水高ラーメン
今日は何を作っているのかな?と調理室に行ってみると。
いつもとなんだか雰囲気が違います。 みんなで忙しそうにしているのではなく、スタンバイはしているけれど何かを待っている感じ。
朝の段階では、大量の煮干しの頭むしり。(私)「だし用ですか?」(生徒)「はい。これからスープ作りです。」
頭とはらわたをむしった煮干がどっさり。 朝の訪問はここまで。
お昼前に再び行ってみると・・・・ 食物科3年生、持ち場についてお客さまが来るのを待ち構えています。
スープもばっちり。食物科2年生がお客となり、いまから大勢で食べに来るとのこと。今日のメニューは「水高ラーメン」水高祭で不動の人気メニュー。お父さんお母さんもおじいちゃんもおばあちゃんもン十年前に食べたのでは。
刻みネギを1人前ずつに分けていた係に先生から指示が飛びます。集団給食実習でたくさんの食事を作った経験はありますが、ラーメンとなると麺が伸びるので作り置きはできません。たくさんのお客様が来た時にいかに迅速にお出しするのかが求められます。
って、2年生が押し寄せる前に、私の分1人前を作ってくれました。「校長先生、麺ゆでは自分にまかせてください!」わずか1分のゆで時間、手際よく面をゆでてくれました。 ばっちりのゆで加減でしたぞ。
大勢来たら、まさに調理場は戦場。今日はその予行練習です。
スープ良し! はいっ麺投入! すかさずホタテ、エビ、かまぼこ、わかめ、ふのり、刻みネギ と1品1名のポジションで流れるようにトッピング。
ハイッ、おまちどうさまでした。 ゆで初めから出来上がりまで3分かかっていないのでは。
海鮮塩味水高ラーメン。 ホタテがボンッと主張して、エビやふのりと磯のハーモニー。
む〜んっ。いつもながら、最高のおいしさです。満足。
もう少し、もう少しだけ、と思いながら結局スープも全部いただきました。それほど美味しいスープです。
今年は3年ぶりに水高祭大食堂開設。残念ながらコロナ対策でお客様は生徒と同居のご家族のみのご招待です。
また、コロナ前のように一般のお客様にこのおいしさを味わっていただきたいと切に願っています。