2022年12月の記事一覧
まもなく仕事納めの校舎にて
2022年、学校でのお仕事はまもなく終了。校舎をぐるっと歩いてみると、灯りが付いている教室が1つ。
先日、大掃除を終えた教室ですが、更に最新の掃除グッズを使って担任が磨きをかけていました。
「1月から生徒たちがりあす丸に乗船しますから、教室は完璧にきれいにしていきます。」
すばらしい!のひとこと。 乗船する生徒の皆さん。担任の思いを受け取ってがんばるのだぞ!
今年も一年、本ブログをご覧くださいました皆様、有り難うございました。新年も生徒たちの様子をできる限り発信していきたいと思います。 それでは、良いお年を。
遮光カーテン
先日、大掃除も終え、終業式も済んで、学校は静かです。授業がない間に校舎内の様々な補修や整備も行います。
今回各教室に「遮光カーテン」を取り付けました。パソコンとプロジェクターをつないで授業をするとき各教室が南に面しているので普通のカーテンでは天気の良い日には画像が見にくかったのですが、きっと、これでバッチリ見られるはず。 タブレットも同様。
タブレットやパソコンを使用しての授業はこれからどんどん増えていきます。古い校舎の本校ですが、できる限りの努力をしながら環境を整備していきます。
あとは、生徒の皆さん、がんばって勉強するのだぞ!!
90分間の料理全力集中を終了!
昨日、1級食物調理技術検定が終了しました。朝7時から食材準備。8時半からいよいよスタート。大根のかつらむき3分、そして調理90分。遠目にも緊張感ビリビリの調理室。終わってからの安心感も半端なく、幸せそうな皆さんでした。
自分の料理に使う食材を必要な分だけ準備します。
かつらむき用大根。プリッと立派な大根たちが勢揃い。
「では、かつらむきの試験を行います」「制限時間は3分間です」「はじめっ」
「あと1分です」・・・・・・「あと30秒です」・・・・ シーンとした会場で黙々と大根に全集中。
かつらむきの後は各自が考えた献立を90分間の制限時間内で調理しました。
今日は、全員分をご覧ください!!
和食・洋食・中華 様々で お皿も盛り付けも様々で それぞれみんな最高においしそうです。
主菜・副菜・デザートの置く位置やスプーンや箸の位置や間隔まで、すべて理想の位置があるそうです。
私には、全部理想に見えてしまうんですですけどね。
審査結果は年明けです。食物科3年生も今日からは心置きなく冬休み。自動車学校やら進学先・就職先からの課題や準備もありますが、まずは一息、リラックスしておやすみください。
表彰式そして終業式
年内の授業は今日の午前中で終了しました。午後からは大掃除、表彰式そして終業式を行いました。
太鼓部で活躍!
ボクシング部で活躍。
写真部も読書感想文最優秀賞も、みんな本当によく頑張りました。
今年もたくさんの授業や実習、部活動などを見学させていただきました。それぞれの場面で生徒たちがいつもがんばっている姿を見てきました。 表彰状はもらわなかったけれど表彰したい生徒がたくさんいます。
今年1年を振り返り、2023年をさらにパワーアップして学校生活を満喫しましょう!
食物科3年生の今日
食物科3年生は1級食物調理技術検定が間近に迫ってきました。今日の実習では本番同様の内容で時間を計りながら各自が考案したメニューを調理しました。生徒たちの目つきが違います。シビアにすすんでいく実習に、私も今日は静かに見学です。
かつらむき始め!
紙のように薄く剥いた大根。終わったタイミングを見計らって(私)「ほんとにすごい。たいしたもんだ」(生徒)「でも私のは、ここらへんが厚くなっているので、もっと均等の暑さにしなきゃダメです」 すごい。
3分間で50cm以上が合格ライン。先生のシビアなチェックとアドバイスを受けます。
90分間で作り上げた料理の数々。食材の組み合わせ、栄養バランス、彩り、器と全体の調和、様々な要素を考慮して生徒たちはこの料理を作り上げています。
本当にすごいです。そして、心から全部食べたいと思います!!(作った生徒がいただきます。)
本番もがんばれ! そして、卒業後もがんばれ! さらに 家でも作れ!
放課後学習会
すっかり暗くなった第3校舎の中で、煌々と灯りが付いている部屋が一つ。「船尾からぁ大波を受けるとぉ」・・・廊下まで学習内容が聞こえてきます。
本校専攻科進学志望の3名が放課後学習をしているところでした。就職や推薦入試での進学のクラスメイトが次々と進路を内定していく中、専攻科入試はまだ先の年明け1月20日(金)。本科3年間で学んだ海技知識を専攻科の2年間で更に高めて「3級海技士」「2級海技士」を取得して船長を目指します。そのためにもまずは合格しなくては。
目標を共にする3人の気合いの入った学習会でした。これから、1月の入試本番まで続きます。
海の施設の見学会
海洋生産科1年生、今日は海に関する施設の見学会に出かけました。
まずは、陸前高田「津波伝承館」。あのとき海辺の水産に関連する施設はことごとく大きな被害を受けました。水産に関わる私たちは津波をしっかりと理解し、受け止めながら未来を生きていかなくてはなりません。
東日本大震災は1年生にとっては小学校入学前の出来事です。リアルに展示されている被災物を目の前にして、改めて津波の恐ろしさを認識しました。
陸前高田市では同じ水産系高校の高田高校があります。陸前高田の被害も甚大で広田湾での水産実習設備はすべて失いましたが、今は復興して高田高校の仲間たちも元気にがんばっています。
次は、気仙沼の造船所へ 敷地に入った時点で広さに驚きです。
巨大な船がブロックごとに作られています。遠くに見えるのは球状船首(バルバスヘッド)、鉄の匂いと、溶接の匂い、油の匂い、そして騒々しい音、働く人の姿と声。 教科書だけではわからない、いろんなことを体感しました。
雪のちらつくなか、見る物すべてが新鮮でした。この鉄の塊がピカピカの新船に変化していきます。
ちなみに、私たちの共同実習船「りあす丸」も新船建造に向けて着々と計画進行中です!
1年生、水産人としてちょっと厚みを増しました。
服飾の授業では
今日は食物科3年生の選択科目「服飾」を見学に行きました。服飾の時間には様々な被服や手芸作品の製作に取り組んでいます。今日は自由テーマで各自これまでやってきた課題の中で特に気に入っている作品を製作中でした。
羊毛フェルト作品作り。羊毛を針でひたすらツンツンしてフェルト化させて形作ります。かわいいふわふわ小物ができあがり。サンタとかにぎり寿司とかリンゴにミカンなどなど。
こちらはミシンを使って縫製中。プチバッグ作り。(私)3年生だともうミシンの扱いはお手のものですね?(生徒)いえいえ、まだまだです。 う~む スイスイやってるようでも奥が深いのですね。
こちらはフェルト生地を使ってのクリスマスツリーの飾り作り。優しい感じの小物がたくさん。来週末までに何個完成させられるか。真剣です。
大作。ワンピース作成も。
完成した「ふくさ」 売ってる物にまるで見劣りしない完成度。裏地まで見せたいです。卒業してからお祝い場面で出番が増えそうですね。
「和のバッグ」 艶やかな模様は着物の古着を再利用。 市販品では絶対手に入らないオリジナルバッグです。
服飾手芸、いつ見に来ても面白そうなことをやっています。 一生役に立つ手作り技術。私もすごく習いたい科目「服飾」でした。いつものことなのですが私の専門「水産」も面白いけれど「家庭科」も面白いんですよねえ。
今日の授業見学会
今日の授業見学は2年生を紹介します。
食物科の「数学」。因数分解などの復習に続いて今日は「メビウスの輪」を作ってみました。
えっ、なんでつながるの?数学的に証明するのは今は置いといて、「理屈の前に実体験」。不思議と感動を体験してこそ、深みを知りたい興味がわいてくる。
難しいのもいっぱいあるけど、今日も面白いこと体験しました!
海洋生産科の「コミュニケーション英語」
「良いプレゼンテーションと、悪いプレゼンテーション」がテーマ。スクリーンに映るアメリカン高校生のプレゼンを見て聞いて、何が良くて何が悪かったのか、みんなで考えました。
「目線(原稿じゃなくて聴衆を見る)」「笑顔」「自分ごととして話す」アメリカでも、日本でもプレゼンテーションの際の大切なポイントは一緒です。
英語で聞いて、英語で考える。そして英語でも日本語でも役に立つ知識をゲットしました!
食物科と海洋生産科、専門科目はまるで分野が違いますが、英語や数学はすべての基本。両方の学科で勉強しています。今日も一日頑張りました。
はたらく現場の見学会
2年生は本日事業所見学会を行いました。1年生で様々な産業を知り、2年生で自分の適性を再確認し、事業所の細部を調べ、3年生で進路を確定する。高校3年間はあわただしく過ぎていきます。その時その時の出来事が自分の糧になっていきます。
岩泉の木材会社。広葉樹の丸太が山積みです。
広々とした貯木場に大量の丸太が。
広葉樹はチップに加工されていました。こんなに身近でチップのにおいをかぎ、手に取ってみるのも初めてです。
このチップは、紙に加工され、みんなもよく知っている「ティッシュペーパー」になっていくそうです。
さらに、SDGsの時代、昔は捨てていた剥いた樹皮も「バイオ燃料」や「キノコの菌床」として加工されているそうです。
2社目は鉄道会社。豪華お座敷列車で会社説明を聞きました。
運転席で説明を聞き。
なんと、実際にドアの開閉を体験させていただきました。
様々な事業所で様々な人たちが様々な業務をしています。ビデオでも見ることはできますが「匂い」や「触感」「人とのふれあい」があってこそ深くその仕事を感じることができます。
「働く」ことを「自分ごと」としてとらえ始めた2年生でした。