カテゴリ:今日の出来事
東北地区水産・海洋高等学校産業教育意見・体験発表会2日目
昨日、意見体験発表を終えた生徒たちは夕食時に交流会を開き、今日は朝から「GAO(水族館)」と「なまはげ館」の見学に出かけました。東北6県の各水産系高校から集まった生徒たちははじめこそ緊張感がありましたがすぐに打ち解けて見学を楽しみました。帰ってきたときに感想を聞くと「チョー楽しかったです!」
水産を学ぶ仲間としてこれからもこの出会いを大切に友情を深めて欲しいです。
会場である大潟村は八郎潟の干拓地に位置します。わたくし、会議終了後「八郎潟干拓資料館」に立ち寄って干拓の歴史を学びました。水産屋の視点で見た干拓は、有明海の諫早湾干拓と被るところがありました。食料増産(コメ作り)という国策があったにせよ日本で第3番目の広さを誇った水産資源豊富な湖を埋め立ててしまったことを残念に思いました。
先生たちは昨日今日と水産教育研究会が続きました。「カリキュラムマネジメントの推進」「Society5.0に向けた水産教育」などを話し合いました。
見学会から帰ってきた生徒たちは、昨日の発表会の表彰式。最優秀賞は気仙沼向洋高校の「水産高校で学んだことを生かしてパティシエになる夢を実現する」という発表でした。原稿を見ることもなく堂々とした気持ちのこもった発表で素晴らしかったです。
水産系高校はほとんどの県で1県1校です。数が少ない分、県を超えた交流は生徒も先生も密接に行っています。水産物の安定供給は不易の理念。各県の水産、日本の水産を支えます。
東北地区水産・海洋系高等学校産業教育意見体験発表会
秋田県大潟村のホテルサンルーラル大潟を会場として東北地区の水産高校生の意見体験発表会が開催されました。
東北地区の水産高校生がが水産を勉強してこんな気づきがあった、自分にとってこんなに満足な体験をした。ということを発表する場です。
本校からは、I君が「好きを追い求めて」と題して発表しました。
八郎潟の中にある会場ホテル
東北地区各水産高校の代表生徒たち。先生方を前にして発表しました。
自分が感じた水産の面白みを報告し、将来の夢を語ります。
ちなみに、各校は
男鹿海洋高校「ハタハタ定置網実習の体験を元に大学進学し、水産教員を目指す」
加茂水産高校「東京出身、父は漁師に、自分は航海士に」
宮古水産高校「水産が好き、水族館でこの気持ちをみんなに広げる」
高田高校「水産実習を通して将来は内航船の船長に」
久慈東高校「魚の魅力を多くの人に、水族館員を目指して」
小名浜海星「長期航海を通して得たもの」
八戸水産高校「町を盛り上げる。深浦町の組合長になる!」
気仙沼向洋「水産の学びでパティシエに」
宮城水産高校「遠洋航海での体験を元に船乗りを目指す」
という内容です。
みなさん、特色ある水産各校で本当に頑張っていることが伝わりました。
緊張しながらも、自分の思いを皆さんにアピールしました!!
キャリアアップガイダンス
3年生、今日の5,6校時はキャリアアップガイダンスでした。ワイワイがやがやと集会室に集まってきた皆さんもガイダンスが始まるとシーン。真剣に先生の説明に食い入ります。
今日のテーマは「自己PR」、進学する人も就職する人も、いよいよ進路活動本番です。
「自身を知る」自分が身に着けてきたキャリア(積み重ね)を確認し、「相手にアピールする」練習です。
卒業までも、卒業してからも、キャリアを重ね続けて自分の未来を切り拓く力が求められます。
指示されたことだけを出来るようになるのではなく、自分の力で未来に向かって突き進む。その考え方を学びました。
家庭・福祉部会総会研究大会
先日の水産部会総会に続いて、今日は岩手県高等学校教育研究会家庭・福祉部会総会研究大会がリモートで開催されました。
岩手県内の70数名の家庭科の先生方がパソコンでつながって話し合いをしました。
総会では昨年度の活動報告と今年度の計画の協議。そして、研究大会では「新学習指導要領をふまえた新しい家庭科教育」という演題で講演が行われました。
激しく変化するこれからの時代に合わせて家庭科教育も変化していきます。
環境問題や消費者問題、男女共同参画社会など社会の中の生活問題解決に向けて主体的に考えて解決していく力がこれからの時代にはますます必要になっていきます。
本校食物科が課題研究で実践している「SDGs循環型農業(食品廃棄物削減)」や「食育」「アレルギー対応食」などが正にこれからの時代に必要とされる力を育成します。生徒一人ひとりが卒業後にそれぞれの生活の場で力を発揮していけるように先生たちは精一杯応援しています。
水産先生の集まり
今日は本校で岩手県高等学校教育研究会水産部会総会・研究大会が開かれました。
日本全国で水産の高校は46校だけです。そのうちの3校が岩手県にあります。久慈東高校、高田高校、そして本校、宮古水産高校です。
「新しい時代をリードする、創造的な水産・海洋教育はどのようにあればよいか」というテーマで研究発表と話し合いを持ちました。
「ICT機器を用いた授業改善」久慈東T先生
「カリキュラムマネジメント」宮古水産S先生
「Society5.0 脱炭素社会の水産」久慈東U先生
「Cromebookの活用」宮古水産K先生
「コミュニティー型、デバイス型授業展開」高田高校K先生
「さあ、みんなでがんばろー」のわたくし
世の中の変化は激しいです。更に、インターネットやロボット、水中ドローン、バーチャルリアリティーの活用など電子機器の進化も目覚ましいものがあります。
スマート農業、スマート水産業などと、かつての1次産業もこれからは電子機器を活用した近代的な産業に変化していきます。
魅力ある水産業に向けて、生徒に夢と希望を与える教育が展開できるように先生たちの研修は続きます。