2022年9月の記事一覧
いわてやまなし収穫!食物科創作料理へ
宮沢賢治の童話のタイトルにもなっている「いわてやまなし」、なしの原種で昔は北東北にたくさん自生していたそうですが今では絶滅危惧種に指定されている貴重な木。大震災後、神戸大学の研究家が本校に寄贈してくださった「いわてやまなし」の苗木は大きく成長し、たくさんの実をつけました。
今日は待ちに待った収穫、初めての収穫です。そして早速、食物科で調理してくれました。
完熟すると自然と実が落ちてきます。正に今が食べ頃。
色具合を見ながら、木になっている実も収穫しました。
みんな、やまなしを収穫するのは初めて、もちろん食べたことはありません。
リンゴのようなフルーティーな香り。香りが強いのもやまなしの特徴です。
食べてみると、甘みと共に強い酸味も。濃い味です。園芸品目のなしというよりどちらかというと洋梨やリンゴに近いかも。でも、どちらとも違います。
食物科の手にかかると、まずは「やまなしのベーコン巻き」。なしの酸味がベーコンの強い味と混じり合ってどっしりとした食べ応えのある最高の一品でした。
たっぷりのやまなしをベーコンでくるんでいます。
やまなしパイと中央には焼きやまなし。 焼きやまなしは焼きリンゴのようでうまみが凝縮してデザートにぴったり。
パイの中にも、たっぷりのやまなしが。
やまなし in ブルーハワイゼリー やまなしは完熟の生です。 宮沢賢治にならって、カニのクラムボンを添えてくれました。
お昼休みに収穫した「いわてやまなし」が夕方には各種創作料理に変身。
そもそも、一般的になかなかない木なので、実も貴重です。 他では絶対に味わえない最高の味でした。
木がもっと成長して、収穫量が増えたら是非水高祭大食堂の名物料理にしたいです。 食物科の行動力に脱帽。ごちそうさまでした。 神戸大学にも感謝。
浜の皆さんの研究発表大会
今日は盛岡で開催された「漁村活動実績発表大会」を参観しました。県内各地で活躍する漁師と浜の活性化や環境保全に取り組む女性部の皆さんの実績発表会です。
高齢化する漁師にやさしい漁業種目の研究、小学生の漁業体験、磯焼け改善、藻場回復、女性部活動の活性化等々
洋野町漁協、宮古漁協、田野畑村漁協、釜石東部漁協、越喜来漁協、広田湾漁協の青壮年部と女性部の皆さんが各地での取り組みを発表しました。
水産高校の生徒研究発表と着目点は共通している部分が多いですが、さすがに現場で課題に直面しているだけあって、発言の一つひとつに説得力があります。
漁場環境の改善は海洋生産科の取り組みに、また、女性部の皆さんが行う「浜に根付いた食文化の伝承」は食物科の勉強に直結します。
困難に立ち向かう姿勢は現場も学校も一緒です。水産高校にできること、学校はもっともっと地域の皆さんと一緒に活動できることがたくさんあると多くの発見がありました。
考査終了そしてイカ釣り実習
本日が考査最終日、そして、海洋生産科1年生にとっては楽しみにしていた初の海翔(171トン)乗船。
先日、大型実習船りあす丸(499トン)で沿岸体験航海を経験しましたが、今回は初の漁ろう実習(イカ釣り)です。
出航前から生徒たちはやる気満々です。
イカ大漁目指して、エイエイッオォ~ッ!やらピースやらガッチリやらニヒルなのも。とにかくやる気満々です。
と言いながらも、岸壁を離れるときには少し不安も?
今回目指す漁場は、田老沖、水深100m付近。蓄積データと水温から今回はここ。民間漁船の姿は分散してちらほらなので、まだ、どこがいいのか難しい判断です。
右舷側にりあす丸を見て宮古港を出て行きます。海況は最高の凪模様。船長曰く「今回は揺れないから1年生も大丈夫ですよ」 さあ、明日の笑顔が楽しみです。
りあす丸出港予定の変更
りあす丸は専攻科1年生を乗せて明日9月13日(火)にハワイ沖に向けて宮古を出港予定でしたが、電気系統に不具合が発見されたため出港を延期することにしました。
部品交換後の出港日時については決定次第お知らせいたします。 専攻科生徒は既に乗船し、船内で元気に勉強しています。
元気に3日目考査
土日を挟んで、今日は考査3日目。開始前の生徒の様子を覗きに行ってみると、元気元気。
カメラを向けると自然とピース。土日の勉強は相当はかどりましたな。
さあ、考査は今日と明日のみ。 その調子で頑張るのだぞ!