カテゴリ:今日の出来事
1年生の教室にて
1年生、今日の国語は「和歌に親しむ」。 鎌倉時代の歌集、といえば「小倉百人一首」。 優れた歌をじっくり味わうことも大切ですが、きょうは、百人一首を楽しみながらたくさんの歌になじんだのでした。
歌の説明、「あひみての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり~」 「一緒になった今から思えば、こんな風になるとは昔は思わなかったな~」って歌ですよ、鎌倉時代の恋愛の一コマをシビアに表現してるんですよね。 堅く考えずに読み解いていくと、それぞれの歌が人間味があって面白いんですよ。 先生の説明に、生徒納得。
食物科1年生 真剣
海洋生産科1年生も真剣
生徒の半分くらいは小学生の時に百人一首を体験しているようです。初体験の人も交えて盛り上がりました。
おのおいしい「竜田揚げ」の名前の由来が万葉の古都奈良の「竜田川」の紅葉の色を由来にしているなんて私も知りませんでした。
「ちはやぶる~ 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くくるとは~」 私も今度じっくり体験したいと感じた授業でした。
ひとりだちに必要な金融知識
卒業が迫ってきた3年生。今日は最後のキャリアアップガイダンス。東北財務局から講師をお招きして「ひとりだちに必要な金融知識」について学びました。
まずは新生活での「収入」と「支出」をワークシートを使って計算です。
収入は○○円、支出は「住居費」と「食費」と「水道光熱費」と・・・・ 今まで具体的な金額を考えたことがありません。
(生徒)「わたしは家から通うから住居費0円、食費も光熱費も0円だ!やったあ」・・・(私)いえいえ、働いて給料をもらい始めたらいくらかはお母さんに渡すんですよ
初任給だけはわかっていましたが、ひかれる税金や、生活のために必要な様々な出費を知り、みなさん気持ちを引き締めました。
クレジットカードも18歳からつくれます。「一括払い」「分割払い」「リボ払い」で合計返済額が大きく変わりますよ・・・・「え~っ」
お試し価格初回500円って広告につられて購入したら、自動的に2回目以降が送られてきて6000円とか取られることもあるから気を付けないとだめですよ。
今の時代、○○Pay とか クレジットカード が様々あるので使いこなすとすごく便利です。 でも、現金払いで生活していた昔よりもお金の管理はとても難しくなっていると一緒に聞いている私も気を引き締めました。
騙されず、臆病になりすぎず、しっかり自分で金銭管理して新生活を充実させるのだぞ!
今日のしおかぜ図書室
しおかぜ図書室は今日と明日で蔵書点検です。 図書委員がせっせと蔵書点検しています。
作業の前にしっかりミーティング
各本のバーコードを読み取りやすいように本を裏返し。
棚の本は、引き出しては「ピッ」のバーコード読み取り。 登録情報をパソコンでチェック。
登録状況の確認をしながら次々と整理整頓が進んでいきます。
このような図書委員の活動があって、いつもきれいで日頃から生徒の皆さんが本を借りやすい環境が維持されています。
図書委員ごくろうさま。 生徒のみんな、ますます図書室を利用しよう!!
やったあ、終わった!
3年生の学年末考査が本日で終了。高校生活3年間の最後のテストの終了です。どんな顔をしているのか、ちょっとのぞきに行きました。
終わった直後はわやわやわや~ 特に反応はありません。
昨日は朝から早く出勤した先生方が、生徒が滑って転ばないように、靴下を濡らしてテストに影響しないようにと校門から昇降口まで雪かきしてくれました。
教室から廊下に出てきたところで「気分はどうですか?」って聞いてみると。「ばんざ~い」って。そりゃそうですよね。わかります。
こちらは、ちょっと疲れたガッツポーズ。 4日間のテストで「やったあ」よりは「ほっとした」が本音かな。
「私はやりきったよ」のガッツポーズ。
誰に声をかけても「やったあ」と「ほっとした」が返ってきます。 お疲れさんでございました。
明日からは登校日を除いて「自宅学習期間」。自動車学校もありますが、進学先や就職先でやっていけるように勉強も欠かせません。
新型コロナ感染症は未だ猛威を振るっています。「テストが終わったからって羽を伸ばしすぎないように」とテストの後の学年集会で十分注意された後、それぞれ帰宅していきました。
卒業が間近に迫ってきました。くれぐれも事故や病気に気をつけて、笑顔で元気な皆さんを本校から送り出したいです。
生徒会長が座談会を開催
放課後、生徒会長が今年度で定年退職する教員3名の座談会を催してくれました。会場は校長室。3月発刊の本校生徒会誌「錨」の記事にするそうです。
(私)「生配信するわけじゃないんだから気楽に話そうね」 (会長)「ハイッ」・・・緊張
(会長)「では、最初に本校に来て授業や実習で印象に残っていることを話してください」(緊張)
ひょんなことから会長が「父も母も水産高校出身です。今、○歳です」「あと、おじいちゃんも水高です」としゃべったところから
(T先生)「なにっ、じゃあ父さんは私の授業受けてるね」 同窓会名簿で確認。(会長緊張解ける)
「会長は、挨拶の時にメモとか原稿見ないでしゃべるよね。あれいいよね。」
(私)「今の皆さんは、いろんなこと考えて、いろんなことに興味を持っている。」「でも、やっていいのかどうかとか、失敗したらどうしようとか考えすぎてる気がする」「一歩ふみだせ、やってまえ!」
(A先生)「自分が宮水に来たときは、1学年7クラスですごい人数だった。」「元気印の生徒がたくさんいてすごかった(大変だった・・・?)」「今年はボクシングで結果を出してくれたことがすごくうれしかった」
「環境変化で宮古でも獲れる魚がどんどん変わっているけれど、食品製造の工夫や販売のアイデアで切り拓いて欲しい。」「会長のイラスト描きの特技も水産物の販売のときに活かせるよね」
(T先生)「長らく、実習船の専属指導教官をやってたんだ。海洋系のクラスをずっと持ってきたおかげで、何回も(実習船で)ハワイに行けた。」「大震災の時は、いろんな人が支援してくれたんですよ」「円谷プロのウルトラマンも学校に来たんだよね」
「本校のみんなは食糧産業に関わるすごく大切なことを学んでいるんだから、自信を持ってこれからもがんばって欲しいな」
時がたつのも忘れて1時間近く話しましたが、まだまだ足りません。
生徒会がんばれ! 水高のみんながんばれ!! が、今年度定年退職する3人の想いです。