学校ブログ
今日から3者面談
今日から3者面談がスタートしました。生徒・保護者・担任で話し合いをします。1期末テストの出来具合、学校での生活の様子、将来のこと、などについて各学年ごとの重みづけで話が進みます。
3年生はもちろん進路の話が中心です。就職希望者にとってはまさに決断の時。昨年度(R3年度)の求人票はこれまでにチェックを済ませました。それを参考にして自分の志望先を概ね絞ったうえで7月1日に解禁された今年度の求人票を待ち構えています。今年度の求人が出たらすかさず職場見学にGo!です。そして、9月16日が就職試験解禁。
進学希望者は、まさに、受験日に向けて努力あるのみ。志望校の試験日に向けて学科試験や小論文、面接試験の対策が進みます。
今回の面談で本人・保護者の意思確認ができたらあとは本番に向けて早め早めの準備あるのみです。
自分の順番が来るまではいつも通りの部活動。面談時間が近づいたら教室にGo!
面談で抜けるのでフルメンバーはそろいません。でも、元気な音はいつもどおりの太鼓部です。
熱中症対策も万全でした。
卒業後すぐに社会人になる人、専門学校や大学を経由して社会人になる人、歩む道順は異なりますが「自分の人生を切り拓くのは自分」という点は同じです。昭和や平成とは明らかに違う、SNSを当たり前に使い、AI(ロボット)が仕事の中にふんだんに入り込んでくるであろう令和の時代を今の生徒たちは生きていきます。
形どおりのことを覚えるだけでなく、それをどう使いこなして自分の道を切り拓いていくのかが求められます。
むつかしく考えすぎる必要はないけれど、新しいことに挑戦する気持ちだけはぜひとも身に着けてほしいと願っています。
盛岡にて
今日は盛岡に全県の高等学校長が集まりました。高校生が自ら命を絶つという出来事を二度と起こさないこと、また、教員による暴言や体罰を絶対に起こさないための厳重な注意喚起のためです。
人生100年といわれる時代においても高校生活はたったの3年間だけです。たったの3年間ですが、成年の一歩手前の多感な3年間は人生の中ではとてもとても大切な3年間です。
私たちは、生徒一人ひとりと真摯に向き合い、保護者の一人ひとりとわかりあいながらともに子供の成長を支援するという責任の重大さを再認識し、明日からの学校生活を過ごさなくてはと気持ちをひきしめた一日でした。近日中に学校では全職員参加の研修会を行います。
今日は、学校では専門のカウンセラーが来校する日でした。カウンセラー以外にも常日頃から生徒と寄り添い悩みを聞くのは担任であったり、部活動顧問であったり、教科や実習の先生だったりです。生徒とかかわるすべての先生が生徒の表情や話しぶりやしぐさを見守りながら接しています。
それは、ご家庭のお父さんやお母さんがお子さんを見守るのと同じものだと考えています。生徒の笑顔が私たちの一番のエネルギーです。
盛岡バスセンターが大分出来上がっていました。昭和から平成の盛岡の経済発展を支えてきたバスターミナルが生まれ変わろうとしている姿を見て、本校生徒たちが宮古での高校生活を心の糧にしてこれから日本中へ飛び立ち、自分の未来を切り拓いていく姿を想像しました。生徒の皆さんの無限の可能性を力一杯応援します。
赤飯、お煮しめに1年生が挑戦
今日は、宮古市内と田野畑から「食の匠」をお招きして食物科1年生が郷土料理作りに挑戦しました。
岩手県では、岩手の食文化の発信活動を促進し、地域活性化を促すために、永年培われてきた郷土料理等の優れた技術を有する方を「食の匠」として認定しています。今日はその匠から直接ご指導いただいて生徒たちは岩手の郷土料理を初めて自分の手で作りました。
これが今日のメニューです。お赤飯(おこわ)、お煮しめ、ヨーグルト寒天。
(赤飯の豆が少なく写ってしまいました、豆はたくさん入っています!)
「にんじんはこうむくんだよ。」こうやって基本から匠の技が生徒に伝わります。
「えっ、ゴボウの皮は包丁の背中で剥くんですか!」こう驚く1年生がとても新鮮!
伝統的な焼き豆腐は、串に刺して炭火で焼くので必ず穴が空いています。
実は、今日の豆腐は串焼きでないのを準備したので調理前にあえて穴を開けました。この穴から豆腐の中にまでつゆのおいしさが染みるのだそうです。
昆布を丁寧に結びます。
「お煮染めをどんぶりによそうときは、具材をバランス良くいれるんだよ。」って指導中。
蒸し上がったお赤飯、沿岸宮古のお赤飯は甘い豆を使います。小豆ではありません。
たくさん炊いたお赤飯はバットや大きなボウルに移し替えて手早く空気を入れて冷まします。むかしのご家庭で祝い事をするときは1升炊きは当たり前で、手早く冷まさないと、蒸した餅米の底の方や中の方がベタベタになるのだそうです。
手早く空気を通して熱を取った今日のお赤飯は一粒一粒がとてもしっかりしていました。
食の匠のご指導をいただき、1年生が作った今日の料理。とてもとてもおいしかったです。
日頃、ハンバーガーやフライドチキンなどファストフードが大好きな生徒たちも自分で作った今日の郷土料理を「おいしい」「おいしい」と食していました。さすがの匠の技でありました。
海翔 函館から帰港
中型実習船「海翔」171トン 本日09:00宮古港藤原ふ頭に入港着岸しました。
生徒会執行部の生徒を乗せて28日(火)に宮古港を出港。29日(水)30日(木)を函館で過ごし、7月1日(金)本日ここ宮古港に帰港しました。
出発前のイェ~ッ
曇天模様の宮古港を出港! アッパーブリッジデッキで意気揚々。
乗ったらまずは救命胴衣の着方、そして避難訓練。何かあったとき、命を守るのは自分です。
海翔の食事のおいしさはお墨付き。生徒も食事当番で入ります。
日頃の調理実習室と違って狭いし揺れるし、でもそれもいい経験。
じゃーん。船のご飯にみんな大満足。
到着した日の函館は梅雨前線の影響で雨風強く船内活動のみ。生徒会の活動についてみんなで話し合いました。
翌30日には天気も回復、函館の歴史的な建物等を自主研修しました。
梅雨前線の北上が予想外に早く、陸サイドでは船の揺れ等を心配していたのですが帰ってきた生徒たちはみな「楽しかったです」と大満足。多少酔ったようですが、それよりも乗船体験と函館への旅の喜びが断然勝った生徒会研修乗船でした。
6校時に校舎内を歩いてみたら
6校時、校舎内を歩いてみると各教室から先生と生徒の活気のある声が聞こえてきました。今回は食物科3年生の選択授業にお邪魔しました。
こちら「服飾」の授業 ハーフパンツの製作中
チャコペーパー(複写用紙)とルレット(ギザギザローラー)を使いこなして、型紙から布地に線をつける作業中
型紙をまち針でしっかり布地に固定して 次がチャコとルレットの出番です。
ここどうすんだっけ? え~っと 確認しながら進めます
各自がお気に入りの布地を選んでマイハーフパンツをつくります。
仕上がりが楽しみです。今年も、水高祭(文化祭)で展示するのかな。
さて、こちらは選択授業のもう一方「英会話」のクラスです。「英語でディベート(討議)してみよう」が進行中。
テーマは「企業の週4日制について」班に分かれて意見を集約します。今日は全員が肯定派の立場で考えました。
先生、難しいっすよ。 そりゃそうだ。日本語でも難しいのに英語だからね。
日本語の文章を作ってから英語に置き換えているとスムーズな会話のやりとりが出来ません。
感じることを最初から英語で組み立てる。
国際時代を生きていくために、世界共通語になっている英語を使って自分の考えていることを相手に伝える。
私の固い頭より、生徒たちの対応力(会話力)はたいしたもんだといつも感心しています。
バドミントン部混合ダブルス
バドミントン部の3年生は今日で部活動引退だそうで、校内練習試合をしました。先生たちも入って生徒とダブルスを組んでの試合です。
私も入れてもらって・・・ 出だしは快調?
でも、すぐに運動不足のボロが出て・・・パートナーは必死で頑張ってくれたのですが。無念、勝てなかったです。
汗の量と、無駄な動きは1位だったと自負しています。ありがとう、バド部。楽しかったです。
さあ、明日から生徒たちは進路活動に集中です。時々は体を動かして、部活動で鍛えた体力と精神力で進路実現に向かって頑張るのだ。ファイト!!
包丁砥ぎ講習会
今日明日と食物科全学年で包丁砥ぎ講習会が行われます。講師は大阪堺の刃物を作っている専門の業者さんです。本校生徒たちはプロ仕様の各種包丁を使って実習に励みますが、切れない包丁では最高の料理(特に和食)は作れません。料理人としての心構えからはじまり包丁砥ぎの大切さを深く学びました。
「挨拶は料理人の基本です。挨拶ができる人は人に信用されます。そしてお金持ちになります。そんな人に社長は給料を払いたくなるからです。」
「また、出世していく人は他人の悪口を言わない人です。そんな人は皆から信頼されるからです。」
「まだ、履歴書がなかった時代、料理人として雇うかどうかはまずその人の使っている包丁を見ました。包丁一本の手入れの仕方にその人の調理への思いや真剣さが現れます。包丁を研ぐということは自分の心を砥ぐということです。」
さすが包丁のプロ、説明の一つ一つに説得力がありました。
各種包丁の解説
荒砥石、中砥石、仕上げ砥石 それぞれ切れる包丁に砥げます。でも切り口が問題です。日本食のお刺身などは切り口で味が変わります。そのためには仕上げ砥石まで使って砥ぐことが求められます。片刃の和包丁を外国の方が買っていく理由は洋包丁をはるかにしのぐ切れ味なのです・・・・ フムフム
シャッ、シャッ、シャッ だんだんと生徒たちが砥ぐ音もリズミカルになっていきました。
包丁は料理人の命。包丁を作るプロからとても大切なことをたくさん学んだ実習でした。
焼きビーフン!
食物科2年生、今日の調理実習は「焼きビーフン」。昨日ほどではありませんが暑い暑い調理室で熱心に調理が進んでいました。
ビーフンとの相性を考慮して、にんじんはほそーいスライスです。しいたけはほどよい薄切りで。
一見、肉と見間違えました。グレープフルーツの果肉を丁寧に取り出しています。
話しかけるのも気が引ける「炒め」。 でも、しっかり油がにじんだ中華鍋と強火力で、炒め作業も慌てることなく進みました。
調理室にはまだエアコンがないため、扇風機で暑さしのぎです。
「焼きビーフン」「うずら卵と小松菜のスープ」「グレープフルーツかん」のできあがり。
今日はどこが一番難しかったですか? と聞いてみると 「穴の空いたグレープフルーツの容器に寒天を流し込むときにこぼれ出ないようにするのが一番緊張しました」との返事。
安定感を出すため、グレープフルーツの底は切り取られていました。そこに、最初静かに寒天を流し込んで薄い膜を作った後、徐々に果肉入り寒天を流し込んだそうです。聞かなければわからないこの苦労。技に感心!
ちなみに、「校長先生1ついかがですか」の一声をいただき、ありがたく試食を。これでもかというほどに果肉たっぷり、そしてほどよい甘さとグレープフルーツ独特の酸っぱさが口に広がり最上の仕上がりでした。夏に最高のデザートですね。
2年生が調理している立ち居振る舞いがだんだんと落ち着きを増してきた気がした実習風景でした。
わぁーい冷房!イェ~ッ
熱中症対策として、本校では昨年度にエアコンを整備し、今年度から使用できるようになりました。
土曜日、日曜日にはここ沿岸宮古でも34℃を記録。今日も気温がぐんぐん上がり、お昼休みには31℃に。
本校初のエアコンスイッチが事務室で操作されました。
すかさず、教室に行ってみると。
「最高で~す」「もう死にそうでした」の声が。
既に、中学校ではエアコンが整備されていて、中学時代からエアコンのある環境で育ってきた生徒たち。
水産高校126年の歴史の中、エアコンの効いた教室で授業を受けるのはあなたたちが初めてなのですぞ!!(パソコン室除く)
扇風機を併用し、コロナ対策で換気も行い、涼しい環境で勉学に励む生徒たちでありました。
家庭クラブ総会
本校家庭クラブは ①明るく民主的な家庭生活の実現 ②家庭での自己存在を認識し、家庭や社会に奉仕する ③他校と親睦を図り、国際的視野を広める という3つの目標の下、食物科の生徒全員が加入して活動しています。
今日の総会では、昨年度の活動を振り返り、今年度の計画を確認しました。
まずは今年度の家庭クラブ役員の紹介から。
1年生のために、役員が「家庭クラブとは何か」をレクチャー。
決算報告、活動計画・・・総会はスムーズに進行。
最後は、研究発表です。
3年生が活動中のSDGs資源循環型農業(コンポスト利用で生ゴミを減らそう)を発表しました。
家庭科で解決すべき(探求すべき)課題の対象には3つの段階があります。
1つ 「身近な家庭内の食生活や住環境問題など」 2つ 「地域コミュニティーとしての課題」 3つ 「国や地球レベルの環境問題や戦争を含む社会問題など」
私たち人間が生きていくための基本単位は「家庭」です。ミクロの視点、マクロの視点で人間生活の諸課題について探求するのが家庭クラブです。
ちなみに、研究発表はグループ単位で活動し、会員個人は「プロジェクト学習」として個人単位でも課題を設定して探求します。こちらの発表も生徒の視点(課題の設定)が新鮮で発表会が今からとても楽しみです。