2021年12月の記事一覧

今年も仕事納めです

12月28日 今年の学校活動は今日で終了です。

 午前中に補習授業も終わり、太鼓部の活動も終わり、柔道部は道場の大掃除と神棚のお手入れ終了。

 年明けの生徒たちの元気な姿を楽しみにしてお休みに入ります。

 新年は1月4日から活動再開します。

本ブログを見てくださった皆様、ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

大漁旗を市役所に展示

 今、本校生徒がデザインした大漁旗を市役所1階ホール壁に展示しています。期間は1月17日(月)までです。是非ご覧ください。年内は、大漁旗に合わせて解説パネルと実習製品も1階に展示しています。

 豊かな宮古の自然と観光資源を表現した大漁旗、これを応援旗として生徒みんなが水産高校でますます元気に勉強に運動に励んでくれることを期待しています。

食物調理検定1級にむけて

 いよいよ今週末は「食物調理検定1級」試験です。与えられた90分間の中で課題に沿って各自が考案したメニューを調理します。

 今日は、その練習でした。補助員の生徒は時間計測し、進行をアシストします。調理に取りかかっている生徒は全員ぴりぴり、今日は、話しかけるのも難しい雰囲気の中黙々と調理を進めました。

 当日は、県内各校から検定員の先生が来校して厳しい目で審査します。この検定に受かった上で、更に目指すは「調理師」です。

 がんばれ3年生。

以前(11月24日BLG)、返しに失敗して穴の空いてしまったアユの塩焼きも今回はばっちり。〇君、技術向上!

学生研究・意見発表会

 本日、宮古商工高校(商業校舎・工業校舎)、宮古北高校、宮古高校、宮古水産高校、岩泉高校、山田高校 宮古管内すべての高校の代表者が宮古市地域創生センターに集まり、研究・意見発表大会が開かれました。

 各校で「課題研究」や「探求」の時間を中心に取り組んだ研究成果をたくさんの地域の皆さんを前にして発表しました。

 学科の専門性を生かした研究や、震災復興、福祉、科学探求と幅広い内容が発表されました。疑問を感じ、研究に取り組み、成果を発信する。思った結果が出ても出なくても、探求の姿勢と行動が重要です。高校生の頑張りが地域の皆さんに伝わったと思います。

 本校からは、「行政・大学・高校の共同開発3」と銘打ち、宮古地域の特産品「マサバ」と「黒平豆」を組み合わせた缶詰を開発し、連携活動によって地域を活性化するという報告をしました。

 副市長をはじめ企業などの専門家から、各校の発表とも素晴らしい内容であると講評をいただきました。

 

海運・水産会社関係者との情報交換会

 東北地区の水産高校や漁業会社関係者が仙台に集まる情報交換会に参加してきました。

 今、漁船乗組員の高齢化・後継者不足が深刻です。どうすれば、若者が漁船漁業に魅力を感じるのか?

 漁業会社が変わらなくてはならないのはどのようなことか。水産高校が努力すべきところはどのようなことか。

 イカ釣り漁業協議会・遠洋漁業協同組合・船主協会・底引き網漁業協同組合・漁業会社各社・全国漁業就業者確保育成センター と青森・岩手・秋田・山形・宮城・福島各県の水産高校 約50名が話し合い、日本の漁船漁業の維持発展について情報を交換しました。

 会社は操業形態や居住空間の環境向上など漁業現場を魅力的にし、若者が行きたくなる環境づくり。学校は活力があり漁業現場をこれから変えていく意欲ある人間作り。お互いが信頼感を持って協力することが求められています。

 学校では、生徒たちに「努力している漁業会社の姿」を映像で、または講演会などで情報提供します。夢と希望をもって「自分たちが日本の漁業を切り開く」という生徒がどんどん出てきてくれることを期待し、努力します。

 

ふらり「しおかぜ図書室」へ

 昼休みに、しおかぜ図書室を訪ねました。

 本校では、今年度4月から従来の大きな図書室の分室として、生徒昇降口を入ってすぐの教室を「しおかぜ図書室」にしました。

 まさに、夏場は昇降口のドアを開けはなつと潮の香りが入ってくる好位置です。誰もが気軽に入りやすい図書室でお昼休みや放課後にふらりと入って気に入った本を借りていきます。

 今日は、3年生が「うちで読んでた本ですが、図書室に寄贈します」と図鑑や小説を持ってきてくれました。本好き家族で、丁寧に扱っている証拠にぴかぴかの新品同様でした。ありがとうございます。

 随時蔵書は増やしています。

 

 今時の若者は、スマホばっかりなどと思われがちですが、読んでる人は読んでいる。

 いい文章を読むことで、感情豊かな魅力的な人間に成長します。

 しおかぜ図書室、なかなかいいですよ。

 

鶏肉のトマト煮いただきました

 今月3回目の職員給食。

 今日のメニューは 鶏肉のトマト煮、卵とツナのポテトサラダ、コンソメスープ、大根の漬け物、リンゴ でした。

 コロナ感染症対策で一室に集まってわいわいと食べることができません。弁当形式でいただくので一人ほくそ笑んでいただいています。鶏肉のトマトソースの甘みと酸味とコクが絶妙で、残ったソースにご飯を入れてすっかり残さずいただきました。おいしかったです。

 今年の職員給食はこれで終了(実習は続きます)。食物科生徒がつくってくれた給食をわたしが食べられるのもおしまい。3年生のみんな、プロとして頑張るのだぞ。

 年が明けたら、総仕上げで感謝を込めて保護者を招待する「幸富堂(しいふうどう)」を開催予定です。コロナの第6波が来ないことを願っています。

 

違法薬物から身を守れ

 今日は1年生を対象に「薬物乱用防止講座」が開催されました。

 お話しくださったのは宮古警察署の巡査さんです。

 「麻薬(違法薬物)なんて人ごと」とは言えない世の中になっています。東京六本木で遊んでいる人たちだけの問題ではありません。何でもインターネットで手に入る世の中、地方都市でも購入できて、うまい口車に乗せられて違法薬物とは知らないまま手にする危険があります。

 害を知り、手口を知り、自分の身は自分で守り、大切な人が道を踏み外さないように、しっかりと正しい情報を知っておくことが大切です。

 生徒たちは皆真剣に巡査さんの講義に集中していました。

 ちなみに、薬物以外にも今の時代の心配事として「特殊詐欺の受け子にならないこと」があるそうです。「割のいいバイトをしてみないか」とか「急にいけなくなってすごく困っている。助けて欲しい」など、人のいいやさしい高校生をだます手口もあるそうです。人助けのつもりが犯罪に荷担してしまう。恐ろしいです。

 しっかり知って、高校生が誰一人だまされないないことを強く願っています。

 

食物科 一足早い「メリークリスマス!」

 クリスマスが近づくと、食物科は恒例クリスマスケーキ作り。

 スポンジを焼くところからデコレーションまで、すべて手作り。スポンジの膨らみで苦戦する生徒が居れば、デコレーションになかなか納得がいかない生徒も。

 個性豊かなデコレーションケーキ。今日はみんな家に持って帰りました。家族で一足早く「メリークリスマス!」

 放課後、いつもの柔道部に行ってみたら一人遅れて入ってきました。

「ケーキ切ってて、少し遅れました。」

 そう、彼は下宿生。

 手作りケーキは練習後、柔道部員と顧問の先生で食べるのだとか。

 汗にまみれて練習の後はあまーいケーキが待っている!

 こんな、クリスマスもいいですね。熱いぞ青春 柔道部。 

 

 

 

 

りあす丸遠洋航海説明会

 海洋生産科2年生のりあす丸長期航海がいよいよ近づいてきました。今年度は1月13日(木)乗船で3月7日(月)下船の54日間航海です。

 コロナ感染症の影響でハワイ上陸が困難なため今回は日本の遙か南方(北緯25°以南、東経170°以西)を実習海域とし、沖縄県那覇港に入港予定。航海中は、船舶の運航実習とともにマグロ延縄実習をします。自分の体重より重いマグロやカジキを相手に実習に取り組みます。乗船は年が明けてからですが、親子そろって指導教官の説明を熱心に聞いていました。

 

造船所見学

 海洋生産科2年生が山田町の造船所に見学に行きました。ここは、アルミ船を作る専門の造船所で現在、浄土ヶ浜遊覧船として活躍する予定の双胴船をつくっています。

「漁業」「運用」「船用機関」で身につけた知識、教科書に載っていた内容が目の前にでっかく存在します。教科書より、ビデオより、やっぱり実物を見るのが一番勉強になります。

 造船所の皆さん、ありがとうございます。

 ちなみに、本校からの就職先として造船所は人気の事業所の一つです。日本各地で卒業生が船を作っています。

 

みなさんは学校のブレインやで

 今日は、放課後に生徒会執行部の皆さんを校長室に招き入れて、「みなさんは学校のブレインやで、ぶっちゃけ本音でどんなことしたい?」って話をしばらくしました。

 入ってきたときは緊張していた面々が、話すうちに打ち解けて、

「ジャニーズ呼んで、盛り上がりたいです」「プロバスケ選手呼んで練習したいです」「福田パンとコラボして新商品作って売りたいです」「鮭の不漁調査して県などに提案したいです」「単純に修学旅行行きたいです」・・・

 盛り上がりたい、技術向上したい、地域協働、研究、コロナの被害・・・ 理解できる気持ちがたくさん聞けました。

 出来ることから、可能性を切り拓き、生徒とともに活力ある魅力ある学校作りを頑張ります。

 ちなみに「教室の扉の立て付けが悪いです」「女子トイレの故障を早く直して欲しいです」・・・なども

 古い校舎なので仕方が無いとは言わず、こっちは早急に対応しなくては。

 

 

 

 

久しぶりの職員給食

 今日は久しぶりの職員給食。

 コロナ感染症対策で集給室に集まらず、今回もお弁当で各自喫食。今日のメニューは「さばフライ弁当です」

 このところ、撮影のみの紹介でしたが。今日は味まで紹介できます。

 「あじフライ」ならぬ「さばフライ」アブラののった大きなさばの塩焼きもいいですが、今回のさばは中型半身、深みのあるさばのうまみとボリュームが最高でした。付け合わせは甘塩っぱいインゲン豆のごまあえとあまーいカボチャ。

 味噌汁はほんのり煮干しも感じるあわせだし、見えませんが、にんじんとゴボウが入っています。

 今日も、ほんとうにおいしくいただきました。ごちそうさま。

 

授業見学会

 今日は1年生の授業見学会でした。

 海洋生産科は「水産海洋基礎」で漁業の変遷について。食物科は「科学と人間生活」でエネルギーの有効活用について学習しました。

 ものすごくシーンッとしていたのは、参観の先生があまりに多かったせい??

 終業のチャイムが鳴ったとたんに、いつもの賑やかさが戻りました。

国・数・英・理・社・体・芸術と水産・食物の様々な専門科目。様々な科目で得た知識を総合的に自分の中で融合させて実習に活かし、そして、社会に出て力を発揮し、宮古の日本の未来を切り拓いていくのだ。

実習も、座学も頑張るのだぞ!!

1年生缶詰づくりに挑戦

 海洋生産科1年生、缶詰づくりに初挑戦。本校では2年生から「船舶運用コース」と「食品資源コース」に分かれます。1年生の時には船の実習も、食品実習も、養殖実習も様々行います。

 今日の水産海洋基礎の授業は「缶詰実習」でした。2,3年生の様に大量には作りません。魚もフィッシュカッターを使わず手切りです。そして、味付けも今回は・・・・ピーマンを入れたりにんにくやダイコン、ゴボウを入れたり、オリジナリティーを追求。

完成後、3か月程度過ぎたあたりが味が染みて食べごろです。ワクワクの1年生です。

頭落としはともかくとして、内臓抜きには四苦八苦!

 ヌルヌルイカも缶詰に              調味液は水煮用にしました

 何をやっても楽しい盛りの1年生

 各自、自信のオリジナル具材缶詰 どんな味に仕上がるのか??

 殺菌釜にいれたらあとは待つだけ 

 さあ、自慢のオリジナル缶詰を作った1年生たち、試食するのは3か月後?(もっと早くにやっちゃうかも)

 水産海洋基礎の授業で行います。

 ちなみに、缶詰は通常3年間の賞味期限をつけます。

 錆びてピンホールがあかない限り10年たっても食べられるわけではありますが、これも食品保存の勉強です。

 

 

実習船「海翔」イカ釣り実習

 今日は3年生のイカ釣り実習で先ほど実習船「海翔」が出港していきました。

 集魚灯をつけてイカを集め、擬餌針(イカ角)を使って手釣りと竿釣りでイカを狙います。

 釣り好きが多く、マイロッドを持参する生徒も多数です。

 イカも大不漁の状況ですが、なんとか技術と気合いでゲットするのだ!頑張れ最上級生3年生。

 あと、今回は海洋生産科の生徒とともに食物科の〇君も同乗しています。彼は卒業後、民間船の司厨員として働く予定なので、就職前の船内調理練習です。彼にとっては初めての乗船です。

                         イカ釣りグッズ 

 やる気満々3年生、今日の漁場は宮古湾口を出て水深75mあたり。

 ベテラン司厨長とスタッフ、そして、初乗船で緊張の〇君。心配するな、みんな初めは緊張なのだ。

「船内調理では、にんじんが転がらないように、全部まずは半分にするのだぞ」「フムフム」

 さて、明日の釣果報告と食事の感想が楽しみです。

 

 

宮古下閉伊地区高校芸術展

 今日12月4日(土)13:00-17:00と明日09:00-16:00、宮古市民文化会館で高校芸術展が開催されています。今日は午後から顔を出してきました。

 山田高校、宮古高校、宮古北高校、宮古商工高校、宮古恵風支援学校そして本校の6校の芸術作品が勢ぞろい。

 絵画、習字、写真、フラワーアレンジメント・・・すごい、うまい、さすが、おもしろい。満ち足りた気分で帰ってきました。

 会場は混んでいません、というより、すいています、入場料無料。密じゃないです。予約も不要。

 ぜひ、多くの皆さんに高校生の力作を鑑賞していただきたいと思います。

 

宮古高校文芸部の小説集「インクが出るまで螺旋を描いて」が持ち帰り自由で準備されていました。

 少々立ち読みしたらとまらなくて、遠慮なくいただきました。ありがとうございます。

 高校生 ほんとにすごいですね。

 

LHR(ロングホームルーム)にて

 今日は6校時がLHRでした。

 1年生は「グループディスカッション」で①宮水・宮古活性化について②復興教育について グループに分かれて話し合い、まとめをみんなの前で発表しました。

 地域の人たちともっと交流し、震災の情報などをどんどん発信する。とか、宮古水産高校オリジナル商品の販売やボランティア活動などで宮古水産高校をもっと理解してもらう。 など、本当に頼もしいアイデアが次々と出てきました。

 期待どおり(期待以上に!)生徒たちは地域や学校のことをよく考えてくれていてすごくうれしかったです。

 アイデアを出した後は実行するのみ!最大限バックアップしなくては。私も頑張ります。

 

 2年生は進路活動の一環として来週「管内事業所見学」に行くのですが、今日はその下調べ。クロームブックやパソコンでインターネットを利用して各事業所の仕事内容などを調べました。

 実際に、当日事業所に行けば働いている人たちと直接接し、目で耳でにおいで職場を体験し、気になることを直接質問し、それぞれの仕事を深く理解します。

 自分の近未来を設計して、目標に向かって資格取得などに励みます。

 1年生も2年生もまさに地域の担い手。5年後10年後30年後、宮古がますます魅力的な町になっていて、生徒たちが立派な大人になっていることを今から夢見てしまいます。

 

 

 

太鼓部 今年も全国大会出場決定

 先日宮城県登米市で行われた第10回東北太鼓ジュニアコンクールで本校太鼓部が東北地区の推薦枠をいただき、今年も全国大会に行けることになりました。3月20日に富山県で開催されます。

 寒い中、大きな音が出せるように今日も外で腹に響く音を出し続けています。

 いいぞ、がんばれ、太鼓部!!

 

寒い日は南の島を想って

 12月に入り、本格的に寒くなってきました。

 水産高校では、11月下旬に東京都の遙か離島 小笠原父島にスクーバダイビング実習に行きます。

 年が明けたらハワイに遠洋航海実習に行きます。

 こんなに寒い日は、父島の写真を見てほっと一息。

島に着いたらまずは岸からエントリー。体を海に慣らします。

とげに毒があるガンガゼがごろごろ

                            やる気まんまん

                         ガイドについて安全ダイビング

 実はこの写真、令和元年の11月の実習です。

 コロナの影響で昨年・今年と中止になったのです。

 でも、今年の生徒たちも宮古の海で十分練習を重ねてきて、Cカードを取得しています。

 卒業してから、小笠原でもハワイでも、インドネシアでも、世界の海で潜るのだ!! 社会人を楽しむのだぞ、3年生たちよ。

 

 

 

水産海洋基礎実習

 1年生は科目「水産海洋基礎実習」が週に一回あります。

 この日は「海辺の生物調査」でした。

 まずは歩いて磯辺の生物調査 ムラサキイガイ・ムラサキインコガイ・イシダタミ・クボガイ・キタムラサキウニ・・・・

 食べられるものも、食べられないものも、身近な生物を実際に手にして確認します。

 釣り班は リュウグウハゼ・クジメ・ベラ・メジナ・アサヒアナハゼ・・・・・

 ほとんど食卓に上がらない生物ばかり。

 近年、温暖化の影響か、昔は死滅回遊魚とか無効分散と言われたベラやイシダイの幼魚などが冬になっても釣れたりします。これらすべてが勉強です。

1年生、大好きな実習の一つです。