学校ブログ
授業中に緊急地震速報が鳴ったら
今日は「全国瞬時警報システム(Jアラート)」の訓練放送が「防災行政無線」と「みやこハーバーラジオ」で行われました。 本校でも自主参加型防災訓練として1時間目の途中に「訓練・訓練」と前ふりのあと警告音に続いて「緊急地震速報、大地震です、大地震です、」と全校放送を行いました。
事前に知らせなかった突然の放送にもかかわらず、生徒の皆さんはしっかりと身を守り、机の下に潜り込んでいます。
放送を聞いてほんの数秒。 廊下でひっそりと見ていた私も驚くほどの迅速な対応でした。
もう少し、ざわついたり、行動に戸惑う人が出るのかと想定していましたが安心しました。 このあと、もしも「通学途中でアラートが鳴ったらどうするか。」「津波警報が出て、到達までに時間があったらどうするか。」など、状況に応じて自分で判断するという行動確認を行いました。
誰かの指示を待つのではなく、その場で自分で判断してすぐに行動する。 先の大震災の時にはこども園や小学校低学年だった生徒たちですが、しっかりと避難の基本は身についています。 自分と自分の大切な人を守る。 この気持ちをぜひ持ち続けてほしいと思います。
はじめての小籠包づくり
放課後校舎内を歩いてみると第2調理室に電気がついています。お邪魔してみるとそこにはニコニコと調理する生徒の姿が。 料理手芸部が初めての小籠包(焼き)に挑戦しているところでした。
「えっ、なんでそんなにうまく包めるの?」「大丈夫だよ、そっちも」
(私)「小籠包って、テレビとかで時々見る熱い汁がジュビ〜ッて出てくるあれ、どうやってジュビ〜ッてやるんですか?」 (生徒)「鶏がらスープを寒天で固めて、あんに練りこんでいます。熱を加えるとそれが溶けて、ジュビ〜ッてなるはず・・・・です」
楽しくて楽しくて。2人とも初めての小籠包つくり。包むほどに見た目もばっちりの小籠包が。
校長室に戻って仕事をしていると、なんと、できたての小籠包を持ってきてくれました。
手軽にできる「焼き小籠包」、餃子の皮で包んでたこ焼きプレートで焼いています。宇宙船型かわいい小籠包。 早速、いただくと口の中で汁がジュワ〜ッ。 大変おいしくいただきました。
授業内の調理実習も楽しそうですが、自主活動の料理手芸部での放課後調理はお料理本には出てこなそうなかわいい美味しい小籠包づくりで一段と料理の楽しさを味わえるひと時が繰り広げられていました。
ごちそうさまでした。
1級検定練習のちマーボーラーメン
調理実習室の方に向かってみると、何やら刺激的な匂いが廊下を漂っています。
たどり着いたらそこには、ぐつぐつ煮えたぎる真っ赤なスープが。 そして、食欲をそそる刺激臭。
話を聞くと、「今日は、1級検定の練習(大根のかつらむき)をした後、大根を使った料理と麻婆みそラーメンを作っています」の返事が。
トッピングの肉そぼろにも豆板醤と甜麺醤で甘くてそれでいてあとから辛みが来る仕掛けが。
辛さは、班ごとに決めて作っているそうです。
「辛みそぼろ、もっと入れちゃえ!」「全部入れちゃおうよ!!」「えぇ~っ」
む~ん 素晴らしい仕上がり。 水高祭での水高潮騒ラーメン(海鮮ラーメン)とはまるで違うワイルドな仕上がりです。
仕上がりに満足「いえ~いっ」 麺がのびる前に今日はすぐ喫食だ。
ちなみに、かつらむきで使用した大根の薄い部分は千切りにして大根サラダに、芯の部分は牛肉と煮込んで副菜になっています。
検定のシビアな練習から、超ウマそうなラーメン作りへ。 今日の実習も満足げな生徒たちでありました。
水産・海洋高校生徒研究発表東北大会その2
先日、速報で本校の発表が第3位を獲得したことを紹介しましたが、きょうは他校の情報も含めて報告第2弾です。
加茂水産高校生徒会長の挨拶でいよいよ発表スタート。 審査員席(私)からの風景ですが、写っているのは発表生徒。この後ろでは加茂水産高校の全校生徒が視聴しています。
本校は7番目の発表でしたが、最初に紹介します!
先輩から代々続く「マダラで街に賑わいを」のシリーズです。
白身魚の缶詰は難しい、身がばらける、臭みの対応・・・・ 市販品はほとんどありません。
魚の身をスモークするんじゃなくてスープに香味油(スモーク)を使うことで魅力的なテイストを実現しました。
これでマダラを時期に関係なく、いつでも楽しめます。 食べ方も様々、広がる可能性を紹介しました。
帰りには「クラゲ水族館」こと加茂水族館を見学しました。
水族館は加茂水産高校から海沿いを歩いて5分程度、日本海に面した小さな港町なのですが、クラゲ展示に関しては世界のトップクラスです。
発表で結果を出し、幻想的なクラゲをたくさん見て、ガッツな面々でした。
さて、他校の発表紹介です。 福島県の小名浜海星高校は原発事故による放射線を意識した「マスやエビの完全陸上養殖」について発表。
八戸水産高校は階上町の魚「アブラメ」で町おこし。町と学校がタイアップし、8年間も継続する研究です。
気仙沼向洋高校は「産業廃棄物になっているホヤ殼に含まれるタンパク質に着目して養殖魚のエサにする研究」
久慈東高校は子どもたちへの魚食普及活動。見た目もかわいいカラフルで様々な味の団子にして、販売ルートまで考えました。
男鹿海洋高校は「波力発電システムの開発」 様々なタイプの波力発電システムがある中で「ジャイロ効果を利用した発電機の作成」により小型発電機を実現しました。
宮城水産高校は食物類型の生徒発表でした。「うまいもん甲子園」出品作品であるコウナゴをふんだんに使ったおいなりの紹介です。
秋田県の男鹿海洋高校は秋田県で夏場に大量に水揚げされる割に市場にほとんど流通していない「シイラ」の有効活用で町の活性化です。
最後、9校目の発表は久慈東高校。 増えすぎて磯焼けの原因にもなっているウニを「野菜くずの給餌養殖(餌を与える養殖)」により海の環境を改善しながら安くウニを流通させるという研究です。餌は農業の系列が育てている野菜の廃棄部分、流通は商業の系列が・・・と総合学科の強みを活かして学校全体で浜を活性化させる取り組みです。
最優秀賞(1位)八戸水産高校 優秀賞(2位)気仙沼向洋高校 優秀賞(3位)宮古水産高校
大会なので順位がつけられるのですが、本当に各校とも地域の課題をしっかりと捉えて、地元を活性化させることを真剣に考えています。 生徒にとっては自分の町しか普段は見られないですが、研究発表会をとおして東北各県で自分たちと同じように頑張っている他校の状況を理解できた素晴らしい体験でした。 大人になっても、水産高校で勉強した者同士のつながりを大切にして日本各地の浜を元気づけられる若者に育って欲しいと思っています。
東北地区大会3位
昨日、山形県立加茂水産高校に東北地区の水産系高校が参集して生徒研究発表大会が開催されました。本校からは<宮古の真鱈でにぎわい創出 その3>を発表。見事第3位を獲得しました。
加茂水産高校、学校のすぐ目の前が日本海でした。
緊張の発表もしっかり頑張りました。
帰りには加茂水族館も見学し、ガッツポーズ! やる気満々、真鱈で宮古を活性化 まだまだ続きます。
生徒会新執行部
10月から発足した生徒会新執行部。2年生と1年生で組織しています。遅ればせながら今日は校長室で認証式を行いました。
「学校をますます活気づけたい」「コロナのなかでもいろんなイベントを実行したい」、「掃除も楽しい学校にしたい」なんてのも。
みんな、目がキラキラしています。 このメンバーがいるかぎり、うちの学校はどんどん活気づいていくと元気づけられた認証式と懇談でした。 がんばろーみんな!!
サクラマス
サクラマス 降海型ヤマメとでもいいましょうか。宮古での呼び名は「ママス」。初夏にたくさん水揚げされるあのおいしい高級なママス(標準和名:サクラマス)。閉伊川漁協さんでは増殖事業としてサクラマスの人工種苗生産(人の手で卵を取って稚魚を育てて放流)をしています。 卵と精子を搾り取った後の親魚はやせて商品価値が低いため市場には出回らず、家畜のエサなどになってきました。 海洋生産科食品資源コースの研究班、とりあえず缶詰にして、美味しい保存食を作ってみました。
間違いのない、秘伝の味噌煮スープで味付けです。 サバを基準に味付けしているので、作ってみて、試食して、今後微調整していきます。
フィッシュカッターで輪切りにした魚は氷水で洗浄。
産卵期のサクラマスなので皮は黒ずんでいますが缶詰にすれば気になりません。
せっせと缶詰。マサバに比べてブニョブニョしてそうです。(私)「やりにくいですか?」 (生徒)「いえ、慣れてるので全然大丈夫です。」
サイズを組み合わせて缶にぴったりと詰めていきます。 感心の手際よさ。 さすが3年生。
ラベルは桜色のシンプルなもの。 まだ、商品化はしていませんが、これから試行錯誤しながら仕上げていきます。 閉伊川漁協さんとの共同開発。 大切なサクラマス資源を無駄にせず、美味しくいただく取り組みです。
放課後ぶらり
土曜日に水高祭が終わって、昨日は代休、そして今日からまた日常の生活が戻ってきました。朝から時間割どおりの各種実習や授業が展開しました。 今日は久々に放課後の校舎内の紹介です。
しおかぜ図書室開館中。新しい本も増えてほのぼののんびりした空気が漂っていました。
こちらは「漢字検定合格対策」 11月の検定に向けて特訓です。 家で勉強は当たり前ですが、学校でみんなでやると頑張る気持ちも倍増。30分集中してそれを2セット。毎日1時間の特訓です。
自由参加だそうですが今日はちょっと参加者が少なかったようです。明日以降の生徒の参加者増に期待しています。 先生も、さらに上級を目指して一緒に頑張っています。
水高祭開催
「コロナ禍で最大限出来ること」を意識しながら今年も水高祭を開催できました。 家族限定ながら来客を迎えて、3年ぶりに開設した大食堂も賑やかでした。
「さあ、みなさん、今日明日の2日間頑張りましょう!」生徒会長の挨拶で水高祭開幕。
開祭式ステージ発表の第一弾は生徒会の活動報告。内陸の西和賀高校との交流活動を全校生徒に紹介しました。
続いては英語スピーチ。テーマは「持続可能な社会の実現のための郷土料理」 1年生ながら立派な発表でした。(視聴者が下を向いているように見えるのは、和訳プリントをつい見てしまうから・・・)
そして、太鼓部演奏。 お腹に響き渡る演奏です。
昨日放課後には生徒自主の中夜祭。 カラオケ「あなたがいることで」でスタート。
ダンスダンスダンス。 ダンスが止まらない。
観客もうっとりしたり盛り上がったり。
何と、「新体操(男子)」の披露も。リングを使っての演技ですが、高いジャンプや連続回転も。 観客は思わず「ウォ~ッ」。
さて、2日目、本日の展示です。 海洋生産科おなじみビン玉。 今でこそ漁具のフロートは合成樹脂ですが昔はビン玉。 そのネットを作るのは漁業科の必修でした。
点描スケッチも昔も今も続いています。 鰭のとげの本数なども数えて正確に書きます。
使わなくなった「海図」を使って作成したブックカバー。 カッコイイ。 欲しい。
缶詰は限定販売。 好きだなあ。 この手作り感満載の案内表示。
「いらっしゃいませ~」
校舎に入って、まずは華道部。
普段の活動をなかなか見学できませんでしたが。きょうはじっくり拝見しました。
製作途中も授業を見学したハーフパンツ。 人それぞれの色合いでしっかり完成していました。
授業で作った「食育カルタ」 ずっと続けよう減塩クッキング・・・・ ハイ わかりました
がんばろう、運動をして健康作り。 いん酒を減らして楽しく過ごそう。・・・・ ハイ わかりました
って、生徒たち、大人の様子をよく見ていますね。
写真部の作品。 かわいいのも芸術的なのも。
毎度おなじみ、国語科の短歌。 生徒全員分が展示されました。
独断と偏見の私お気に入り2作品を紹介。 「3年ぶり 山田の祭り開催だ さんま大漁 するめ大漁」「彼氏なし スポーツ勉強なんもできん でもだいじょうぶ まだ16歳」 いいなあ。
飾り寿司 和風
飾り寿司 とら 練習の成果があって素晴らしい仕上がりになりました。
3年生が作る、おもてなし料理「洋食」
中華冷菜 ピヌパヌ
大根でできた「鯉の滝登り」
手まり寿司
おせち料理
野菜とかまぼこを使った祝切り
課題研究の発表展示も。
2年生 バラン切り
手の込んだ作品です。
1年生 私の朝食 軽めの洋食 でも 私もこれで十分かな
和食派は数少なかったです。 が しっかり健康そうな組み合わせですね。
大食堂 食券売り場もテキパキと。(客)「おすすめは?」 (生徒3年)「私たち3年生が作った水高弁当です!!」 (客)「じゃ それを」
賑わう大食堂。200名以上のお客様を迎えました。
クッキー販売。販売しているクッキーは課題研究で考えたアレルギー対策原料をとり入れています。
料理手芸部は箸袋手作り体験を開設 私も1枚作りました。
体育館のステージは本日2回。 生徒会活動報告・英語スピーチとともに保護者の前でご披露しました。
最後の締めは、茶道部で。
結構なお点前でございました。 飲み干すとお茶碗の底に日本列島が。 形もハートの形です。
大震災後にご支援でいただいた「絆」というお茶碗だそうです。
生徒の皆さん、昨日は遅くまで、今日は早くから、張り切って頑張りました。 コロナ禍で出来る最高の水高祭だったと思います。
来校された保護者の皆様、ありがとうございました。
生徒食堂
水高祭をまじかに控えて食物科は大食堂「幸富堂(しいふうどう)」前のリハーサル。1年生から3年生まで役割分担しながら大量給食の実践練習です。 今日のお客様は全校生徒と職員。 限られた時間の中で同じ品質のお料理を大人数に提供する。 戸惑いながらも一生懸命頑張りました。
「いらっしゃいませぇ〜」「こちらで食券をお求めくださいませぇ〜」
食堂に入る前に食券購入。 食券係も張り切っています。
入ってみるとほぼ満席。海洋生産科の皆さんから「うんめぇ〜」の声が続々。
ウェイター、ウェイトレスは以前から1年生の仕事。 先輩たちの動きをしっかりと見て覚えます。
「いらっしゃいませぇ〜。」「お水はセルフになっています。あちらでどうぞ。」・・・・・・「あっ、食券をいただくんでしたぁ。」「あれっ、(半分にちぎって)どっちをもっていくんだったっけ?」 これも1年生のご愛嬌。
じゃ〜ん。「水高ラーメン・ミニカレーセット」 美味しくいただきました。
明後日の水高祭はコロナ対応で生徒の保護者のみご招待。それでも普段の集団給食の5倍くらいの人数のお客様が来校する予定です。 食物科の皆さん。 美味しい料理と心のこもったおもてなしで食堂に笑顔を広めてくださいね!