2022年11月の記事一覧

冬到来 小型艇陸揚げ

今日で11月も終わり。海上の北西風が強くなり、小型艇での実習が困難になる季節を迎えました。今日は春からお世話になったカッター(12人乗り手漕ぎボート)、小型船舶教習艇、和船、すべての小型舟艇を陸揚げしました。

神林港旧木材港岸壁にすべての小型艇が並びました。小型船舶教習もカッターもおしまい。来春までここで越冬です。

3年生は卒業、1,2年生はそれぞれ学年を1つ上にして来年度の実習に臨みます。今年も一年大きな事故やケガもなく過ごせたことに感謝です。冬の間、しっかりと座学に力を入れて、また来春がんばりましょう。

りあす丸帰港

11月20日(日)から小笠原諸島父島でのダイビング実習航海に出ていたりあす丸が本日宮古に帰ってきました。

出港時は雨模様。そして今日の帰港は曇り空。 出て行くときは時化模様を心配しましたが、みんな元気に船内生活を過ごしたそうです。

小笠原では天気に恵まれて、父島ではボートからのダイビングを体験しました。気温は約25度。

潜水用に作られたデッキから入水。宮古での練習とちょっと勝手が違いますが、南の海への期待が高まります。

ひとりずつ、注意しながら「ジャイアントストライドエントリー」

ゆっくり潜降。まずは浮かず、沈まずの中性浮力の調整です。日頃の練習成果が試されます。

そして、いよいよ水中散歩。 現地ガイドが案内してくれます。

足下はすべて珊瑚。 壊さないように注意しながら移動します。

色とりどりの魚たちがうようよいます。

普段潜っている北の海とはまるで違う景色を満喫した生徒たち。

あっという間の父島滞在を終えて、本日、宮古に帰港。

ともにスクーバダイビングを楽しんだ久慈東高校、高田高校の皆さんともここでお別れ。各校お迎えの学校バスで帰っていきました。

職業としての潜水士を選ぶ道、スポーツレジャーとして潜水を楽しむ道。生徒それぞれの選択です。でも、学校で潜水を勉強できるのは岩手県内では3つの水産系高校と種市高校だけです。

海を(水圧や塩味や流れを)身体で感じ、魚たちと水中で戯れる。人生の中での1つの体験としてすごく魅力的だと思います。水産高校人気の実習です。

 

食物科 船舶調理実習

11月24日(木)25日(金)の2日間、食物科2年生3人と3年生5人が実習船海翔に乗船して船舶調理実習を行いました。一緒に乗船した食物科の先生が撮ったスナップ写真から今回は紹介します。

いよいよ、乗船。1泊分の荷物を抱えてワクワクしながら船内へ。

まずは、食堂兼学習室に集合して海洋生産科の先生から「船内生活の基本」を教わりました。

船に乗ったら、まずは自分の寝床を作ります。 シーツを手にベッドメイキングの説明です。 いつもの調理実習で事前説明を聞くのと同じ真剣さを感じます。

狭い船室もみんな一緒だと楽しい我が家!

操舵室を初体験。

最高の船舶調理技術を持つ司厨長から直々の説明。真剣なまなざしです。

学校の調理室とは勝手が違いますが、テキパキと調理が進みます。

船内の調理場。司厨長の指示を受けながら緊張の実習です。

「ウムウム、いいぞぉ。」

夕食は3年生の担当。 

鶏の南蛮揚げ。ナスの煮びたしやポテトも添えてボリューム満点。

「最高!」の船内ディナータイムでした。

そして、翌朝、朝食担当は2年生。 あんまりにもおいしくて、朝からおかわりする人が続出。

名残を惜しんで下船した生徒たち。 司厨長から「本船の司厨員として働いてくれ!」とスカウトされた生徒も。

本当は、乗船後すぐに沖だししてイカ釣り体験&釣ったイカ調理も計画していたのですが、荒天高波のため今回は港内に停泊したままの実習でした。 

沖には出られなかったけれど、2年生にとっても3年生にとっても最高の船舶調理実習でした。

 

産業教育の発表会

岩手県には様々な産業に関係する専門を学習する高校があります。「工業」「商業」「農業」「家庭」「看護・福祉」そして「水産」です。

岩手県の産業発展のためにこれらの高校を応援・支援(研究費の補助や備品資材の購入資金援助など)する組織として「岩手県産業教育振興会」という会があり、たくさんの企業や事業所の皆さんが会員になっています。

今日は、年に一度の「産業教育フォーラム」が盛岡で開かれました。応援・支援してくださっている皆さんを前にして、各部会の代表生徒が研究発表や実習製品の販売・展示などを行いました。

今回、本校は実習製品の販売で参加。開発した各種缶詰を関係の皆さんにアピールし、そして販売しました。

農業高校がリンゴや鉢植えのシクラメンを販売したり、工業高校がエコラン電気自動車を展示したり、看護の学科は血圧測定や手洗い体験をしていたり。会場は大いににぎわいました。

振興会会員企業の皆さんに各分野で頑張る生徒たちの熱意が十分伝わったと思います。

生徒たちにとっても、「こんなに自分たちを応援してくれている企業や事業所の人たちがいるんだ」ということが伝わったと思います。

振興会会員の皆様に感謝。そして、明日からも頑張ろう。生徒のみんな。

 

しおかぜ図書室開館中

誰でも気軽に入れるしおかぜ図書室。お昼休みにふらりと入ってみると生徒たちで静かに賑わっていました。

この本おもしろそうだね。

どれ読もうかな。話題の新刊本も次々と入っています。

私も1冊借りました。今晩と、明日の休日で読もうかな、と。 借りたのは「蒼太の包丁」。知ってる人は知っている、主人公蒼太が板前修行で繰り広げる料理の世界を題材にした人気の「マ」「ン」「ガ」です。

 本校図書室には、漫画であっても「いい物はいい」と置いています。 漫画にも感動だ!

 

 

キャッチボール

このところ寒い日が続きましたが、寒さが緩んでぽかぽか日差しの2校時、グラウンドに目をやると女子たちがキャッチボールとソフトボールをしています。今日の3年生の体育は外での活動だったようです。

私の世代と比較すると、今の世代はあんまり野球やソフトボールの経験がありません。ぎこちないキャッチボールについ注目。応援したくなります。

キャ~ッ。 投げた本人の思惑とは大分違う方向にボールが飛んでいき、それを一生懸命追っかけます!

なんだか見ているこっちも楽しくなるひとときでした。

 

柔道部がんばる

全国高等学校柔道選手権岩手県大会が18日19日と花巻市で開催されました。

昨年度、部員数不足から3人制で出場し、新人戦「優勝」を果たした本校柔道部。 今年度は部員数も増えて5人制で出場しています。 そして、今回は体格差を跳ね返して堂々のベスト8。 

メンバー勢揃い。今日は、ひとり用事があって欠席、5人そろって大会に出場しています。

大会が終わったところですが、悔しさをエネルギーにして早速今日から練習です。 日頃からがんばる柔道部、しっかり結果がついてきました。

頂点を目指せ! 柔道部。 応援しています。

 

 

父島に向けて出航!

りあす丸、本日13:00小笠原諸島父島に向けて出航しました。

今回の航海は「潜水体験航海」。久慈東高校5人・高田高校5人・そして本校5人、県内各校でスクーバダイビングを選択履修している皆さん15名での合同航海です。

久慈、宮古、高田と練習海域が違っても普段の潜水練習ではどこもクロソイやホタテ貝など寒流の親潮水域に生息する生き物たちを見ています。父島まで行くと水温は高いし、ツノダシやコバルトスズメなどカラフルな魚たちが勢ぞろい。まさに、カルチャーショックの楽しさです。

雨の中、南の海での潜水に期待しながら岸壁を離れていきました!

出港スタンバイ。乗組員の皆さんと専攻科1年生での作業です。

本科の皆さんはデッキサイドに勢ぞろい。

本校3年生、雨とうねりの入り込みでちょっと微妙な表情。心の中は燃えてます!

さよ〜ならぁ〜  小笠原まで片道3日間。 南の海を満喫してください!!

 

2年生進路ガイダンス

つい先日、3期末考査が終わったところの2年生。もうすぐ修学旅行の2年生。 脱力してのんびりしたい時期かもしれませんが今日は進路ガイダンス。

みんなが知っているイソップ物語の「うさぎとカメ」、コツコツとゴールを目指したカメが油断して居眠りしているウサギより早くゴールしたというあのお話です。

(先生)「さあ、みなさん。ウサギとカメの最大の違いは何だったのでしょう?」「答えはいく通りもあります。話し合ってみてください」

(生徒)「コツコツ努力することが大切で、油断をしたらダメってこと」先生「それも正解」

「それぞれの目線・意識はどう違うでしょう」「カメは常にゴール(目標)をまっすぐ見ていました。」「でも、ウサギはゴールよりもカメに意識がとられていたんじゃないでしょうか」「進路を考えるとき、何が大切なんでしょうか?」

 さあ、2年生、目ざすところはどこなんでしょうか? 考えなければ始まりません。 今ははっきりしない人もいるかもしれません。 でも、考え始めた時があなたの進路活動がスタートするときです。 焦らずとも動き出せ!2年生。応援します!

 

 

サケはえ縄作り

今日は1年生が実習船海翔の乗組員の皆さんから「サケはえ縄づくり」を教えていただくと聞いたので藤原ふ頭に見に行きました。

快晴の下、海翔のデッキは大賑わい。漁業のプロフェッショナルから教わる1年生は緊張の面持ちで頑張りました。

海翔 おもてのデッキは大賑わい。

「おーそうそう うまいじゃん」ほめられちゃいました。

針が8本に浮き1つ(だったかな?) 丁寧にコイルして針はスポンジに突き刺します。

マグロ縄とは全然違う、繊細な仕掛けです。

ボースン(甲板長)から教わる2人。幹縄に枝針を結んでいます。

近年、不漁のサケですが、とれ始めたら出番です。いつでも使える準備は万端。

 Come Back Salmon!!! 1年生の思いよとどけ!