学校ブログ

終業式・離任式

今日は生徒にとって今年度最後の登校日。生徒たちは朝から来年度自分たちが使う教室に椅子と机をセットして、さらに大掃除。 それが終わったらいよいよ今年度の総納め、「終業式」そして「離任式」でした。

終業式での私の挨拶は、つい、演台の前にまで出て。 「今年度一年を振り返ってみてください。」「今、ここでです」・・「自分が成長したと感じる人っ」・・・・・ 高校時代、なかなか自分を認めることが難しいです。周りの人にあわせることばかりに気を遣いすぎることはない。自分らしく頑張ればいいのだ!

離任式では今年度で本校を離れて他校に異動する8名の先生方と定年退職の私がご挨拶。そして、生徒会から花束をいただきました。

退場~   「みぃ~やこぉすぅ~いさん え~いよぉあれぇ~ みぃ~やこぉすぅ~いさん え~いよぉあれぇ~」 BGMは応援歌「捲いた錨よ」だったのに、口ずさむのはなぜか校歌! 

校長室に戻ると、卒業した3年生たちが入れ替わり立ち替わり挨拶に来てくれました。 新天地でも頑張るのだぞ。応援してますぞ。

岩手に来て31年間、ずっと水産高校で生徒と共に過ごしてきました。 これからも、水産高校は頑張り続けます。 本ブログをご覧くださいました皆さん。 本当にありがとうございました。 これからも宮古水産をどうぞよろしくお願いいたします!  (次の校長先生がお越しになったら、リニューアルして再出発の予定です)

 

天井プロジェクター設置完了!

新年度に向けて着々と学習環境の整備が進んでいます。 今回、各ホームルームに天井プロジェクターを設置しました。

各教室にしっかり取り付けられているのを見て感心しながら歩いていると、海洋生産科1年生の教室にちょうど担任の先生がいました。(私)「どうやって使うんですか?」(S先生)「電源スイッチがここで、あとはタッチペンでここをこうやると・・・・・」

スイスイ使いこなしていきます。ペン書きした文字や図もスイッチ一つで瞬時に消えます。見ている私は「ほ~」「へぇ~」「お~っ」の連続。

パソコンにつなげて、図や表もすぐ出せるし(消せるし)、それを各生徒が持っているタブレットに送ることも出来るし、Wi-Fiからインターネットにつなげて「世界の漁業風景」や「一流シェフの料理風景」なんかの動画も映し出せます。 プリント配布はもはや昔の光景・・・

生徒が生きる、私たちが生きるこれからの時代「Society5.0」はこれが当たり前の時代です。どんな授業が展開されて、生徒がどう反応していくのか、楽しみです。

ピッカピカにワックスがかけられた教室の外にはこんな風景も。

明後日は終業式と離任式。 元気な生徒が勢揃いします。 今年度お世話になった教室を使うのも明日でおしまい。 春休みが明けたら新学年での生活が始まります。 今年度の自分自身をしっかりと振り返り、来年度もみなさん頑張りましょう!!

お帰りなさい りあす丸

昨日、3月17日(金)09:00 りあす丸は予定どおり宮古港藤原ふ頭に着岸。 海洋生産科船舶運航コースの生徒3名、日に焼けた満面の笑顔で帰ってきました。

薄曇りの中、宮古港赤灯台を交わしてゆっくりと近づいてきます。

1本目のもやいロープで、いよいよ宮古と(陸上と)つながりました。

まずはクラス担任と固い握手!

指導教官とガッツポーズ、出迎えにきている保護者のカメラも一斉にシャッターパチリ。

下船式の後、乗船指導教官2名から訓示。ゆるんでいた生徒の顔が再び引き締まりました。

テレビ局のインタビューもありました。「遠洋航海の経験を活かして、航海士になるために頑張ります」ってこの日の夕方、ローカルニュースで流れました。

はるか水平線から昇る太陽が再び水辺線に沈んでいく壮大な風景を毎日見ながら、100kgを超える魚を釣ったり、アカマンボウやまぐろのエラ身や心臓を食べてみたり、特別な体験が毎日続いた遠洋航海実習でした。長い人生の中のほんの2ヶ月ですが、航海を終えてあきらかにたくましくなった本科生でした。

 

 

 

 

りあす丸便り(最終号)

焼津港でマグロ水揚げを済ませたりあす丸は本日16:00に出港しました。

そしてすぐさま、りあす丸便り最終号が学校に届きました。

あとは寄り道無しで目指すは宮古。 17日、藤原ふ頭で待ってます!!

 

「夜空」ドレス

8月に行われた「第9回学生ファッションデザイン募集」に応募し、優秀賞を受賞した食物科3年生Kさんデザインのドレスが世界的ブランドを製造している北岩手のアパレル会社により製作されました。

製作したドレスは、他の優秀作品と共にプロのモデルが着用してファッションショーが開催されます。今回はコロナの関係で直接会場で見ることは出来ませんが、下記の日程でテレビ放映および展示されますので皆さんも是非ご覧ください。

<テレビ> 放映日時 3月18日(土) 13:55-14:25 テレビ岩手 番組名「夢をかたちに アパレルの聖地 北いわて~第9回北いわて学生デザインファッションショー」

<展示> 3月15日(水)~3月29日(水) 10:00-19:00(最終日は15:00まで) 場所:パルクアベニュー・カワトク7階コレクカフェ前特設会場

応募したのは、岩手県と青森県の三八地域の高校生・専門学校生・大学生です。

その中で優秀賞に選ばれて、デザインしたドレスがプロの手により現実化しました。

タイトルは「夜空」  濃紺のトップには多くの星がきらめき、ボトムにかけてだんだんと淡い青色に。

私の目には、実習船で遙か洋上に居るとき「ほそ~い三日月を背中にしながら遠くの空と海面を見ている」ように感じます。

黒に近い紺の中にきらめく星々と、空と水平線の境目がわからないくらいの弱い月灯り。それでいて、その月灯りはやんわりと海面を明るくしています。

な~んて、Kさんは食物科なので、別のイメージで作ったのでしょうが、私が見ても魅力的なデザインです。

これが、どう実現して、ファッションモデルがどう着こなして歩くのか。

テレビ放映が楽しみです。

 

 

 

やったぜバンタム級2位!

いつも頑張っているボクシング部のS君。先日の岩手県中学生・高校1年生スパーリングボクシング大会バンタム級で2位を獲得。顧問の先生の話によると、接戦に次ぐ接戦で、優勝していてもおかしくない内容の決勝戦だったとか。

もうすぐ2年生になるS君。これからのますますの活躍に期待です。頑張れ宮水ボクシング部。

りあす丸焼津入港

本日08:12 雨のそぼ降る中、りあす丸は焼津に入港、着岸しました。 明日はいよいよマグロの水揚げです。 お天気もすっかり回復するとの予報。 絶好の水揚げ日和になりそうです。

久しぶりの日本です。りあす丸の遠洋航海は外国往来船資格で航行するので、宮古の出港時点から本船内は日本扱いではありません。帰港して、もやいロープで陸とつながった時点から船内も日本になります(書類上は税関手続きをしてからですが)。 生徒たちも大喜びです。 今航海は大シケも無く、事故怪我も無く、マグロは獲れて、素晴らしい状況で進んでいます。 今宵、焼津港の灯りを見ながらしっかり休んでください。

りあす丸便りVol5

りあす丸はシケに巻き込まれることもなく順調に焼津に向かっています。本日は、りあす丸便りVol5が届きましたので紹介します。

揺れるデッキで潮風を浴びながら、ラジオ体操から1日がスタート。 今も昔も変わりません。 誰一人、ぐずぐずして遅刻なんてあり得ません!

さび落としにワッシュデッキ(wash deck)、日に日に冷たくなる風を感じながら日本が近づいています。

さあ、13日には焼津入港。 最後まで気を抜かず、怪我無く元気に帰ってきてください。

 

 

宮古市長選挙?

本日、午前中に「宮古市選挙管理事務局」と「明るい選挙推進協議会」の皆さんにより2年生を対象として選挙に関する出前授業が開催されました。

2年生は来年度18歳を迎えて選挙権を手にします。学校が会場とはいえ、本物の投票箱を使用して、本物と同じ手順で模擬「宮古市長選」の体験です。ドキドキしながらもいい体験になりました。

市長選立候補者は本校教員です。「子育て支援」や「エネルギーの地産地消」など、選挙演説で力強く公約を宣言します。

生徒たち、心に決めた立候補者は誰なのか? 演説会場と投票所は別の教室です。受付で名簿対照を済ませたら投票用紙を受け取ります。「では、この用紙に立候補者の氏名を記入したら、投票箱に入れてください」・・・「はいっ」 やりとりは全部生徒です。

記入所で候補者名を記入。

そして、投票箱へ。

まさに、本物の選挙と同じ流れです。私が20歳で初めて選挙に行ったとき、すごく緊張したのを思い出しますが、この様に学校で1回経験しておくと本当の選挙の時にすごく気が楽だと思います。

来年度は、2年生も有権者。 住みよい宮古、住みよい岩手、住みよい日本を考えて政治(選挙)に参加しましょう!!

 

 

 

 

 

りあす丸 凪ぎよく順調に焼津向け中

りあす丸、「今日も凪ぎよく順調に焼津に向けて航行中」との報告受け。

北緯29度45分 東経150度59分 針路286度 速力11.5ノット

そして気温は20.3度 水温19.0度 日に日に気温が下がってきました。

りあす丸便りはまだ来ませんが、今日は以前の帰り航海の様子をご紹介します。

ハワイ入港前にも大掃除をしましたが、日本入港前にあらためて化粧直しです。帰り航海はサビ落としまで徹底的に行います。

さびを落としたら、次はペンキ塗りです。

ストーンウォッシュ。砥石のような石で、ウッドデッキを磨き上げます。

航行中のエンジンコントロールルームでは計器類の読み取りとログブックへの記入を練習。

真っ青な太平洋を着々と日本に向けて航行中!

だんだんと、家族のことが(彼女のことが?)恋しくなり始める頃です。待ってますぞ、実習生の皆さん。

 

明日は高校入試!

明日はいよいよ岩手の県立学校の入試(学力検査)です。本校でも準備万端整いました。 明日、県内外から来る中学生の皆さん。 楽しみにお待ちしています。

受検生の皆さんが実力を出し切って、来年度、宮古水産の生徒になることを心から願っています! がんばれ受検生!!

りあす丸、真西に向かって快調に航行中

りあす丸は本日も快調に焼津に向けて航行中。

北緯27度10分、東経161度18分、針路270度、速力11.7ノット。 針路270度ということはすっかり真西にむけて進んでいます。

ちょっと前まで西経にいた本船は、いつのまにやら着々と東経に。更に、今日の気温は22.8度、水温は21.5度。

だんだん冬の日本に近づいてきました。 熱い日射しと潮風を満喫するアッパーブリッジデッキでの日光浴ももうおしまいです。

焼津に着いたら生徒たちは2ヶ月ぶりに地面を踏みしめます。陸揺れ(おかゆれ)体験も初めての長期航海の通過点。揺れる洋上の生活に身体が慣れると、陸に上がったときに地面が揺れている気がするのです。そんな瞬間も生徒同士で楽しみます。 生徒の皆さんの感想を聞くのが楽しみです。

土曜日の太鼓部

土曜日の朝、ゆっくりめに学校に来てみると、ドンッドンッドドン といつもの音が響いています。のぞきに行ってみると太鼓部の皆さんが熱心に練習中。

足下を見て驚き! なんと裸足です。 寒い体育館で、全員、靴下か裸足。 顧問の先生に聞いてみると、「大会では足袋をはきますが、床の感触をしっかり感じながら演奏の動きを身につけるためには靴では出来ないんです」と。

む~ん なるほど 剣道も柔道も太鼓も みな、大地を踏みしめて大地を捉えて動きを極めるのですな。 納得。

がんばれ 太鼓部!!

りあす丸は快調に航行中

3月2日(木) 10時現在、北緯22度51分 西経178度14分 気温26.0度 水温24.7度 針路275度 速力12.2ノット

りあす丸としては絶好調の走りっぷり。 水揚げ地、焼津入港予定は3月13日(月)。

ところで、一直線に西の方に進んでいますが、線を延ばすと「沖縄あたり」に行き着きそうです。焼津を目指すのに、なぜでしょう?

こたえ:この季節、東シナ海付近で発生して本州太平洋岸を猛烈に発達しながら北上する「南岸低気圧」による大時化(シケ)に巻き込まれる危険があります。これを避けるため、日本付近まではできるだけ影響の無い南方海上から接近し、低気圧の発生具合を確認して一気に北上する作戦です。

まわり道をしてでも、安全第一。 本船からの位置報告には「生徒皆元気」の一文が入っています。 アメリカンビーフステーキ、もう食べたかなあ。

 

卒業証書・修了証書授与式

本校は毎年3月1日に本科卒業証書・専攻科修了証書の授与式を行います。今年は、3年ぶりに在校生(1,2年生)も参加、来賓の皆様もご招待して静かに、かつ、盛大に執り行うことが出来ました。

今年度の卒業生は、入学したときからマスク生活。コロナと共に高校生活を送ってきました。 1,2年次はコロナ感染症対策で先輩の卒業式にも参加できませんでした。 でも、今回は後輩たちもご来賓も保護者の皆さんも一緒に居ます。大勢の関係者で卒業を祝福しました!!

海洋生産科 おめでとう

食物科 おめでとう

専攻科漁業科 おめでとう

卒業生代表「答辞」 「ここまで頑張れたのは、家族の応援と、先生方のおかげです、ありがとうございました。後輩の皆さん頑張ってください」・・・・ じ~ん 目頭が熱くなりました。

専攻科漁業科は船舶職員と共に玄関でパチリ。 専攻科生は全員がまぐろ漁船や内航貨物船の乗組員として就職します。 皆さん海技免許を持って、未来の船長めざして巣立っていきます。

本科も専攻科も全員が最高の笑顔でした。 ご臨席くださいました皆様、ありがとうございました。

卒業生の未来に幸多かれ!! 

 

 

 

生徒から同窓生へ

3年生は明日の卒業式を前にして、本日、同窓会入会式を行いました。本校同窓会は「岩水会(がんすいかい)」といって水産学校の時代から120年を超えて活動し、日本全国から世界各国から本校の生徒たちを応援してくださっています。

「生徒から同窓生になる皆さん。同窓の良いところは、10年後20年後でも、どこの街で出会っても”宮古水産高校出身”ってわかればすぐに友達になれることです。私も、伊豆大島で、北海道厚岸港で、宮古の街の様々な場所で「私も宮古水産出身です」と言ってくださる人たちと出会い、いつも気持ちがうちとけて、うれしい気持ちになりました。新生活を頑張ってください。」By私

「皆さんは新生活で困難が立ちはだかることもあるでしょう。そんなときは遠慮無く私たち、同窓を頼ってください。必ず皆さんの力になります。」と力強い岩水会副会長による歓迎の挨拶でした。

「私たちを暖かく迎えてくださって有り難うございます。新生活に不安もありますが、精一杯頑張ります。」前生徒会長が3年生を代表して岩水会副会長にご挨拶。

 歴史が長い分、同窓の皆さんが全国の様々な街にいらっしゃいます。関東方面に就職や進学で行く人たちは「東京岩水会」でも大歓迎されます。

 先輩・後輩の温かな関係は(昔は怖かったんだぁ、などと言いながら)、働く中心世代でも、還暦をとっくに過ぎた大先輩でも、固い絆でつながっています。

 卒業生の皆さん。副会長のお話にあったように、「先輩を頼って」そして「先輩方とつながりを持って」「先輩の友人ともつながって」新生活を満喫し、社会で活躍してくださいね。

りあす丸あっという間にハワイを後に

補給のためにハワイオアフ島ホノルル港に入港したりあす丸。 土曜日に「無事、入港しました」の連絡を受けたその日のうちに「出港しました」そして「焼津に向けて航行中」の連絡が。08:15入港そして16:00出港。 コロナ禍で無ければ「補給(食糧・水・燃油)」とあわせて「ハワイ観光」がセットなのですが、今回はまだ我慢です。先ほど届いた「りあす丸便りVol4」で生徒たちの様子が伝わってきました。

学校近くで魚釣りをしていると30センチのクロソイでも大満足なのですが、りあす丸から自分の竿で魚を釣っていると、メートルクラスのシイラやら、謎の魚やら、さまざま獲物をゲットできます。今回は「クロタチカマス」が獲物な様です。 お店には並ばないような魚たちと遭遇できるのも遠洋航海実習の楽しみです。

 

パイラー(パイロット=水先案内人)は港ごとにいる係官です。 パイラーが本船に乗り込めば、船長も操船の指示は出せません。パイラーの指示で船を操船して港内の岸壁に着岸させます。 (パイラーは、大型船などで長らく船長をした方しかなれない権威のある役職です)

生徒の緊張が目に見えるようですが、ハワイのパイラーは気さくな方が多いようで、お土産(ペン)までもらったのですね。

船は快調に走っています。焼津入港予定は3月13日(月)。帰り航海でも海洋調査や天測計算実習が続きます。生徒たちが元気に帰ってくるのを楽しみにして待っています。

 

 

 

太平洋の真っただ中で大掃除

2月24日(金)現地時間 午前7時 気温24.1度 水温25.1度。 りあす丸は北緯17度51分 西経161度03分、マグロはえ縄実習を終了した海域に今日もとどまっています。 

ハワイ オアフ島ホノルル港は入港に際して、とても厳しい環境条件があります。

デッキの洗浄水を海に流してはいけない、シャワーの水もNG。漁具や、ウインチなどの機械類にかかった雨水を海に垂れ流してはいけない。 これらの基準をクリアしないと岸壁に着岸できないのです。そこで、船を走らせるのをひとまず中断、ひろ~い太平洋上で生徒と乗組員全員で大掃除というわけです。実習で汚れたデッキや船体を徹底的に洋上で掃除しています。さらに、雨がかかっても汚れた水が港内に流れ出ないように、漁具を格納し、ウインチなどにはカバーをかけます。

大変な作業になりますが、この大変さをとおして「海の環境を守る」本気度・真剣さを生徒たちは身につけていきます。陸上では自分の部屋の掃除が苦手なひとも、洋上でみんなと一緒にしっかりと頑張っています!

 

トルコ・シリア大地震の被災者支援募金

コンコンコン  入ってきたのは生徒会執行部とお手伝いの生徒有志

「トルコシリア被災者支援募金をおねがいしまーす」

朝の登校時には生徒昇降口で活動し、放課後には職員室と校長室と事務室にも訪れたのでした。

「がんばってね」なかには連日募金する先生も。

集まった募金は日本ユニセフ協会をとおして被災地に届けます。頑張る生徒会、そして、手伝う有志がいるというのはとても頼もしいです。 一人はみんなのために、みんなは一人のために。 優しくたくましい心が育っています。

りあす丸便りVol3

りあす丸からお便り第3号が届きましたのでさっそく紹介します。

ワッチ中に見える夕日(もしかして朝陽?)の写真でスタート。 生徒たちは24時間体制で4時間交代しながらブリッジでの見張り(ワッチ)をしています。 朝陽が昇るのも、ギラギラした太陽を見るのも、沈む夕日や満天の星空、流星や隕石(火球)を見ることも・・・ ワッチ中は漂流物や他船の動向に注意して見張るのですが、レーダーにさえ他船が映らないくらいの広い太平洋上で、陸上では感じられないほどの大自然を体感するのもこのときなのです。

サケの心臓は時々、宮古でも食することが出来ますが、マグロの心臓は・・・ 大切な命を頂戴して人間が生きていることを実感です。

下船したら食べたいもの、いつも話題に上ります。「お寿司」やら「ケーキ」やら、船内での食事は司厨長が趣向を凝らして様々な献立にしていますが、人によって好みはまちまち。たまに出るラーメンなんかは大人気。私は、初めての長期乗船の時「帰ったら、炭酸飲料を思いっきり飲みたい」って思ったなあ(積み込みが少なくて途中で無くなったので)。

40キロを超えるマグロが何本も取れました。きっとカジキは100キロ近いのもあったのでは。

怪我もなく実習を終え、みんなたくましくなりました。

 

やってミソ~、つくってミソ~

今日の食物科2年生、味噌を仕込みました。

「味噌って、保存が利くから被災時の非常食にも向いているんですよ。米と味噌と梅干しがあればやっていけるって思って、私も地元の方に教えていただいて9年前から味噌づくりを始めました。」 今日の講師のお話を生徒たち、メモをとりながら真剣に聞き入ります。

県内産大豆。昨夜からしっかり水を吸わせています。 つやつやとして、もはやこの段階でおいしそう。

県内産米麹と、本にがり入り粗塩 素材にこだわります。

蒸した大豆を人肌温度にまで冷ましている間に、麹と塩を均等に混ぜ合わせます。

(私)「器用にやってるね。家でも作るの?」 (生徒)「いえ、私は作りませんが、いつもおばあちゃんが作るのを見ています。」  なるほど、味噌造りは身近なんですね。

ほどよい温度に冷ましたら、フードプロセッサーで細かくした大豆と米麹・塩を混ぜ合わせ。

水分調整が微妙です。 もうちょっとかな。 少しずつ、水を加えてよく練りました。

ここはおいらに任せとけ。・・・だいじょうぶ?

各班で混ぜ合わせた味噌の素(って言うのかな?)は大きな樽へ貯蔵

あとは、1年待つのだぞ。 おいしい味噌が出来るの間違いなしの仕上がりです。

3年生になったら食べましょう。 職員の集団給食実習でも使って欲しいなあ。 水高祭の大食堂でも食べてもらいたいなあ。

 

はえ縄実習終了!本船、ホノルルへ向かいます。

りあす丸船長から、漁場切り上げ、ホノルルに向けるとの報告が入りました。

最後の縄上げは、メバチマグロ、キハダマグロの大型中心に400kgの漁獲でした。

生徒たちは皆元気で「成長しました」との報告です。

さあ、遠洋航海実習も後半に突入。 ハワイで水と燃油とステーキ肉(食糧)を積み込んだら目指すは日本。

気を抜くこと無く、実習は続きます。

 

制服(ブレザー)を卒業。いよいよスーツへ!

3年生、今日は「スーツ着こなし講座」を受講しました。 高校3年間、ずっと宮古水産高校の制服で過ごしてきましたが、卒業後はそれぞれの進路先で入学式や入社式、通勤に通学、さらにはパーティーや冠婚葬祭の場面でも、男子も女子もスーツを着る場面が断然多くなります。 卒業を前にして「着用シーンごとのスーツの違い」を知ったり「自分自身のスーツ着用イメージをつかむ」練習をしました。

いつものクラスメートが今日はスーツにドレスアップ。「いつもよりかっこいい」って声が飛び交いました。

「肩幅で選ぶことが一番大切ってわかりました」「軽くていい感じです」「スーツとネクタイの組み合わせで印象が変わることがわかりました」「ネクタイは3本あればまずは十分なんですね」(By生徒)

「気持ちがシャキッとします」「他のも着てみたいです」「きれいに着られてテンション上がりました」「パンツもスカートもありですね」(By生徒)

様々なタイプのコートを着たり、ベストの色を変えてみたり、ドレスアップによってガラリと雰囲気が変わります。フォーマルだとこんな感じで、仲間内のパーティーだとこんな感じがいいですね・・・ 新鮮な情報が次から次へと出てきます。

 肌・瞳・髪などの色具合による自分のパーソナルカラーを意識して「自分に似合う色」を選ぶと「より明るく、生き生きして見える」着こなしができるそうです。(知らなかった・・・私のパーソナルカラーは何色??)

現代を生きる生徒の皆さんはおしゃれにも興味津々です。 新生活にドキドキは当たり前、地元に残る人も、県外で暮らす人も、スーツをしっかり着こなして、「明るく・生き生きと」新しいこれからの毎日を存分に楽しむのだ!!

今日もりあす丸は東へ進む

今日のりあす丸 北緯16度09分 西経164度59分 気温25.0度 水温26.0度 針路74度(ENE) 速力10.3ノット

うーん 今日も適水(移動中)。 船はだんだんとハワイ諸島に近づいています。 船長、どこの海域を狙っているの? 次の縄入れが待ち遠しいです。

ハワイに入ればステーキ肉を積み込んで・・・ってなことが、きっと船内で話題になっている頃です。

 

 

こどもおさかな教室

海洋生産科食品資源コースでは、養殖の勉強のために自分たちでふ化させて育てている金魚たちを市内のこども園にプレゼントしています。 生徒たちがこども園に出向いて、まずは「金魚の一生」紙芝居を披露して、手作り絵本のプレゼント。そして、水槽をセットして金魚をプレゼントします。このあとは園児たちが一生懸命お世話します。

子どもたちはキラキラした目で紙芝居に集中。 高校生のおにいさん(生徒)は得意になってお芝居します。

水槽セットは手慣れたもの。

金魚の養殖は魚類養殖の基本。食品資源コースでは毎年5月頃に産卵した卵をふ化させ、金魚すくいサイズから産卵サイズの成魚まで丁寧に育てています。

ここ数年、コロナの関係で水高祭での金魚すくいは実施できていませんが、こども園へのプレゼントは続いています。 生命誕生の不思議さや、育てていく愛情を子どもたち伝えることで子どもたちが喜び、学び、さらに高校生たちの意識も高まっています。 

 

今日はサバサバしました

食物科2年生。今日の実習テーマは「鯖を捌く(サバヲサバク)」、3枚おろしの練習でした。指導したのは海洋生産科の先生です。

料理の仕上がりを考えたら、鮮度の良い生のサバが良いのでしょうが、今日は捌く初心者練習なので「血が飛び散らない」「内臓がぐちゃぐちゃにならない」ように冷凍サバを半解凍にして使いました。 

教える海洋生産科の先生は、いつもの作業カッパではなく「エプロン姿」がお似合いです。

デモンストレーションを真剣に見る姿はいつものとおり。

「そうそう、うまいうまい。包丁を使ってきれいに内臓を取り出すんですよ」

「頭を落とすときは包丁を滑らすようにして、思い切って力を入れる!」背骨が切れて「バキッ」「オォ~」

食物科の皆さん、ここが一番新鮮な体験で戸惑ったようです。

海洋生産科の皆さんにとっては缶詰実習で手慣れているサバの頭落としが、食物科の皆さんにとっては新鮮な体験。見ている私にとっても新鮮でした。

「ここら辺を狙って、斜めに包丁を入れるとうまくいくよ」うまくいった人は、戸惑っている人にアドバイス。

じゃーん、普段はおろした状態の食材を準備して調理に取りかかるので、今回、初の3枚おろしという人が少なくなかったようです。上出来!

おつゆにもサバをつかった大阪名物「船場汁」。そして、海苔入りほうれん草とツナのおひたしも。

ご飯はいつものとおりガスコンロで直火炊き。各班、ほんとに上手に炊けています。 今回、班によって微妙に違いがあったのは、サバの煮汁をどこまで煮詰めるかというところかな。サバサバした汁にした班と、ねっとりソースにした班と。

丸の魚を捌くところから始まった今日の実習。仕上がりはいつものとおり、みなさんばっちりでございました。

 

 

1年生の教室にて

1年生、今日の国語は「和歌に親しむ」。 鎌倉時代の歌集、といえば「小倉百人一首」。 優れた歌をじっくり味わうことも大切ですが、きょうは、百人一首を楽しみながらたくさんの歌になじんだのでした。

歌の説明、「あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり~」 「一緒になった今から思えば、こんな風になるとは昔は思わなかったな~」って歌ですよ、鎌倉時代の恋愛の一コマをシビアに表現してるんですよね。 堅く考えずに読み解いていくと、それぞれの歌が人間味があって面白いんですよ。 先生の説明に、生徒納得。

食物科1年生 真剣   

海洋生産科1年生も真剣

生徒の半分くらいは小学生の時に百人一首を体験しているようです。初体験の人も交えて盛り上がりました。

おのおいしい「竜田揚げ」の名前の由来が万葉の古都奈良の「竜田川」の紅葉の色を由来にしているなんて私も知りませんでした。

「ちはやぶる~ 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くくるとは~」 私も今度じっくり体験したいと感じた授業でした。  

 

ボーズ

出張から帰ってきて、りあす丸の動静報告を受けてびっくり。

なんと、漁獲ゼロ、釣りで言えばボーズです。 沖の様子を想像するに、800本の釣り針に本当に、水揚げできる魚(マグロやカジキなど市場が買い受ける魚)が全くかからなかったのか、少しはかかっているのに魚を船に取り上げる寸前にオキゴンドウクジラ(シャチ食いというのですが)が次から次へとマグロのお腹をひとかじりずつ食べてしまったのか、サメがやっぱりお腹だけかじって商品にならないのか・・・。(猿やイノシシによる農作物の被害もやっぱりかたっぱしからひとかじりずつするそうですね。全部食べないところがなんとも悔しい被害です。)

シャチ食いなんかじゃないかもしれませんが、とりあえず、場所替え「適水」しています。

「生徒皆元気!」との報告も入っています。 操業実習は今月21日まで。 終わりがだんだんと見えてきました。 ボーズのときもあるさ。 次の縄が、大漁でありますように。 頑張れ~。

ひとりだちに必要な金融知識

卒業が迫ってきた3年生。今日は最後のキャリアアップガイダンス。東北財務局から講師をお招きして「ひとりだちに必要な金融知識」について学びました。

まずは新生活での「収入」と「支出」をワークシートを使って計算です。

収入は○○円、支出は「住居費」と「食費」と「水道光熱費」と・・・・ 今まで具体的な金額を考えたことがありません。

(生徒)「わたしは家から通うから住居費0円、食費も光熱費も0円だ!やったあ」・・・(私)いえいえ、働いて給料をもらい始めたらいくらかはお母さんに渡すんですよ

初任給だけはわかっていましたが、ひかれる税金や、生活のために必要な様々な出費を知り、みなさん気持ちを引き締めました。

クレジットカードも18歳からつくれます。「一括払い」「分割払い」「リボ払い」で合計返済額が大きく変わりますよ・・・・「え~っ」

お試し価格初回500円って広告につられて購入したら、自動的に2回目以降が送られてきて6000円とか取られることもあるから気を付けないとだめですよ。

今の時代、○○Pay とか クレジットカード が様々あるので使いこなすとすごく便利です。 でも、現金払いで生活していた昔よりもお金の管理はとても難しくなっていると一緒に聞いている私も気を引き締めました。

騙されず、臆病になりすぎず、しっかり自分で金銭管理して新生活を充実させるのだぞ!

りあす丸の今日 22年前の今日

りあす丸は本日午前9時現在、北緯16度11分 西経176度34分 で7回目のはえ縄実習中。 気温27.8度 水温26.3度と毎日が夏日です。 6回目の漁獲報告ではメバチマグロ15キロ以上のサイズ中心に400KGと、順調に実習が進んでいます。

こんな感じでやっています(以前の写真でイメージを)

そして、今日は「海の安全記念日」です。 22年前の今日、ハワイ沖での実習を終えた愛媛県の実習船「えひめ丸」がホノルル入港を目前にしてアメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル(6000トン)」の急浮上による衝突で数分のうちに沈没したという痛ましい事故のあった日です。 乗員35人のうち生徒4名と教員・乗組員5名がこの事故で命を落としています。

全国の水産高校では志半ばで亡くなった生徒の皆さんと乗組員のご冥福をお祈りし、その意思を引き継いでがんばるという想いからこの日を「海の安全記念日」として各水産高校で追悼しています。 写真は洋上で黙祷する様子です。

本校では、今朝のホームルームにて全クラスでこの事故のことを紹介し、追悼しました。

ハワイ上陸時にはカカアコ・ウォーターフロントパークにある「えひめ丸の慰霊碑」を訪れます。

そして、太平洋に向かって「オレたちはがんばるぞ!」と誓うのです。

自分たちで避けられない事故は沖でも陸でも空でも起こりうる。今を大切に全力でがんばる実習生たちです。

 

匂いはないが・・・

いつものとおり校舎内をウロウロと調理室方面へ。あれっ?匂いがしない。でも、何かやってる気配はするぞ。

8枚切りの食パンを横に、黙々と、かつテキパキと調理が進んでいます。

これは何?「ツナです」 これは?「牛乳寒天です」 これは?「コンソメスープ用のニンジンです」

ゆで卵の殻をむいていました。水につけながらむくときれいにむけるんですよと教えてもらいました。

お湯でやってるの? 「いえ、水です。」 つめたくない? 「大丈夫です。」

一生懸命調理を進める人たちに次から次へと質問です。

できあがりは「ハムタマサンド」「ツナサンド」「コンソメスープ」「牛乳寒天」でした。

四角いサンドにするか、三角サンドにするかは各自の好みです。

考えてみると、最近コンビニの三角サンドしか食べていないから、なんだか四角サンドに愛情を感じるなあ。

真剣に調理していた2年生。 食事モードに入ると最高の笑顔です。 

出来具合はどうですか? 「最高です!」  私はよだれを押さえながらカメラでパチリ。

サンドイッチで使わなかった「パンの耳」はこちらでおいしそうな「ラスク」に変身です。

先生の愛情入り、生徒のおやつになりました。

2年生の実習も残すところあとわずか。毎回、成長しています!

 

 

今日のしおかぜ図書室

しおかぜ図書室は今日と明日で蔵書点検です。 図書委員がせっせと蔵書点検しています。

作業の前にしっかりミーティング

各本のバーコードを読み取りやすいように本を裏返し。

棚の本は、引き出しては「ピッ」のバーコード読み取り。 登録情報をパソコンでチェック。

登録状況の確認をしながら次々と整理整頓が進んでいきます。

このような図書委員の活動があって、いつもきれいで日頃から生徒の皆さんが本を借りやすい環境が維持されています。

図書委員ごくろうさま。 生徒のみんな、ますます図書室を利用しよう!!

 

 

 

今日のりあす丸

今日のりあす丸 午前9時現在 気温27.1℃ 水温26.4℃  東に向けてゆっくり適水中。

今日までで漁場滞在8日、操業5回。 休養をとりながら順調に実習が進んでいます。

 

釣針の数は毎回800本。ムロアジの餌をつけてマグロを狙っています。 生徒たちもきっと慣れてきて余裕と共に疲れも出てくる頃と思います。 適水中にしっかり休んで、次の実習もがんばろう! (Myロッドで大物狙いしてるかな?)

りあす丸便り№2が届きました

りあす丸から沖の様子を知らせるお便り№2が届きました。海洋生産科2年生、専攻科1年生ともに洋上生活を満喫しています!

 

 

2月5日(日) 現在 北緯15度30分 西経178度55分  3日つづけてのはえ縄実習の後、この日は適水(休養と漁場探索)です。 一休みするとともに、でっかい太平洋を眺めていろんなことに想いを馳せてください。

 

大漁バンザイ!!

りあす丸、初縄から大漁! メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロ、その他、大きなサイズがたくさん獲れています。 合計900KGになりました。

初日から、きっとデッキの上はお祭り騒ぎです。 怪我無く、無理なく、引き続き大漁を祈ります。

ハワイの西南西、太平洋のまっただ中で実習中。

これまた、以前の写真ですが、こ~んな真っ青な海に囲まれて、巨大な魚たちと格闘しています。

きっと、今日の晩ご飯は最高です。

沖のりあすに思いを寄せて

りあす丸、ハワイ沖にて第1回目の操業(まぐろ延縄)を開始しました。今回の写真はまだ手に入りませんが、以前の写真を見ながら沖の様子に想いを馳せます。

本日のポジション 午前9時現在 北緯15度33分  西経179度39分 気温24.9℃ 水温26.6℃ 

こんな感じでやってるはずです(と以前の写真をご紹介)

見渡す限りの海海海

六分儀を使って、太陽高度を測定し、緯度の算出。

時にはクジラがいたり。

でっかいカジキが釣れたり。

ジュッって音を立てて沈む太陽を見たり。(本当にジュッって聞こえそうな気がするのです。実際は聞こえないですよ) すごい経験を生徒たちはしているはずです。

「生徒皆元気」の報告も入っています。

さあ、明日はどのくらい釣れたかをお知らせできるはずです。お楽しみに。

 

 

 

やったあ、終わった!

3年生の学年末考査が本日で終了。高校生活3年間の最後のテストの終了です。どんな顔をしているのか、ちょっとのぞきに行きました。

終わった直後はわやわやわや~ 特に反応はありません。

昨日は朝から早く出勤した先生方が、生徒が滑って転ばないように、靴下を濡らしてテストに影響しないようにと校門から昇降口まで雪かきしてくれました。

教室から廊下に出てきたところで「気分はどうですか?」って聞いてみると。「ばんざ~い」って。そりゃそうですよね。わかります。

こちらは、ちょっと疲れたガッツポーズ。 4日間のテストで「やったあ」よりは「ほっとした」が本音かな。

「私はやりきったよ」のガッツポーズ。

誰に声をかけても「やったあ」と「ほっとした」が返ってきます。 お疲れさんでございました。

明日からは登校日を除いて「自宅学習期間」。自動車学校もありますが、進学先や就職先でやっていけるように勉強も欠かせません。

新型コロナ感染症は未だ猛威を振るっています。「テストが終わったからって羽を伸ばしすぎないように」とテストの後の学年集会で十分注意された後、それぞれ帰宅していきました。

卒業が間近に迫ってきました。くれぐれも事故や病気に気をつけて、笑顔で元気な皆さんを本校から送り出したいです。

 

 

 

 

生徒会長が座談会を開催

放課後、生徒会長が今年度で定年退職する教員3名の座談会を催してくれました。会場は校長室。3月発刊の本校生徒会誌「錨」の記事にするそうです。

(私)「生配信するわけじゃないんだから気楽に話そうね」 (会長)「ハイッ」・・・緊張

(会長)「では、最初に本校に来て授業や実習で印象に残っていることを話してください」(緊張)

ひょんなことから会長が「父も母も水産高校出身です。今、○歳です」「あと、おじいちゃんも水高です」としゃべったところから

(T先生)「なにっ、じゃあ父さんは私の授業受けてるね」 同窓会名簿で確認。(会長緊張解ける)

「会長は、挨拶の時にメモとか原稿見ないでしゃべるよね。あれいいよね。」

(私)「今の皆さんは、いろんなこと考えて、いろんなことに興味を持っている。」「でも、やっていいのかどうかとか、失敗したらどうしようとか考えすぎてる気がする」「一歩ふみだせ、やってまえ!」

(A先生)「自分が宮水に来たときは、1学年7クラスですごい人数だった。」「元気印の生徒がたくさんいてすごかった(大変だった・・・?)」「今年はボクシングで結果を出してくれたことがすごくうれしかった」

「環境変化で宮古でも獲れる魚がどんどん変わっているけれど、食品製造の工夫や販売のアイデアで切り拓いて欲しい。」「会長のイラスト描きの特技も水産物の販売のときに活かせるよね」

(T先生)「長らく、実習船の専属指導教官をやってたんだ。海洋系のクラスをずっと持ってきたおかげで、何回も(実習船で)ハワイに行けた。」「大震災の時は、いろんな人が支援してくれたんですよ」「円谷プロのウルトラマンも学校に来たんだよね」

「本校のみんなは食糧産業に関わるすごく大切なことを学んでいるんだから、自信を持ってこれからもがんばって欲しいな」

時がたつのも忘れて1時間近く話しましたが、まだまだ足りません。

生徒会がんばれ! 水高のみんながんばれ!! が、今年度定年退職する3人の想いです。

 

 

りあす丸便り 

りあす丸の指導教官から「りあす丸便り(第1号)」が届きました。

べらべらイングリッシュ、船では見られないけれど楽しい思い出です。

専攻科生は船酔いせず、本科生を横目に食欲もりもり、先輩らしさを見せつけます。 でも、大丈夫、本科生もすぐ慣れる! 船酔いは病気じゃない!! 教官が付いている、心配無用だ! 

国際信号旗(2枚の旗)UとWを掲げて「貴船の安全航海を祈る」と壮行式(体育館)で生徒たちを送り出しました。出港時には本船が3枚の信号旗UとWと数字旗1を掲げて応えました。 「皆様(貴船のご協力)に感謝」と言う意味です。 UWを送られたらUW1で応える。外国の港などで船同士が交わす挨拶です。国際的な船のマナーも生徒にとっての勉強です。

食事当番も、しっかりしているようですね。家に帰っても、食事当番するのだぞ。

実習生元気に漁場向け中! 最後のこの言葉が何よりです。

がんばれ本科(2年生)、宮古から応援しています!!

 

 

気温25.8℃ りあす丸漁場向け中

りあす丸は順調にハワイ沖漁場に向けて航行中。

1月30日(月) 北緯20度30分 東経 173度43分 気温25.8度  水温 25.8度
コース 115度  スピード 9.5ノット 生徒海洋観測中 との報告が届きました。

 宮古を出て9日目。当初、低気圧に悩まされ、船酔いもあった様ですが、生徒たちは皆船酔いを克服して元気にがんばっている様子。

 海洋観測では漁場に着くまでの間、決められた各ポジションでSTDという観測機器を使って水深1000mまでの「水温」や「塩分」を測定します。何にも無い真っ青な洋上で、気温25.8度の気持ちよい海風を感じながらも観測している足下の海は1000mを遙かに超える深さであることを実感します。

 あと、数日で漁場着、でっかいマグロが待っている!!

 

 

 

 

 

体育館ではドッジボール、被服室では

快晴ながら冷たい風が吹き荒れ、寒さが続く1日でした。最高気温はは0℃。

体育館では食物科の1年生が授業中。入念なストレッチの後、暖まるには「ドッジボールが一番!」と男女混合チームで盛り上がりました。

男子が女子を狙うときに、球速にちょっと紳士的な配慮を感じたのは気のせい? 生徒の熱気と日射しとで暖まった体育館でした。

被服室では食物科3年生が最後の手芸作品作り

ベース作り班

軸巻きテープ作り班

リボン作り班

桜の花まとめ班

各班のパーツをまとめると、きれいな桜のコサージュができあがり。

試しに胸につけました。 今度つけるのは、3月1日(水)の卒業式です。

海洋生産科と専攻科の人の分まで今日はみんなで作りました。 3年生は明日から学年末考査。 それが終わると数回の登校日を経て、いよいよ3月1日(水)は卒業式です。 今日で高校の通常授業はおしまい。 皆さんたいへんよく頑張りました。

 

猛烈な寒波もなんのその

今日の宮古の最高気温はー6℃! 最低気温はー10℃! 

海辺の町、宮古でこんなに冷え込むことはめったにありません。

朝の体育館の温度計。針は0度を通り越してつっかえています。

そして、放課後のボクシング場。しっかり明かりがついています。

外の寒さもなんのその。スパーリングにサンドバッグ、当たり前に練習が繰り広げられていました。

3分やって1分休憩、その繰り返し。タイマーの音が自動で「ピーッ」。「バシュッ」「ボシュッ」「バンッ」力の入った音が続きます。

猛烈な寒波もなんのその。薄着でも汗びっしょりで頑張るボクシング部でした。

 

 

今日のりあす丸

りあす丸が21日(土)に藤原ふ頭を離れてから3日がたちました。

船からの報告では 本日の正午位置は 北緯32度26分 東経155度13分  コース150° 速力10.2ノット
気温17.0℃ 水温17.9℃
少々時化が続いているようですが順調に航行中です。 ハワイ沖のまぐろ漁場に到着するのは2月2日(木)頃。 時化にも負けず、突き進む2年生! たくましくがんばってます。

ドアを開けたら春の彩り

圧雪道路と雪の中、出張から帰ってくると実習棟の2階に灯りがついている部屋が2箇所。1つは豪快な音ですぐにわかりました。「太鼓部」です。もう1つは。

静かな部屋のドアをそろりとを開けると、「華道部」が活動中でした。 今日生けていた花はチューリップ・かすみ草・スイートピー・フリージア・バラ・ユーカリです。 明るくて、すっかり春を感じさせる花たちが勢揃い。 先生のお手本を見ながら自分だけのオリジナル作品を作りました。 

外は一面雪と氷の世界で、防災無線が「水道の凍結にご注意ください」などと言っている中で、この部屋は明るい花で満たされて、春の雰囲気が充満しています。 春の彩り。 校舎内にも飾っていただきました。

こちら太鼓部、寒さを避けて幾分狭い部屋で活動中。 広さがない分、いつもの何倍もの音の勢いが体中に響きました。 

寒さに負けず、充実した放課後活動が繰り広げられていました。 「さびぃ~」って背中が丸くなりそうだった私ですが、元気をもらって部屋に戻りました。

 

はまぎく亭 お弁当でいただく

食物科3年生の集団給食実習の総仕上げは「はまぎく亭」。以前は実習の総仕上げということで食物科3年生の生徒と先生たちが向かい合って食事をしたりしていましたが、今年はコロナ対応で「はまぎく亭」もお弁当です。

メッセージカードがジンときます。

食物科の皆さん、今日は「はまぎく亭」の料理人。おもてなしの心が満載です。

仕入れの関係で きゅうりと蟹の酢の物、改め、きゅうりと岩手県産タコの酢の物。個人的にはこのタコの酢の物に私は心をつかまれた! 絶妙なタコの食感・柔らかさと甘さ、薄切りきゅうりと千切りのショウガのバランス。料理屋で出されても私はきっとリピーターになる。 エビチリは文句なくおいしいし、かまぼこの飾り切りも手を抜かない上品さ。 天ぷらは茶塩でいただき、サイコロステーキは赤身のうまさ。はまぐりのお吸い物までついています。さすが、3年生の集大成と納得するおいしさでした。

天ぷら準備

イカは皮を剥いて、細かい切り込みを入れています。天ぷらでいただいたときにはすごく柔らかい食感でした。

エビの下準備。集団給食なので剥いて背ワタを取った後の殻の多さも尋常ではなかったです。一匹一匹丁寧に処理をして、下味をつけています。

レタスは、サイコロステーキの下に隠れる脇役的な盛り付けですが、大きすぎず小さすぎず一口サイズにちぎって丁寧に水切りしています。 これも、食べる人へのおもてなしの心です。

これで、今年度の集団給食実習はおしまい。本当においしかったです。生徒たちの成長をすごく感じました。

何人もの生徒が卒業後の職業として料理人の道を選んでいます。 各店、ホテル、施設等々での活躍を心からお祈りし、応援しています。 

 

 

 

宮古真鱈まつり 水高ブース大盛況!

本日、宮古市魚市場を会場に宮古真鱈まつりが開催されています(10:00-14:00)。朝から覗きに行ってみると会場は大賑わい。本校のブースは実習製品の各種缶詰を販売しています。お客様の行列が絶えず生徒たちはてんてこ舞い。コロナ前の水高祭を彷彿させる大盛況でした。

10時のオープンとともに広い魚市場が大賑わい。

10時前の行列です。昨年も並びましたが、今年はその3倍くらいに感じました。

海洋生産科2年生食品資源コースの5名が大奮闘。

注文受け係、袋詰め係、釣銭係、商品補充係、声をかけるのもはばかられるほどの忙しさ。

自分たちで作った製品が飛ぶように売れていくことを実感して、忙しいながらも楽しそうな生徒たちでした。

 

 

 

お知らせ 星星(せいせい)のベラベラENGLISH 

日本テレビ朝の番組ZIPで人気の英語パンダ星星が今週本校に来てくれました。生徒たちがワンフレースENGLISHのレッスンを受けながら、本校の実習や授業、部活動、下宿生活などの様子が紹介されます。

1月23日(月)24日(火)26日(木)30日(月)31日(火)2月2日(木)3日(金)6日(月)7日(火)9日(木)10日(金) 朝07時30分頃の放送予定です。

水卜アナの「一緒に朝ごはん」コーナーでも本校の実習製品を食べてくださるそうです(日にち未定)

どんな放映になるのか今からワクワクです。 このブログをご覧の皆様も是非ご視聴ください!

 

りあす丸 遠洋航海に出航!

本日14:00 りあす丸は海洋生産科2年生と専攻科1年生を乗せてハワイ沖向け出航しました。

ハワイ沖で巨大マグロが待っている! ワクワクの2年生、ガッツで出航!

昨年、1昨年とコロナのため近海実習でしたが、今年は3年ぶりのハワイ向け!

盛大に見送られて、いよいよ岸壁を離れます。

さよ~ならあ。

しばしの別れ。 今度、宮古に帰ってくるのは3月17日の予定です。

たくましくなった2海生船舶コースの皆さんを待ってます。 実習の状況は随時お知らせいたします。

出航の様子は、本日 テレビ岩手17:20頃、岩手放送17:44頃 放送される予定です。

 

はじめての唐揚げ

揚げ物のいい匂いにさそわれて調理実習室に行ってみると、元気に調理しているのは食物科1年生。今日は初めての唐揚げだったようです。

唐揚げは「油の温度」「音」「色」「ハシで触った感触」が肝心。先生とマンツーマンで揚げ作業。

(私)「肉には下味とかってつけるんですか?」(生徒)「はい。しょうゆとコショウと、あとはショウガの絞り汁も入れています!」 自信ありげな調理風景でした。 

野菜のドレッシングに挑戦。自分で味見をしたら「え~っ おいしいです」って、意外と簡単に作れたドレッシングがおいしくて驚く生徒でした。

ご飯大盛り! 野菜大盛り! よく見ると、ご飯にはうっすらお焦げが。 鍋での直火炊きなので火加減や時間でお焦げが出来ます。 「欲しい、食べたいっ!」ってそそられる一品でした。

 

各県から水産校長集合

今週は月曜日から水曜日まで水産高校の校長会に参加してきました。

文部科学省からは「コロナ対応の変化をふまえて、令和5年度の遠洋航海実習」について国の見解説明がありました。着々と制限のない実習にむけて進んでいます。

また、「研究発表会」や「各種検定」「コンテスト」などについて日程や場所の確認を行いました。めざせ検定合格、コンテスト全国大会出場!です。

初日は横浜、2日目からは東京海洋大学が会場。海洋大学も昨年度までは外部の人は入れず会議もリモートでしたが、今年は顔を合わせての会議です。各県の水産教育活動の状況や新しい時代を切り拓く生徒育成に向けた情報交換をしました。

県は違っても、生徒が活躍する舞台の海は1つです。全国の学校同士のつながりが強いのが水産高校の強みです。

(もちろん、コロナ対策を万全にし、健康確認してから宮古水産高校に復帰です!)

始業式そして りあす丸遠洋航海壮行式

冬休みが明け、元気に生徒たちが登校してきました。そして、先ほど「始業式」に引き続き「りあす丸遠洋航海壮行式」を行いました。

新型コロナ感染症対策で常にマスクをして、大きな声も出せない日が続きますが、「笑いは活力の源」です。家でのひとときマスクを取って時々大きな声で笑いましょう! 「笑う門には福来たる」生徒の皆さんと先生方、ご家族に笑いが絶えない1年になりますことを願っています。 と新年のごあいさつ。

引き続き壮行式。「2ヶ月間家を離れての洋上生活です。陸の基準で言えば不便なことが多いかもしれません。でも皆さんが目指す船乗りは沖での生活を基準に楽しさを感じます。陸では絶対に見られないほどあふれんばかりの星空や透明度30mの透きとおった海から現れる巨大な魚たちとの遭遇など、船ならではの楽しみを満喫し、大自然の偉大さと人間のちっぽけさを認識して、一回りも二回りも大きくなって帰ってきてください!」

生徒会長あいさつ。「2ヶ月間もの長期にわたる実習でつらいこともあるかと思いますががんばってください。行ってらっしゃい!」

船長は、本船Dock工事の関係で壮行式はビデオ参加。「みなさんにとって初めての長期航海ですが乗組員一同、安全航海を心がけます。安心して乗船し、がんばってください!」

実習生代表挨拶「不安もたくさんありますが、がんばります。本日は有り難うございます」

花束贈呈。「先輩、がんばってください!」

1月16日(月)乗船。1月21日(土)出航。そして、宮古に帰ってくるのは3月17日(金)。

写真に見える国際信号旗(2枚の旗)「U」「W」は「貴船の安航を祈る」という意味があります。

りあす丸の安全航海と生徒・乗組員の健康、更にまぐろが一杯獲れますように大漁を祈念しています!!

 

 

 

情報セキュリティー研修会

今日は情報システム会社の方を講師として学校にお迎えし、職員対象の情報セキュリティー研修会が開催されました。

ランサムウェアー攻撃、パスワード乗っ取り・・・・・近年、世の中では様々なトラブルが続発しています。 私たち学校では、生徒や保護者の皆さんの個人情報をたくさん取り扱っています。 岩手県の情報セキュリティー方針に則り、データの取り扱いには細心の注意を図っているところですが、研修を重ねて最新の情報を知ると共に危機感を継続しなくてはなりません。 研修をとおして一同身を引き締めました。

生徒たちにとっても、パスワード乗っ取りやゲームの課金やアカウント売買トラブルなどの危険が身の回りにたくさん潜んでいます。

まずは、教員が意識を高め、生徒たちが自分ごととして情報管理を徹底できるように努めます!!

「知る」「備える」「行動する」は防災対策と同じ というお話で研修会が締めくくられました。

 

海技士養成講習会

年が明けて、講習会は今日から再開。海技士資格・専攻科合格を目指して初日から熱が入りました。

がんばれ、3年生!

今年もよろしくお願いします

新年、明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

校舎側から東を見るとグラウンドの向こうに太陽が燦々と昇るところ。おもわず「今年も良い年でありますように」と願いました。

机上のPCを開いてみると「しおかぜ図書室リニューアル」のお知らせが。 早速のぞきに行きました。

新規購入本が平積みされて、興味をそそられる表紙が一目で見られるようになっています。壁側の本は立てかけて表紙が見えるように。 タイトルがわかればPCで検索も出来ますが、「何か面白そうな本はないかな?」って探すときには表紙が見えた方がいいですもんね。

さらに、室内スペースをうまく利用して別室で使わなくなったソファが移設されてくつろぎ空間が出来ています。

読書は心を豊かにします。まずは気軽に手に取ってみて、ゆったり本を読むも良し、友人同士で語り合うも良し。登校してきた生徒の皆さんが大いに使ってくれるのを楽しみにしています。

まもなく仕事納めの校舎にて

2022年、学校でのお仕事はまもなく終了。校舎をぐるっと歩いてみると、灯りが付いている教室が1つ。

先日、大掃除を終えた教室ですが、更に最新の掃除グッズを使って担任が磨きをかけていました。

「1月から生徒たちがりあす丸に乗船しますから、教室は完璧にきれいにしていきます。」

すばらしい!のひとこと。 乗船する生徒の皆さん。担任の思いを受け取ってがんばるのだぞ!

今年も一年、本ブログをご覧くださいました皆様、有り難うございました。新年も生徒たちの様子をできる限り発信していきたいと思います。 それでは、良いお年を。

 

遮光カーテン

先日、大掃除も終え、終業式も済んで、学校は静かです。授業がない間に校舎内の様々な補修や整備も行います。

今回各教室に「遮光カーテン」を取り付けました。パソコンとプロジェクターをつないで授業をするとき各教室が南に面しているので普通のカーテンでは天気の良い日には画像が見にくかったのですが、きっと、これでバッチリ見られるはず。 タブレットも同様。 

タブレットやパソコンを使用しての授業はこれからどんどん増えていきます。古い校舎の本校ですが、できる限りの努力をしながら環境を整備していきます。

あとは、生徒の皆さん、がんばって勉強するのだぞ!!

90分間の料理全力集中を終了!

昨日、1級食物調理技術検定が終了しました。朝7時から食材準備。8時半からいよいよスタート。大根のかつらむき3分、そして調理90分。遠目にも緊張感ビリビリの調理室。終わってからの安心感も半端なく、幸せそうな皆さんでした。

自分の料理に使う食材を必要な分だけ準備します。

かつらむき用大根。プリッと立派な大根たちが勢揃い。

「では、かつらむきの試験を行います」「制限時間は3分間です」「はじめっ」

「あと1分です」・・・・・・「あと30秒です」・・・・ シーンとした会場で黙々と大根に全集中。

かつらむきの後は各自が考えた献立を90分間の制限時間内で調理しました。

今日は、全員分をご覧ください!!

和食・洋食・中華 様々で お皿も盛り付けも様々で それぞれみんな最高においしそうです。

主菜・副菜・デザートの置く位置やスプーンや箸の位置や間隔まで、すべて理想の位置があるそうです。

私には、全部理想に見えてしまうんですですけどね。

審査結果は年明けです。食物科3年生も今日からは心置きなく冬休み。自動車学校やら進学先・就職先からの課題や準備もありますが、まずは一息、リラックスしておやすみください。

 

 

 

表彰式そして終業式

年内の授業は今日の午前中で終了しました。午後からは大掃除、表彰式そして終業式を行いました。

太鼓部で活躍!

ボクシング部で活躍。

写真部も読書感想文最優秀賞も、みんな本当によく頑張りました。

今年もたくさんの授業や実習、部活動などを見学させていただきました。それぞれの場面で生徒たちがいつもがんばっている姿を見てきました。 表彰状はもらわなかったけれど表彰したい生徒がたくさんいます。

今年1年を振り返り、2023年をさらにパワーアップして学校生活を満喫しましょう!

 

 

 

食物科3年生の今日

食物科3年生は1級食物調理技術検定が間近に迫ってきました。今日の実習では本番同様の内容で時間を計りながら各自が考案したメニューを調理しました。生徒たちの目つきが違います。シビアにすすんでいく実習に、私も今日は静かに見学です。

かつらむき始め!

紙のように薄く剥いた大根。終わったタイミングを見計らって(私)「ほんとにすごい。たいしたもんだ」(生徒)「でも私のは、ここらへんが厚くなっているので、もっと均等の暑さにしなきゃダメです」 すごい。

3分間で50cm以上が合格ライン。先生のシビアなチェックとアドバイスを受けます。

90分間で作り上げた料理の数々。食材の組み合わせ、栄養バランス、彩り、器と全体の調和、様々な要素を考慮して生徒たちはこの料理を作り上げています。

本当にすごいです。そして、心から全部食べたいと思います!!(作った生徒がいただきます。)

本番もがんばれ! そして、卒業後もがんばれ! さらに 家でも作れ!

 

放課後学習会

すっかり暗くなった第3校舎の中で、煌々と灯りが付いている部屋が一つ。「船尾からぁ大波を受けるとぉ」・・・廊下まで学習内容が聞こえてきます。

本校専攻科進学志望の3名が放課後学習をしているところでした。就職や推薦入試での進学のクラスメイトが次々と進路を内定していく中、専攻科入試はまだ先の年明け1月20日(金)。本科3年間で学んだ海技知識を専攻科の2年間で更に高めて「3級海技士」「2級海技士」を取得して船長を目指します。そのためにもまずは合格しなくては。

目標を共にする3人の気合いの入った学習会でした。これから、1月の入試本番まで続きます。

海の施設の見学会

海洋生産科1年生、今日は海に関する施設の見学会に出かけました。

まずは、陸前高田「津波伝承館」。あのとき海辺の水産に関連する施設はことごとく大きな被害を受けました。水産に関わる私たちは津波をしっかりと理解し、受け止めながら未来を生きていかなくてはなりません。

東日本大震災は1年生にとっては小学校入学前の出来事です。リアルに展示されている被災物を目の前にして、改めて津波の恐ろしさを認識しました。

陸前高田市では同じ水産系高校の高田高校があります。陸前高田の被害も甚大で広田湾での水産実習設備はすべて失いましたが、今は復興して高田高校の仲間たちも元気にがんばっています。

次は、気仙沼の造船所へ  敷地に入った時点で広さに驚きです。 

巨大な船がブロックごとに作られています。遠くに見えるのは球状船首(バルバスヘッド)、鉄の匂いと、溶接の匂い、油の匂い、そして騒々しい音、働く人の姿と声。 教科書だけではわからない、いろんなことを体感しました。

雪のちらつくなか、見る物すべてが新鮮でした。この鉄の塊がピカピカの新船に変化していきます。

ちなみに、私たちの共同実習船「りあす丸」も新船建造に向けて着々と計画進行中です!

1年生、水産人としてちょっと厚みを増しました。

 

 

服飾の授業では

今日は食物科3年生の選択科目「服飾」を見学に行きました。服飾の時間には様々な被服や手芸作品の製作に取り組んでいます。今日は自由テーマで各自これまでやってきた課題の中で特に気に入っている作品を製作中でした。

羊毛フェルト作品作り。羊毛を針でひたすらツンツンしてフェルト化させて形作ります。かわいいふわふわ小物ができあがり。サンタとかにぎり寿司とかリンゴにミカンなどなど。

こちらはミシンを使って縫製中。プチバッグ作り。(私)3年生だともうミシンの扱いはお手のものですね?(生徒)いえいえ、まだまだです。    う~む スイスイやってるようでも奥が深いのですね。

こちらはフェルト生地を使ってのクリスマスツリーの飾り作り。優しい感じの小物がたくさん。来週末までに何個完成させられるか。真剣です。

大作。ワンピース作成も。

完成した「ふくさ」 売ってる物にまるで見劣りしない完成度。裏地まで見せたいです。卒業してからお祝い場面で出番が増えそうですね。

「和のバッグ」 艶やかな模様は着物の古着を再利用。 市販品では絶対手に入らないオリジナルバッグです。

服飾手芸、いつ見に来ても面白そうなことをやっています。 一生役に立つ手作り技術。私もすごく習いたい科目「服飾」でした。いつものことなのですが私の専門「水産」も面白いけれど「家庭科」も面白いんですよねえ。

 

 

今日の授業見学会

今日の授業見学は2年生を紹介します。

食物科の「数学」。因数分解などの復習に続いて今日は「メビウスの輪」を作ってみました。

えっ、なんでつながるの?数学的に証明するのは今は置いといて、「理屈の前に実体験」。不思議と感動を体験してこそ、深みを知りたい興味がわいてくる。

難しいのもいっぱいあるけど、今日も面白いこと体験しました!

海洋生産科の「コミュニケーション英語」

「良いプレゼンテーションと、悪いプレゼンテーション」がテーマ。スクリーンに映るアメリカン高校生のプレゼンを見て聞いて、何が良くて何が悪かったのか、みんなで考えました。

「目線(原稿じゃなくて聴衆を見る)」「笑顔」「自分ごととして話す」アメリカでも、日本でもプレゼンテーションの際の大切なポイントは一緒です。

英語で聞いて、英語で考える。そして英語でも日本語でも役に立つ知識をゲットしました!

食物科と海洋生産科、専門科目はまるで分野が違いますが、英語や数学はすべての基本。両方の学科で勉強しています。今日も一日頑張りました。

はたらく現場の見学会

2年生は本日事業所見学会を行いました。1年生で様々な産業を知り、2年生で自分の適性を再確認し、事業所の細部を調べ、3年生で進路を確定する。高校3年間はあわただしく過ぎていきます。その時その時の出来事が自分の糧になっていきます。

岩泉の木材会社。広葉樹の丸太が山積みです。

広々とした貯木場に大量の丸太が。

広葉樹はチップに加工されていました。こんなに身近でチップのにおいをかぎ、手に取ってみるのも初めてです。

このチップは、紙に加工され、みんなもよく知っている「ティッシュペーパー」になっていくそうです。

さらに、SDGsの時代、昔は捨てていた剥いた樹皮も「バイオ燃料」や「キノコの菌床」として加工されているそうです。

2社目は鉄道会社。豪華お座敷列車で会社説明を聞きました。

運転席で説明を聞き。

なんと、実際にドアの開閉を体験させていただきました。

様々な事業所で様々な人たちが様々な業務をしています。ビデオでも見ることはできますが「匂い」や「触感」「人とのふれあい」があってこそ深くその仕事を感じることができます。

「働く」ことを「自分ごと」としてとらえ始めた2年生でした。

 

 

今週は互見授業週間!

今週は、先生たちがお互いの授業を自由に見学し合う週間です。授業によって、先生によって生徒の皆さんの反応や盛り上がりは様々です。他の先生のいいところを見習い、自分の弱点を見直す。生徒が楽しくわかりやすければ、先生も楽しくうれしくなる。そして、お父さんもお母さんもうれしくなる。そんな授業を目指しています。

私は、今日は1年生にお邪魔しました。

1年海洋生産科「小型船舶」は灯浮標の勉強です。(先生)「この前、教習艇で港に入るとき、左側の防波堤の先に見えた標識は何色ですか?」 (生徒)「う~ん」「赤!」 (先生)「残念。緑です」「赤は右側に見えていました」 「左側の緑の標識を左舷標識」「右側の赤の標識を右舷標識と言います」(生徒)「え~、そうでしたっけぇ。」

自分が船長になったとき、標識を覚えていないと大変です。1年生はまだまだ覚えることだらけ。がんばってます。   

お隣の食物科の教室では「保健」の授業が。様々な事故と要因についての学習でした。(先生)「一口に事故と言っても様々な事故があります。」「すべての事故には要因があります。今日はそれを考えてみましょう」

食後の睡魔が襲い来る5校時、海洋生産科も食物科もみんなしっかり元気に盛り上がっていました。

 

りあす丸はドックへ

本日、りあす丸は塩釜のドック(造船所)に入渠しました。洋上を走り続けて痛んだところや調子の悪くなったところの修理を行います。沖では限られたことしか修理ができないので、このドック修理は船にとってとても大切な作業です。

タグボートに押されながらドライドックに入渠。

右舷、左舷にもやいロープを取って船体を定位置にとどめながら、だんだんと船渠内の海水が排出されていきます。

すっかり海水が抜けた状態です。船底を確認しソナーや魚群探知機の発信機も点検。船体外回りから機関室内まで。不具合はすべてチェック。

このようにして、船の性能を確保しながら安全な実習航海を実現しています。

次の航海は、本科2年生を乗せてのハワイ沖遠洋航海です。お色直しもして、ピッカピカになって年明け宮古に帰ってくるのを待っています。

 

今日の調理室

今日の調理実習は3年生だからきっと「1級食物調理検定」の練習でピリピリしてるんだろ~なあ。と思いながらものぞきに行きました。

予想通り、緊張感を漂わせながら各自が考えたメニューをレシピに沿って黙々と調理しています。声をかける雰囲気ではありません。

タイマー係は「ハイッ できました」の声を待っています。 その横の揚げ物係は、油温を一定に保って揚げ物をメニューに入れている人が来たらすぐに使えるようにスタンバイしています。

各自の作業はひとりずつみんな異なりますが、手際よく、次々と進めています。

必ずメニューに入れるのは「かつらむき大根を使った料理」と「茶碗蒸し」だとか。

緊張感漂う、検定練習会場を後にして廊下に出ると、すぐ隣の集団給食室から「あんまり辛くしないでねっ!」と気になる声が。のぞいてみると、こちらは和気藹々と調理が進んでいます。

中華スープとビビンバを調理中。中華スープは「鶏ガラだしだけどイカも入れました」って。

オレンジ寒天も作っていました。

今日はしっかり楽しみながら調理を進めるこのチーム。次回は「1級検定練習」です。 調理台を広く使うため、班に分かれて練習していたそうです。

レシピ通りでも、創作鶏ガライカスープでも、状況に合わせた調理に対応できる3年生の紹介でした。

 

 

高校生が宮古の未来を盛り上げる発表会!

今日は市役所2階の市民交流センターに宮古下閉伊地区5校の高校が集まって第14回宮古地区学生研究・意見発表会が開催されました。

本校からは海洋生産科船舶運航コースから「宮古の海でダイビング」、食品資源コースから「宮古のマダラでにぎわい創出」の2本を発表しました。

宮古には素晴らしい海がある。釣りやキャンプは人気になっているけれど、観光資源としてのダイビングが浸透していない。入門用冊子を作成し、ダイビングをとおして宮古を活気づけようという発表です。

「もっと、地元の海のきれいな写真などを入れて案内冊子を完成させてダイビングをみんなに紹介してください。」とご講評をいただきました。

マダラは宮古を代表する魚だけれど、いまだ缶詰はない! 缶詰にしたら、「臭い」「身がばらける」という弱点を逆転の発想で「ばらけるならばらしてしまえ」とスモークフレーバーフレーク缶詰の開発に。岩手うまいもんグランプリ優秀賞!もゲット。

「食べてみたい。マダラ祭りでのお客様の反応を見て、パッケージなども充実させて手に取ってもらえる、売れる缶詰に発展させてほしい」とのご講評をいただきました。

発表は5校12本。

1 宮古の海でダイビング(宮古水産高校) 2 植物の発芽と周波数の関係について(宮古高校) 3 日本の伝統文化の魅力を伝える(宮古北高校) 4 山口川と閉伊川の水質調査(宮古高校) 5 Do it your self  電気システム科 先生からの要望(宮古商工工業校舎) 6 「碑の記憶」震災の歴史を後世につなぐ(山田高校) 7 炭素を用いたマグネシウム電池の作成(宮古高校) 8 林業を次の世代へ伝える(宮古北高校) 9 災害に強い住みやすい都市をつくるために(宮古高校) 10 「宮古のマダラ」でにぎわいの創出(宮古水産高校) 11 3Dプリンタ 3D作品の製作(宮古商工工業校舎) 12 宮古市創生 宮古市長が高校生の提案に未来を託したお話(宮古商工商業校舎) ※毎年参加する岩泉高校は発表者が修学旅行と重なって参加できませんでした。

 みなさん、身近な課題を見つけ出し、いろんな人とかかわりあって研究し、自分の言葉で素晴らしい発表をしました。

「高校生の想いにブレーキをかけてはいけない。やりたいことをやらしてあげることが自分の役目と考えている。まず、やってみて、失敗してもいい、そこから次を考えていくことが大切なんだ。みんなが住みたい街に、大学で出て行っても帰ってきたくなる街にしていきましょう」と山本市長が締めくくりました。

 まさにその通り、高校生は尻込みせずにやりたいことを考えて行動し、発信するのだ!そうすれば仲間が集まり、応援者が集まる。 高校生も大人もつながりあって魅力ある未来を切り拓きましょう!!!

 

 

 

1年生進路ガイダンス

6校時、1年生は集会室で今年2回めの進路ガイダンス。入学して学校生活にも慣れた6月に最初のガイダンスを受け、卒業後の自分を意識し始めました。そして半年たった12月、専門の学習を通してだったり、先輩の進路を見たりして、だんだんと自分の将来を具体的にイメージできるようになってきたようです。

進路担当の先生から、今の3年生の進路状況や求人動向が説明されます。

進路の手引きに半年前に記入した自分の進路イメージを確認して「う~ん。迷うなあ」進学するべきか、就職するべきか、地元か関東・関西か・・・・。

先生から「希望は変わっていいんです。いろんな情報を集めて、真剣に考えて、これから納得のいく進路を見つけ出してください」とのアドバイス。

さあ、これからの学校生活で自分に磨きをかけ、自分らしさを発揮できる生きがいを感じられる進路を考えていきましょう。

乗船説明会

2年海洋生産科船舶運航コースの皆さんは年明け1月に、いよいよ実習船りあす丸でのハワイ沖遠洋航海が始まります。

これまで体験した短期航海とは違って55日間にわたる洋上での生活。規律を守って、協力し合いながら共同生活を行います。

今日は、生徒と保護者の皆さんがりあす丸に集まって乗船前の様々な準備について説明会が行われました。

説明会場は実習船りあす丸の食堂兼学習室。保護者の皆さんにとっては初めての乗船です。

船長とわたくしのごあいさつの後、指導教官から詳しい説明が続きました。

そして、船内の見学。客船でもなく、貨物船でもない、動く教室りあす丸。

本船で説明を聞いて、ハワイ沖への航海がいよいよ近づいてきたことを生徒も保護者の皆さんも実感しました。

 

外は暗くなってきましたが

最近、すっかり日が短くなって来ました。本州最東端の町、ここ宮古市は朝の日の出が早い分夕方の日の入りも早いです。ほとんどの教室が暗くなっている中、3年食物科の教室は明るく電灯がともっています。

のぞきに行ってみると、声をかけるのもはばかられるほど真剣に資料を作成している人たちが。

(私、静かに)「何をやっているんですか?」 (生徒)「1級検定の献立作りです」「今日、提出締め切りなんです」  1級食物調理技術検定受検のための献立作りをしているのでした。 

スマホで調べて、友人と相談して。 ちょっと前までは専門書や教科書で調べていたことが、今は各教室にwifiが整っているのでインターネットでも調べられます。

「私は自動車学校の勉強です!」 献立づくりが終わったら実技練習もあるのですが、自動車学校の勉強もしなくては。本校では10月以降進路が決定した人から希望者は自動車学校に通い始めます。就職したら自動車通勤が当たり前の時代、年度末になるほど自動車学校も激混みになるので生徒たちも今から大変です。

学校の勉強も、検定も、自動車免許も・・・大忙しです。

こちらは、調理実習準備室。献立を決めた人たちがお皿を選んでいるところでした。(ちょっとゆとり)

1級調理検定では彩りや栄養バランス、カロリーまで考えてメニューを決定し、本番では制限時間内に調理と片付けまで行います。そしてお皿も含めて盛り付けのきれいさまでが審査されます。

本番は今月23日。がんばれ、調理師の卵たち。

 

海遊館 戎橋 宮古

あっという間に修学旅行も最終日。今日は朝から日本を代表する大型水族館「海遊館」を見学し、そのあとはTHE大阪「道頓堀」界隈を散策、お昼の飛行機に乗って夜には宮古に帰ってきました。

海遊館の大型水槽は日本最大級、アクリルパネルの厚さは40センチもあるのだとか。まるで水中世界です。

あれも欲しい、これも欲しい、お土産選びも真剣です。

道頓堀にかかる戎橋でのショット。コロナ前にはこんなにすいていることはありません。グリコっ!!

宮古着は夜。まだ、旅行の余韻はまだなくなりません。

お土産をどっさり手にしてピース。おかえりなさい。

関西の文化はどうでしたか?関西に生まれた人はそれが当たり前、岩手・宮古に生まれた人はそれが当たり前。同じ日本の中、それぞれの土地でみんな当たり前に生きています。宮古の良さを認識し、日本の良さを受け入れて、明日からの毎日を広い視野で生きていきましょう!

 

清水寺そしてUSJ

修学旅行3日目。午前中に清水寺を参拝。そして午後からはユニバーサルスタジオジャパンUSJへ。今日も一日元気に過ごしました。

晴天に恵まれた清水の舞台。

参道のお土産屋さんは昔も今も変わりません。

京都のお面はキツネ。妙にマスクがマッチ!!

出発前に「清水に行ったら是非 岩手の英雄 アテルイとモレ の石碑を探してください」と言って送り出しました。 平安時代に大和朝廷が送り込んだ坂上田村麻呂と戦い、ふるさと岩手の先住民族である蝦夷(えみし)の仲間と平和を守るために命を懸けた2人です。 決して山賊なんかではない、岩手プライドを見つけて歴史を実感し、誇りを高めてほしいです。

明日はいよいよ最終日。よい一日でありますように。

 

 

 

 

座禅体験

修学旅行2日目。今日は朝から京都高台寺での座禅体験でスタートです。お坊様の説明を聞いたあと緊張の体験が始まりました。

座禅は自分と向き合うことを目的としているそうです。姿勢を整え(調身)、呼吸を整え(調息)、心を整える(調心)の3つを目指します。 

学校だと柔道や剣道・弓道で正座しているときと少し似ているのかな。 生徒の皆さん、どうだったでしょうか。

このあと、今日は1日京都の町を自主研修しました。各班それぞれ下調べした見学コースを満喫し、夕食もお風呂も済ませて今日も全員元気に過ごしているそうです。 明日もいい一日が過ごせますように。

奈良めぐり

修学旅行団は大阪伊丹空港から奈良公園、薬師寺、そして京都のホテルへ。みんな元気に楽しんだそうです。

若草山のふもとの食事処でランチを済ませたら、鹿にもランチを。やっぱり奈良公園に行ったら鹿せんべいですよね。

大仏殿をバックに記念撮影。柱の穴は誰かくぐったでしょうか?

奈良公園を出た後は薬師寺名物、お坊様のご説法。楽しく聞ける仏の心。お坊様たちは「仏の心、人の心、ご縁の大切さ」をわかりやすく聞いてもらえるように日ごろからお坊様同士で研修を重ねています。日々修行。居眠りする生徒が多いと「修業がまだまだ足りない」と深く反省してまた修行に励むそうです。う~ん、私も「修行」が足りません。日々努力いたします。

明日は、朝の座禅を組んだ後は京都の自主研修。ちゃんと今夜は眠るのだぞ。

関西に出発!

本日0600、2学年生徒は関西方面への修学旅行に出発しました。

まだ暗い中、参加者全員元気に集合。バスに乗って花巻空港へ。

ほとんどの人は初めての飛行機。ワクワクの搭乗です。

さあ、降りたら関西(大阪伊丹空港)。どんな旅が待っているのか。

本BLGで修学旅行団からのお便りを随時お知らせいたします。

 

しおかぜ図書室POP審査会

ポップPOP。販売促進パネルとでも言いましょうか、商品の魅力を多くの人に伝えて興味を引き販売促進につなげるパネルとかカードのことです。今日は、生徒たちが読んで「他の人にもお勧めしたい本」について作成したPOPをみんなで見て審査するというのでのぞきに行ってみました。

う~ん どれどれ 面白そうなPOPが並んでいます

レトロ好き必読の純喫茶コレクションって、私は読んでみたいなあ。

そうそう、ときどきほっこりしたくなるのですよ。

「この冬君は死ぬ」って言われた後、未来を変える勇気に涙するって?

10年後の自分から来た手紙。大切な人を救えるのか? 気になる。

楽しい学校生活から、恐怖の生活へって、怖い。

いつの時代もスポーツカーはティーンエイジャー永遠の憧れ。トヨタ86、かっこいい。

高校生のうちから、命の大切さ、毎日平和に過ごせるありがたさを考えて欲しい。

新海監督、話題の映画。 お返し申すって?

ここではほんの一部しか紹介できませんでしたが、生徒たちの感性と表現力に感心しました。

どれから借りて読もうかな。

 

 

 

交流学習で新巻作り

今日は、宮古恵風支援学校の皆さんが交流学習に来校しました。 実習の内容は「新巻作り」です。昨年度はコロナのため中止しましたが、今年はがんばって実施できました。 指導するのは海洋生産科の2年生。

「校長先生、皆さんうますぎて自分たち手伝うことないです」などと言いながら、しっかり先生役をして満足げな2年生でした。

本校生徒から教えられる支援学校の皆さんも満足げ、教える本校生徒も満足げ。共にわかり合い、学び合える貴重な時間が繰り広げられました。

 

 

校長先生、出身はどちらですか?

今日の昼休み、トントントンとノックに続き「失礼します、食文化のインタビューをお願いします」と入ってきたのは食物科1年生。最初の質問は「校長先生のご出身はどちらですか?」

(私)「小さい頃は大阪で、中高は奈良です。」(生徒)「じゃ、大阪の郷土料理は何ですか?」・・・

大人になって、いろんな料理を食べたことはすぐに言えるのですが、子どもの頃の大阪らしい料理となると・・・

「う~ん」・・・「きつねうどん」「たこやき」「お好み焼き」あとは「バッテラ」かな、母に「今日の晩ご飯はたこ焼きにしよか」などと言われた日には、大喜びしたのを思い出しました。

 後から考えると「うどんすき」とか「てっちり」とか有名料理がたくさんあるのですが、庶民の郷土料理は「たこ焼き」でした。

 いろんな先生たちにインタビューしているようです。どんな風に考えをまとめてどんな授業が展開されるのか興味津々です。 

 インタビューしてくれたこの二人も私くらいの年になったとき「岩手県宮古市の郷土料理はね」ってどこの町で話すのかなあ。 今のうちから、しっかりと故郷宮古を味わってくださいね。

冬到来 小型艇陸揚げ

今日で11月も終わり。海上の北西風が強くなり、小型艇での実習が困難になる季節を迎えました。今日は春からお世話になったカッター(12人乗り手漕ぎボート)、小型船舶教習艇、和船、すべての小型舟艇を陸揚げしました。

神林港旧木材港岸壁にすべての小型艇が並びました。小型船舶教習もカッターもおしまい。来春までここで越冬です。

3年生は卒業、1,2年生はそれぞれ学年を1つ上にして来年度の実習に臨みます。今年も一年大きな事故やケガもなく過ごせたことに感謝です。冬の間、しっかりと座学に力を入れて、また来春がんばりましょう。

りあす丸帰港

11月20日(日)から小笠原諸島父島でのダイビング実習航海に出ていたりあす丸が本日宮古に帰ってきました。

出港時は雨模様。そして今日の帰港は曇り空。 出て行くときは時化模様を心配しましたが、みんな元気に船内生活を過ごしたそうです。

小笠原では天気に恵まれて、父島ではボートからのダイビングを体験しました。気温は約25度。

潜水用に作られたデッキから入水。宮古での練習とちょっと勝手が違いますが、南の海への期待が高まります。

ひとりずつ、注意しながら「ジャイアントストライドエントリー」

ゆっくり潜降。まずは浮かず、沈まずの中性浮力の調整です。日頃の練習成果が試されます。

そして、いよいよ水中散歩。 現地ガイドが案内してくれます。

足下はすべて珊瑚。 壊さないように注意しながら移動します。

色とりどりの魚たちがうようよいます。

普段潜っている北の海とはまるで違う景色を満喫した生徒たち。

あっという間の父島滞在を終えて、本日、宮古に帰港。

ともにスクーバダイビングを楽しんだ久慈東高校、高田高校の皆さんともここでお別れ。各校お迎えの学校バスで帰っていきました。

職業としての潜水士を選ぶ道、スポーツレジャーとして潜水を楽しむ道。生徒それぞれの選択です。でも、学校で潜水を勉強できるのは岩手県内では3つの水産系高校と種市高校だけです。

海を(水圧や塩味や流れを)身体で感じ、魚たちと水中で戯れる。人生の中での1つの体験としてすごく魅力的だと思います。水産高校人気の実習です。

 

食物科 船舶調理実習

11月24日(木)25日(金)の2日間、食物科2年生3人と3年生5人が実習船海翔に乗船して船舶調理実習を行いました。一緒に乗船した食物科の先生が撮ったスナップ写真から今回は紹介します。

いよいよ、乗船。1泊分の荷物を抱えてワクワクしながら船内へ。

まずは、食堂兼学習室に集合して海洋生産科の先生から「船内生活の基本」を教わりました。

船に乗ったら、まずは自分の寝床を作ります。 シーツを手にベッドメイキングの説明です。 いつもの調理実習で事前説明を聞くのと同じ真剣さを感じます。

狭い船室もみんな一緒だと楽しい我が家!

操舵室を初体験。

最高の船舶調理技術を持つ司厨長から直々の説明。真剣なまなざしです。

学校の調理室とは勝手が違いますが、テキパキと調理が進みます。

船内の調理場。司厨長の指示を受けながら緊張の実習です。

「ウムウム、いいぞぉ。」

夕食は3年生の担当。 

鶏の南蛮揚げ。ナスの煮びたしやポテトも添えてボリューム満点。

「最高!」の船内ディナータイムでした。

そして、翌朝、朝食担当は2年生。 あんまりにもおいしくて、朝からおかわりする人が続出。

名残を惜しんで下船した生徒たち。 司厨長から「本船の司厨員として働いてくれ!」とスカウトされた生徒も。

本当は、乗船後すぐに沖だししてイカ釣り体験&釣ったイカ調理も計画していたのですが、荒天高波のため今回は港内に停泊したままの実習でした。 

沖には出られなかったけれど、2年生にとっても3年生にとっても最高の船舶調理実習でした。

 

産業教育の発表会

岩手県には様々な産業に関係する専門を学習する高校があります。「工業」「商業」「農業」「家庭」「看護・福祉」そして「水産」です。

岩手県の産業発展のためにこれらの高校を応援・支援(研究費の補助や備品資材の購入資金援助など)する組織として「岩手県産業教育振興会」という会があり、たくさんの企業や事業所の皆さんが会員になっています。

今日は、年に一度の「産業教育フォーラム」が盛岡で開かれました。応援・支援してくださっている皆さんを前にして、各部会の代表生徒が研究発表や実習製品の販売・展示などを行いました。

今回、本校は実習製品の販売で参加。開発した各種缶詰を関係の皆さんにアピールし、そして販売しました。

農業高校がリンゴや鉢植えのシクラメンを販売したり、工業高校がエコラン電気自動車を展示したり、看護の学科は血圧測定や手洗い体験をしていたり。会場は大いににぎわいました。

振興会会員企業の皆さんに各分野で頑張る生徒たちの熱意が十分伝わったと思います。

生徒たちにとっても、「こんなに自分たちを応援してくれている企業や事業所の人たちがいるんだ」ということが伝わったと思います。

振興会会員の皆様に感謝。そして、明日からも頑張ろう。生徒のみんな。

 

しおかぜ図書室開館中

誰でも気軽に入れるしおかぜ図書室。お昼休みにふらりと入ってみると生徒たちで静かに賑わっていました。

この本おもしろそうだね。

どれ読もうかな。話題の新刊本も次々と入っています。

私も1冊借りました。今晩と、明日の休日で読もうかな、と。 借りたのは「蒼太の包丁」。知ってる人は知っている、主人公蒼太が板前修行で繰り広げる料理の世界を題材にした人気の「マ」「ン」「ガ」です。

 本校図書室には、漫画であっても「いい物はいい」と置いています。 漫画にも感動だ!

 

 

キャッチボール

このところ寒い日が続きましたが、寒さが緩んでぽかぽか日差しの2校時、グラウンドに目をやると女子たちがキャッチボールとソフトボールをしています。今日の3年生の体育は外での活動だったようです。

私の世代と比較すると、今の世代はあんまり野球やソフトボールの経験がありません。ぎこちないキャッチボールについ注目。応援したくなります。

キャ~ッ。 投げた本人の思惑とは大分違う方向にボールが飛んでいき、それを一生懸命追っかけます!

なんだか見ているこっちも楽しくなるひとときでした。

 

柔道部がんばる

全国高等学校柔道選手権岩手県大会が18日19日と花巻市で開催されました。

昨年度、部員数不足から3人制で出場し、新人戦「優勝」を果たした本校柔道部。 今年度は部員数も増えて5人制で出場しています。 そして、今回は体格差を跳ね返して堂々のベスト8。 

メンバー勢揃い。今日は、ひとり用事があって欠席、5人そろって大会に出場しています。

大会が終わったところですが、悔しさをエネルギーにして早速今日から練習です。 日頃からがんばる柔道部、しっかり結果がついてきました。

頂点を目指せ! 柔道部。 応援しています。

 

 

父島に向けて出航!

りあす丸、本日13:00小笠原諸島父島に向けて出航しました。

今回の航海は「潜水体験航海」。久慈東高校5人・高田高校5人・そして本校5人、県内各校でスクーバダイビングを選択履修している皆さん15名での合同航海です。

久慈、宮古、高田と練習海域が違っても普段の潜水練習ではどこもクロソイやホタテ貝など寒流の親潮水域に生息する生き物たちを見ています。父島まで行くと水温は高いし、ツノダシやコバルトスズメなどカラフルな魚たちが勢ぞろい。まさに、カルチャーショックの楽しさです。

雨の中、南の海での潜水に期待しながら岸壁を離れていきました!

出港スタンバイ。乗組員の皆さんと専攻科1年生での作業です。

本科の皆さんはデッキサイドに勢ぞろい。

本校3年生、雨とうねりの入り込みでちょっと微妙な表情。心の中は燃えてます!

さよ〜ならぁ〜  小笠原まで片道3日間。 南の海を満喫してください!!

 

2年生進路ガイダンス

つい先日、3期末考査が終わったところの2年生。もうすぐ修学旅行の2年生。 脱力してのんびりしたい時期かもしれませんが今日は進路ガイダンス。

みんなが知っているイソップ物語の「うさぎとカメ」、コツコツとゴールを目指したカメが油断して居眠りしているウサギより早くゴールしたというあのお話です。

(先生)「さあ、みなさん。ウサギとカメの最大の違いは何だったのでしょう?」「答えはいく通りもあります。話し合ってみてください」

(生徒)「コツコツ努力することが大切で、油断をしたらダメってこと」先生「それも正解」

「それぞれの目線・意識はどう違うでしょう」「カメは常にゴール(目標)をまっすぐ見ていました。」「でも、ウサギはゴールよりもカメに意識がとられていたんじゃないでしょうか」「進路を考えるとき、何が大切なんでしょうか?」

 さあ、2年生、目ざすところはどこなんでしょうか? 考えなければ始まりません。 今ははっきりしない人もいるかもしれません。 でも、考え始めた時があなたの進路活動がスタートするときです。 焦らずとも動き出せ!2年生。応援します!

 

 

サケはえ縄作り

今日は1年生が実習船海翔の乗組員の皆さんから「サケはえ縄づくり」を教えていただくと聞いたので藤原ふ頭に見に行きました。

快晴の下、海翔のデッキは大賑わい。漁業のプロフェッショナルから教わる1年生は緊張の面持ちで頑張りました。

海翔 おもてのデッキは大賑わい。

「おーそうそう うまいじゃん」ほめられちゃいました。

針が8本に浮き1つ(だったかな?) 丁寧にコイルして針はスポンジに突き刺します。

マグロ縄とは全然違う、繊細な仕掛けです。

ボースン(甲板長)から教わる2人。幹縄に枝針を結んでいます。

近年、不漁のサケですが、とれ始めたら出番です。いつでも使える準備は万端。

 Come Back Salmon!!! 1年生の思いよとどけ!

 

 

りあす丸入港

本日0900、りあす丸は宮古港藤原ふ頭に着岸しました。9月に宮古を出港してハワイ沖でのマグロはえ縄実習を行い約2か月ぶりの宮古です。 専攻科1年生、たくましくなって帰ってきました。 船首作業も船尾作業もブリッジ作業もしっかり様になっていました。

次の航海は今月下旬の小笠原諸島父島への潜水体験航海です。本科3年生と専攻科1年生の混乗です。

ひと時の涼しい宮古を満喫してください。

三崎出港

本日1445りあす丸は三崎港を出航しました。

いよいよあさって月曜日の朝には宮古入港予定です。

 

マグロ水揚げ

今朝からりあす丸はハワイ沖で漁獲してきたマグロやカジキなどを水揚げしました。場所はマグロの町、神奈川県三崎港です。

さあ、このマグロは何キロでしょう。 3年ぶりのハワイ沖漁場はやっぱり大きいメバチマグロがたくさん獲れました。

マグロ流通業界では40キログラム以上のメバチマグロを「大バチ」、20キロ以上を「中バチ」と呼んでいます。写真では正確な重さはわかりませんが、「大バチ」であることは確かです!!

マイナス55℃で凍らせて持ち帰ったまぐろたちは石のようにカチンカチン。移動させるときに自分の足のすねに当てたりすると涙ものの堅さです。一匹一匹陸上で計量して売り渡します。

航海中に紹介できなかった「りあす丸便り」も紹介します。 出港後の風景。

漁場までの天文航法実習など。

操業中。メバチマグロ、キハダマグロ、エチオピア、サメ食い被害のマグロ・・・・・

 

コロナのため、ハワイに入港するも燃料油と食糧の補給のみ。 パイラー(水先案内人)とは港ごとに所属しているベテラン船長たちで入港してくる外国船に乗り込んで船を安全に岸壁に導きます。

帰り航海では漁具整理や船体のさび落としなどを行います。 ハワイで積み込む食糧の定番「アメリカンステーキ」もしっかり出たようですね。

明日の夕方、三崎港を出港。いよいよ宮古に帰ってきます。 宮古入港は14日(月)の予定です。 最後まで気をつけて帰ってきてください。

 

 

 

今日から3期末考査

今日から3期末考査が始まりました。 考査期間中の廊下は直前勉強の生徒たちで賑わいます。 開始数分前には全員着席。 そして問題用紙と解答用紙が配布されたあと緊張感のある静寂の50分間が展開します。

一心にノートとプリントを確認中!

オレはガッチリですぜ! と 僕はダメェ

試験前でもイェイです。

さあ、出来具合に皆さん納得できたでしょうか。 普段の楽しい賑やかさとは違う緊張感のある賑やかさが火曜日まで続きます。 がんばれ、みんな!! 

 

 

 

フランスのこころ、日本のこころ

昨日はフランス料理講習会。ヨーロッパの歴史の中で培われてきたフランス料理の基本を静岡県のホテルの料理長から教わりました。シェフはもちろん本校の卒業生です。

今日は、日本を代表する料理「にぎり寿司」講習会。県内でも、全国的にも人気の市内寿司店のご主人に教わりました。もちろん本校の卒業生。

見た目も作り方も全然違いますが、素材を大切にし、食べる人の気持ちを考えておもてなしする点は全く共通しています。 その道のプロ、しかも先輩に教わった生徒たちは一段と自分がプロの料理人になることに現実味を感じたのでした。

サーモンのフィレンツェ風 の食材。 もちろん「みやこトラウトサーモン」です。

さあ、この日本の野菜たちは・・・・  フィレンツェとマセドワーヌサラダに変身します。

シェフの模範調理を見ながら、説明を聞き漏らさずにレシピにメモを加えます。 「ナツメグは今日は粉末を使いますが、手に入ればホールのものをミルして使うと一段とおいしいです」・・・・メモ、メモ

メモする姿は真剣そのもの。

湯がいたほうれん草をバターでソテー

マセドワーヌサラダにはマスタード、白ワインビネガー、そして手作りマヨネーズも使います。

さあ、オーブンにIN。

このメニューはフランス料理の基本的なものだそうです。

(生徒)「今までで、一番大変だった料理は何ですか?」(シェフ)「う~ん。 簡単と思ったことはありません。すべてが大変かもしれません。常に勉強だと思っています。」「5年、10年は本当につらいことの連続でした、10年たってやっと自分なりに出来るようになってきたかもしれませんが、いいかどうかはお客様が判断します。そのためには時々フランスに行って自分の料理が正しいのかどうか確認しています。」 さすが、料理長。

さあ、こちらは寿司講習会。 ご主人が目の前でテキパキと新鮮な魚を冊にしていきます。 「皮を引いたらまな板に臭みが着くので洗ってください」 「はいっ」アシスタントはマナ板洗い中。

今日のネタ、まぐろ、ぶり、ヒラメ、ホタテ、タコ、蒸しエビ、いくら・・・このほかに卵焼きも。 卵焼きには出汁をきかせていて、各店オリジナルのこだわりと技術があるのだとか。

手ほどきを受けて、軍艦巻きも作ります。

「自分は家でもやってますから慣れてます」って。余裕。

見ていたところ、わさびの量はみなさん控えめかな?

準備した寿司飯とネタを使い切るまで、どんどん握りました。

立派なにぎり寿司1人前!

もちろんごちそうになりました。 生徒もみんな喫食しました。 さあ、寿司屋の握りと、今日の握り、ご主人の模範握りと、自分の握り、違いはどうだったでしょうか。 プロ並みには出来ていないかもしてませんが高校3年生の握りとは思えないおいしい立派なにぎり寿司でした。 家で握ったら、家族全員絶対満足しますぞ。

 

新人外国語先生の研修会

今年、岩手県では6人の外国語の先生が採用されて県内各校で頑張っておられます。 昨日から2日間、6人の先生方が本校を訪れて「水産高校(専門高校)での英語の勉強」について研修しました。

まずは私、「水産の目から見て新人外国語先生に期待すること!」を話しました。本校では海洋生産科の生徒も食物科の生徒も、卒業後に専門性を活かした職場で英語を使う機会はたくさんあります。 本校では「生きた英語、活かせる英語」を身につけています。受験指導は手段であってその先のことを考えて教えてねって。

参加した6名は皆さん現在は内陸の高校にお勤めです。英語の専門家が5人、1人はフランス語。 水産高校に来るのは全員が初めて。 食物科の3年生がテキパキと調理を進める姿にまずは驚きました。

航海計器実習室では舵機やコンパスを見てびっくり。

食品製造実習場で缶詰をテキパキと作っている姿にも驚き。

海洋生産科の英語の授業を見学。

そして食物科の英語の授業を見学。

実習でも、授業でも、頑張っている本校生徒の姿をみて、皆さんとても感動していました。

本校で目にしたこと、体験したことを自分の勤める学校で是非活かしていきたいと目を輝かせていました。

何年か後には、転勤で本校に帰って来てくれることを待っています!!

 

今日のりあす丸

9月22日(木)に宮古を出港したりあす丸。ハワイ沖でのまぐろはえ縄実習を終えて着々と日本に向かっています。

11月7日(月)正午現在 コース285° スピード11.4ノット  明日の夜には神奈川県三崎港外に到着予定です。

マグロで有名な三崎漁港で水揚げをした後はいよいよ宮古向け。 専攻科生の土産話が楽しみです。

料理の楽しさを中学生にも

今日は河南中学校の3年生18名が本校食物科主催の「クッキング教室」に参加しました。 夏休みに行う中学生一日体験入学とはまた違う体験です。

本校食物科1年生が指導係です。 いつもは女子が多いクラスでの実習ですが、今日は男子生徒がたくさん参加しています。 「わぁ~ 大きいひとたちがいっぱいだ~」 からのスタートでした。

まずは中学生を前にしてお手本作り。 手早く、作業を進めます。

スノーボールクッキーです。 「クッキーの生地が出来たら1つ10g位の大きさに整えてください」「10gってこのくらいの大きさですよぉ」 

準備している最中にも中学生が「クッキングペーパーってどれですか?」などと来てそっちにも対応。

「キャ~ッ 5分やり過ぎちゃった」 バタバタしてプリンの湯煎は10分の予定だったのに15分しちゃいました。

(泡が出ちゃいましたが、大丈夫そのくらい。 ちょっとだけ失敗のお手本だ。)

中学生の皆さんは終始楽しそうにお料理に取り組みました。

高校生のお姉さんに教えてもらいながら作った「スノーボールクッキー」と「プリン」はどうだったでしょうか。 これをきっかけに、これからもどんどん料理づくりを楽しんでくださいね。

 

 

みやこ未来議会

今日はみやこ未来議会が開催されました。宮古市役所5階 宮古市議会議場 傍聴席で高校生議員による代表質問そして市長をはじめとする担当部署からの答弁を聞いてきました。

この議会は7月から準備を始めてきた高校生議員による宮古市の未来を考えるための会です。きょうはその本番。 議論を戦わせる前の記念撮影で市長や教育長と一緒にパチリです。

本校質問団の番です(超キンチョー)。質問団は商工高校・水産高校・宮古高校(2チーム)の4チーム、それぞれ未来のために調べ上げてきたこと、疑問を市の幹部にぶつけます。

本校質問団は「若者流出対策」と「高校生が市の政策に対して意見を言える場の創出について」の2本。

学校でアンケートした結果などを基に若者が住みたくなる街づくりについて意見しました。

「イオンやラウンドワンなど若者が楽しめる施設の誘致」「駅前の再開発」など思いのたけをぶつけます。

代表質問に対して市長の答弁、それに対して再質問、再質問に対して担当部署の部課長からの答弁。

高校生も質問で食い下がります。

高校生からは「市の方は、やってみもしないでできないといっている気がします」などと辛らつな意見も飛び出しました。

市長がそれを受けて「市に対しての叱咤激励と受け止める。昨年、一昨年と高校生の意見を真摯に受け止めてきたという自負がある。これからも意見をどんどんぶつけてほしい、そして、チーム宮古としてこれからの宮古をどうしていくか一緒に考えてもらいたい」と締めくくりました。

実際のところ、本校質問団による意見で一昨年は「下宿生への補助金制度」昨年は「駅前駐輪場の整備」が実現しました。

自分たちも、宮古の未来を切り拓く一員であることを認識し、変えていくことができる、と自信をつける貴重な経験となりました。

 

 

りあす丸は安全に航行中

今朝から、北朝鮮の弾道ミサイル発射について報道が続いています。 すでに太平洋上に着水したということですが関係の皆様には大変ご心配をおかけしているところでございます。 8時30分現在、りあす丸に電話確認(衛星電話)したところ異常なく順調に航行中ということを確認いたしましたのでご安心ください。

取り急ぎ、安心情報のお知らせです。