2022年9月の記事一覧

健康長生きは歯の健康から

今日は歯科指導の日。学校歯科医のK先生はもう20年以上も本校で歯科指導をしてくださっています。

「食べるは生きる」は食物科にとっても海洋生産科にとっても基本理念。 しっかり「食べる」ためには健康な歯と歯茎が必要です。 歯の健康はすべての健康につながっています。そして長生きにつながります。 歯と歯茎を健康に保つため、今日は正しいブラッシングとフロスの使い方の講習を行いました。 

まずはスクリーンを見ながら「歯周病」について勉強です。 

気軽に臨んだ生徒たちも、歯周病の進んだ写真を見るほどに怖さを実感しています。歯周病を防ぐためには日ごろからの歯の手入れが大切。みなさん熱心に先生の話に聞き入りました。

場所を移動して、染色による磨き残しチェック。 そしてブラッシングとフロス。

「1本ずつ磨くんですよ」「そこは歯ブラシを盾に使ってください」 先生から次々とご指導をいただきます。

(私)「どう、磨き残しはあった?」  (生徒)「えっ、ダメです」・・・マスクをあげちゃいました。

デリカシーのないタイミングでした。ごめんなさい。

しっかり磨いているつもりでも、磨き残しのまったくない生徒はほとんどいません。(きっと私も)

健康維持のための貴重な講習でした。 K先生毎年ありがとうございます。 

 

英語スピーチリハーサル

いよいよ明日は「岩手県高等学校英語スピーチコンテスト」本番です。昨日の放課後、広い会場に慣れるために体育館でリハーサルをしました。

今年の本校代表は1年生の女子。今回のテーマは「持続可能な社会の実現のための郷土料理」。世界各地に郷土料理はあり、グローバルな視点とローカルな視点を併せ持って地域食材を大切に活かしましょう、という内容です。泣きそうになるくらい緊張しながら笑顔を絶やさず聴衆に向けてしっかり英語でスピーチしました。

スピーチの前には昨年度出場の先輩3年生からアドバイス。

さあ、明日の本番は結果なんて気にせず、最高の笑顔で思いっきり自分らしく聴衆にアピールしてください!!

バラン切り実習

さあて、今日の食物科はどんなおいしい料理を作っているのかな?と調理室に行ってみると「シーン」として無人。あれっ?

ホームルームをのぞきに行くと、ホームルームも「シーン」・・・・・ でも、室内には熱心にバランきりをする生徒たちが。 皆さん見事に集中していて、まるで物音もありません。 下絵を人工バランに貼り付けて真剣にバラン切り実習をしている最中でした。ちなみに、バランは料理に彩りと雰囲気を添える小物です。料理人の器用さとセンスが問われます。(人工バランと言うからには本物の葉っぱもあります。それは葉蘭(はらん)です。いつか、本物の葉っぱにも挑戦して欲しい気がします。)

声をかけるのもためらわれましたが、聞いちゃいました。(私)「すごい集中していますね。難しい?」

(生徒)「ひゃ~っ 難しいの選んじゃったかもしれません!」

難しいと言いながら、みなさん楽しそうに作業に集中していました。

一言も発せず、全集中! どんな作品ができあがるのか期待です。

前方の黒板には先輩の作品がずらりと展示されています。毎年水高祭で展示するのですがいつも素晴らしいできばえです。

先輩の作品を見て、「自分たちにもきっと出来る」とみなさんそれぞれ不安と期待の入り交じった心境でバランを作り始めた初日の実習でした。

 

先生たちの厚生福利事業

先生たちには年に一度「厚生福利事業」というものがあります。 学校を離れて心身共にリフレッシュし、これからの教育活動をさらに充実させようという事業です。本校では班に分かれて活動しました。

わたくしは、初めて「うみねこ丸」に乗船し、その後「県立水産科学館」と「崎山貝塚縄文の森ミュージアム」の見学を行いました。

乗船前のパチリ

ウミネコの餌付けは以前の「観光船陸中丸」の時代から変わりません。ウミネコパンも売っていました。

団体客のみなさんも入って船内は賑わっていました。陸中丸時代からのベテランガイドのKさんの軽やかで楽しい解説も健在です。

船内のトイレに入ってみると「立ちトイレ禁止」 その上には「船が揺れますのでご注意ください」という貼り紙が。

台風うねりが残って大きく揺れる今日のコンディション。 立ちトイレしようなんて考える人はきっといない! 陸中丸の頃より船が小さくなった分揺れは大きくなった気がします。 小型船らしく、自然をダイレクトに感じられます。波のまにまにぃ~

有名な「ローソク岩」もこんな機会にしか見られません。

県立水産科学館では「トド」や「アザラシ」も待ち構えています(剥製)

昔は、重茂半島にまでトドやアザラシが来たそうです。 だからトドヶ崎って地名なんですね。

最後は「崎山貝塚縄文の森ミュージアム」

宮古界隈は、縄文時代の昔からいくつもの集落がありました。 豊富な獣や木の実、豊かな海、昔も今も宮古の魅力と思います。

マスコミではとかく都会のおしゃれな話題が多いですが、宮古には都会にはないすごい魅力があります。宮古の魅力を私たち住んでいる者がもっともっと自信を持って全国に発信したいです。

さあ リフレッシュ完了。来週もがんばるぞ。

ハワイ沖向け出航

りあす丸は本日14:00 予定どおり宮古港から出航しました。これから54日間の航海が始まります。

乗船しているのは専攻科1年生。昨年本科の時にも長期航海を経験していますが、コロナ感染症対策で日本近海のみでの実習でした。 今回は本当の遠洋になります。 船はハワイ沖向け東へ東へと走り始めました。

「本船は外国往来船につき税関の許可を受けたもの以外は立ち入りを堅く禁ずる 船長」 昨日の資格変更から本船は日本扱いではありません。

専攻科2年生も見送りに。1年生に発破かけ。

関係者に見送られいよいよ出航。

さようなら宮古 11月には帰ってくるよ~ みんな元気に出て行きました。

漁場着は10月3日頃、ホノルルを経由して国内入港地は神奈川県三崎港に11月12日の予定。そして、宮古に帰ってくるのは11月14日 という計画です。

充実した実習になりますように願っています。