春巻きと中華風茶碗蒸し
食品製造実習室から調理室に回ってみると、こちらは食物科3年生の実習中。今日は「春巻き」と「中華風茶碗蒸し」を作りました。
まずは、できあがりをお見せしましょう。茶碗蒸しはたくさん作ったので、生徒はひとりで2つ食べました。
難しかったところを聞いてみると、「柔らかすぎず、堅すぎず、泡がプツプツ出ないようにするのが難しかったです」「でも、うまくできました」うむうむ、ぷるんぷるんでおいしそうでした。
春巻き用タケノコの千切りをしている生徒の奥では茶碗蒸しの準備が進んでいます。
こちらは、春巻き用豚肉カット。
茶碗蒸しは、しっかりホイルでフタをして「蒸し器」で蒸すか「お鍋」で蒸すか、生徒が選択して調理です。
春巻きの包み方。なかなか簡単にはいきません。こうしてだんだん覚えていきます。
油の温度良好! こんがりきつね色になるまで目を離しません。 見た目と音と箸に伝わる振動が決め手でしたね。
(私)「茶碗蒸しに入れるカイワレたくさん準備しましたね」「さっき、隣の班に教えてもらいました」 (生徒)「校長先生、カイワレじゃありません。これは付け合わせサラダの豆苗です」 大根の苗と豆の苗、区別がつかなかった私でした。
(私)「これは何を作っているんですか?」 (生徒)「キミズ」です。 (私)「えっ?」 (生徒)もう一回「キミズを作っているんです」 (私)・・・・
卵の黄身と酢、味噌、砂糖で付け合わせサラダ用のソースを作っていたのです。 しっかり教えていただきました。 キミズ、初めて聞いた言葉でした。
完成した「黄身酢」 ちょっと味見させていただくと、まろやかで酸っぱくて味噌味、おいしゅうございました。
茶碗蒸しは、この先、食物調理技術検定1級の検定品目となっているそうです。まだまだ、練習が続きます。
それにしても、今日もおいしそうな実習が展開していました。