2021年11月の記事一覧
誰もが夢を語れるまちみやこの実現
今日は「陸中宮古青年会議所創立50周年式典」に参加してきました。
青年会議所は「個人の修練(トレーニング)、社会への奉仕(サービス)、世界との友情(フレンドシップ)」を三信条 とする様々な職種の40歳未満の青年が集まった社会人集団です。
先日の高校生「みやこ未来議会」では地域の担い手となる高校生たちをていねいにご指導くださいました。
日本全国で700弱ある青年会議所の中でも陸中宮古青年会議所は1972年創立で今年が50周年。
市長や初代理事長はじめ本日集まった式典参加者の皆さんはこれまで宮古を盛り上げ、これからも宮古を動かしていく力強い方々でした。もちろん、本校OBもたくさんいらっしゃいます。
未来ビジョン2021-2030発表では「私たち、一般社団法人陸中宮古青年会議所は、地域の発展やまちづくり、ひとづくりをけん引するリーダーとなり、信頼できる仲間とともに、ものごとの本質を見極め、影響力の大きい事業を展開し、持続可能な運動によって、誰もが明るく夢を語れる豊かな地域社会の実現を目指します」と力強く宣言されました。
宮古の街には、宮古を盛り上げようとするたくさんの人々がいます。
力強い青年集団、それをバックアップする先輩社会人集団に力づけられ、私は水産高校の生徒たちが「明るい未来を自分たちで切り開いていこうとする強い気持ちづくり」にますます力を尽くさなくては、と気持ちを引き締めました。
松本理事長式辞 そして山本市長祝辞
下宿訪問
本校生徒たちが代々お世話になっている中坂下宿さんを訪問しました。
宮古水産高校は明治40年から昭和57年まで戦時中(S20)空襲で寮を焼かれた期間以外はずっと寮があり、全国から優秀な人材が集まっていました。
寮がなくなってからも、県外からも来る専攻科生を中心に県内内陸からの本科生徒たちは下宿屋さんにお世話になりながら勉学にいそしんでいます。中坂下宿さんは昭和50年頃から生徒たちの面倒を見てくれているベテラン下宿です。
優しい下宿の大家さんとともに、生徒たちは15歳の高校1年生から20歳の専攻科2年生まで、家族のように暮らしています。
手入れの行き届いた昭和の建物はとってもとってもいい雰囲気です。私は大好きだ。
親切な大家さん夫妻と専攻科生 大家さんは先生以上に生徒のことを知ってくれています。
机の上には、「海上交通安全法」の参考書とノートが!
突然の来室も歓迎してくれました。
今日の香りの正体は?
朝から冷たい雨が降り続きます。
でも、11時を過ぎた頃から、今日も校舎内には元気の出るニンニクのいい香りが・・・・・バターも??
見ずにはいられず調理室へ。
香りの正体は「ボルシチ」でした。
今日の実習は 西洋料理のなかでもロシア料理 でした。
ボルシチ(ロシア風ビーツ入りスープ)、ピロシキ、サラダ がメニューです。
ボルシチの具材には 牛もも肉、タマネギ、にんじん、セロリ、キャベツ、ジャガイモ、ニンニク、ビーツ、トマトピューレ、バター、サワークリーム、パセリ と体に良い食材がたっぷり。
できあがった班の生徒に「今日の料理で一番気をつかったところは?」と聞いてみると「ボルシチの味の調整です」。
うーん、さすが、微調整するんだなと感心。
そして、指導教員が味見に来ました。 冷静に一言「うーん しょっぱいね」 万人に受ける味を求めるのは厳しいものなのですな。私は、しょっぱいのも好きだぞ。こうしてプロに近づくんだ、〇君がんばれ。
豪華客船にっぽん丸
日本を代表する豪華客船のひとつ「にっぽん丸」(2万2千トン)で調理に携わっている卒業生が昨夕来校してくれました。(たまたま休暇中)
そして、今日は宮古港ににっぽん丸が入港。
先ほど、山本市長のあいさつに始まり、さんさ踊りなどで歓迎。このあと花火大会も。
見れば見るほど大きい船です。
本校で、調理を学び、こんなにでっかい豪華客船で一流の調理に携わっている卒業生を誇りに思います。
今回のクルーズは「みちのく宮古クルーズ」、コロナの影響で国内クルーズのみとなっていますが、コロナが治まればまた世界一周クルーズなどの海外航路も復活します。
航海士として就職する卒業生、調理師として就職する卒業生。ほんとにすごい活躍です。
「いつかは客として、世界一周クルーズに乗船したい」と夢見るわたくしです。
食物科を卒業後、東京の有名レストランで6年間経験を積み、現在にっぽん丸で奮闘中!
下の写真の中央遠方の白い船は「りあす丸499トン」距離もありますが2万トンはでっかいです。
生徒会交流会2日目
西和賀高校生徒会との交流会2日目
昨日は測量体験で本校と海との距離と高低差を確認。その後、市内赤前の食堂でご主人から震災時のこと、震災後の食堂再開とこれまでのことをご講話いただき、みんなでおいしく晩ご飯をいただきました。
今日は、朝から本校で「宮古の被災状況と いきる・かかわる・そなえる」講演会を聞き、その後、お楽しみの見学会。浄土ヶ浜でウミネコのえづけ、そして、浄土ヶ浜カレーをみんなで食べて、閉会式。
たったの2日間ですが、昨日の緊張が嘘のようにお互いに親睦を深めました。
年が明けたら、今度は、本校が西和賀をたずねます。再開を約束して別れを惜しみながら見送りました。