2022年2月の記事一覧

O先生 最後の出勤日

O先生 今日の専攻科の考査をもって最後の勤務となりました。

昭和45年に宮古水産高校の教員になり、今日まで52年間、途中6年間だけ広田水産高校で教鞭をとりましたがあとはずぅ~っと宮古水産高校一筋。定年退職後も10年間にわたり講師としてご指導くださいました。

漁業系・船舶運航系の教科を受け持たれ、数多くの海技士(船舶職員)を育ててきました。先生の教えは残った教員でしっかりと引き継ぎます。学校を離れても学校の外から見守っていただけたら幸いです。

本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

今日のりあす丸

8回目の揚げ縄。操業海域は大きく変わっていませんが、船長いわく「今日は空振りでした」とか。

 縄(はえ縄仕掛け)をどこに入れるかは船長にとって最高に気を遣うところです。魚が獲れるのも獲れないのも船長の判断にかかっているのですから。獲れない日が続くと胃が痛くなるのです。

漁獲0.1トン 17-29N、157-35E 天候 晴れ 

9回目の縄を入れています。 きっと獲れるさ船長!  頑張れ船長!!

   

 

実技検定(調理)の後は

 食物科2年生は今日、調理技術の実技検定を行いました。「大根のかつらむき」と「アジの3枚おろし」です。

 検定の後は、その食材で調理実習です。今日のメニューはアジのカピタン漬け(3枚おろし検定のアジ使用)、にんじんと大根の味噌汁(かつらむき検定の大根使用)、大根とホタテのマヨネーズサラダ(もちろん大根は・・)です。

 カピタンとは「オランダ出島の商館長のお名前」だとか、古くからのオランダ料理なのですね。

 

 細かい骨までしっかり取り除くので、食べるとき安心してもぐもぐゴクンです。

酢、酒、砂糖・・・ 同一品質の料理を大量に短時間に作るために、計量は手早くしかも正確に。

盛り付けにも気を遣い・・・でもこのあと「ご飯は大盛り」にしてました。

 少々身の残った中骨は

 カリカリに揚げて、塩を振って、骨までおいしくいただきます。

 今日の料理は、長崎出島のオランダ商館をイメージしながら、中骨まで大切にいただくという日本人のものを大切にする心まで学びました。

 実はこのあと、「校長先生、一人分余りました、どうぞ」と持ってきてくれたのです。骨までおいしくいただきました。ありがとう。ごちそうさま。