようにして獲られてどう流通しているのかを勉強しています。 

 (本校生徒開発の「まだらせんべい」今は、企業で生産販売しています。)

 料理を知っている漁師、漁師を知っている調理師、生産から消費までを総合的に理解して経済活動を推し進める。

 そんな人材に育ってくれることを期待しています。ますますがんばれ、水産高校生。

 

専門学科高校の集まり

    

 盛岡で開催された「岩手県産業教育フォーラム」に参加してきました。

 岩手県内の専門学科高校は「農業」「工業」「商業」「水産」「家庭(福祉含む)」の5つの部会に分かれてそれぞれ特色ある学習に取り組んでいます。

 今日は、その学習成果を各部会の代表が産業教育振興会会員企業の皆さんや各校の先生、生徒を前にして発表し、看護・介護実習のデモンストレーションや実習製品の販売をしました。

発表内容は

 花巻農業(農業部会)「米麹と二子里芋を使ったソーセージの開発と普及」

 盛岡工業(工業部会)「ロボット競技大会全国大会報告」

 水沢商業(商業部会)「eスポーツの可能性」

 久慈東高校(水産部会)「久慈のギンポを宝に出来るか5年目」

 久慈東高校(家庭部会:福祉)「現場実習・介護実習で学んだこと」

販売等では

 盛岡農業「ジャム、リンゴ、米、シクラメン等販売」

 盛岡工業「エコラン競技用自動車展示・ロボット競技参加ロボット実演」

 盛岡商業・水沢商業「盛商どらやき・ぎゅうぎゅうバーガーほか全国から取り寄せた商品の販売」

 宮古水産「サバ水煮・サバ椎茸味付け・ガストロ味付け缶詰販売」

 花北青雲・平舘「くもくまりんごドーナッツ・溶岩パン販売」

 久慈東「移動用電動リフト実演」

 岩手女子「バイタルサイン測定」

ついついこんなに買っちゃいました。

 

  くもくまりんごドーナッツ            盛商どらやき

   水商おとりよせ                盛農りんご

    宮水缶詰                    溶岩パン

 発表も実演も販売も、高校生がんばりました。

 

 

 

食物科の3校時そして

 今日の3校時、食物科2年生の授業を見学しました。科目は「コミュニケーション英語Ⅰ」。三重県にある高校の食物調理科生徒が運営するMago-no-Mise を題材に様々なことを英語でコミュニケーションする授業です。グループ内で、先生と、英語での意思疎通は私なんかよりずっと上手です。

 そして、英語の見学を終えて廊下に出ると今日もいいにおいが。

 調理室に向かってみると、3年生が「食物調理検定1級」の練習をしていました。

 検定では、生徒が栄養バランスや全体カロリー、盛り付けの工夫など、テーマに沿って各自でメニューを作成して時間内に調理を完了させなくてはいけません。今日の時間内も、全員が別々の料理をつくっています。

 調理の進み具合はまだ人それぞれで、みんな真剣、これから検定本番に向けてさらに練習が続きます。

まずはコミュニケーション英語Ⅰから

そして調理室

 「アユ、おいしそうに焼けたね」と声をかけると、「でも、穴空いちゃいました。失敗です。」と残念そう、次回はもっとうまく焼くぞとの思いを話してくれました。

誰もが夢を語れるまちみやこの実現

 今日は「陸中宮古青年会議所創立50周年式典」に参加してきました。

 青年会議所は「個人の修練(トレーニング)、社会への奉仕(サービス)、世界との友情(フレンドシップ)」を三信条 とする様々な職種の40歳未満の青年が集まった社会人集団です。

 先日の高校生「みやこ未来議会」では地域の担い手となる高校生たちをていねいにご指導くださいました。

 日本全国で700弱ある青年会議所の中でも陸中宮古青年会議所は1972年創立で今年が50周年。

 市長や初代理事長はじめ本日集まった式典参加者の皆さんはこれまで宮古を盛り上げ、これからも宮古を動かしていく力強い方々でした。もちろん、本校OBもたくさんいらっしゃいます。

 未来ビジョン2021-2030発表では「私たち、一般社団法人陸中宮古青年会議所は、地域の発展やまちづくり、ひとづくりをけん引するリーダーとなり、信頼できる仲間とともに、ものごとの本質を見極め、影響力の大きい事業を展開し、持続可能な運動によって、誰もが明るく夢を語れる豊かな地域社会の実現を目指します」と力強く宣言されました。

 宮古の街には、宮古を盛り上げようとするたくさんの人々がいます。

 力強い青年集団、それをバックアップする先輩社会人集団に力づけられ、私は水産高校の生徒たちが「明るい未来を自分たちで切り開いていこうとする強い気持ちづくり」にますます力を尽くさなくては、と気持ちを引き締めました。

松本理事長式辞                     そして山本市長祝辞

下宿訪問

 本校生徒たちが代々お世話になっている中坂下宿さんを訪問しました。

 宮古水産高校は明治40年から昭和57年まで戦時中(S20)空襲で寮を焼かれた期間以外はずっと寮があり、全国から優秀な人材が集まっていました。

 寮がなくなってからも、県外からも来る専攻科生を中心に県内内陸からの本科生徒たちは下宿屋さんにお世話になりながら勉学にいそしんでいます。中坂下宿さんは昭和50年頃から生徒たちの面倒を見てくれているベテラン下宿です。

 優しい下宿の大家さんとともに、生徒たちは15歳の高校1年生から20歳の専攻科2年生まで、家族のように暮らしています。

 手入れの行き届いた昭和の建物はとってもとってもいい雰囲気です。私は大好きだ。

 

 親切な大家さん夫妻と専攻科生 大家さんは先生以上に生徒のことを知ってくれています。

机の上には、「海上交通安全法」の参考書とノートが!

突然の来室も歓迎してくれました。

  

 

 

 

今日の香りの正体は?

 朝から冷たい雨が降り続きます。 

 でも、11時を過ぎた頃から、今日も校舎内には元気の出るニンニクのいい香りが・・・・・バターも??

 見ずにはいられず調理室へ。

 香りの正体は「ボルシチ」でした。

 今日の実習は 西洋料理のなかでもロシア料理 でした。

 ボルシチ(ロシア風ビーツ入りスープ)、ピロシキ、サラダ がメニューです。

 ボルシチの具材には 牛もも肉、タマネギ、にんじん、セロリ、キャベツ、ジャガイモ、ニンニク、ビーツ、トマトピューレ、バター、サワークリーム、パセリ と体に良い食材がたっぷり。

 できあがった班の生徒に「今日の料理で一番気をつかったところは?」と聞いてみると「ボルシチの味の調整です」。

 うーん、さすが、微調整するんだなと感心。

 そして、指導教員が味見に来ました。 冷静に一言「うーん しょっぱいね」 万人に受ける味を求めるのは厳しいものなのですな。私は、しょっぱいのも好きだぞ。こうしてプロに近づくんだ、〇君がんばれ。

 

豪華客船にっぽん丸

 日本を代表する豪華客船のひとつ「にっぽん丸」(2万2千トン)で調理に携わっている卒業生が昨夕来校してくれました。(たまたま休暇中)

 そして、今日は宮古港ににっぽん丸が入港。

 先ほど、山本市長のあいさつに始まり、さんさ踊りなどで歓迎。このあと花火大会も。

 見れば見るほど大きい船です。

 本校で、調理を学び、こんなにでっかい豪華客船で一流の調理に携わっている卒業生を誇りに思います。

 今回のクルーズは「みちのく宮古クルーズ」、コロナの影響で国内クルーズのみとなっていますが、コロナが治まればまた世界一周クルーズなどの海外航路も復活します。

 航海士として就職する卒業生、調理師として就職する卒業生。ほんとにすごい活躍です。

 「いつかは客として、世界一周クルーズに乗船したい」と夢見るわたくしです。

食物科を卒業後、東京の有名レストランで6年間経験を積み、現在にっぽん丸で奮闘中!

 下の写真の中央遠方の白い船は「りあす丸499トン」距離もありますが2万トンはでっかいです。

 

 

生徒会交流会2日目

 西和賀高校生徒会との交流会2日目

 昨日は測量体験で本校と海との距離と高低差を確認。その後、市内赤前の食堂でご主人から震災時のこと、震災後の食堂再開とこれまでのことをご講話いただき、みんなでおいしく晩ご飯をいただきました。

 今日は、朝から本校で「宮古の被災状況と いきる・かかわる・そなえる」講演会を聞き、その後、お楽しみの見学会。浄土ヶ浜でウミネコのえづけ、そして、浄土ヶ浜カレーをみんなで食べて、閉会式。

 たったの2日間ですが、昨日の緊張が嘘のようにお互いに親睦を深めました。

 年が明けたら、今度は、本校が西和賀をたずねます。再開を約束して別れを惜しみながら見送りました。

西和賀高校生徒会来校 復興学習交流会

 今日、明日と生徒会執行部交流研修が行われています。復興学習として大震災津波の教訓を確認しました。

 本校と西和賀高校との交流は平成12年にスタートしました。当時は「スノーバスターズ」と銘打って、本校生徒会チームが雪深い西和賀で西和賀高校生徒会とともに雪かきボランティアを行うというものでした。

 それから、21年目の今日、大震災で中断した年もありましたが、これまでずっと続けている行事です。

 大震災津波を経験してからは、本校が行くだけではなく、年に2回交流し、西和賀高校を本校に迎える際は震災復興学習を行っています。

 今日は、「私たちが当たり前に勉強している学校がいかに海から近いのか、海面からの高さがどのくらいあるのか」を自分たちで測量して確かめる体験をしました。

 お互い、はじめての体験ながら、真剣に事前学習し、協力し合って海岸から本校までを測量して確かめました。

 見ている私も、大震災当時を思い出しながら、震災の教訓を伝え続けなければいけないとの思いを強くしました。

 久しぶりに、大震災当時の学校付近の写真を見直したのでUPしました。

ここからは、大震災当時の学校付近の様子です。

そして、今日の学校付近

 平成23年3月11日、 生徒と一緒に学校前道路を高台に駆け上り、河南中学校の体育館に避難しました。

 寒い寒い夜を数日過ごし、それからのエピソードはまさに経験した人すべてが様々だと思います。

 この教訓は是非ともこれからの若者に伝え続けなくてはならないと思っています。

 

 

いいにおいに誘われて

11時を過ぎたあたりから、ろうかに漂ういい香り。

誘われて調理実習室に行ってみると・・・においの正体はベーコンとニンニクを炒めた香りでした。

今日の調理実習は イタリア料理/日常食/パスタ がテーマ。

スパゲティーカルボナーラ、キャベツとにんじんミニトマトのサラダ、デザートのかき でした。

いつもながらおいしそう!な仕上がりでした。

水産高校農場

 久しぶりに、校地内の温室をのぞいてみました。

 すると、こんなに寒くなってきたのに真っ赤なパプリカとつやつやしたピーマンが。

 食物科の生徒たちが来年度本格的に開始する予定の「SDGs循環型食材利用農場」のために、試験的に夏過ぎから温室で野菜を育てているのです。

 9月2日(木)の当BLGで紹介させていただいたとおり、調理実習で出た残渣(野菜くずなど)は日々着々と「コンポスト」に入れて微生物の働きで「堆肥」ができあがっています。

 来春には、自作の自然肥料(堆肥)で育てた野菜を使った調理実習を目指す水高農場(仮称)オープンか。 今からとても楽しみです。