富山湾 岩瀬漁港

全国実習船会議では各県の水産系高校の実習船による魅力的な活動について熱心な話し合いがもたれました。今日は会議が終わった後、せっかくなので近くの漁港(魚市場)に見学に行ってきました。

富山駅から路面電車に乗って20分、着いたのは岩瀬漁港。北前船の時代から続く歴史ある港です。漁協の職員さんにお話を聞いてみると今は富山名物「白エビ」の時期だとか。 午後だったので残念ながら水揚げ風景は見られませんでしたがエビ漁船を見学してきました。

会議風景です。大きな実習船も小さな実習船も、日本中の水産系高校で「海好き・船好き・魚好き」の元気な若者を乗せて活躍しています。

富山県の名物「白エビ」は小型底引き船の「かけ回し漁」で漁獲します。岩瀬漁港の岸壁には早朝に出漁したエビ船が6隻、のんびり休んでいます。 このエビは日本国内でもここ富山湾のみでしか獲れない貴重なエビです。 「あいがめ」と呼ばれている水深150-300mの海底の谷すれすれに網を引く熟練の漁法だそうです。 水揚げされるのもここ「岩瀬漁港」ともうひとつ「新湊漁港」の2カ所のみ。厳格に漁獲制限して資源を守りながらおいしいエビを持続的に市場に揚げてくださっています。

神通川河口に栄えた天然の港。北前船の時には何百隻もの500石船で賑わったとか。(港の展望台で勉強しました)

港の横には日本海に面したなが~い砂浜。 対馬暖流の影響もあってやっぱり太平洋側より暖かい気がしました。魚介の宝庫富山湾。 もっとじっくり味わいたいと思いながら今日は富山を後にして岩手に向かいました。