人気の小型船舶教習
先ほど宮古湾ヨットハーバーに行ってみると海洋生産科3年生が小型船舶教習をしていました。今日は2艇ある教習艇のうち1艇は防波堤の向こう側の広いところで「蛇行練習」、もう1艇はハーバーの桟橋を使って離着岸練習でした。
本校では、大型船を操船するための「海技士免許」の取得とともに、小型船を操縦するための「小型船舶操縦士免許」を取得できます。将来、国際航海に出たい生徒や大型貨物船に乗りたい生徒は「海技士」を、沿岸でのサッパ船や定置網船で働きたい生徒は「小型船舶操縦士」が必要になります。
やっていて楽しい操船練習は生徒に大人気の実習です。
1度に教習できる生徒は3人まで。生徒は交代しながらハンドルを握ります。
「離岸します」「前よし、後ろよし、右よし、左よし」 「後ろよし、前よし」
自動車の教習所と同じで動作とともに声出しが必須です。
ここまで来れば一安心。予定の位置まで後進を続けます。
離岸が完了したら、すぐに着岸の練習です。「着岸点良し」「発進します。前良し、後ろ良し、右良し、左良し!」
「着岸準備願います」
フック(カギ付き棒)で船体を引き寄せるのはアシスタントの生徒。
教官から「では、クリート留めしてください」と指示が出ると テキパキと岸壁のクリート(係留金具)に舫いロープを結びつけました。手早い作業に感心、感心。
「自分は、子どもの頃から親の船の手伝いをしていたのでだいたい慣れてます」
いやいや、だいたいと言うより、たいしたもんです。自信を持ってください!
梅雨空の下での離着岸実習でした。