カテゴリ:今日の出来事

今日からまた頑張ってます

今日は始業式。久しぶりに全校生徒がそろいました。朝から賑やかな声が飛び交い、いつもの活気が戻った学校はやっぱりいいなとうれしくなりました。職員室も課題の提出や進路書類を持ってくる生徒で賑わっていました。

始業式「夏休み中も、中学生体験入学でのお世話、ウクライナの平和を祈るコンサート、みやこ未来議会、各部活動、社会体験アルバイト、そして進路活動、みんなよく頑張りました。今日からまた気持ちを切り替えて頑張りましょう!」

そして放課後は、部活動。

昨年度の始業式はコロナ対策で「放送による始業式」、そして部活動の大会もほぼ中止という状況でした。

今年の夏休みは、7月に始まったコロナ第7波で感染急拡大という厳しい状況でしたが「しっかりと対策をとって、できる限りの活動をする」という方針で部活動も各種大会も実施されました。

そして、今日からの学校生活も万全の対策をとりながらできる限り通常の形に戻して行っていきます。

高校生活は3年間のみ。「WITHコロナ」の時代をしっかりと生き抜くために頑張りましょう。

 

 

 

いわてやまなし

東日本大震災の後、神戸大学イワテヤマナシ研究会からいただいた「いわてやまなし」はすくすく元気に育っています。

普段は校地内の当たり前の景色になってしまっているのですがよくよく見ると小さな実がたくさんぶら下がっていました。

いかにも野生の木の実です。

たくさんの実が成りました。

神戸大学からいただいたときは胸くらいの高さのひょろっとした2本の苗。校舎の横ですくすく元気に育っています。10年でこの高さ、まだまだ大きくなるようです。

春の様子。毎年、満開の花を咲かせます。

津波被害を受けたときには、本校校庭は一面ヘドロだらけ。ヘドロを除去したあとに2本のヤマナシを植えました。

小さくて堅い実は消しゴムくらいの大きさです。

この梨は古くから北上山系に自生し、飢饉の際には食糧として命をつなぐ貴重な果物だったそうです。ところが今では品種改良でおいしい梨が出回るため、多くは伐採されてしまい2007年には環境省絶滅危惧種ⅠAに指定されるほどに貴重なものになっています。宮沢賢治の作品「やまなし」にも出ているように昔はどこにでもある一般的だったこのヤマナシを絶滅しないように守ろうと立ち上がったのが神戸大学。本校に貴重な苗をくださいました。

 味見してみると、ジューシーで酸味とやや渋みがある野性的な味。なるほど、宮沢賢治の「やまなし」でも子どものカニが川に落ちてきたいい香りのするヤマナシの実をすぐに食べようとしたときにお父さんカニが引き留めて「あと2日もすると川底に沈んでお酒になる」って言ってます。 待たない私が悪かった? 今度はもっと熟したのを食べてみます。

 大切にしています。いわてやまなし。神戸大学さんありがとう。

 

 

ウクライナの平和を祈って

今日は宮古市民文化会館で「ピースコンサートinみやこ〜ウクライナの平和を祈って〜」が開催されました。

大震災の復興支援で始まった青山学院大学の皆さんとの交流。コロナによる2年間の中止を乗り越えて今年は3年ぶりに開催されました。今回は、ウクライナの平和を祈ってのチャリティージャズコンサートです。

山本市長のごあいさつに続いて最初の演奏は本校太鼓部! 開幕を見事に演じました。

文化会館大ホールでの演奏を終えてニッコリの太鼓部メンバー。

1曲目は「翔洋」

そして「潮騒」迫力の音色が会場中に響きます。

「みんなでドラムサークル」 

舞台には本校太鼓部と青山学院大学の皆さん。会場の観客にも様々な打楽器が手渡されて、みんなが一体になって打楽器を楽しみました。

飯田さつき&保坂修平オンステージ  プロの ジャズシンガーとジャズピアニスト

のびやかで迫力のあるボーカルと引き込まれるピアノ演奏。 文字に表せない、こころから感動したコンサートでした。

入場料は無料。チャリティーバザー収益金と募金はYMCAをとおしてウクライナ避難者を支援します。

平和な日本にいながら私たちにできること。会場の皆さんの思いはみんな一緒だったと思います。

コンサートを企画運営されたチーム青山、宮古市・宮古市教育委員会のみなさま、本当にありがとうございました。

 

 

ようこそ水産高校へ!

今日は中学生1日体験入学。この日のために準備してきた本校生徒と先生方、朝からたくさんの初々しい中学生をお迎えしました。

受付を済ませたら第1体育館で生徒会執行部による学校案内、スクリーンには海洋生産科・食物科の実習風景などが映し出されました。

生徒会の学校紹介の後は希望の科に分かれて実習体験です。

海洋生産科資源増殖実習の体験ではホタテ貝の解剖をしました。「ホタテ貝のここら辺には必ず隙間があります、ここにへらを突き刺して・・・・」まずは貝を開くところから悪戦苦闘です。生きている貝を開くのは簡単なようで難しいのです。

食品製造実習体験は人気の「サバ缶詰」作りです。ヘッドカットの後は内臓を取り出し、血合いを洗って・・・・・

まさに、本校生徒が行うのと同じ内容を体験です。

内臓除去、洗浄、輪切り、缶入れ、調味液、真空巻き締め機、洗缶機、殺菌釜準備  ここまでの流れをすべて体験しました。

資源増殖、食品製造の体験が終わったら学校バスで藤原ふ頭に移動して実習船「海翔」に乗船です。

食物科でのバラン切り体験。今日は基本的な「せきしょ」つくりに挑戦しました。

バランはお弁当やお寿司の食材を仕切ったり、食材の上の乗せて飾りに使うものです。仕切り用のバランを「せきしょ」と呼びます。

調理体験はキュウリの半月切りです。食物科の先輩が優しく指導しました。

卵焼きのデモンストレーション。先輩もいつになく緊張でした。このほかに果物の飾り切りもデモしました。

さあ、参加した中学生の皆さん。水産高校はいかがでしたか?

この楽しさをしっかり感じてもらって、来春、水高で一緒に勉強することを心から待ってます!!

 

 

 

 

豪華客船飛鳥Ⅱ宮古入港

今朝は6時過ぎから普段は聞き慣れない迫力のある霧笛が宮古の街中に響いていました。 豪華客船飛鳥Ⅱが宮古湾付近を航行している証拠です。

出勤前のひととき、藤原ふ頭に見学に行きました。

タグボート2隻に付き添われて藤原ふ頭防波堤をかわしました。

超スローで岸壁に接近します。岸壁では舫いロープをとる港湾作業の方が待っています。

 

かっこいい正面顔

歓迎の音楽が鳴り響き、大漁旗が振られています。

いよいよ近づいてきました。

が、時は07:30 ここでわたくしタイムアップ。岸壁を離れて学校に向かいました。

日本郵船所有の豪華客船飛鳥Ⅱ 全長241m 総トン数50441トン  カッコイイです。

子どもの頃に飛行機を見てカッコイイと思うとパイロットに憧れます。同じように、子どもの頃にこんな豪華客船を見ると船長に憧れます。

 この船を見た宮古の子どもたちが海の世界、船の世界に興味を持って水産の町宮古を盛り上げる力になることを夢見ます。

 見るだけじゃなく、乗客としてクルーズに参加できたらもっと最高なんですよね!

 

 

 

 

明日から夏休み

今日は夏季休業前終業式でした。

「3年生は高校3年間、2年生は中3から、1年生は中2から、ずっとコロナ禍での夏休みです。第7波が猛威を振るう中ではありますが、万全の対策をして中身の濃い充実した夏休みを過ごしてください。

世界に目を向けるとウクライナでは戦争が続き毎日何百人もの人が、また、コロナ感染症や持病の悪化で命を落とす人、生きたくても生きられなかった人がたくさんいます。

私たちは今生きていることに感謝し、自分の周りにいる人を大切にして明日からの休みを充実したものにしてください。」などと話しました。

真剣な面持ちで、しっかりと私を見て皆さん聞いてくれました。一人ひとりが自分を大切に、家族や友人のことを大切に考えてくれていると感じ、気持ちが熱くなりました。

事故無く、怪我無く、コロナ無く、大切な夏休みをしっかり元気に過ごすのだぞ。

みやこの高校生 議員になる

今日は「みやこ未来議会2022第1回オリエンテーション」におじゃましました。

宮古管内各高校の有志が集まって高校生議員として宮古の課題を洗い出し、未来について考えます。宮古青年会議所の皆さんのアシストを受けながら4回のオリエンテーションをとおして皆で話しあいを進め、11月には市議会議場で市長はじめ宮古市各部課の皆さんに提言し、質問をぶつけます。単なる体験ではなく、宮古市が高校生を議員として本当の市議会をひらいてくださるという企画です。さあ、今日が第1回オリエンテーション、これからどんな未来を高校生たちは主張するのか!

陸中宮古青年会議所、宮古市長、宮古市議会議長からの委嘱をうけ、議員バッジを受け取りました。本校からは4名の新人議員が誕生! 宮古高校、宮古商工、の皆さんも一緒です。

「言葉を使わずに、ここにいるみんなが誕生日順に並んでみましょう」・・・緊張する高校生議員たち、このゲームで少し打ちとけました。

まずは、班に分かれてチーム名決めから。

青年会議所のお兄さんが中に入って最初は進めてくれました。チーム名が決まったらだんだんと、宮古の課題や夢について話を進めていきます。

宮古市長の講話「宮古創生~持続可能なまちの実現へ、共に~」高校生による取組、宮古市の紹介、エネルギー対策、震災復興の現状、子育て支援等々1時間以上にわたりすごく近い距離感で市長から高校生たちに熱く語られました。

集合写真! 今日からこのメンバーでがんばります。

この議会は今年で3回目(3年目)、先輩水産高校議員は、第1回で「内陸から水産を勉強に来る下宿生に支援を」第2回では「駅前駐輪場が暗くて見通しが悪いので改善を」と提言、 宮古市はすぐに対応してくださり「下宿生に月1万5千円の補助金を給付」、「街路樹を剪定して明るさを確保」が実現しました。

今年の水高議員さん、そして各校議員さん、どんな提言が飛び出すか。高校生の若くて柔軟な発想に期待です。いまから11月の本議会がとても楽しみです。

高校生に負けないように私たち大人もがんばらねば。

 

 

学校・地域魅力化推進委員会開催

「学校を元気にして地域を魅力化!」「地域を魅力化して学校を元気に!」水産高校は地域とともに発展することを目指しています。 これからの時代にどんな生徒を育てていくべきなのか? これからの時代を切り拓いていく子どもたちにはどんな力が必要なのか。 立場も年齢も異なる15名の魅力化推進委員の皆様と本校職員で昨日熱い話しあいがもたれました。

「これまでは学校が計画を作成し、地域にお願いしてたくさんの連携事業を進めてきました」「これからは、計画の段階から皆様の意見を聞いて一緒になって生徒を育てていきたいんです!」By私

「公開授業とかで大人と関わるってことが大切だと思います」「1年生のうちから探求活動をぜひ」By委員

「現在の連携事業としては・・・・」By海洋生産科長

「原点に返ることを大切に」「宮古市からももっと発信を」「水産・食物にこだわらない専門外の連携も大切」「水高は持ちネタが多い。受験英語じゃないフランクな英語力で友人を広げる能力をつけるべきだ。」「大学進学も大切だ」「調理士だけじゃない製菓衛生士の免許なども魅力になる」「インターンシップに来た生徒たちが素晴らしかった。あんな子をたくさん育てよう」・・・・・

発言はとどまることなく、終了予定の時間を簡単に迎えてしまいました。本当に皆さんの熱い思いが伝わり、力づけられました。

今回の集まりは第1回。引き続き皆様のご意見をいただきながら地域と共に「生徒良し」「保護者先生良し」「地域良し」の「おもろい(=魅力的な)学校」づくりに全力を尽くします!!

 

カッターレース大会

今日は待ちに待った宮古港カッターレース大会本番です。この日のために放課後も練習してきた1年生チーム。持てる力を存分に発揮しました。

出艇まえのアトラクションは本校太鼓部、盛大に盛り上がりました。洋上では消防艇からの放水も!

ガスのかかった宮古港に太鼓の音が響き渡ります。

さあ、いよいよ第4レース、1年生チーム出艇準備!!

あれっ、これどうすんだっけ。ライジャケ着用もやや緊張。

乗船終了。補助艇にひかれてスタートブイへ。

各艇、スタート地点につきました。一緒にレースするのはアームストロング(合同庁舎チーム)、おなごぶり(市民チーム)です。

よーい、バンッ!! 一斉にスタートします。 スタートダッシュ「いちっ、にっ、さんっ」「いちっ、にっ、さんっ」

320mの折り返し地点で回頭、トップは水高かおなごぶりか?接戦です。

ごお〜るっ。1年生4分50秒、おなごぶり4分53秒、アームストロング5分22秒  

なんと、初出場の1年生 第4レースを1位でゴール!! 素晴らしい漕ぎっぷりでした。

今年は14チームの出場でした。各チーム予選で2レース漕いでタイムレース。決勝進出は3チームのみ。

本校一年生チームは第7レースで本日2回目の出艇。タイムは4分43秒。疲れを微塵も見せず1レース目よりもタイムを縮めたものの残念ながら決勝には残れませんでした。決勝に残ったのは「宮古消防署」「オール鍬ケ崎」「市役所」、どこもさすがの強豪チーム。

そして優勝は「宮古消防署」チーム、4分07秒。昨年に続き2連覇!! 1秒差で2位は「オール鍬ケ崎」 3位は「市役所」。

本校1年生チーム、2レースを終えた後本部席に来て「校長先生、僕たち絶対来年も出たいっす」「決勝タイムは何秒ですか?」・・・「うぇー、早いっ」「でも、負けないっす」

本気で優勝を目指して練習してきた1年生。初めての挑戦で5分の壁を悠々破ったあなたたちは本物だ!

来年の優勝を心から応援します!!   打倒、消防署チーム!!  来年は水高2年生チームが優勝だ。

 

 

みやこハーバーラジオから参りました

みやこハーバーラジオから参りました○○と申します。本日は取材のお願いに参りました。

校長室にやってきたのは本校2年生の2人。インターンシップで昨日と今日の2日間ハーバーラジオさんで番組制作の勉強をしていたのです。

番組内容や時間配分を自分たちで考えて番組を作りました。

作った番組は「宮古水産高校紹介(13分番組)」 今日は、本校生徒会担当の先生にインタビューに来ました。

担当の先生にインタビューする前に、校長に挨拶をする。業界人としてのマナーも学んでいます。

なんと、ハーバーラジオさんにインターンシップ生としての名刺まで作っていただき、名刺交換の作法まで教わっていました。

私とのお話はほどほどに、次は応接室でのインタビューが待っています。

「水高祭の特色を教えてください。」「コロナが収まったらどんな水高祭がしたいですか?」録音マイクを向けてインタビューが繰り広げられました。インタビューをしたのがお昼前、そして、17:15から放送本番。

 本当のエフエム放送で話させていただきました。「ただいまから宮古水産高校を紹介します。私、宮古水産高校2年の・・・・」

始まりと終わりは「校歌」、学校紹介やインタビューの様子を流すときのBGMには静かに応援歌「捲いた錨よ(私、この曲大好きです)」。

きっと、たくさんの人がほっこりした気分で番組を聞いてくださったと思います。

 インターンシップは2年生全員が体験しました。ハーバーラジオさん以外にも「宮古ひかりこども園」「浄土ヶ浜パークホテル」「丸友しまか」「市立図書館」「県立水産科学館」「ホーマック」「共和水産」「肉の横沢」「産直いちば」「丼の店おいかわ」、それぞれすべての事業所で素晴らしい体験をさせていただきました。

ご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました。