カテゴリ:食物科実習

焼きビーフン!

食物科2年生、今日の調理実習は「焼きビーフン」。昨日ほどではありませんが暑い暑い調理室で熱心に調理が進んでいました。

ビーフンとの相性を考慮して、にんじんはほそーいスライスです。しいたけはほどよい薄切りで。

一見、肉と見間違えました。グレープフルーツの果肉を丁寧に取り出しています。

話しかけるのも気が引ける「炒め」。 でも、しっかり油がにじんだ中華鍋と強火力で、炒め作業も慌てることなく進みました。

調理室にはまだエアコンがないため、扇風機で暑さしのぎです。

「焼きビーフン」「うずら卵と小松菜のスープ」「グレープフルーツかん」のできあがり。

今日はどこが一番難しかったですか? と聞いてみると 「穴の空いたグレープフルーツの容器に寒天を流し込むときにこぼれ出ないようにするのが一番緊張しました」との返事。

安定感を出すため、グレープフルーツの底は切り取られていました。そこに、最初静かに寒天を流し込んで薄い膜を作った後、徐々に果肉入り寒天を流し込んだそうです。聞かなければわからないこの苦労。技に感心!

ちなみに、「校長先生1ついかがですか」の一声をいただき、ありがたく試食を。これでもかというほどに果肉たっぷり、そしてほどよい甘さとグレープフルーツ独特の酸っぱさが口に広がり最上の仕上がりでした。夏に最高のデザートですね。

2年生が調理している立ち居振る舞いがだんだんと落ち着きを増してきた気がした実習風景でした。

 

賑やかさに引き寄せられて

考査1週間前の放課後、部活動もないので静かなはずなのですが、夕方4時半を過ぎたあたりで職員室の方がガヤガヤと。

食物科の皆さんが放課後学習(7校時)を終わったところで課題の提出や質問に押し寄せていました。教室をのぞきに行ってみると「あ~終わったあ」とみんなで賑わっていました。さらに調理室に行ってみると・・・。

校長先生っ 1ついかがですか?  手には何やらおにぎりのような・・・

今日の実習で作った「炊き込みご飯」。たくさん作ったのでお昼には食べきれなかったそうで、1つ私にもくれました。にんじん、タケノコ、キノコ(えのき?)、他にも何やら、具材たっぷり炊き込みご飯、夕方おなかも空いていて、すぐにおいしくいただきました。ごちそうさまです。

今日の食物科2年生の実習は、「炊き込みご飯」と「茶碗蒸し」だったそうです。出来は上々ですよ。ありがとう。

ちなみに、本校食物科は「調理師免許」取得のために、通常授業にプラスして厚生労働省の定める時間分放課後学習を考査前の一定期間行います。そうして、りっぱな調理師に育っていきます。

 

 

食物科の課題研究

課題研究は、「身近な生活の中から生徒たちが課題を発見し、解決方法を協力し合って研究し、とりまとめた結果を広く発信する」授業です。探求する姿勢と力を身につけます。本校では3年生が取り組んでいます。

食物科の各研究班、今日も夢中になって活動していました。

「おっ、きょうはコロッケですね?(私)」「いえ、違います。カレーパンです。(生徒)」

SDGs「食品廃棄物を減らそう」研究班。この班は、循環型農場にも取り組んでいます。今日は大根を使った調理の際にでる残渣のうち、皮の部分をカレーに入れて調理しました。

「お~っ、おいしそう。どこが大根だかわからない」私がよっぽど欲しそうな顔をしてしまったのか、すぐに「校長先生どうぞ」と試食をさせてくれました。揚げたて大根の皮入りカレーパン、最高においしかったデス。

「おっ、これはパウンドケーキですね。どんなテーマで取り組んでいるんですか?」

「はい、バナナパウンドケーキです。小麦粉アレルギー対応の研究で、上新粉(米粉)を使い、牛乳の代わりに豆乳を使っています」

これも一口、試食をいただいちゃいました。バナナの味がしっかりきいて、ほどよい甘みと口溶け。言われなければ、小麦粉を使っていないとか、豆乳だとか、私にはわからないです。レストランでも出せそうです。

食文化研究班。様々な食材の飾り切りを研究しています。今日はキーウィとキュウリで試作。味だけでなく、見た目で楽しませるのも調理人の腕前ですね。メインディッシュ(和洋中とも)に合わせて、様々な飾り切りをするそうです。食は文化。飾り切りで楽しませるのも食べる人へのおもてなし。いい研究ですね。

被服室では、ほのぼのとした雰囲気が。「食育」研究班です。(これは、眠る前に歯を磨こうのページ)

幼児対象の絵本作り。絵本と言っても紙ではありません。ほのぼのとした布絵本。「なんでもよく食べて」「よく遊び」「しっかりと眠りましょう」という展開で製作中。完成したら、幼稚園(こども園)にいって読み聞かせます。これは、子どもが喜びそうです。

「ピース!」

作るお姉さん(高校生)も「ピース」。これから出会うこどもたちも「ピース」な毎日が繰り広げられますように。

食育は家庭科に限らず、すべての教科で取り組みます。私自身が見直さなければならないことがいっぱいで、生徒の活動に気づきの連続です。今日も勉強させていただきました。

 

 

 

ポテサラに感激

わたくし、ポテサラ(ポテトサラダ)には目がありません。今日は感激のポテサラに出合いました。

お昼の外出を済ませて自分の席に戻ると机上にお弁当のパッケージが。

そう、きょうは期待の集給(集団給食)の日でした。

メインは「カリカリガーリックチキンステーキ」。絶妙なパリパリ加減に焦がした鳥皮の上にこれまたカリカリに焼いたニンニクが。レモンを絞っていただくと、もうレストランの気分に。

でも、今日、メインの横でどしっと入っていたポテサラはごろごろジャガイモにあまーい玉ねぎ、まろやかでなおかつジューシーで、いつも食べているポテサラとは全く違う口当たりと美味しさで、飲み込むのが惜しいくらいの感激でした。

あとで担当の先生に聞いてみると「じゃがいものリヨン風」って料理だそうで、一見ポテサラなのですがバターがたっぷり入っていて胡椒とパセリでアクセントをつけた洋風料理でした。うーむ、バターの実力すごいですね。

マカロニサラダにはしっかり薄切りされたきゅうりと人参、さらにツナも入っていてこれもばっちり。きゅうりのムラのない薄さに2年生の包丁さばきの上達を感じました。

白飯の上にシソふりかけがかかっているのも心配りですね。あまーい煮豆もわたしは大好き。

今後のために強いて指摘をさせていただくとしたら・・・ カットしたオレンジを皮に沿って半分くらいまで包丁を入れてくれると食べやすかったかな。(でも、これは限られた時間内で手が回らなかったのかも)

「限られた時間内で同じ高品質の料理を大量に」 今日の食物科2年生の集団給食実習、着々と生徒の腕が上がっていることを確認しながら、うれしくおいしくいただきました。ごちそうさま。

 

 

今日の集給(集団給食実習)

今日は楽しみな、集団給食実習。「限られた時間内に」「同一品質のおいしい料理を」「大量に」提供するための実習です。 「楽しみな」というのは食べる側の感想で、作る生徒はなかなか大変です。

今日のメニューは ~鮭のムニエル~

調理実習にはお邪魔できなかったので、配膳されたお弁当のみ紹介します。

ムニエルと肉じゃがもつきました。ムニエルが焦げているのはご愛敬。味はしっかりおいしかったです。

フライパンで焦がしたときの生徒の慌てようが目に浮かぶようです。

そう、今日の実習は、まだ慣れていない2年生が担当でした。

お弁当練習

今日の食物科2年生の調理実習は「お弁当」つくり。食物調理検定の課題です。

限られた時間内に、課題の品目を、味良く形よく、盛り付けの配置や彩りも指定されたとおりに。

去年まで1年生だった生徒たちも2年生になって1か月半。徐々に高度な内容が求められています。

かつての料理対決テレビ番組のように、制限時間間際には生徒たちもびりびりで話しかけるのも気が引けるほど真剣でした。

具だくさんの卵焼きとアスパラと人参の肉巻きフライがメインです。下準備も真剣。

今日の実習で一番むつかしいところは何ですか? と聞いてみたら「卵焼きをうまく巻くことです」の答え。

具だくさんにしているので特にむつかしいとのことでした。

肉巻きにコショーを振るのも「ビンの底をとんとんたたく」「もっと上から」と指導が入ります。

生徒によって個性が出るのはいつものこと。「これじゃあ、ふたが閉まらないよね」「肉巻きもう一つ入れて4つにしなきゃね」など、先生から指摘が入ります。

お弁当箱の中が検定種目。お皿の分は入らなかったお料理で今日の昼食としていただきます。

白米も電気炊飯器じゃなくガスコンロで直火炊き。焦げずに、べたつかずに、うまく炊けました。

検定本番では、先生のアシストはありません。

どんどん進化する食物科2年生でした。 ゆとりができて、笑顔で私の質問の相手をしてくれる日ももうすぐだ。

 

循環型食材調理はじまります

今日は「課題研究」の日です。食物科では昨年度から取り組んでいる「循環型食材調理」の今年度の活動を本格スタートしました。

調理実習の時に出る「食品残渣(食材の切れ端や残り物)」をコンポストで堆肥化させて作りためた堆肥を使って畑を耕しました。

岩手県農林水産部の方から指導をいただきながらのスタートです。

生徒たちが去年から作ってきたふかふかの堆肥です。ホームセンターで売ってるのよりよく見えるのは手前味噌??じゃないと思う。

1m四方につき堆肥3キロが標準です。

でも、ここは元々農場ではないのでこれまでの地力がないから、6キロ入れましょう。

ここは校舎の中庭です。それはやせていますよね。

授業の合間も作物の成長が気になったりして・・・

すき込みます。まず、準備した苗は「トマト」と「バジル」

イメージしているのは「スパゲティー」かな?

調理技術を磨くだけでなく、食材を知り、大切に使う。本校食物科が目指しているところです。

成長が楽しみです。 作物も生徒も!!

新2年生 やや集団給食実習

新2年生、まもなく集団給食実習が始まります。

「限られた時間内に」、「安定した味の料理を」、「大量に」が合い言葉。

 1年生の時には調理の基本を勉強しました。2年生からは職業調理人として必須の「早さ」と「うまさ」と「大量調理」の技術を身につけます。

今日は、全職員向けではなく、その前段階として「やや大量調理」を練習しました。

メニューは生姜焼き弁当   きんぴらゴボウとほうれん草の胡麻和え も添えました。

前処理でくっついている豚肉を1枚1枚丁寧にほぐします。

腰が引けてるのがわかります?? 

強火の中華鍋に油をたっぷりひいた途端に煙りがブワッ。

先生が、「(ゴボウ)入れるときはねるからな」って言った瞬間の写真です。(エッ、ヤバッ)

入ってしまえば余裕です。

去年までは1年生だったという面影を少し感じた実習でした。

さあ、この一年の上達を期待します。

そして、集団給食の検食(生徒の作った料理を職員でいただきます)をものすごく楽しみにしています。

がんばれ 新2年生!

 

 

最高です 調理実習

本年度も食物科の調理実習が始まりました。

新3年生第1回目のメニューは「肉絲炒麺(豚肉の千切り焼きそば)」です。

にんじん、タケノコ、干し椎茸、そして豚肉 それぞれの切り方を身につけるのが今回のテーマ。

フライパンに油をひくのにも力が入っていました。

あんかけ風焼きそばの完成。

煙にひるまず、よ~く熱した中華鍋にたっぷり油を引いて。麺は全くこびりつきません。

去年から磨いた千切りテクニック。

「第1回目のできはどうですか?」ときいてみたら、即答で「最高です!」

皆さん、本当においしそうに食べていました。

好きこそものの上手なれ。 おいしい料理をこれからもどんどん作って、みんなの笑顔を引き出してください。

 

 

生徒会役員選挙

 今日は生徒会役員選挙がありました。

 3年生の役員は引退し、2年生と1年生からの役員に代替わりです。

 「魅力的な学校にしたい」「先輩のように、執行部として自分も何かやってみたい」「クラスメイトが少ないので、魅力発信して仲間を増やしたい」 うーん。みんな素晴らしい!!

 その気持ちに応えたい、最大限応援しなくては、と心の底から思いました。頑張ろう、みんな。