2023年3月の記事一覧
終業式・離任式
今日は生徒にとって今年度最後の登校日。生徒たちは朝から来年度自分たちが使う教室に椅子と机をセットして、さらに大掃除。 それが終わったらいよいよ今年度の総納め、「終業式」そして「離任式」でした。
終業式での私の挨拶は、つい、演台の前にまで出て。 「今年度一年を振り返ってみてください。」「今、ここでです」・・「自分が成長したと感じる人っ」・・・・・ 高校時代、なかなか自分を認めることが難しいです。周りの人にあわせることばかりに気を遣いすぎることはない。自分らしく頑張ればいいのだ!
離任式では今年度で本校を離れて他校に異動する8名の先生方と定年退職の私がご挨拶。そして、生徒会から花束をいただきました。
退場~ 「みぃ~やこぉすぅ~いさん え~いよぉあれぇ~ みぃ~やこぉすぅ~いさん え~いよぉあれぇ~」 BGMは応援歌「捲いた錨よ」だったのに、口ずさむのはなぜか校歌!
校長室に戻ると、卒業した3年生たちが入れ替わり立ち替わり挨拶に来てくれました。 新天地でも頑張るのだぞ。応援してますぞ。
岩手に来て31年間、ずっと水産高校で生徒と共に過ごしてきました。 これからも、水産高校は頑張り続けます。 本ブログをご覧くださいました皆さん。 本当にありがとうございました。 これからも宮古水産をどうぞよろしくお願いいたします! (次の校長先生がお越しになったら、リニューアルして再出発の予定です)
天井プロジェクター設置完了!
新年度に向けて着々と学習環境の整備が進んでいます。 今回、各ホームルームに天井プロジェクターを設置しました。
各教室にしっかり取り付けられているのを見て感心しながら歩いていると、海洋生産科1年生の教室にちょうど担任の先生がいました。(私)「どうやって使うんですか?」(S先生)「電源スイッチがここで、あとはタッチペンでここをこうやると・・・・・」
スイスイ使いこなしていきます。ペン書きした文字や図もスイッチ一つで瞬時に消えます。見ている私は「ほ~」「へぇ~」「お~っ」の連続。
パソコンにつなげて、図や表もすぐ出せるし(消せるし)、それを各生徒が持っているタブレットに送ることも出来るし、Wi-Fiからインターネットにつなげて「世界の漁業風景」や「一流シェフの料理風景」なんかの動画も映し出せます。 プリント配布はもはや昔の光景・・・
生徒が生きる、私たちが生きるこれからの時代「Society5.0」はこれが当たり前の時代です。どんな授業が展開されて、生徒がどう反応していくのか、楽しみです。
ピッカピカにワックスがかけられた教室の外にはこんな風景も。
明後日は終業式と離任式。 元気な生徒が勢揃いします。 今年度お世話になった教室を使うのも明日でおしまい。 春休みが明けたら新学年での生活が始まります。 今年度の自分自身をしっかりと振り返り、来年度もみなさん頑張りましょう!!
お帰りなさい りあす丸
昨日、3月17日(金)09:00 りあす丸は予定どおり宮古港藤原ふ頭に着岸。 海洋生産科船舶運航コースの生徒3名、日に焼けた満面の笑顔で帰ってきました。
薄曇りの中、宮古港赤灯台を交わしてゆっくりと近づいてきます。
1本目のもやいロープで、いよいよ宮古と(陸上と)つながりました。
まずはクラス担任と固い握手!
指導教官とガッツポーズ、出迎えにきている保護者のカメラも一斉にシャッターパチリ。
下船式の後、乗船指導教官2名から訓示。ゆるんでいた生徒の顔が再び引き締まりました。
テレビ局のインタビューもありました。「遠洋航海の経験を活かして、航海士になるために頑張ります」ってこの日の夕方、ローカルニュースで流れました。
はるか水平線から昇る太陽が再び水辺線に沈んでいく壮大な風景を毎日見ながら、100kgを超える魚を釣ったり、アカマンボウやまぐろのエラ身や心臓を食べてみたり、特別な体験が毎日続いた遠洋航海実習でした。長い人生の中のほんの2ヶ月ですが、航海を終えてあきらかにたくましくなった本科生でした。
りあす丸便り(最終号)
焼津港でマグロ水揚げを済ませたりあす丸は本日16:00に出港しました。
そしてすぐさま、りあす丸便り最終号が学校に届きました。
あとは寄り道無しで目指すは宮古。 17日、藤原ふ頭で待ってます!!
「夜空」ドレス
8月に行われた「第9回学生ファッションデザイン募集」に応募し、優秀賞を受賞した食物科3年生Kさんデザインのドレスが世界的ブランドを製造している北岩手のアパレル会社により製作されました。
製作したドレスは、他の優秀作品と共にプロのモデルが着用してファッションショーが開催されます。今回はコロナの関係で直接会場で見ることは出来ませんが、下記の日程でテレビ放映および展示されますので皆さんも是非ご覧ください。
<テレビ> 放映日時 3月18日(土) 13:55-14:25 テレビ岩手 番組名「夢をかたちに アパレルの聖地 北いわて~第9回北いわて学生デザインファッションショー」
<展示> 3月15日(水)~3月29日(水) 10:00-19:00(最終日は15:00まで) 場所:パルクアベニュー・カワトク7階コレクカフェ前特設会場
応募したのは、岩手県と青森県の三八地域の高校生・専門学校生・大学生です。
その中で優秀賞に選ばれて、デザインしたドレスがプロの手により現実化しました。
タイトルは「夜空」 濃紺のトップには多くの星がきらめき、ボトムにかけてだんだんと淡い青色に。
私の目には、実習船で遙か洋上に居るとき「ほそ~い三日月を背中にしながら遠くの空と海面を見ている」ように感じます。
黒に近い紺の中にきらめく星々と、空と水平線の境目がわからないくらいの弱い月灯り。それでいて、その月灯りはやんわりと海面を明るくしています。
な~んて、Kさんは食物科なので、別のイメージで作ったのでしょうが、私が見ても魅力的なデザインです。
これが、どう実現して、ファッションモデルがどう着こなして歩くのか。
テレビ放映が楽しみです。
やったぜバンタム級2位!
いつも頑張っているボクシング部のS君。先日の岩手県中学生・高校1年生スパーリングボクシング大会バンタム級で2位を獲得。顧問の先生の話によると、接戦に次ぐ接戦で、優勝していてもおかしくない内容の決勝戦だったとか。
もうすぐ2年生になるS君。これからのますますの活躍に期待です。頑張れ宮水ボクシング部。
りあす丸焼津入港
本日08:12 雨のそぼ降る中、りあす丸は焼津に入港、着岸しました。 明日はいよいよマグロの水揚げです。 お天気もすっかり回復するとの予報。 絶好の水揚げ日和になりそうです。
久しぶりの日本です。りあす丸の遠洋航海は外国往来船資格で航行するので、宮古の出港時点から本船内は日本扱いではありません。帰港して、もやいロープで陸とつながった時点から船内も日本になります(書類上は税関手続きをしてからですが)。 生徒たちも大喜びです。 今航海は大シケも無く、事故怪我も無く、マグロは獲れて、素晴らしい状況で進んでいます。 今宵、焼津港の灯りを見ながらしっかり休んでください。
りあす丸便りVol5
りあす丸はシケに巻き込まれることもなく順調に焼津に向かっています。本日は、りあす丸便りVol5が届きましたので紹介します。
揺れるデッキで潮風を浴びながら、ラジオ体操から1日がスタート。 今も昔も変わりません。 誰一人、ぐずぐずして遅刻なんてあり得ません!
さび落としにワッシュデッキ(wash deck)、日に日に冷たくなる風を感じながら日本が近づいています。
さあ、13日には焼津入港。 最後まで気を抜かず、怪我無く元気に帰ってきてください。
宮古市長選挙?
本日、午前中に「宮古市選挙管理事務局」と「明るい選挙推進協議会」の皆さんにより2年生を対象として選挙に関する出前授業が開催されました。
2年生は来年度18歳を迎えて選挙権を手にします。学校が会場とはいえ、本物の投票箱を使用して、本物と同じ手順で模擬「宮古市長選」の体験です。ドキドキしながらもいい体験になりました。
市長選立候補者は本校教員です。「子育て支援」や「エネルギーの地産地消」など、選挙演説で力強く公約を宣言します。
生徒たち、心に決めた立候補者は誰なのか? 演説会場と投票所は別の教室です。受付で名簿対照を済ませたら投票用紙を受け取ります。「では、この用紙に立候補者の氏名を記入したら、投票箱に入れてください」・・・「はいっ」 やりとりは全部生徒です。
記入所で候補者名を記入。
そして、投票箱へ。
まさに、本物の選挙と同じ流れです。私が20歳で初めて選挙に行ったとき、すごく緊張したのを思い出しますが、この様に学校で1回経験しておくと本当の選挙の時にすごく気が楽だと思います。
来年度は、2年生も有権者。 住みよい宮古、住みよい岩手、住みよい日本を考えて政治(選挙)に参加しましょう!!
りあす丸 凪ぎよく順調に焼津向け中
りあす丸、「今日も凪ぎよく順調に焼津に向けて航行中」との報告受け。
北緯29度45分 東経150度59分 針路286度 速力11.5ノット
そして気温は20.3度 水温19.0度 日に日に気温が下がってきました。
りあす丸便りはまだ来ませんが、今日は以前の帰り航海の様子をご紹介します。
ハワイ入港前にも大掃除をしましたが、日本入港前にあらためて化粧直しです。帰り航海はサビ落としまで徹底的に行います。
さびを落としたら、次はペンキ塗りです。
ストーンウォッシュ。砥石のような石で、ウッドデッキを磨き上げます。
航行中のエンジンコントロールルームでは計器類の読み取りとログブックへの記入を練習。
真っ青な太平洋を着々と日本に向けて航行中!
だんだんと、家族のことが(彼女のことが?)恋しくなり始める頃です。待ってますぞ、実習生の皆さん。