海の難所 来島海峡通過
本日、潮流の弱まる時間帯を見計らって無事来島海峡を通過しました。
強い潮流に対する操船はもちろん、潮流信号所の表示をしっかり確認して緊張の通航でした。
小さな島々が入り組み潮流が強く激しい来島海峡。国内の航路では最大級の難所です。
あいにく、今日の潮周りは「大潮」 最も流速が早くなる潮周り。緊張が続きます。
電光式潮流信号所は「S」表示 南向きに潮が流れています
「3」 現在の流速は3ノット
太平洋を流れる黒潮なら最大級の早さですが、ここ来島では潮が緩んだ状態です。
「↑」はこれから流束が上がってくることを表します。もたもたしてはいられません。速やかに通過します。
海図記入はもちろん、航海日誌の記入も大わらわ
無事通過 明日は関門海峡を通過して北九州の門司港に入港します。
「海上衝突予防法」「海上交通安全法」「港則法」 学校で勉強したことばかりですが、今回はその知識を現場でフルに生かさなくてはなりません。事故なく安全に船を運行するためには海上法規をしっかり覚えておかなくてはならないことを専攻科生は身に染みて感じる瀬戸内海航行です。
明日からも、順調に航海が進みますように祈念しています。