カテゴリ:今日の出来事
令和3年度卒業式
毎年本校の卒業式は3月1日です。今年度は本科42名、専攻科5名の生徒が巣立っていきました。
日頃のワヤワヤ、キャーキャーが嘘のように、皆、真剣な面持ちで式に臨みました。
高校での3年間は大人への転換期。出会った頃の雰囲気とは全く違う成長した姿に感動でした。入場行進を見ているだけでつい、涙がこぼれそうに・・・。
呼名のときには一人ひとりがしっかりと校長と目を合わせてお辞儀。その表情もまた格別で涙が・・ガマン
本科生も専攻科生も全員が進路を決定し、4月からは別々の進路先での新生活が始まります。
東京に行こうとも、大阪に行こうとも、本校の先輩たちは必ずいます。もちろん地元には大勢が。
「自分に自信を持ってがんばるのだ」とエールを送りました。
時々帰ってきて、学校に遊びに来るのだぞ。
りあす丸着岸
りあす丸は1月15日に宮古港藤原ふ頭を離れてから、45日間の航海を終え、昨日、出航時と同じく宮古港藤原ふ頭に着岸しました。
晴天ながら、寒風吹きすさぶ中、晴れやかに帰港式を行いました。
強い向かい風の中、静かに接近中。本科の生徒たちはアッパーブリッジデッキに整列。
いよいよ着岸、専攻科生徒は船首作業と船尾作業に従事中。本科生の気持ちは岸壁で待つ家族の元へ・・・!
船首デッキで、校長挨拶・船長挨拶・生徒代表挨拶 最後に乗船教官からの指示、本科生よく頑張りました。
大海原と満天の星空、見たこともないような魚たちとの遭遇、様々な体験を挨拶で報告してくれました。
専攻科生にとっては3回目の長期航海。こちらは、大分熟練の雰囲気で余裕を持って本科生の兄貴分として指導してくれました。専攻科は3月の水高臨時試験、4月の定期試験にむけて、海技士勉強にスパートがかかります。
充実した遠洋航海実習だったようで生徒たちも少したくましくなりました。
宮古湾内で穏やかに錨泊中
りあす丸、明日はいよいよ宮古港藤原ふ頭に着岸です。現在、すでに宮古湾内で錨を入れて待機中。
市内高台にある臼木山公園からの景色です。
うねりもなく、海面も穏やかでのどかな日中、りあす丸のほかにもう一隻の貨物船が明日の着岸を待っていました。
ここ宮古湾ははるか昔から太平洋沿岸を航行する船にとって、水や食料の補給とともに、嵐から船を守るための重要な寄港地です。今から約150年前の明治2年には函館の五稜郭を本拠地とする旧幕府軍と東京品川から来た新政府軍がここ宮古湾で海戦を行いました。
宮古湾を見下ろす臼木山公園には当時をしのぶ石碑が建てられています。
昭和になって、漁船漁業が栄えるほどにサンマ漁船やイカ釣り船などが続々と宮古港に入港し、鍬ケ崎の街はいまからは想像もできないほどにものすごくにぎわっていたそうです。
今日は魚市場岸壁に行儀よく並んで小型底引き船が停まっていました。
昔を懐かしみながらも、これから発展していく夢ある漁業をつくりあげていかなくてはと思います。
卒業式準備
本校の卒業証書・修了証書授与式は3月1日(火)に執り行います。
本科生は卒業、専攻科生は修了です。
今日は1,2年生で会場準備をしました。
3年生・専攻科生ともに全員が進路を決定し、新生活はもうすぐ目の前です。
世界中がコロナ禍ですが、夢と希望を持って頑張れ卒業生!!
曲がらないように注意して
テーブルクロスは虫ピンできちっと角処理を
華道部は校長室にフラワーアレンジメントを飾ってくれました。
コロナ対応縮小型実施ではありますが心を込めて中身は充実させたいです。
焼津〜館山〜浦賀
昨日。焼津を出たりあす丸は館山で錨泊。今日は再び東京湾で航路航行実習です。日本一船が混みあうという浦賀水道を航行します。「海上交通安全法」学校で勉強した内容が操船しながらよみがえっている かな?
抜錨。錨を揚げて出航!
目指すは、浦賀水道。
外洋では自動操舵ですが、船が混みあう水域では手動操舵です。499トンの船を生徒が操縦しています。
操船はジャイロコンパスと前方視認の両方を! 前は大丈夫? 後ろから双眼鏡を覗いているのは本科の愛嬌。
大きな船の舵効きはハンドルを切ってから相当遅れます。ジャイロを見て、船首のふれ方を見て、思う進路を維持します。
さて、この標識(灯浮標)は何だっけ? と船内で言っているのかいないのか。
教科書では浦賀水道のエリアがきれいに線引きされていますが、実際の海ではもちろん線はありません。これは、浦賀水道中央1号灯浮標。浦賀水道1個目の中央目印です。船は右側通航なのでこの標識の右側を航行します。右端、左端もそれぞれの灯浮標が浮かんでいます。
印刷物の中にあった目印が、実際に海に浮かんでいます。海技士になるための必須の知識です。
頑張れ本科2年生、専攻科1年生は復習だ。