カテゴリ:授業風景

今日の授業訪問

3校時、2年生の授業にお邪魔しました。

食物科は「数学:データの分析」箱ひげ図を読み取り、データを考察する内容です。

「宮古市の1993年と2022年の7月における平均気温を箱ひげ図にしました。ここから、データを読み取りましょう」

教室に入ってみたら、みなさん何やらスマホを一生懸命見ています。何?

教室のwifiを使って各自の端末で調べ学習中でした。 数値計算の練習をすぐにするのではなく、グラフからわかる平均気温の違いについて、1993年に何が起こっていたかを調べていたのです。

自分事として捉え、身近に起こった現象をグラフを基にして深く読み解く。読み解くために、計算する。そんな学習が展開していました。(ちなみに1993年はピナツボ火山噴火と記録的冷夏の年だそうです)

隣の教室では海洋生産科が「英語会話」の授業中。 様々なシチュエーションをネイティブスピーカーの先生とやりとりし、各自の考えを回答中。

いつもながら、英語のペーパーテストが得意ではない生徒も含め、日本語がほとんど入らない英語会話の授業で先生とのやりとりがタイムロス無く進んでいく様子に感心します。

先生に「英語で何か指示されて」生徒たちがジャンケンし、自分の回答する問題を決めて黒板に進みます。

(私)「ジャンケンしなさい」って英語でどう指示されたのかな?

(先生)「Do Rock Paper Scissors ですよ、でも、Do Jankenも通用しますよ。」 

(私)・・・頭で文章の和文英訳を考えて、どう言えばいいんだろう、あ~かな、こ~かな・・・恥ずかしながら、さらっと英語の言葉が出てきませんでした。ジャンケンが出ないなんて、知ってみると恥ずかしい・・

生徒たちは、さらっとしたもんです。当たり前に聞いてさっと動きます。英語と日本語の変換なんかなくて、英語で聞いて行動する。 

 考えるより、慣れる。なにより私が見習わなければ! 生徒たちは、どんどん英語で直接考えています。勉強させていただきました。

英検IBA

2年生、今日の6校時は両クラスとも「英検IBA」  英語では「読む」「書く」「聞く」「話す」力を身に着けることが大切です。この検定ではそれぞれの力について自分の技術力がどのくらいか、どの分野が強くてどの分野が弱いか、国際基準の英語力でいえばどのくらいか、などが分かります。合格か不合格かではなく今の自分の力を確かめ、これからの個々の目標を設定するための力試しです。

英語の得意な人も苦手な人もみんな真剣に取り組みました。

海洋生産科、英語力を高めたらりあす丸でハワイに行ったとき3倍ハワイを楽しめますよ!

食物科、外国人観光客はこれからもますます増加します。あなたの作った料理を説明したり、美味しい料理を説明したり、日本の人だけじゃなく、あなたの料理と英語を使ったおもてなしで世界の人を笑顔にしましょう。

京都清水寺参道のお土産屋のお母さん、奈良もちいどの商店街のお好み焼き屋のお姉さんも、東京有楽町の居酒屋のお父さんも、ブロークンな英語で気さくに楽しくおもてなししています。ペラペラじゃなくてもいい、気持ちを伝える英語力をますます高めてください。がんばれ〜!!

 

1.8気圧115℃と「しつけてます」

ザァーザァー雨が降り続いた午前中、校内を歩いてみると食品実習場では海洋生産科2年生が缶詰づくり、被服室では食物科3年生がハーフパンツづくりの実習中。どちらを見学しても私にとっては興味津々、生徒たちが優しく教えてくれました。

私が行ったときには作業も終盤。せっせと真空巻き締め機に投入中。

今日はサバの水煮です。原料は5ケース75キロ、できあがりは48缶入り6箱予定。

相変わらずの最高級のサバ! できあがりが楽しみです。

レトルト殺菌釜に投入。

スイッチオン

1.8気圧115℃、プシュッ、プシュッと高温蒸気の音のする中95分間の殺菌です。

殺菌と言っても、生のサバに熱が通るのもこのときです。そして、3ヶ月くらい後がサバの身にしっかり調味液がしみこんで食べ頃です。 個人的には、味がしみこむ前のできたてを食べるのが私は好きです。

さて、被服室では生徒たちが一生懸命ミシンがけ中。

一見、何を作っているのかわかりません。聞いてみたら「ハーフパンツを作っています」。

な~るほど、夏休み前に見学したときに型紙を布に印付け(チャコペンがけ)していたあれですな。

あれ?(私)「どうしてあなたたちはミシンを使わないの?」 (生徒)「しつけしています」

(私)「へっ?」「しつけ?」 (生徒)「仮縫いのことをしつけって言うんです」「ミシンで縫うときにずれないようにまち針で止めてから仮縫いしてるんです」

な~るほど、しつけが大切なのですね、ハーフパンツも人間も。

食品製造実習室と被服室、まるでカラーが違いますが生徒の皆さん、楽しそうにやっていました。

わたしも参加したくなる実習でした。

 

 

 

夏休みも今日まで

夏休みも今日でおしまい。3年連続コロナ禍での長期休業。「コロナ禍でも万全の対策をとって充実した毎日を送ろう」と生徒を送り出したものの、どうだったのでしょうか。部活動や各種大会は概ね実施されたものの感染予防を徹底しながらとなると様々なことが制約されたと思います。そんな中で、どのように過ごしたのか聞いてみるのが楽しみです。各ホームルームは生徒を迎え入れる準備が整って明日を待っています。

ピッカピカの1年生HR。

教卓前に、3人分くっつけて配置されているのは・・・なぜ? 2年生。

金魚も待ってる2海生。 水槽の水も澄んでます。

お盆直前までほぼ全員登校の3年生。 黒板には夏休み明けの進路活動スケジュール、机上には返却課題と明日の配布書類が。

テレビやインターネットではコロナにかかることがもはや特別なことではないような錯覚に陥りそうですが、明日からの学校生活は健康第一、気持ちを引き締めて万全の体制でスタートしますよ。みなさん元気にがんばりましょう。

 

 

今日も3年生は進路活動

太鼓部の音が遠くに響く中、今日も入れ替わり立ち替わり職員室に3年生の姿が。職場見学を終えた生徒たちが報告に来たり、小論文の添削を求めたり。連日、3年生の教室は賑わっています。

○○さんが担任と面談中。私はその次。

職場見学を終えて、いよいよ履歴書の志望動機も仕上げに入ります。

本日のスケジュール。

清書の前に、まずは練習用履歴書にひととおり書いてみます。

ねえねえ、ここってどんな風に書いてる?

進路先は違っても、ドキドキの気持ちは一緒です。相談しながら一生懸命取り組んでいます。

就職も進学も応募書類が整ったら次は面接練習です。

まだまだ気が抜けない3年生。それぞれの未来に向けて連日よく頑張っています。応援してます!