カテゴリ:今日の出来事
今日のりあす丸
りあす丸はマグロ延縄操業を終えて、水揚地である静岡県焼津港に向かって航行中。
気温17.7度、水温20.1度 27-39N、142-36E 毎日27℃だった気温が、日に日に冬の日本らしくなってきました。
楽しみにしていた沖縄県那覇港はコロナ対策のため残念ながら寄港せず直接焼津に向けています。
水揚げ後は東京湾で航路航行学習をして、宮古に向かいます。宮古帰港は当初予定どおり2月28日(月)です。
速力10.7Kt 時速にすると約20Km(10.7×1.85) フェリーやコンテナ船とくらべるとスピードはかないませんがゆっくり安全に航行中!
お弁当配達で~す
正午を少し過ぎたあたり、調理室周辺はカレーの香りが漂っています。
大きなケースを持って忙しそうにしていた生徒を引き留めて1枚。
職員室の先生たちにお弁当を配達する途中でした。
今日の食物科2年生の集団給食実習は「鶏の竜田揚げカレー風味」
いつものとおり、「限られた時間内に、同じ品質の料理を、大量に」調理師の卵である生徒たちには必須の実習。私たち教員にはとてもありがたい実習なのです。
もちろん、ただ「ウマイウマイ」と食べるだけでなく、私たちは「検食の感想を伝える」のですよ。 ほんと。
今日のお弁当唐揚げは、味はばっちし、カリカリ感が私には強かったかな・・・ 先生によっても感想は異なりますが、それは店のお客さんも同じですからね。 めざせ万人に愛される料理人。
私たちのお弁当(コロナ対策で個食です)
調理した生徒たちは、お膳で喫食します。
海の安全記念日
日本全国の水産高校の実習船はほとんどが何十年も前からハワイ沖での遠洋航海実習を行っています。(気象・海況が穏やかでマグロがたくさん獲れる海域なのです)
今から21年前、2001年の今日2月10日、信じられない事故が起こりました。ハワイ沖でのマグロ延縄実習を終えて楽しみにしていたホノルル入港を目前にして愛媛県の実習船「えひめ丸」が海中から突如急浮上してきたアメリカの原子力潜水艦と衝突して数分で沈没してしまったのです。
日本中の水産高校ではこの日を「海の安全記念日」とし、お亡くなりになった生徒と指導教官のご冥福をお祈りしています。学校に残る生徒たちは、日本を遙か離れた洋上で実習を続ける自校の同級生たちに思いをはせて安全を願っています。
沖で活躍する船乗りたちは、家族を思いながら常に勇敢に自然と対峙しています。
人為ミスによるこのような事故が二度と起こらないように、世界に注意喚起するために、この活動を広く発信していきたいです。
食物科1年生も検定
調理室に行ってみると、今日は1年生の実習中。なんとなく緊張感が漂っているなか、「今日は何を作っているの」と聞いてみたところ「実技検定なんです」の返事が。作っている料理(鶏の唐揚げ)より、検定で緊張な様です。
「リンゴの飾り切り」に真剣にとりくんでいました。
できあがりは2,3年生と変わらないのでは。
味噌汁はしっかりと煮干しだし。「何分くらいで煮干しは取り出すの?」と聞いてみたら
2人で顔を見合わせて「・・・・・10分くらい・・です」 ここらへんは1年生。初々しいです。
「付け合わせのレタスはね」先生の指導もこまめに入ります。
話しかけるのも気が引ける、緊張のリンゴ飾り切り。やっぱり初々しい。ウサギの耳も肉厚で。
こんな1年生たちも、2年後には立派な調理師に育ちます。がんばれ、未来の一流料理人。
本日のりあす丸
りあす丸11回目の実習報告が届きました。
メバチ、キハダ、ビンチョウ、カジキいろいろ混ざって0.4トン。微妙ながら、今航海の最高記録です。
なかなか大物が獲れていないようでトン数が伸びませんが、生徒にとっては扱いやすい入門サイズかも。
大物釣れろぉ~ と学校から応援しています。
「生徒皆元気」とのメッセージも入っていました。 報告には入っていませんが、きっとサメやアカマンボウその他の魚も獲れていて、大海原での見たこともない魚との遭遇を楽しんでいることでしょう。
気温26.6度 水温27.0度 天候 晴れ 南の海を元気に満喫しているようです。