2021年11月の記事一覧

海から遠いと海にあこがれるのだ

 本校には、紫波・水沢・奥州など内陸から来ている生徒が何人も居ます。海好き船好き魚好き人間は当たり前ですが海辺の人たちだけではないのです。

 かくいう、わたくしも子供の頃は海まで遠い大阪・奈良(奈良には海がないですね)で育ち、海にあこがれあこがれて今の岩手での生活につながっています。

 今日はそんな内陸の中学生たちに、水産高校の面白さをPRするために矢巾北中学校を海洋生産科の先生と卒業生がお邪魔しました。

 山形県から本校に来て専攻科を卒業した大先輩が講師です。

 さあ、中学生の皆さんはどう感じてくれたのかな。

 県内内陸、県外からも、海好き・船好き・魚好き(海洋生産科へ) そして 料理好き(食物科へ) の皆さんを大歓迎します。

 

1海生の出港はいつも快晴☀

海洋生産科1年生の乗船実習はなぜかいつも快晴。

今日は実習船「海翔」での鮭延縄実習です。以前は、大きな鮭が何十匹も釣れて豪快な実習でしたがここ数年鮭は大不漁。乗船を楽しみにしてきた1海生の生徒たちの神通力が通じるか?

乗船したら出港前のオリエンテーション

係船索(もやいロープ)の回収作業も一生懸命

先週、自分たちで作った延縄仕掛け

餌のサンマを針に付けて(240本) 次々と海に投入

投縄終了 の報告も マイクを握る1年生

投縄は船尾から、揚げ縄は船首から、さあ、期待の1年生

あげたあげたあげた・・・・・・・・・・・

神通力は通じず、鮭は釣れませんでした。 残念。

でも、沖に出て、鮭釣りにチャレンジした面々は晴れ晴れとした顔で帰ってきました。

Come Back Salmon !!  

 

 

宮古の真鱈グルメフェア

 12/1〜1/31まで「宮古の真鱈グルメフェア」が開催され、宮古・山田・岩泉の26の飲食店で工夫を凝らしたマダラ料理メニューが提供されます。今日は、そのオープニングセレモニーが浄土ヶ浜パークホテルで開催されました。

 宮古の真鱈は底引き網やはえ縄漁法で漁獲されて最高の鮮度で市場に水揚げされるために高値で取引される優良魚種となっています。私たちにとって「マダラの刺身」は身近なものなのですが、他県ではめったに口にすることができない鮮度が良いからこそできる貴重なものなのです。

 美味しい料理でマダラの価値をPRし、宮古の真鱈の良さを全国に知らしめることで消費が活性化し市場での流通価格も品質に見合ったものになり漁師も潤う。そして、宮古の街も盛り上がる!!

 もちろん、漁船でもホテルやレストランでも多くの卒業生が活躍しています。

 本校では、海洋生産科の生徒も獲った魚がどのように流通し、どんな料理に生まれ変わって消費されるのかを勉強しています。食物科では、自分たちが調理している魚がどこでどのようにして獲られてどう流通しているのかを勉強しています。 

 (本校生徒開発の「まだらせんべい」今は、企業で生産販売しています。)

 料理を知っている漁師、漁師を知っている調理師、生産から消費までを総合的に理解して経済活動を推し進める。

 そんな人材に育ってくれることを期待しています。ますますがんばれ、水産高校生。

 

専門学科高校の集まり

    

 盛岡で開催された「岩手県産業教育フォーラム」に参加してきました。

 岩手県内の専門学科高校は「農業」「工業」「商業」「水産」「家庭(福祉含む)」の5つの部会に分かれてそれぞれ特色ある学習に取り組んでいます。

 今日は、その学習成果を各部会の代表が産業教育振興会会員企業の皆さんや各校の先生、生徒を前にして発表し、看護・介護実習のデモンストレーションや実習製品の販売をしました。

発表内容は

 花巻農業(農業部会)「米麹と二子里芋を使ったソーセージの開発と普及」

 盛岡工業(工業部会)「ロボット競技大会全国大会報告」

 水沢商業(商業部会)「eスポーツの可能性」

 久慈東高校(水産部会)「久慈のギンポを宝に出来るか5年目」

 久慈東高校(家庭部会:福祉)「現場実習・介護実習で学んだこと」

販売等では

 盛岡農業「ジャム、リンゴ、米、シクラメン等販売」

 盛岡工業「エコラン競技用自動車展示・ロボット競技参加ロボット実演」

 盛岡商業・水沢商業「盛商どらやき・ぎゅうぎゅうバーガーほか全国から取り寄せた商品の販売」

 宮古水産「サバ水煮・サバ椎茸味付け・ガストロ味付け缶詰販売」

 花北青雲・平舘「くもくまりんごドーナッツ・溶岩パン販売」

 久慈東「移動用電動リフト実演」

 岩手女子「バイタルサイン測定」

ついついこんなに買っちゃいました。

 

  くもくまりんごドーナッツ            盛商どらやき

   水商おとりよせ                盛農りんご

    宮水缶詰                    溶岩パン

 発表も実演も販売も、高校生がんばりました。

 

 

 

食物科の3校時そして

 今日の3校時、食物科2年生の授業を見学しました。科目は「コミュニケーション英語Ⅰ」。三重県にある高校の食物調理科生徒が運営するMago-no-Mise を題材に様々なことを英語でコミュニケーションする授業です。グループ内で、先生と、英語での意思疎通は私なんかよりずっと上手です。

 そして、英語の見学を終えて廊下に出ると今日もいいにおいが。

 調理室に向かってみると、3年生が「食物調理検定1級」の練習をしていました。

 検定では、生徒が栄養バランスや全体カロリー、盛り付けの工夫など、テーマに沿って各自でメニューを作成して時間内に調理を完了させなくてはいけません。今日の時間内も、全員が別々の料理をつくっています。

 調理の進み具合はまだ人それぞれで、みんな真剣、これから検定本番に向けてさらに練習が続きます。

まずはコミュニケーション英語Ⅰから

そして調理室

 「アユ、おいしそうに焼けたね」と声をかけると、「でも、穴空いちゃいました。失敗です。」と残念そう、次回はもっとうまく焼くぞとの思いを話してくれました。