学校ブログ

終業式・離任式

今日は生徒にとって今年度最後の登校日。生徒たちは朝から来年度自分たちが使う教室に椅子と机をセットして、さらに大掃除。 それが終わったらいよいよ今年度の総納め、「終業式」そして「離任式」でした。

終業式での私の挨拶は、つい、演台の前にまで出て。 「今年度一年を振り返ってみてください。」「今、ここでです」・・「自分が成長したと感じる人っ」・・・・・ 高校時代、なかなか自分を認めることが難しいです。周りの人にあわせることばかりに気を遣いすぎることはない。自分らしく頑張ればいいのだ!

離任式では今年度で本校を離れて他校に異動する8名の先生方と定年退職の私がご挨拶。そして、生徒会から花束をいただきました。

退場~   「みぃ~やこぉすぅ~いさん え~いよぉあれぇ~ みぃ~やこぉすぅ~いさん え~いよぉあれぇ~」 BGMは応援歌「捲いた錨よ」だったのに、口ずさむのはなぜか校歌! 

校長室に戻ると、卒業した3年生たちが入れ替わり立ち替わり挨拶に来てくれました。 新天地でも頑張るのだぞ。応援してますぞ。

岩手に来て31年間、ずっと水産高校で生徒と共に過ごしてきました。 これからも、水産高校は頑張り続けます。 本ブログをご覧くださいました皆さん。 本当にありがとうございました。 これからも宮古水産をどうぞよろしくお願いいたします!  (次の校長先生がお越しになったら、リニューアルして再出発の予定です)

 

天井プロジェクター設置完了!

新年度に向けて着々と学習環境の整備が進んでいます。 今回、各ホームルームに天井プロジェクターを設置しました。

各教室にしっかり取り付けられているのを見て感心しながら歩いていると、海洋生産科1年生の教室にちょうど担任の先生がいました。(私)「どうやって使うんですか?」(S先生)「電源スイッチがここで、あとはタッチペンでここをこうやると・・・・・」

スイスイ使いこなしていきます。ペン書きした文字や図もスイッチ一つで瞬時に消えます。見ている私は「ほ~」「へぇ~」「お~っ」の連続。

パソコンにつなげて、図や表もすぐ出せるし(消せるし)、それを各生徒が持っているタブレットに送ることも出来るし、Wi-Fiからインターネットにつなげて「世界の漁業風景」や「一流シェフの料理風景」なんかの動画も映し出せます。 プリント配布はもはや昔の光景・・・

生徒が生きる、私たちが生きるこれからの時代「Society5.0」はこれが当たり前の時代です。どんな授業が展開されて、生徒がどう反応していくのか、楽しみです。

ピッカピカにワックスがかけられた教室の外にはこんな風景も。

明後日は終業式と離任式。 元気な生徒が勢揃いします。 今年度お世話になった教室を使うのも明日でおしまい。 春休みが明けたら新学年での生活が始まります。 今年度の自分自身をしっかりと振り返り、来年度もみなさん頑張りましょう!!

お帰りなさい りあす丸

昨日、3月17日(金)09:00 りあす丸は予定どおり宮古港藤原ふ頭に着岸。 海洋生産科船舶運航コースの生徒3名、日に焼けた満面の笑顔で帰ってきました。

薄曇りの中、宮古港赤灯台を交わしてゆっくりと近づいてきます。

1本目のもやいロープで、いよいよ宮古と(陸上と)つながりました。

まずはクラス担任と固い握手!

指導教官とガッツポーズ、出迎えにきている保護者のカメラも一斉にシャッターパチリ。

下船式の後、乗船指導教官2名から訓示。ゆるんでいた生徒の顔が再び引き締まりました。

テレビ局のインタビューもありました。「遠洋航海の経験を活かして、航海士になるために頑張ります」ってこの日の夕方、ローカルニュースで流れました。

はるか水平線から昇る太陽が再び水辺線に沈んでいく壮大な風景を毎日見ながら、100kgを超える魚を釣ったり、アカマンボウやまぐろのエラ身や心臓を食べてみたり、特別な体験が毎日続いた遠洋航海実習でした。長い人生の中のほんの2ヶ月ですが、航海を終えてあきらかにたくましくなった本科生でした。

 

 

 

 

りあす丸便り(最終号)

焼津港でマグロ水揚げを済ませたりあす丸は本日16:00に出港しました。

そしてすぐさま、りあす丸便り最終号が学校に届きました。

あとは寄り道無しで目指すは宮古。 17日、藤原ふ頭で待ってます!!

 

「夜空」ドレス

8月に行われた「第9回学生ファッションデザイン募集」に応募し、優秀賞を受賞した食物科3年生Kさんデザインのドレスが世界的ブランドを製造している北岩手のアパレル会社により製作されました。

製作したドレスは、他の優秀作品と共にプロのモデルが着用してファッションショーが開催されます。今回はコロナの関係で直接会場で見ることは出来ませんが、下記の日程でテレビ放映および展示されますので皆さんも是非ご覧ください。

<テレビ> 放映日時 3月18日(土) 13:55-14:25 テレビ岩手 番組名「夢をかたちに アパレルの聖地 北いわて~第9回北いわて学生デザインファッションショー」

<展示> 3月15日(水)~3月29日(水) 10:00-19:00(最終日は15:00まで) 場所:パルクアベニュー・カワトク7階コレクカフェ前特設会場

応募したのは、岩手県と青森県の三八地域の高校生・専門学校生・大学生です。

その中で優秀賞に選ばれて、デザインしたドレスがプロの手により現実化しました。

タイトルは「夜空」  濃紺のトップには多くの星がきらめき、ボトムにかけてだんだんと淡い青色に。

私の目には、実習船で遙か洋上に居るとき「ほそ~い三日月を背中にしながら遠くの空と海面を見ている」ように感じます。

黒に近い紺の中にきらめく星々と、空と水平線の境目がわからないくらいの弱い月灯り。それでいて、その月灯りはやんわりと海面を明るくしています。

な~んて、Kさんは食物科なので、別のイメージで作ったのでしょうが、私が見ても魅力的なデザインです。

これが、どう実現して、ファッションモデルがどう着こなして歩くのか。

テレビ放映が楽しみです。

 

 

 

やったぜバンタム級2位!

いつも頑張っているボクシング部のS君。先日の岩手県中学生・高校1年生スパーリングボクシング大会バンタム級で2位を獲得。顧問の先生の話によると、接戦に次ぐ接戦で、優勝していてもおかしくない内容の決勝戦だったとか。

もうすぐ2年生になるS君。これからのますますの活躍に期待です。頑張れ宮水ボクシング部。

りあす丸焼津入港

本日08:12 雨のそぼ降る中、りあす丸は焼津に入港、着岸しました。 明日はいよいよマグロの水揚げです。 お天気もすっかり回復するとの予報。 絶好の水揚げ日和になりそうです。

久しぶりの日本です。りあす丸の遠洋航海は外国往来船資格で航行するので、宮古の出港時点から本船内は日本扱いではありません。帰港して、もやいロープで陸とつながった時点から船内も日本になります(書類上は税関手続きをしてからですが)。 生徒たちも大喜びです。 今航海は大シケも無く、事故怪我も無く、マグロは獲れて、素晴らしい状況で進んでいます。 今宵、焼津港の灯りを見ながらしっかり休んでください。

りあす丸便りVol5

りあす丸はシケに巻き込まれることもなく順調に焼津に向かっています。本日は、りあす丸便りVol5が届きましたので紹介します。

揺れるデッキで潮風を浴びながら、ラジオ体操から1日がスタート。 今も昔も変わりません。 誰一人、ぐずぐずして遅刻なんてあり得ません!

さび落としにワッシュデッキ(wash deck)、日に日に冷たくなる風を感じながら日本が近づいています。

さあ、13日には焼津入港。 最後まで気を抜かず、怪我無く元気に帰ってきてください。

 

 

宮古市長選挙?

本日、午前中に「宮古市選挙管理事務局」と「明るい選挙推進協議会」の皆さんにより2年生を対象として選挙に関する出前授業が開催されました。

2年生は来年度18歳を迎えて選挙権を手にします。学校が会場とはいえ、本物の投票箱を使用して、本物と同じ手順で模擬「宮古市長選」の体験です。ドキドキしながらもいい体験になりました。

市長選立候補者は本校教員です。「子育て支援」や「エネルギーの地産地消」など、選挙演説で力強く公約を宣言します。

生徒たち、心に決めた立候補者は誰なのか? 演説会場と投票所は別の教室です。受付で名簿対照を済ませたら投票用紙を受け取ります。「では、この用紙に立候補者の氏名を記入したら、投票箱に入れてください」・・・「はいっ」 やりとりは全部生徒です。

記入所で候補者名を記入。

そして、投票箱へ。

まさに、本物の選挙と同じ流れです。私が20歳で初めて選挙に行ったとき、すごく緊張したのを思い出しますが、この様に学校で1回経験しておくと本当の選挙の時にすごく気が楽だと思います。

来年度は、2年生も有権者。 住みよい宮古、住みよい岩手、住みよい日本を考えて政治(選挙)に参加しましょう!!

 

 

 

 

 

りあす丸 凪ぎよく順調に焼津向け中

りあす丸、「今日も凪ぎよく順調に焼津に向けて航行中」との報告受け。

北緯29度45分 東経150度59分 針路286度 速力11.5ノット

そして気温は20.3度 水温19.0度 日に日に気温が下がってきました。

りあす丸便りはまだ来ませんが、今日は以前の帰り航海の様子をご紹介します。

ハワイ入港前にも大掃除をしましたが、日本入港前にあらためて化粧直しです。帰り航海はサビ落としまで徹底的に行います。

さびを落としたら、次はペンキ塗りです。

ストーンウォッシュ。砥石のような石で、ウッドデッキを磨き上げます。

航行中のエンジンコントロールルームでは計器類の読み取りとログブックへの記入を練習。

真っ青な太平洋を着々と日本に向けて航行中!

だんだんと、家族のことが(彼女のことが?)恋しくなり始める頃です。待ってますぞ、実習生の皆さん。

 

明日は高校入試!

明日はいよいよ岩手の県立学校の入試(学力検査)です。本校でも準備万端整いました。 明日、県内外から来る中学生の皆さん。 楽しみにお待ちしています。

受検生の皆さんが実力を出し切って、来年度、宮古水産の生徒になることを心から願っています! がんばれ受検生!!

りあす丸、真西に向かって快調に航行中

りあす丸は本日も快調に焼津に向けて航行中。

北緯27度10分、東経161度18分、針路270度、速力11.7ノット。 針路270度ということはすっかり真西にむけて進んでいます。

ちょっと前まで西経にいた本船は、いつのまにやら着々と東経に。更に、今日の気温は22.8度、水温は21.5度。

だんだん冬の日本に近づいてきました。 熱い日射しと潮風を満喫するアッパーブリッジデッキでの日光浴ももうおしまいです。

焼津に着いたら生徒たちは2ヶ月ぶりに地面を踏みしめます。陸揺れ(おかゆれ)体験も初めての長期航海の通過点。揺れる洋上の生活に身体が慣れると、陸に上がったときに地面が揺れている気がするのです。そんな瞬間も生徒同士で楽しみます。 生徒の皆さんの感想を聞くのが楽しみです。

土曜日の太鼓部

土曜日の朝、ゆっくりめに学校に来てみると、ドンッドンッドドン といつもの音が響いています。のぞきに行ってみると太鼓部の皆さんが熱心に練習中。

足下を見て驚き! なんと裸足です。 寒い体育館で、全員、靴下か裸足。 顧問の先生に聞いてみると、「大会では足袋をはきますが、床の感触をしっかり感じながら演奏の動きを身につけるためには靴では出来ないんです」と。

む~ん なるほど 剣道も柔道も太鼓も みな、大地を踏みしめて大地を捉えて動きを極めるのですな。 納得。

がんばれ 太鼓部!!

りあす丸は快調に航行中

3月2日(木) 10時現在、北緯22度51分 西経178度14分 気温26.0度 水温24.7度 針路275度 速力12.2ノット

りあす丸としては絶好調の走りっぷり。 水揚げ地、焼津入港予定は3月13日(月)。

ところで、一直線に西の方に進んでいますが、線を延ばすと「沖縄あたり」に行き着きそうです。焼津を目指すのに、なぜでしょう?

こたえ:この季節、東シナ海付近で発生して本州太平洋岸を猛烈に発達しながら北上する「南岸低気圧」による大時化(シケ)に巻き込まれる危険があります。これを避けるため、日本付近まではできるだけ影響の無い南方海上から接近し、低気圧の発生具合を確認して一気に北上する作戦です。

まわり道をしてでも、安全第一。 本船からの位置報告には「生徒皆元気」の一文が入っています。 アメリカンビーフステーキ、もう食べたかなあ。

 

卒業証書・修了証書授与式

本校は毎年3月1日に本科卒業証書・専攻科修了証書の授与式を行います。今年は、3年ぶりに在校生(1,2年生)も参加、来賓の皆様もご招待して静かに、かつ、盛大に執り行うことが出来ました。

今年度の卒業生は、入学したときからマスク生活。コロナと共に高校生活を送ってきました。 1,2年次はコロナ感染症対策で先輩の卒業式にも参加できませんでした。 でも、今回は後輩たちもご来賓も保護者の皆さんも一緒に居ます。大勢の関係者で卒業を祝福しました!!

海洋生産科 おめでとう

食物科 おめでとう

専攻科漁業科 おめでとう

卒業生代表「答辞」 「ここまで頑張れたのは、家族の応援と、先生方のおかげです、ありがとうございました。後輩の皆さん頑張ってください」・・・・ じ~ん 目頭が熱くなりました。

専攻科漁業科は船舶職員と共に玄関でパチリ。 専攻科生は全員がまぐろ漁船や内航貨物船の乗組員として就職します。 皆さん海技免許を持って、未来の船長めざして巣立っていきます。

本科も専攻科も全員が最高の笑顔でした。 ご臨席くださいました皆様、ありがとうございました。

卒業生の未来に幸多かれ!! 

 

 

 

生徒から同窓生へ

3年生は明日の卒業式を前にして、本日、同窓会入会式を行いました。本校同窓会は「岩水会(がんすいかい)」といって水産学校の時代から120年を超えて活動し、日本全国から世界各国から本校の生徒たちを応援してくださっています。

「生徒から同窓生になる皆さん。同窓の良いところは、10年後20年後でも、どこの街で出会っても”宮古水産高校出身”ってわかればすぐに友達になれることです。私も、伊豆大島で、北海道厚岸港で、宮古の街の様々な場所で「私も宮古水産出身です」と言ってくださる人たちと出会い、いつも気持ちがうちとけて、うれしい気持ちになりました。新生活を頑張ってください。」By私

「皆さんは新生活で困難が立ちはだかることもあるでしょう。そんなときは遠慮無く私たち、同窓を頼ってください。必ず皆さんの力になります。」と力強い岩水会副会長による歓迎の挨拶でした。

「私たちを暖かく迎えてくださって有り難うございます。新生活に不安もありますが、精一杯頑張ります。」前生徒会長が3年生を代表して岩水会副会長にご挨拶。

 歴史が長い分、同窓の皆さんが全国の様々な街にいらっしゃいます。関東方面に就職や進学で行く人たちは「東京岩水会」でも大歓迎されます。

 先輩・後輩の温かな関係は(昔は怖かったんだぁ、などと言いながら)、働く中心世代でも、還暦をとっくに過ぎた大先輩でも、固い絆でつながっています。

 卒業生の皆さん。副会長のお話にあったように、「先輩を頼って」そして「先輩方とつながりを持って」「先輩の友人ともつながって」新生活を満喫し、社会で活躍してくださいね。

りあす丸あっという間にハワイを後に

補給のためにハワイオアフ島ホノルル港に入港したりあす丸。 土曜日に「無事、入港しました」の連絡を受けたその日のうちに「出港しました」そして「焼津に向けて航行中」の連絡が。08:15入港そして16:00出港。 コロナ禍で無ければ「補給(食糧・水・燃油)」とあわせて「ハワイ観光」がセットなのですが、今回はまだ我慢です。先ほど届いた「りあす丸便りVol4」で生徒たちの様子が伝わってきました。

学校近くで魚釣りをしていると30センチのクロソイでも大満足なのですが、りあす丸から自分の竿で魚を釣っていると、メートルクラスのシイラやら、謎の魚やら、さまざま獲物をゲットできます。今回は「クロタチカマス」が獲物な様です。 お店には並ばないような魚たちと遭遇できるのも遠洋航海実習の楽しみです。

 

パイラー(パイロット=水先案内人)は港ごとにいる係官です。 パイラーが本船に乗り込めば、船長も操船の指示は出せません。パイラーの指示で船を操船して港内の岸壁に着岸させます。 (パイラーは、大型船などで長らく船長をした方しかなれない権威のある役職です)

生徒の緊張が目に見えるようですが、ハワイのパイラーは気さくな方が多いようで、お土産(ペン)までもらったのですね。

船は快調に走っています。焼津入港予定は3月13日(月)。帰り航海でも海洋調査や天測計算実習が続きます。生徒たちが元気に帰ってくるのを楽しみにして待っています。

 

 

 

太平洋の真っただ中で大掃除

2月24日(金)現地時間 午前7時 気温24.1度 水温25.1度。 りあす丸は北緯17度51分 西経161度03分、マグロはえ縄実習を終了した海域に今日もとどまっています。 

ハワイ オアフ島ホノルル港は入港に際して、とても厳しい環境条件があります。

デッキの洗浄水を海に流してはいけない、シャワーの水もNG。漁具や、ウインチなどの機械類にかかった雨水を海に垂れ流してはいけない。 これらの基準をクリアしないと岸壁に着岸できないのです。そこで、船を走らせるのをひとまず中断、ひろ~い太平洋上で生徒と乗組員全員で大掃除というわけです。実習で汚れたデッキや船体を徹底的に洋上で掃除しています。さらに、雨がかかっても汚れた水が港内に流れ出ないように、漁具を格納し、ウインチなどにはカバーをかけます。

大変な作業になりますが、この大変さをとおして「海の環境を守る」本気度・真剣さを生徒たちは身につけていきます。陸上では自分の部屋の掃除が苦手なひとも、洋上でみんなと一緒にしっかりと頑張っています!

 

トルコ・シリア大地震の被災者支援募金

コンコンコン  入ってきたのは生徒会執行部とお手伝いの生徒有志

「トルコシリア被災者支援募金をおねがいしまーす」

朝の登校時には生徒昇降口で活動し、放課後には職員室と校長室と事務室にも訪れたのでした。

「がんばってね」なかには連日募金する先生も。

集まった募金は日本ユニセフ協会をとおして被災地に届けます。頑張る生徒会、そして、手伝う有志がいるというのはとても頼もしいです。 一人はみんなのために、みんなは一人のために。 優しくたくましい心が育っています。

りあす丸便りVol3

りあす丸からお便り第3号が届きましたのでさっそく紹介します。

ワッチ中に見える夕日(もしかして朝陽?)の写真でスタート。 生徒たちは24時間体制で4時間交代しながらブリッジでの見張り(ワッチ)をしています。 朝陽が昇るのも、ギラギラした太陽を見るのも、沈む夕日や満天の星空、流星や隕石(火球)を見ることも・・・ ワッチ中は漂流物や他船の動向に注意して見張るのですが、レーダーにさえ他船が映らないくらいの広い太平洋上で、陸上では感じられないほどの大自然を体感するのもこのときなのです。

サケの心臓は時々、宮古でも食することが出来ますが、マグロの心臓は・・・ 大切な命を頂戴して人間が生きていることを実感です。

下船したら食べたいもの、いつも話題に上ります。「お寿司」やら「ケーキ」やら、船内での食事は司厨長が趣向を凝らして様々な献立にしていますが、人によって好みはまちまち。たまに出るラーメンなんかは大人気。私は、初めての長期乗船の時「帰ったら、炭酸飲料を思いっきり飲みたい」って思ったなあ(積み込みが少なくて途中で無くなったので)。

40キロを超えるマグロが何本も取れました。きっとカジキは100キロ近いのもあったのでは。

怪我もなく実習を終え、みんなたくましくなりました。

 

やってミソ~、つくってミソ~

今日の食物科2年生、味噌を仕込みました。

「味噌って、保存が利くから被災時の非常食にも向いているんですよ。米と味噌と梅干しがあればやっていけるって思って、私も地元の方に教えていただいて9年前から味噌づくりを始めました。」 今日の講師のお話を生徒たち、メモをとりながら真剣に聞き入ります。

県内産大豆。昨夜からしっかり水を吸わせています。 つやつやとして、もはやこの段階でおいしそう。

県内産米麹と、本にがり入り粗塩 素材にこだわります。

蒸した大豆を人肌温度にまで冷ましている間に、麹と塩を均等に混ぜ合わせます。

(私)「器用にやってるね。家でも作るの?」 (生徒)「いえ、私は作りませんが、いつもおばあちゃんが作るのを見ています。」  なるほど、味噌造りは身近なんですね。

ほどよい温度に冷ましたら、フードプロセッサーで細かくした大豆と米麹・塩を混ぜ合わせ。

水分調整が微妙です。 もうちょっとかな。 少しずつ、水を加えてよく練りました。

ここはおいらに任せとけ。・・・だいじょうぶ?

各班で混ぜ合わせた味噌の素(って言うのかな?)は大きな樽へ貯蔵

あとは、1年待つのだぞ。 おいしい味噌が出来るの間違いなしの仕上がりです。

3年生になったら食べましょう。 職員の集団給食実習でも使って欲しいなあ。 水高祭の大食堂でも食べてもらいたいなあ。

 

はえ縄実習終了!本船、ホノルルへ向かいます。

りあす丸船長から、漁場切り上げ、ホノルルに向けるとの報告が入りました。

最後の縄上げは、メバチマグロ、キハダマグロの大型中心に400kgの漁獲でした。

生徒たちは皆元気で「成長しました」との報告です。

さあ、遠洋航海実習も後半に突入。 ハワイで水と燃油とステーキ肉(食糧)を積み込んだら目指すは日本。

気を抜くこと無く、実習は続きます。

 

制服(ブレザー)を卒業。いよいよスーツへ!

3年生、今日は「スーツ着こなし講座」を受講しました。 高校3年間、ずっと宮古水産高校の制服で過ごしてきましたが、卒業後はそれぞれの進路先で入学式や入社式、通勤に通学、さらにはパーティーや冠婚葬祭の場面でも、男子も女子もスーツを着る場面が断然多くなります。 卒業を前にして「着用シーンごとのスーツの違い」を知ったり「自分自身のスーツ着用イメージをつかむ」練習をしました。

いつものクラスメートが今日はスーツにドレスアップ。「いつもよりかっこいい」って声が飛び交いました。

「肩幅で選ぶことが一番大切ってわかりました」「軽くていい感じです」「スーツとネクタイの組み合わせで印象が変わることがわかりました」「ネクタイは3本あればまずは十分なんですね」(By生徒)

「気持ちがシャキッとします」「他のも着てみたいです」「きれいに着られてテンション上がりました」「パンツもスカートもありですね」(By生徒)

様々なタイプのコートを着たり、ベストの色を変えてみたり、ドレスアップによってガラリと雰囲気が変わります。フォーマルだとこんな感じで、仲間内のパーティーだとこんな感じがいいですね・・・ 新鮮な情報が次から次へと出てきます。

 肌・瞳・髪などの色具合による自分のパーソナルカラーを意識して「自分に似合う色」を選ぶと「より明るく、生き生きして見える」着こなしができるそうです。(知らなかった・・・私のパーソナルカラーは何色??)

現代を生きる生徒の皆さんはおしゃれにも興味津々です。 新生活にドキドキは当たり前、地元に残る人も、県外で暮らす人も、スーツをしっかり着こなして、「明るく・生き生きと」新しいこれからの毎日を存分に楽しむのだ!!

今日もりあす丸は東へ進む

今日のりあす丸 北緯16度09分 西経164度59分 気温25.0度 水温26.0度 針路74度(ENE) 速力10.3ノット

うーん 今日も適水(移動中)。 船はだんだんとハワイ諸島に近づいています。 船長、どこの海域を狙っているの? 次の縄入れが待ち遠しいです。

ハワイに入ればステーキ肉を積み込んで・・・ってなことが、きっと船内で話題になっている頃です。

 

 

こどもおさかな教室

海洋生産科食品資源コースでは、養殖の勉強のために自分たちでふ化させて育てている金魚たちを市内のこども園にプレゼントしています。 生徒たちがこども園に出向いて、まずは「金魚の一生」紙芝居を披露して、手作り絵本のプレゼント。そして、水槽をセットして金魚をプレゼントします。このあとは園児たちが一生懸命お世話します。

子どもたちはキラキラした目で紙芝居に集中。 高校生のおにいさん(生徒)は得意になってお芝居します。

水槽セットは手慣れたもの。

金魚の養殖は魚類養殖の基本。食品資源コースでは毎年5月頃に産卵した卵をふ化させ、金魚すくいサイズから産卵サイズの成魚まで丁寧に育てています。

ここ数年、コロナの関係で水高祭での金魚すくいは実施できていませんが、こども園へのプレゼントは続いています。 生命誕生の不思議さや、育てていく愛情を子どもたち伝えることで子どもたちが喜び、学び、さらに高校生たちの意識も高まっています。 

 

今日はサバサバしました

食物科2年生。今日の実習テーマは「鯖を捌く(サバヲサバク)」、3枚おろしの練習でした。指導したのは海洋生産科の先生です。

料理の仕上がりを考えたら、鮮度の良い生のサバが良いのでしょうが、今日は捌く初心者練習なので「血が飛び散らない」「内臓がぐちゃぐちゃにならない」ように冷凍サバを半解凍にして使いました。 

教える海洋生産科の先生は、いつもの作業カッパではなく「エプロン姿」がお似合いです。

デモンストレーションを真剣に見る姿はいつものとおり。

「そうそう、うまいうまい。包丁を使ってきれいに内臓を取り出すんですよ」

「頭を落とすときは包丁を滑らすようにして、思い切って力を入れる!」背骨が切れて「バキッ」「オォ~」

食物科の皆さん、ここが一番新鮮な体験で戸惑ったようです。

海洋生産科の皆さんにとっては缶詰実習で手慣れているサバの頭落としが、食物科の皆さんにとっては新鮮な体験。見ている私にとっても新鮮でした。

「ここら辺を狙って、斜めに包丁を入れるとうまくいくよ」うまくいった人は、戸惑っている人にアドバイス。

じゃーん、普段はおろした状態の食材を準備して調理に取りかかるので、今回、初の3枚おろしという人が少なくなかったようです。上出来!

おつゆにもサバをつかった大阪名物「船場汁」。そして、海苔入りほうれん草とツナのおひたしも。

ご飯はいつものとおりガスコンロで直火炊き。各班、ほんとに上手に炊けています。 今回、班によって微妙に違いがあったのは、サバの煮汁をどこまで煮詰めるかというところかな。サバサバした汁にした班と、ねっとりソースにした班と。

丸の魚を捌くところから始まった今日の実習。仕上がりはいつものとおり、みなさんばっちりでございました。

 

 

1年生の教室にて

1年生、今日の国語は「和歌に親しむ」。 鎌倉時代の歌集、といえば「小倉百人一首」。 優れた歌をじっくり味わうことも大切ですが、きょうは、百人一首を楽しみながらたくさんの歌になじんだのでした。

歌の説明、「あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり~」 「一緒になった今から思えば、こんな風になるとは昔は思わなかったな~」って歌ですよ、鎌倉時代の恋愛の一コマをシビアに表現してるんですよね。 堅く考えずに読み解いていくと、それぞれの歌が人間味があって面白いんですよ。 先生の説明に、生徒納得。

食物科1年生 真剣   

海洋生産科1年生も真剣

生徒の半分くらいは小学生の時に百人一首を体験しているようです。初体験の人も交えて盛り上がりました。

おのおいしい「竜田揚げ」の名前の由来が万葉の古都奈良の「竜田川」の紅葉の色を由来にしているなんて私も知りませんでした。

「ちはやぶる~ 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くくるとは~」 私も今度じっくり体験したいと感じた授業でした。  

 

ボーズ

出張から帰ってきて、りあす丸の動静報告を受けてびっくり。

なんと、漁獲ゼロ、釣りで言えばボーズです。 沖の様子を想像するに、800本の釣り針に本当に、水揚げできる魚(マグロやカジキなど市場が買い受ける魚)が全くかからなかったのか、少しはかかっているのに魚を船に取り上げる寸前にオキゴンドウクジラ(シャチ食いというのですが)が次から次へとマグロのお腹をひとかじりずつ食べてしまったのか、サメがやっぱりお腹だけかじって商品にならないのか・・・。(猿やイノシシによる農作物の被害もやっぱりかたっぱしからひとかじりずつするそうですね。全部食べないところがなんとも悔しい被害です。)

シャチ食いなんかじゃないかもしれませんが、とりあえず、場所替え「適水」しています。

「生徒皆元気!」との報告も入っています。 操業実習は今月21日まで。 終わりがだんだんと見えてきました。 ボーズのときもあるさ。 次の縄が、大漁でありますように。 頑張れ~。

ひとりだちに必要な金融知識

卒業が迫ってきた3年生。今日は最後のキャリアアップガイダンス。東北財務局から講師をお招きして「ひとりだちに必要な金融知識」について学びました。

まずは新生活での「収入」と「支出」をワークシートを使って計算です。

収入は○○円、支出は「住居費」と「食費」と「水道光熱費」と・・・・ 今まで具体的な金額を考えたことがありません。

(生徒)「わたしは家から通うから住居費0円、食費も光熱費も0円だ!やったあ」・・・(私)いえいえ、働いて給料をもらい始めたらいくらかはお母さんに渡すんですよ

初任給だけはわかっていましたが、ひかれる税金や、生活のために必要な様々な出費を知り、みなさん気持ちを引き締めました。

クレジットカードも18歳からつくれます。「一括払い」「分割払い」「リボ払い」で合計返済額が大きく変わりますよ・・・・「え~っ」

お試し価格初回500円って広告につられて購入したら、自動的に2回目以降が送られてきて6000円とか取られることもあるから気を付けないとだめですよ。

今の時代、○○Pay とか クレジットカード が様々あるので使いこなすとすごく便利です。 でも、現金払いで生活していた昔よりもお金の管理はとても難しくなっていると一緒に聞いている私も気を引き締めました。

騙されず、臆病になりすぎず、しっかり自分で金銭管理して新生活を充実させるのだぞ!

りあす丸の今日 22年前の今日

りあす丸は本日午前9時現在、北緯16度11分 西経176度34分 で7回目のはえ縄実習中。 気温27.8度 水温26.3度と毎日が夏日です。 6回目の漁獲報告ではメバチマグロ15キロ以上のサイズ中心に400KGと、順調に実習が進んでいます。

こんな感じでやっています(以前の写真でイメージを)

そして、今日は「海の安全記念日」です。 22年前の今日、ハワイ沖での実習を終えた愛媛県の実習船「えひめ丸」がホノルル入港を目前にしてアメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル(6000トン)」の急浮上による衝突で数分のうちに沈没したという痛ましい事故のあった日です。 乗員35人のうち生徒4名と教員・乗組員5名がこの事故で命を落としています。

全国の水産高校では志半ばで亡くなった生徒の皆さんと乗組員のご冥福をお祈りし、その意思を引き継いでがんばるという想いからこの日を「海の安全記念日」として各水産高校で追悼しています。 写真は洋上で黙祷する様子です。

本校では、今朝のホームルームにて全クラスでこの事故のことを紹介し、追悼しました。

ハワイ上陸時にはカカアコ・ウォーターフロントパークにある「えひめ丸の慰霊碑」を訪れます。

そして、太平洋に向かって「オレたちはがんばるぞ!」と誓うのです。

自分たちで避けられない事故は沖でも陸でも空でも起こりうる。今を大切に全力でがんばる実習生たちです。

 

匂いはないが・・・

いつものとおり校舎内をウロウロと調理室方面へ。あれっ?匂いがしない。でも、何かやってる気配はするぞ。

8枚切りの食パンを横に、黙々と、かつテキパキと調理が進んでいます。

これは何?「ツナです」 これは?「牛乳寒天です」 これは?「コンソメスープ用のニンジンです」

ゆで卵の殻をむいていました。水につけながらむくときれいにむけるんですよと教えてもらいました。

お湯でやってるの? 「いえ、水です。」 つめたくない? 「大丈夫です。」

一生懸命調理を進める人たちに次から次へと質問です。

できあがりは「ハムタマサンド」「ツナサンド」「コンソメスープ」「牛乳寒天」でした。

四角いサンドにするか、三角サンドにするかは各自の好みです。

考えてみると、最近コンビニの三角サンドしか食べていないから、なんだか四角サンドに愛情を感じるなあ。

真剣に調理していた2年生。 食事モードに入ると最高の笑顔です。 

出来具合はどうですか? 「最高です!」  私はよだれを押さえながらカメラでパチリ。

サンドイッチで使わなかった「パンの耳」はこちらでおいしそうな「ラスク」に変身です。

先生の愛情入り、生徒のおやつになりました。

2年生の実習も残すところあとわずか。毎回、成長しています!

 

 

今日のしおかぜ図書室

しおかぜ図書室は今日と明日で蔵書点検です。 図書委員がせっせと蔵書点検しています。

作業の前にしっかりミーティング

各本のバーコードを読み取りやすいように本を裏返し。

棚の本は、引き出しては「ピッ」のバーコード読み取り。 登録情報をパソコンでチェック。

登録状況の確認をしながら次々と整理整頓が進んでいきます。

このような図書委員の活動があって、いつもきれいで日頃から生徒の皆さんが本を借りやすい環境が維持されています。

図書委員ごくろうさま。 生徒のみんな、ますます図書室を利用しよう!!

 

 

 

今日のりあす丸

今日のりあす丸 午前9時現在 気温27.1℃ 水温26.4℃  東に向けてゆっくり適水中。

今日までで漁場滞在8日、操業5回。 休養をとりながら順調に実習が進んでいます。

 

釣針の数は毎回800本。ムロアジの餌をつけてマグロを狙っています。 生徒たちもきっと慣れてきて余裕と共に疲れも出てくる頃と思います。 適水中にしっかり休んで、次の実習もがんばろう! (Myロッドで大物狙いしてるかな?)

りあす丸便り№2が届きました

りあす丸から沖の様子を知らせるお便り№2が届きました。海洋生産科2年生、専攻科1年生ともに洋上生活を満喫しています!

 

 

2月5日(日) 現在 北緯15度30分 西経178度55分  3日つづけてのはえ縄実習の後、この日は適水(休養と漁場探索)です。 一休みするとともに、でっかい太平洋を眺めていろんなことに想いを馳せてください。

 

大漁バンザイ!!

りあす丸、初縄から大漁! メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロ、その他、大きなサイズがたくさん獲れています。 合計900KGになりました。

初日から、きっとデッキの上はお祭り騒ぎです。 怪我無く、無理なく、引き続き大漁を祈ります。

ハワイの西南西、太平洋のまっただ中で実習中。

これまた、以前の写真ですが、こ~んな真っ青な海に囲まれて、巨大な魚たちと格闘しています。

きっと、今日の晩ご飯は最高です。

沖のりあすに思いを寄せて

りあす丸、ハワイ沖にて第1回目の操業(まぐろ延縄)を開始しました。今回の写真はまだ手に入りませんが、以前の写真を見ながら沖の様子に想いを馳せます。

本日のポジション 午前9時現在 北緯15度33分  西経179度39分 気温24.9℃ 水温26.6℃ 

こんな感じでやってるはずです(と以前の写真をご紹介)

見渡す限りの海海海

六分儀を使って、太陽高度を測定し、緯度の算出。

時にはクジラがいたり。

でっかいカジキが釣れたり。

ジュッって音を立てて沈む太陽を見たり。(本当にジュッって聞こえそうな気がするのです。実際は聞こえないですよ) すごい経験を生徒たちはしているはずです。

「生徒皆元気」の報告も入っています。

さあ、明日はどのくらい釣れたかをお知らせできるはずです。お楽しみに。

 

 

 

やったあ、終わった!

3年生の学年末考査が本日で終了。高校生活3年間の最後のテストの終了です。どんな顔をしているのか、ちょっとのぞきに行きました。

終わった直後はわやわやわや~ 特に反応はありません。

昨日は朝から早く出勤した先生方が、生徒が滑って転ばないように、靴下を濡らしてテストに影響しないようにと校門から昇降口まで雪かきしてくれました。

教室から廊下に出てきたところで「気分はどうですか?」って聞いてみると。「ばんざ~い」って。そりゃそうですよね。わかります。

こちらは、ちょっと疲れたガッツポーズ。 4日間のテストで「やったあ」よりは「ほっとした」が本音かな。

「私はやりきったよ」のガッツポーズ。

誰に声をかけても「やったあ」と「ほっとした」が返ってきます。 お疲れさんでございました。

明日からは登校日を除いて「自宅学習期間」。自動車学校もありますが、進学先や就職先でやっていけるように勉強も欠かせません。

新型コロナ感染症は未だ猛威を振るっています。「テストが終わったからって羽を伸ばしすぎないように」とテストの後の学年集会で十分注意された後、それぞれ帰宅していきました。

卒業が間近に迫ってきました。くれぐれも事故や病気に気をつけて、笑顔で元気な皆さんを本校から送り出したいです。

 

 

 

 

生徒会長が座談会を開催

放課後、生徒会長が今年度で定年退職する教員3名の座談会を催してくれました。会場は校長室。3月発刊の本校生徒会誌「錨」の記事にするそうです。

(私)「生配信するわけじゃないんだから気楽に話そうね」 (会長)「ハイッ」・・・緊張

(会長)「では、最初に本校に来て授業や実習で印象に残っていることを話してください」(緊張)

ひょんなことから会長が「父も母も水産高校出身です。今、○歳です」「あと、おじいちゃんも水高です」としゃべったところから

(T先生)「なにっ、じゃあ父さんは私の授業受けてるね」 同窓会名簿で確認。(会長緊張解ける)

「会長は、挨拶の時にメモとか原稿見ないでしゃべるよね。あれいいよね。」

(私)「今の皆さんは、いろんなこと考えて、いろんなことに興味を持っている。」「でも、やっていいのかどうかとか、失敗したらどうしようとか考えすぎてる気がする」「一歩ふみだせ、やってまえ!」

(A先生)「自分が宮水に来たときは、1学年7クラスですごい人数だった。」「元気印の生徒がたくさんいてすごかった(大変だった・・・?)」「今年はボクシングで結果を出してくれたことがすごくうれしかった」

「環境変化で宮古でも獲れる魚がどんどん変わっているけれど、食品製造の工夫や販売のアイデアで切り拓いて欲しい。」「会長のイラスト描きの特技も水産物の販売のときに活かせるよね」

(T先生)「長らく、実習船の専属指導教官をやってたんだ。海洋系のクラスをずっと持ってきたおかげで、何回も(実習船で)ハワイに行けた。」「大震災の時は、いろんな人が支援してくれたんですよ」「円谷プロのウルトラマンも学校に来たんだよね」

「本校のみんなは食糧産業に関わるすごく大切なことを学んでいるんだから、自信を持ってこれからもがんばって欲しいな」

時がたつのも忘れて1時間近く話しましたが、まだまだ足りません。

生徒会がんばれ! 水高のみんながんばれ!! が、今年度定年退職する3人の想いです。

 

 

りあす丸便り 

りあす丸の指導教官から「りあす丸便り(第1号)」が届きました。

べらべらイングリッシュ、船では見られないけれど楽しい思い出です。

専攻科生は船酔いせず、本科生を横目に食欲もりもり、先輩らしさを見せつけます。 でも、大丈夫、本科生もすぐ慣れる! 船酔いは病気じゃない!! 教官が付いている、心配無用だ! 

国際信号旗(2枚の旗)UとWを掲げて「貴船の安全航海を祈る」と壮行式(体育館)で生徒たちを送り出しました。出港時には本船が3枚の信号旗UとWと数字旗1を掲げて応えました。 「皆様(貴船のご協力)に感謝」と言う意味です。 UWを送られたらUW1で応える。外国の港などで船同士が交わす挨拶です。国際的な船のマナーも生徒にとっての勉強です。

食事当番も、しっかりしているようですね。家に帰っても、食事当番するのだぞ。

実習生元気に漁場向け中! 最後のこの言葉が何よりです。

がんばれ本科(2年生)、宮古から応援しています!!

 

 

気温25.8℃ りあす丸漁場向け中

りあす丸は順調にハワイ沖漁場に向けて航行中。

1月30日(月) 北緯20度30分 東経 173度43分 気温25.8度  水温 25.8度
コース 115度  スピード 9.5ノット 生徒海洋観測中 との報告が届きました。

 宮古を出て9日目。当初、低気圧に悩まされ、船酔いもあった様ですが、生徒たちは皆船酔いを克服して元気にがんばっている様子。

 海洋観測では漁場に着くまでの間、決められた各ポジションでSTDという観測機器を使って水深1000mまでの「水温」や「塩分」を測定します。何にも無い真っ青な洋上で、気温25.8度の気持ちよい海風を感じながらも観測している足下の海は1000mを遙かに超える深さであることを実感します。

 あと、数日で漁場着、でっかいマグロが待っている!!

 

 

 

 

 

体育館ではドッジボール、被服室では

快晴ながら冷たい風が吹き荒れ、寒さが続く1日でした。最高気温はは0℃。

体育館では食物科の1年生が授業中。入念なストレッチの後、暖まるには「ドッジボールが一番!」と男女混合チームで盛り上がりました。

男子が女子を狙うときに、球速にちょっと紳士的な配慮を感じたのは気のせい? 生徒の熱気と日射しとで暖まった体育館でした。

被服室では食物科3年生が最後の手芸作品作り

ベース作り班

軸巻きテープ作り班

リボン作り班

桜の花まとめ班

各班のパーツをまとめると、きれいな桜のコサージュができあがり。

試しに胸につけました。 今度つけるのは、3月1日(水)の卒業式です。

海洋生産科と専攻科の人の分まで今日はみんなで作りました。 3年生は明日から学年末考査。 それが終わると数回の登校日を経て、いよいよ3月1日(水)は卒業式です。 今日で高校の通常授業はおしまい。 皆さんたいへんよく頑張りました。

 

猛烈な寒波もなんのその

今日の宮古の最高気温はー6℃! 最低気温はー10℃! 

海辺の町、宮古でこんなに冷え込むことはめったにありません。

朝の体育館の温度計。針は0度を通り越してつっかえています。

そして、放課後のボクシング場。しっかり明かりがついています。

外の寒さもなんのその。スパーリングにサンドバッグ、当たり前に練習が繰り広げられていました。

3分やって1分休憩、その繰り返し。タイマーの音が自動で「ピーッ」。「バシュッ」「ボシュッ」「バンッ」力の入った音が続きます。

猛烈な寒波もなんのその。薄着でも汗びっしょりで頑張るボクシング部でした。

 

 

今日のりあす丸

りあす丸が21日(土)に藤原ふ頭を離れてから3日がたちました。

船からの報告では 本日の正午位置は 北緯32度26分 東経155度13分  コース150° 速力10.2ノット
気温17.0℃ 水温17.9℃
少々時化が続いているようですが順調に航行中です。 ハワイ沖のまぐろ漁場に到着するのは2月2日(木)頃。 時化にも負けず、突き進む2年生! たくましくがんばってます。

ドアを開けたら春の彩り

圧雪道路と雪の中、出張から帰ってくると実習棟の2階に灯りがついている部屋が2箇所。1つは豪快な音ですぐにわかりました。「太鼓部」です。もう1つは。

静かな部屋のドアをそろりとを開けると、「華道部」が活動中でした。 今日生けていた花はチューリップ・かすみ草・スイートピー・フリージア・バラ・ユーカリです。 明るくて、すっかり春を感じさせる花たちが勢揃い。 先生のお手本を見ながら自分だけのオリジナル作品を作りました。 

外は一面雪と氷の世界で、防災無線が「水道の凍結にご注意ください」などと言っている中で、この部屋は明るい花で満たされて、春の雰囲気が充満しています。 春の彩り。 校舎内にも飾っていただきました。

こちら太鼓部、寒さを避けて幾分狭い部屋で活動中。 広さがない分、いつもの何倍もの音の勢いが体中に響きました。 

寒さに負けず、充実した放課後活動が繰り広げられていました。 「さびぃ~」って背中が丸くなりそうだった私ですが、元気をもらって部屋に戻りました。

 

はまぎく亭 お弁当でいただく

食物科3年生の集団給食実習の総仕上げは「はまぎく亭」。以前は実習の総仕上げということで食物科3年生の生徒と先生たちが向かい合って食事をしたりしていましたが、今年はコロナ対応で「はまぎく亭」もお弁当です。

メッセージカードがジンときます。

食物科の皆さん、今日は「はまぎく亭」の料理人。おもてなしの心が満載です。

仕入れの関係で きゅうりと蟹の酢の物、改め、きゅうりと岩手県産タコの酢の物。個人的にはこのタコの酢の物に私は心をつかまれた! 絶妙なタコの食感・柔らかさと甘さ、薄切りきゅうりと千切りのショウガのバランス。料理屋で出されても私はきっとリピーターになる。 エビチリは文句なくおいしいし、かまぼこの飾り切りも手を抜かない上品さ。 天ぷらは茶塩でいただき、サイコロステーキは赤身のうまさ。はまぐりのお吸い物までついています。さすが、3年生の集大成と納得するおいしさでした。

天ぷら準備

イカは皮を剥いて、細かい切り込みを入れています。天ぷらでいただいたときにはすごく柔らかい食感でした。

エビの下準備。集団給食なので剥いて背ワタを取った後の殻の多さも尋常ではなかったです。一匹一匹丁寧に処理をして、下味をつけています。

レタスは、サイコロステーキの下に隠れる脇役的な盛り付けですが、大きすぎず小さすぎず一口サイズにちぎって丁寧に水切りしています。 これも、食べる人へのおもてなしの心です。

これで、今年度の集団給食実習はおしまい。本当においしかったです。生徒たちの成長をすごく感じました。

何人もの生徒が卒業後の職業として料理人の道を選んでいます。 各店、ホテル、施設等々での活躍を心からお祈りし、応援しています。 

 

 

 

宮古真鱈まつり 水高ブース大盛況!

本日、宮古市魚市場を会場に宮古真鱈まつりが開催されています(10:00-14:00)。朝から覗きに行ってみると会場は大賑わい。本校のブースは実習製品の各種缶詰を販売しています。お客様の行列が絶えず生徒たちはてんてこ舞い。コロナ前の水高祭を彷彿させる大盛況でした。

10時のオープンとともに広い魚市場が大賑わい。

10時前の行列です。昨年も並びましたが、今年はその3倍くらいに感じました。

海洋生産科2年生食品資源コースの5名が大奮闘。

注文受け係、袋詰め係、釣銭係、商品補充係、声をかけるのもはばかられるほどの忙しさ。

自分たちで作った製品が飛ぶように売れていくことを実感して、忙しいながらも楽しそうな生徒たちでした。

 

 

 

お知らせ 星星(せいせい)のベラベラENGLISH 

日本テレビ朝の番組ZIPで人気の英語パンダ星星が今週本校に来てくれました。生徒たちがワンフレースENGLISHのレッスンを受けながら、本校の実習や授業、部活動、下宿生活などの様子が紹介されます。

1月23日(月)24日(火)26日(木)30日(月)31日(火)2月2日(木)3日(金)6日(月)7日(火)9日(木)10日(金) 朝07時30分頃の放送予定です。

水卜アナの「一緒に朝ごはん」コーナーでも本校の実習製品を食べてくださるそうです(日にち未定)

どんな放映になるのか今からワクワクです。 このブログをご覧の皆様も是非ご視聴ください!

 

りあす丸 遠洋航海に出航!

本日14:00 りあす丸は海洋生産科2年生と専攻科1年生を乗せてハワイ沖向け出航しました。

ハワイ沖で巨大マグロが待っている! ワクワクの2年生、ガッツで出航!

昨年、1昨年とコロナのため近海実習でしたが、今年は3年ぶりのハワイ向け!

盛大に見送られて、いよいよ岸壁を離れます。

さよ~ならあ。

しばしの別れ。 今度、宮古に帰ってくるのは3月17日の予定です。

たくましくなった2海生船舶コースの皆さんを待ってます。 実習の状況は随時お知らせいたします。

出航の様子は、本日 テレビ岩手17:20頃、岩手放送17:44頃 放送される予定です。

 

はじめての唐揚げ

揚げ物のいい匂いにさそわれて調理実習室に行ってみると、元気に調理しているのは食物科1年生。今日は初めての唐揚げだったようです。

唐揚げは「油の温度」「音」「色」「ハシで触った感触」が肝心。先生とマンツーマンで揚げ作業。

(私)「肉には下味とかってつけるんですか?」(生徒)「はい。しょうゆとコショウと、あとはショウガの絞り汁も入れています!」 自信ありげな調理風景でした。 

野菜のドレッシングに挑戦。自分で味見をしたら「え~っ おいしいです」って、意外と簡単に作れたドレッシングがおいしくて驚く生徒でした。

ご飯大盛り! 野菜大盛り! よく見ると、ご飯にはうっすらお焦げが。 鍋での直火炊きなので火加減や時間でお焦げが出来ます。 「欲しい、食べたいっ!」ってそそられる一品でした。