学校ブログ

カッターレース大会

今日は待ちに待った宮古港カッターレース大会本番です。この日のために放課後も練習してきた1年生チーム。持てる力を存分に発揮しました。

出艇まえのアトラクションは本校太鼓部、盛大に盛り上がりました。洋上では消防艇からの放水も!

ガスのかかった宮古港に太鼓の音が響き渡ります。

さあ、いよいよ第4レース、1年生チーム出艇準備!!

あれっ、これどうすんだっけ。ライジャケ着用もやや緊張。

乗船終了。補助艇にひかれてスタートブイへ。

各艇、スタート地点につきました。一緒にレースするのはアームストロング(合同庁舎チーム)、おなごぶり(市民チーム)です。

よーい、バンッ!! 一斉にスタートします。 スタートダッシュ「いちっ、にっ、さんっ」「いちっ、にっ、さんっ」

320mの折り返し地点で回頭、トップは水高かおなごぶりか?接戦です。

ごお〜るっ。1年生4分50秒、おなごぶり4分53秒、アームストロング5分22秒  

なんと、初出場の1年生 第4レースを1位でゴール!! 素晴らしい漕ぎっぷりでした。

今年は14チームの出場でした。各チーム予選で2レース漕いでタイムレース。決勝進出は3チームのみ。

本校一年生チームは第7レースで本日2回目の出艇。タイムは4分43秒。疲れを微塵も見せず1レース目よりもタイムを縮めたものの残念ながら決勝には残れませんでした。決勝に残ったのは「宮古消防署」「オール鍬ケ崎」「市役所」、どこもさすがの強豪チーム。

そして優勝は「宮古消防署」チーム、4分07秒。昨年に続き2連覇!! 1秒差で2位は「オール鍬ケ崎」 3位は「市役所」。

本校1年生チーム、2レースを終えた後本部席に来て「校長先生、僕たち絶対来年も出たいっす」「決勝タイムは何秒ですか?」・・・「うぇー、早いっ」「でも、負けないっす」

本気で優勝を目指して練習してきた1年生。初めての挑戦で5分の壁を悠々破ったあなたたちは本物だ!

来年の優勝を心から応援します!!   打倒、消防署チーム!!  来年は水高2年生チームが優勝だ。

 

 

みやこハーバーラジオから参りました

みやこハーバーラジオから参りました○○と申します。本日は取材のお願いに参りました。

校長室にやってきたのは本校2年生の2人。インターンシップで昨日と今日の2日間ハーバーラジオさんで番組制作の勉強をしていたのです。

番組内容や時間配分を自分たちで考えて番組を作りました。

作った番組は「宮古水産高校紹介(13分番組)」 今日は、本校生徒会担当の先生にインタビューに来ました。

担当の先生にインタビューする前に、校長に挨拶をする。業界人としてのマナーも学んでいます。

なんと、ハーバーラジオさんにインターンシップ生としての名刺まで作っていただき、名刺交換の作法まで教わっていました。

私とのお話はほどほどに、次は応接室でのインタビューが待っています。

「水高祭の特色を教えてください。」「コロナが収まったらどんな水高祭がしたいですか?」録音マイクを向けてインタビューが繰り広げられました。インタビューをしたのがお昼前、そして、17:15から放送本番。

 本当のエフエム放送で話させていただきました。「ただいまから宮古水産高校を紹介します。私、宮古水産高校2年の・・・・」

始まりと終わりは「校歌」、学校紹介やインタビューの様子を流すときのBGMには静かに応援歌「捲いた錨よ(私、この曲大好きです)」。

きっと、たくさんの人がほっこりした気分で番組を聞いてくださったと思います。

 インターンシップは2年生全員が体験しました。ハーバーラジオさん以外にも「宮古ひかりこども園」「浄土ヶ浜パークホテル」「丸友しまか」「市立図書館」「県立水産科学館」「ホーマック」「共和水産」「肉の横沢」「産直いちば」「丼の店おいかわ」、それぞれすべての事業所で素晴らしい体験をさせていただきました。

ご協力くださいました皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

ボディー!ボディー!!ボディー!!!

今日も活気のあるボクシング部。

ボスッ ボスッ バシッ

腹筋に力を入れて、相手に打たせる練習です。

見ているこっちも腹に力が入ります。

試合でボディーブローを打たれても耐えられる強い腹筋を作っています。

「腕だけで打たずに、腰を入れて!こうっ!!」指導にも力が入ります。

1年生、10月のデビュー戦に向けて連日頑張っています。

 

1年生真空を実感

食物科1年生、今日の「生活産業基礎」の授業は加工技術の勉強で「真空パック」の作成を体験しました。

本校の海洋生産科の食品実習場には本格的な真空パック機があります。通常は水産加工品を製造するために使いますが今日はその機械を使って食物科の皆さんが真空パック作りを体験しました。

指導するのは普段習っている食物科の先生とは違います。食品製造を専門に教えている水産の先生です。

専用の袋に、各自が準備した内容物を入れました。

さあ、機械に入れましょう。

どんどん圧力が下がります。圧力ゲージを見る目も真剣。

「キャーッ 私のマスコット人形が・・・・」

先生から、事前に「やわらかいものを入れるとぺったんこになって面白いよ」と教えられていた生徒たち。あまりのぺったんこさにびっくり。

せっかくパックした袋から人形さんを救出するため思わず開封してしまいました。真空パワーを実感です。

食品資源コースではこの機械を使って水産加工品として「タラとポム(真鱈とリンゴのイタリアン)」を作っています。冷凍真空パックで湯煎したらすぐに食べられるおいしいイタリアンです。

今日、体験した食物科1年生、今度は海洋生産科食品資源コースで作った製品を使って美味しい料理作りにもチャレンジしてくださいね。

 

人気の小型船舶教習

先ほど宮古湾ヨットハーバーに行ってみると海洋生産科3年生が小型船舶教習をしていました。今日は2艇ある教習艇のうち1艇は防波堤の向こう側の広いところで「蛇行練習」、もう1艇はハーバーの桟橋を使って離着岸練習でした。

本校では、大型船を操船するための「海技士免許」の取得とともに、小型船を操縦するための「小型船舶操縦士免許」を取得できます。将来、国際航海に出たい生徒や大型貨物船に乗りたい生徒は「海技士」を、沿岸でのサッパ船や定置網船で働きたい生徒は「小型船舶操縦士」が必要になります。

やっていて楽しい操船練習は生徒に大人気の実習です。

1度に教習できる生徒は3人まで。生徒は交代しながらハンドルを握ります。

「離岸します」「前よし、後ろよし、右よし、左よし」 「後ろよし、前よし」

自動車の教習所と同じで動作とともに声出しが必須です。

ここまで来れば一安心。予定の位置まで後進を続けます。

離岸が完了したら、すぐに着岸の練習です。「着岸点良し」「発進します。前良し、後ろ良し、右良し、左良し!」

「着岸準備願います」

フック(カギ付き棒)で船体を引き寄せるのはアシスタントの生徒。

教官から「では、クリート留めしてください」と指示が出ると テキパキと岸壁のクリート(係留金具)に舫いロープを結びつけました。手早い作業に感心、感心。

「自分は、子どもの頃から親の船の手伝いをしていたのでだいたい慣れてます」

いやいや、だいたいと言うより、たいしたもんです。自信を持ってください!

梅雨空の下での離着岸実習でした。

 

今日の授業風景

Speaking test の食物科1年生  先生の問いかけに英語で受け答えしています。 私は何を聞かれるのかしら?と見守るクラスメイトもやや緊張でした。

海洋生産科の一年生は「免疫」の勉強。先生を困らせるほどの活発な質問が飛び交う教室でした。

「シーン・・・」とした教室では食物科3年生が

「2次創作」の勉強で、「ももたろう」を自分なりの新しい解釈で執筆中。「新説ももたろう」どんな作品が生まれようとしているのか。完成が楽しみです。

午後から1年生は性教育講話「ハッピーバース講演会」です。助産師の先生からわかりやすく「生」と「性」を学びました。

性教育とは生き方教育 健康や人権にまで及ぶ人としてのあり方教育なのです。

隣の人とジャンケンして「勝った人はもう一人の人をとにかく褒めてください」褒めてもらった人は大きく万歳して「アリガトー」って言ってみましょう。

「アリガトー」があふれる教室で海洋生産科も食物科も男子も女子も「ハッピーバース」を自分ごととして考えられる大人に近づきました。

 

 

高校生のお弁当

いつものようにいい香りに誘われて調理実習室に行ってみました。

が・・・・ いつになくぴりぴりした雰囲気で声をかけるのも気が引ける雰囲気です。少し手が空いた生徒に聞いてみると、「今日は調理検定の練習で時間を計ってやってます」とのこと。

どうりで、先生を見てみるとストップウォッチを持っています。「はいっ できました」(間に合った生徒) 「ハイッ 今50分です。」(先生の声)  本番では調理開始から50分以内にお弁当を完成させることはもちろん調理器具の洗い物からかたづけ、台拭きまですべて終えなくてはなりません。

う~ん おいしそう

これもおいしそう

もちろんこれもおいしそう

もりつけ、見栄え、栄養バランス、カロリー すべて各自で考えたお弁当です。

このあと、みなさん自分のお弁当を喫食です。

使った食材の切れ端もお弁当の横に並べて試験官のチェックを受けます。

本番当日は県内他校の先生方が試験官。生徒の緊張も今日以上になります。

慣れた手つきの卵焼き

マッシュルームのバターソテー  写真ではお伝えできないこの緊張感

時間内に間に合いそうな皆さんはややゆとり

落ち着いた盛り付け作業です

洗って、拭いて、このあと調理台まで拭いたら「ハイッ 先生できました!」と報告

 

プロの料理人になるために「限られた時間内に」「最高の品質のお料理を」「大量に(今回は自分の分だけです)」必須3要素のトレーニングです。

でも、おいしそうなお弁当の数々、食べてみたいなあ。 が本音の見学でした。

 

宮古港カッターレース大会まであと少し

今日の海洋生産科1年生の水産海洋基礎実習は「カッター(12人こぎボート)」です。宮古の夏の風物詩「宮古港カッターレース大会」は7月17日(日)開催。本番まであと1週間と少し。生徒たちの練習にも熱がこもっていました。

低い雲なのかヤマセ(海上からの移流霧)なのか、天気は重いが気分は晴れやか1年生。

「どう。カッターは面白い?」  「はいっ、楽しいです。」「オレたち、早くなったんですよ!」うれしそうに話す1年生でした。

沖出し前のウォームアップ。「いちっにっさんっ」「いちっにっさんっ」号令係のかけ声も様になっていました。

桟橋を離れると、すぐに防波堤の裏に入って見えなくなってしまいました。今日は、ターン(折り返し)の練習をしたそうです。

さあ、本番ではどんなレースを見せてくれるのか。楽しみです。

 

 

りあす丸はDockへ

本日、りあす丸は整備点検のため宮城県塩釜市のDock(造船所)に向けて宮古を出港しました。

船齢(船の年齢)20年、いろんなところにガタが出ますが定期的な整備により安全な実習航海を継続しています。

Dock向けは生徒の漁業実習がないので乗組員数も最小限。でも、専攻科生はDock工事の勉強のためにしっかりと乗船しています。

専攻科生徒ともに乗船して、しっかりアッパーブリッジデッキでカメラを陸に向けているのは・・・・

本校副校長。副校長も一緒にDock向け航海実習(体験)です。

行ってらっしゃいりあす丸。しっかり整備してもらって、リフレッシュして元気に帰ってくるのだぞ!

宮古に戻ってくるのは8月19日(金)の予定です。

 

マリン部にお邪魔しました

ヤマセがうっすらと押し寄せてきて少しむしっとした今日の午後、プールを覗くとマリン部が練習していました。

「○○君面談は?」「4時からです。だからまだまだ泳げます。」「○○君は」「自分は金曜日です!」3者面談は気になるようですが、時間を気にしながらがんばって練習をする部員たちでした。

実は私も水着を準備していて一緒に泳がせてもらいました。

「校長先生、泳げるんですか?」 「もちろんさ!!」

今日から3者面談

今日から3者面談がスタートしました。生徒・保護者・担任で話し合いをします。1期末テストの出来具合、学校での生活の様子、将来のこと、などについて各学年ごとの重みづけで話が進みます。

3年生はもちろん進路の話が中心です。就職希望者にとってはまさに決断の時。昨年度(R3年度)の求人票はこれまでにチェックを済ませました。それを参考にして自分の志望先を概ね絞ったうえで7月1日に解禁された今年度の求人票を待ち構えています。今年度の求人が出たらすかさず職場見学にGo!です。そして、9月16日が就職試験解禁。

進学希望者は、まさに、受験日に向けて努力あるのみ。志望校の試験日に向けて学科試験や小論文、面接試験の対策が進みます。

今回の面談で本人・保護者の意思確認ができたらあとは本番に向けて早め早めの準備あるのみです。

自分の順番が来るまではいつも通りの部活動。面談時間が近づいたら教室にGo!

面談で抜けるのでフルメンバーはそろいません。でも、元気な音はいつもどおりの太鼓部です。

熱中症対策も万全でした。

卒業後すぐに社会人になる人、専門学校や大学を経由して社会人になる人、歩む道順は異なりますが「自分の人生を切り拓くのは自分」という点は同じです。昭和や平成とは明らかに違う、SNSを当たり前に使い、AI(ロボット)が仕事の中にふんだんに入り込んでくるであろう令和の時代を今の生徒たちは生きていきます。

形どおりのことを覚えるだけでなく、それをどう使いこなして自分の道を切り拓いていくのかが求められます。

むつかしく考えすぎる必要はないけれど、新しいことに挑戦する気持ちだけはぜひとも身に着けてほしいと願っています。

 

 

盛岡にて

今日は盛岡に全県の高等学校長が集まりました。高校生が自ら命を絶つという出来事を二度と起こさないこと、また、教員による暴言や体罰を絶対に起こさないための厳重な注意喚起のためです。

人生100年といわれる時代においても高校生活はたったの3年間だけです。たったの3年間ですが、成年の一歩手前の多感な3年間は人生の中ではとてもとても大切な3年間です。

私たちは、生徒一人ひとりと真摯に向き合い、保護者の一人ひとりとわかりあいながらともに子供の成長を支援するという責任の重大さを再認識し、明日からの学校生活を過ごさなくてはと気持ちをひきしめた一日でした。近日中に学校では全職員参加の研修会を行います。

今日は、学校では専門のカウンセラーが来校する日でした。カウンセラー以外にも常日頃から生徒と寄り添い悩みを聞くのは担任であったり、部活動顧問であったり、教科や実習の先生だったりです。生徒とかかわるすべての先生が生徒の表情や話しぶりやしぐさを見守りながら接しています。

それは、ご家庭のお父さんやお母さんがお子さんを見守るのと同じものだと考えています。生徒の笑顔が私たちの一番のエネルギーです。

盛岡バスセンターが大分出来上がっていました。昭和から平成の盛岡の経済発展を支えてきたバスターミナルが生まれ変わろうとしている姿を見て、本校生徒たちが宮古での高校生活を心の糧にしてこれから日本中へ飛び立ち、自分の未来を切り拓いていく姿を想像しました。生徒の皆さんの無限の可能性を力一杯応援します。

 

 

赤飯、お煮しめに1年生が挑戦

今日は、宮古市内と田野畑から「食の匠」をお招きして食物科1年生が郷土料理作りに挑戦しました。

岩手県では、岩手の食文化の発信活動を促進し、地域活性化を促すために、永年培われてきた郷土料理等の優れた技術を有する方を「食の匠」として認定しています。今日はその匠から直接ご指導いただいて生徒たちは岩手の郷土料理を初めて自分の手で作りました。

これが今日のメニューです。お赤飯(おこわ)、お煮しめ、ヨーグルト寒天。

(赤飯の豆が少なく写ってしまいました、豆はたくさん入っています!)

「にんじんはこうむくんだよ。」こうやって基本から匠の技が生徒に伝わります。

「えっ、ゴボウの皮は包丁の背中で剥くんですか!」こう驚く1年生がとても新鮮!

伝統的な焼き豆腐は、串に刺して炭火で焼くので必ず穴が空いています。

実は、今日の豆腐は串焼きでないのを準備したので調理前にあえて穴を開けました。この穴から豆腐の中にまでつゆのおいしさが染みるのだそうです。

昆布を丁寧に結びます。

「お煮染めをどんぶりによそうときは、具材をバランス良くいれるんだよ。」って指導中。

蒸し上がったお赤飯、沿岸宮古のお赤飯は甘い豆を使います。小豆ではありません。

たくさん炊いたお赤飯はバットや大きなボウルに移し替えて手早く空気を入れて冷まします。むかしのご家庭で祝い事をするときは1升炊きは当たり前で、手早く冷まさないと、蒸した餅米の底の方や中の方がベタベタになるのだそうです。

手早く空気を通して熱を取った今日のお赤飯は一粒一粒がとてもしっかりしていました。

食の匠のご指導をいただき、1年生が作った今日の料理。とてもとてもおいしかったです。

日頃、ハンバーガーやフライドチキンなどファストフードが大好きな生徒たちも自分で作った今日の郷土料理を「おいしい」「おいしい」と食していました。さすがの匠の技でありました。

 

海翔 函館から帰港

中型実習船「海翔」171トン 本日09:00宮古港藤原ふ頭に入港着岸しました。

生徒会執行部の生徒を乗せて28日(火)に宮古港を出港。29日(水)30日(木)を函館で過ごし、7月1日(金)本日ここ宮古港に帰港しました。

出発前のイェ~ッ

曇天模様の宮古港を出港! アッパーブリッジデッキで意気揚々。

乗ったらまずは救命胴衣の着方、そして避難訓練。何かあったとき、命を守るのは自分です。

海翔の食事のおいしさはお墨付き。生徒も食事当番で入ります。

日頃の調理実習室と違って狭いし揺れるし、でもそれもいい経験。

じゃーん。船のご飯にみんな大満足。

到着した日の函館は梅雨前線の影響で雨風強く船内活動のみ。生徒会の活動についてみんなで話し合いました。

翌30日には天気も回復、函館の歴史的な建物等を自主研修しました。

梅雨前線の北上が予想外に早く、陸サイドでは船の揺れ等を心配していたのですが帰ってきた生徒たちはみな「楽しかったです」と大満足。多少酔ったようですが、それよりも乗船体験と函館への旅の喜びが断然勝った生徒会研修乗船でした。

 

 

6校時に校舎内を歩いてみたら

6校時、校舎内を歩いてみると各教室から先生と生徒の活気のある声が聞こえてきました。今回は食物科3年生の選択授業にお邪魔しました。

こちら「服飾」の授業  ハーフパンツの製作中

チャコペーパー(複写用紙)とルレット(ギザギザローラー)を使いこなして、型紙から布地に線をつける作業中

型紙をまち針でしっかり布地に固定して 次がチャコとルレットの出番です。

ここどうすんだっけ?  え~っと  確認しながら進めます

各自がお気に入りの布地を選んでマイハーフパンツをつくります。

仕上がりが楽しみです。今年も、水高祭(文化祭)で展示するのかな。

さて、こちらは選択授業のもう一方「英会話」のクラスです。「英語でディベート(討議)してみよう」が進行中。

テーマは「企業の週4日制について」班に分かれて意見を集約します。今日は全員が肯定派の立場で考えました。

先生、難しいっすよ。  そりゃそうだ。日本語でも難しいのに英語だからね。

日本語の文章を作ってから英語に置き換えているとスムーズな会話のやりとりが出来ません。

感じることを最初から英語で組み立てる。

国際時代を生きていくために、世界共通語になっている英語を使って自分の考えていることを相手に伝える。

私の固い頭より、生徒たちの対応力(会話力)はたいしたもんだといつも感心しています。

 

 

バドミントン部混合ダブルス

バドミントン部の3年生は今日で部活動引退だそうで、校内練習試合をしました。先生たちも入って生徒とダブルスを組んでの試合です。

私も入れてもらって・・・ 出だしは快調?

でも、すぐに運動不足のボロが出て・・・パートナーは必死で頑張ってくれたのですが。無念、勝てなかったです。

汗の量と、無駄な動きは1位だったと自負しています。ありがとう、バド部。楽しかったです。

さあ、明日から生徒たちは進路活動に集中です。時々は体を動かして、部活動で鍛えた体力と精神力で進路実現に向かって頑張るのだ。ファイト!!

 

 

 

包丁砥ぎ講習会

今日明日と食物科全学年で包丁砥ぎ講習会が行われます。講師は大阪堺の刃物を作っている専門の業者さんです。本校生徒たちはプロ仕様の各種包丁を使って実習に励みますが、切れない包丁では最高の料理(特に和食)は作れません。料理人としての心構えからはじまり包丁砥ぎの大切さを深く学びました。

「挨拶は料理人の基本です。挨拶ができる人は人に信用されます。そしてお金持ちになります。そんな人に社長は給料を払いたくなるからです。」

「また、出世していく人は他人の悪口を言わない人です。そんな人は皆から信頼されるからです。」

「まだ、履歴書がなかった時代、料理人として雇うかどうかはまずその人の使っている包丁を見ました。包丁一本の手入れの仕方にその人の調理への思いや真剣さが現れます。包丁を研ぐということは自分の心を砥ぐということです。」

さすが包丁のプロ、説明の一つ一つに説得力がありました。

各種包丁の解説

荒砥石、中砥石、仕上げ砥石 それぞれ切れる包丁に砥げます。でも切り口が問題です。日本食のお刺身などは切り口で味が変わります。そのためには仕上げ砥石まで使って砥ぐことが求められます。片刃の和包丁を外国の方が買っていく理由は洋包丁をはるかにしのぐ切れ味なのです・・・・   フムフム

シャッ、シャッ、シャッ   だんだんと生徒たちが砥ぐ音もリズミカルになっていきました。

包丁は料理人の命。包丁を作るプロからとても大切なことをたくさん学んだ実習でした。

 

焼きビーフン!

食物科2年生、今日の調理実習は「焼きビーフン」。昨日ほどではありませんが暑い暑い調理室で熱心に調理が進んでいました。

ビーフンとの相性を考慮して、にんじんはほそーいスライスです。しいたけはほどよい薄切りで。

一見、肉と見間違えました。グレープフルーツの果肉を丁寧に取り出しています。

話しかけるのも気が引ける「炒め」。 でも、しっかり油がにじんだ中華鍋と強火力で、炒め作業も慌てることなく進みました。

調理室にはまだエアコンがないため、扇風機で暑さしのぎです。

「焼きビーフン」「うずら卵と小松菜のスープ」「グレープフルーツかん」のできあがり。

今日はどこが一番難しかったですか? と聞いてみると 「穴の空いたグレープフルーツの容器に寒天を流し込むときにこぼれ出ないようにするのが一番緊張しました」との返事。

安定感を出すため、グレープフルーツの底は切り取られていました。そこに、最初静かに寒天を流し込んで薄い膜を作った後、徐々に果肉入り寒天を流し込んだそうです。聞かなければわからないこの苦労。技に感心!

ちなみに、「校長先生1ついかがですか」の一声をいただき、ありがたく試食を。これでもかというほどに果肉たっぷり、そしてほどよい甘さとグレープフルーツ独特の酸っぱさが口に広がり最上の仕上がりでした。夏に最高のデザートですね。

2年生が調理している立ち居振る舞いがだんだんと落ち着きを増してきた気がした実習風景でした。

 

わぁーい冷房!イェ~ッ

熱中症対策として、本校では昨年度にエアコンを整備し、今年度から使用できるようになりました。

土曜日、日曜日にはここ沿岸宮古でも34℃を記録。今日も気温がぐんぐん上がり、お昼休みには31℃に。

本校初のエアコンスイッチが事務室で操作されました。

すかさず、教室に行ってみると。

「最高で~す」「もう死にそうでした」の声が。

既に、中学校ではエアコンが整備されていて、中学時代からエアコンのある環境で育ってきた生徒たち。

水産高校126年の歴史の中、エアコンの効いた教室で授業を受けるのはあなたたちが初めてなのですぞ!!(パソコン室除く)

扇風機を併用し、コロナ対策で換気も行い、涼しい環境で勉学に励む生徒たちでありました。

家庭クラブ総会

本校家庭クラブは ①明るく民主的な家庭生活の実現 ②家庭での自己存在を認識し、家庭や社会に奉仕する ③他校と親睦を図り、国際的視野を広める という3つの目標の下、食物科の生徒全員が加入して活動しています。

今日の総会では、昨年度の活動を振り返り、今年度の計画を確認しました。

まずは今年度の家庭クラブ役員の紹介から。

1年生のために、役員が「家庭クラブとは何か」をレクチャー。

決算報告、活動計画・・・総会はスムーズに進行。

最後は、研究発表です。

3年生が活動中のSDGs資源循環型農業(コンポスト利用で生ゴミを減らそう)を発表しました。

家庭科で解決すべき(探求すべき)課題の対象には3つの段階があります。

1つ 「身近な家庭内の食生活や住環境問題など」 2つ 「地域コミュニティーとしての課題」 3つ 「国や地球レベルの環境問題や戦争を含む社会問題など」

私たち人間が生きていくための基本単位は「家庭」です。ミクロの視点、マクロの視点で人間生活の諸課題について探求するのが家庭クラブです。

ちなみに、研究発表はグループ単位で活動し、会員個人は「プロジェクト学習」として個人単位でも課題を設定して探求します。こちらの発表も生徒の視点(課題の設定)が新鮮で発表会が今からとても楽しみです。