2022年11月の記事一覧

フランスのこころ、日本のこころ

昨日はフランス料理講習会。ヨーロッパの歴史の中で培われてきたフランス料理の基本を静岡県のホテルの料理長から教わりました。シェフはもちろん本校の卒業生です。

今日は、日本を代表する料理「にぎり寿司」講習会。県内でも、全国的にも人気の市内寿司店のご主人に教わりました。もちろん本校の卒業生。

見た目も作り方も全然違いますが、素材を大切にし、食べる人の気持ちを考えておもてなしする点は全く共通しています。 その道のプロ、しかも先輩に教わった生徒たちは一段と自分がプロの料理人になることに現実味を感じたのでした。

サーモンのフィレンツェ風 の食材。 もちろん「みやこトラウトサーモン」です。

さあ、この日本の野菜たちは・・・・  フィレンツェとマセドワーヌサラダに変身します。

シェフの模範調理を見ながら、説明を聞き漏らさずにレシピにメモを加えます。 「ナツメグは今日は粉末を使いますが、手に入ればホールのものをミルして使うと一段とおいしいです」・・・・メモ、メモ

メモする姿は真剣そのもの。

湯がいたほうれん草をバターでソテー

マセドワーヌサラダにはマスタード、白ワインビネガー、そして手作りマヨネーズも使います。

さあ、オーブンにIN。

このメニューはフランス料理の基本的なものだそうです。

(生徒)「今までで、一番大変だった料理は何ですか?」(シェフ)「う~ん。 簡単と思ったことはありません。すべてが大変かもしれません。常に勉強だと思っています。」「5年、10年は本当につらいことの連続でした、10年たってやっと自分なりに出来るようになってきたかもしれませんが、いいかどうかはお客様が判断します。そのためには時々フランスに行って自分の料理が正しいのかどうか確認しています。」 さすが、料理長。

さあ、こちらは寿司講習会。 ご主人が目の前でテキパキと新鮮な魚を冊にしていきます。 「皮を引いたらまな板に臭みが着くので洗ってください」 「はいっ」アシスタントはマナ板洗い中。

今日のネタ、まぐろ、ぶり、ヒラメ、ホタテ、タコ、蒸しエビ、いくら・・・このほかに卵焼きも。 卵焼きには出汁をきかせていて、各店オリジナルのこだわりと技術があるのだとか。

手ほどきを受けて、軍艦巻きも作ります。

「自分は家でもやってますから慣れてます」って。余裕。

見ていたところ、わさびの量はみなさん控えめかな?

準備した寿司飯とネタを使い切るまで、どんどん握りました。

立派なにぎり寿司1人前!

もちろんごちそうになりました。 生徒もみんな喫食しました。 さあ、寿司屋の握りと、今日の握り、ご主人の模範握りと、自分の握り、違いはどうだったでしょうか。 プロ並みには出来ていないかもしてませんが高校3年生の握りとは思えないおいしい立派なにぎり寿司でした。 家で握ったら、家族全員絶対満足しますぞ。