カテゴリ:海洋生産科実習

りあす丸 遠洋航海に出航!

本日14:00 りあす丸は海洋生産科2年生と専攻科1年生を乗せてハワイ沖向け出航しました。

ハワイ沖で巨大マグロが待っている! ワクワクの2年生、ガッツで出航!

昨年、1昨年とコロナのため近海実習でしたが、今年は3年ぶりのハワイ向け!

盛大に見送られて、いよいよ岸壁を離れます。

さよ~ならあ。

しばしの別れ。 今度、宮古に帰ってくるのは3月17日の予定です。

たくましくなった2海生船舶コースの皆さんを待ってます。 実習の状況は随時お知らせいたします。

出航の様子は、本日 テレビ岩手17:20頃、岩手放送17:44頃 放送される予定です。

 

海の施設の見学会

海洋生産科1年生、今日は海に関する施設の見学会に出かけました。

まずは、陸前高田「津波伝承館」。あのとき海辺の水産に関連する施設はことごとく大きな被害を受けました。水産に関わる私たちは津波をしっかりと理解し、受け止めながら未来を生きていかなくてはなりません。

東日本大震災は1年生にとっては小学校入学前の出来事です。リアルに展示されている被災物を目の前にして、改めて津波の恐ろしさを認識しました。

陸前高田市では同じ水産系高校の高田高校があります。陸前高田の被害も甚大で広田湾での水産実習設備はすべて失いましたが、今は復興して高田高校の仲間たちも元気にがんばっています。

次は、気仙沼の造船所へ  敷地に入った時点で広さに驚きです。 

巨大な船がブロックごとに作られています。遠くに見えるのは球状船首(バルバスヘッド)、鉄の匂いと、溶接の匂い、油の匂い、そして騒々しい音、働く人の姿と声。 教科書だけではわからない、いろんなことを体感しました。

雪のちらつくなか、見る物すべてが新鮮でした。この鉄の塊がピカピカの新船に変化していきます。

ちなみに、私たちの共同実習船「りあす丸」も新船建造に向けて着々と計画進行中です!

1年生、水産人としてちょっと厚みを増しました。

 

 

乗船説明会

2年海洋生産科船舶運航コースの皆さんは年明け1月に、いよいよ実習船りあす丸でのハワイ沖遠洋航海が始まります。

これまで体験した短期航海とは違って55日間にわたる洋上での生活。規律を守って、協力し合いながら共同生活を行います。

今日は、生徒と保護者の皆さんがりあす丸に集まって乗船前の様々な準備について説明会が行われました。

説明会場は実習船りあす丸の食堂兼学習室。保護者の皆さんにとっては初めての乗船です。

船長とわたくしのごあいさつの後、指導教官から詳しい説明が続きました。

そして、船内の見学。客船でもなく、貨物船でもない、動く教室りあす丸。

本船で説明を聞いて、ハワイ沖への航海がいよいよ近づいてきたことを生徒も保護者の皆さんも実感しました。

 

冬到来 小型艇陸揚げ

今日で11月も終わり。海上の北西風が強くなり、小型艇での実習が困難になる季節を迎えました。今日は春からお世話になったカッター(12人乗り手漕ぎボート)、小型船舶教習艇、和船、すべての小型舟艇を陸揚げしました。

神林港旧木材港岸壁にすべての小型艇が並びました。小型船舶教習もカッターもおしまい。来春までここで越冬です。

3年生は卒業、1,2年生はそれぞれ学年を1つ上にして来年度の実習に臨みます。今年も一年大きな事故やケガもなく過ごせたことに感謝です。冬の間、しっかりと座学に力を入れて、また来春がんばりましょう。

りあす丸帰港

11月20日(日)から小笠原諸島父島でのダイビング実習航海に出ていたりあす丸が本日宮古に帰ってきました。

出港時は雨模様。そして今日の帰港は曇り空。 出て行くときは時化模様を心配しましたが、みんな元気に船内生活を過ごしたそうです。

小笠原では天気に恵まれて、父島ではボートからのダイビングを体験しました。気温は約25度。

潜水用に作られたデッキから入水。宮古での練習とちょっと勝手が違いますが、南の海への期待が高まります。

ひとりずつ、注意しながら「ジャイアントストライドエントリー」

ゆっくり潜降。まずは浮かず、沈まずの中性浮力の調整です。日頃の練習成果が試されます。

そして、いよいよ水中散歩。 現地ガイドが案内してくれます。

足下はすべて珊瑚。 壊さないように注意しながら移動します。

色とりどりの魚たちがうようよいます。

普段潜っている北の海とはまるで違う景色を満喫した生徒たち。

あっという間の父島滞在を終えて、本日、宮古に帰港。

ともにスクーバダイビングを楽しんだ久慈東高校、高田高校の皆さんともここでお別れ。各校お迎えの学校バスで帰っていきました。

職業としての潜水士を選ぶ道、スポーツレジャーとして潜水を楽しむ道。生徒それぞれの選択です。でも、学校で潜水を勉強できるのは岩手県内では3つの水産系高校と種市高校だけです。

海を(水圧や塩味や流れを)身体で感じ、魚たちと水中で戯れる。人生の中での1つの体験としてすごく魅力的だと思います。水産高校人気の実習です。