学校ブログ

1年生缶詰づくりに挑戦

 海洋生産科1年生、缶詰づくりに初挑戦。本校では2年生から「船舶運用コース」と「食品資源コース」に分かれます。1年生の時には船の実習も、食品実習も、養殖実習も様々行います。

 今日の水産海洋基礎の授業は「缶詰実習」でした。2,3年生の様に大量には作りません。魚もフィッシュカッターを使わず手切りです。そして、味付けも今回は・・・・ピーマンを入れたりにんにくやダイコン、ゴボウを入れたり、オリジナリティーを追求。

完成後、3か月程度過ぎたあたりが味が染みて食べごろです。ワクワクの1年生です。

頭落としはともかくとして、内臓抜きには四苦八苦!

 ヌルヌルイカも缶詰に              調味液は水煮用にしました

 何をやっても楽しい盛りの1年生

 各自、自信のオリジナル具材缶詰 どんな味に仕上がるのか??

 殺菌釜にいれたらあとは待つだけ 

 さあ、自慢のオリジナル缶詰を作った1年生たち、試食するのは3か月後?(もっと早くにやっちゃうかも)

 水産海洋基礎の授業で行います。

 ちなみに、缶詰は通常3年間の賞味期限をつけます。

 錆びてピンホールがあかない限り10年たっても食べられるわけではありますが、これも食品保存の勉強です。

 

 

実習船「海翔」イカ釣り実習

 今日は3年生のイカ釣り実習で先ほど実習船「海翔」が出港していきました。

 集魚灯をつけてイカを集め、擬餌針(イカ角)を使って手釣りと竿釣りでイカを狙います。

 釣り好きが多く、マイロッドを持参する生徒も多数です。

 イカも大不漁の状況ですが、なんとか技術と気合いでゲットするのだ!頑張れ最上級生3年生。

 あと、今回は海洋生産科の生徒とともに食物科の〇君も同乗しています。彼は卒業後、民間船の司厨員として働く予定なので、就職前の船内調理練習です。彼にとっては初めての乗船です。

                         イカ釣りグッズ 

 やる気満々3年生、今日の漁場は宮古湾口を出て水深75mあたり。

 ベテラン司厨長とスタッフ、そして、初乗船で緊張の〇君。心配するな、みんな初めは緊張なのだ。

「船内調理では、にんじんが転がらないように、全部まずは半分にするのだぞ」「フムフム」

 さて、明日の釣果報告と食事の感想が楽しみです。

 

 

宮古下閉伊地区高校芸術展

 今日12月4日(土)13:00-17:00と明日09:00-16:00、宮古市民文化会館で高校芸術展が開催されています。今日は午後から顔を出してきました。

 山田高校、宮古高校、宮古北高校、宮古商工高校、宮古恵風支援学校そして本校の6校の芸術作品が勢ぞろい。

 絵画、習字、写真、フラワーアレンジメント・・・すごい、うまい、さすが、おもしろい。満ち足りた気分で帰ってきました。

 会場は混んでいません、というより、すいています、入場料無料。密じゃないです。予約も不要。

 ぜひ、多くの皆さんに高校生の力作を鑑賞していただきたいと思います。

 

宮古高校文芸部の小説集「インクが出るまで螺旋を描いて」が持ち帰り自由で準備されていました。

 少々立ち読みしたらとまらなくて、遠慮なくいただきました。ありがとうございます。

 高校生 ほんとにすごいですね。

 

LHR(ロングホームルーム)にて

 今日は6校時がLHRでした。

 1年生は「グループディスカッション」で①宮水・宮古活性化について②復興教育について グループに分かれて話し合い、まとめをみんなの前で発表しました。

 地域の人たちともっと交流し、震災の情報などをどんどん発信する。とか、宮古水産高校オリジナル商品の販売やボランティア活動などで宮古水産高校をもっと理解してもらう。 など、本当に頼もしいアイデアが次々と出てきました。

 期待どおり(期待以上に!)生徒たちは地域や学校のことをよく考えてくれていてすごくうれしかったです。

 アイデアを出した後は実行するのみ!最大限バックアップしなくては。私も頑張ります。

 

 2年生は進路活動の一環として来週「管内事業所見学」に行くのですが、今日はその下調べ。クロームブックやパソコンでインターネットを利用して各事業所の仕事内容などを調べました。

 実際に、当日事業所に行けば働いている人たちと直接接し、目で耳でにおいで職場を体験し、気になることを直接質問し、それぞれの仕事を深く理解します。

 自分の近未来を設計して、目標に向かって資格取得などに励みます。

 1年生も2年生もまさに地域の担い手。5年後10年後30年後、宮古がますます魅力的な町になっていて、生徒たちが立派な大人になっていることを今から夢見てしまいます。

 

 

 

太鼓部 今年も全国大会出場決定

 先日宮城県登米市で行われた第10回東北太鼓ジュニアコンクールで本校太鼓部が東北地区の推薦枠をいただき、今年も全国大会に行けることになりました。3月20日に富山県で開催されます。

 寒い中、大きな音が出せるように今日も外で腹に響く音を出し続けています。

 いいぞ、がんばれ、太鼓部!!

 

寒い日は南の島を想って

 12月に入り、本格的に寒くなってきました。

 水産高校では、11月下旬に東京都の遙か離島 小笠原父島にスクーバダイビング実習に行きます。

 年が明けたらハワイに遠洋航海実習に行きます。

 こんなに寒い日は、父島の写真を見てほっと一息。

島に着いたらまずは岸からエントリー。体を海に慣らします。

とげに毒があるガンガゼがごろごろ

                            やる気まんまん

                         ガイドについて安全ダイビング

 実はこの写真、令和元年の11月の実習です。

 コロナの影響で昨年・今年と中止になったのです。

 でも、今年の生徒たちも宮古の海で十分練習を重ねてきて、Cカードを取得しています。

 卒業してから、小笠原でもハワイでも、インドネシアでも、世界の海で潜るのだ!! 社会人を楽しむのだぞ、3年生たちよ。

 

 

 

水産海洋基礎実習

 1年生は科目「水産海洋基礎実習」が週に一回あります。

 この日は「海辺の生物調査」でした。

 まずは歩いて磯辺の生物調査 ムラサキイガイ・ムラサキインコガイ・イシダタミ・クボガイ・キタムラサキウニ・・・・

 食べられるものも、食べられないものも、身近な生物を実際に手にして確認します。

 釣り班は リュウグウハゼ・クジメ・ベラ・メジナ・アサヒアナハゼ・・・・・

 ほとんど食卓に上がらない生物ばかり。

 近年、温暖化の影響か、昔は死滅回遊魚とか無効分散と言われたベラやイシダイの幼魚などが冬になっても釣れたりします。これらすべてが勉強です。

1年生、大好きな実習の一つです。

海から遠いと海にあこがれるのだ

 本校には、紫波・水沢・奥州など内陸から来ている生徒が何人も居ます。海好き船好き魚好き人間は当たり前ですが海辺の人たちだけではないのです。

 かくいう、わたくしも子供の頃は海まで遠い大阪・奈良(奈良には海がないですね)で育ち、海にあこがれあこがれて今の岩手での生活につながっています。

 今日はそんな内陸の中学生たちに、水産高校の面白さをPRするために矢巾北中学校を海洋生産科の先生と卒業生がお邪魔しました。

 山形県から本校に来て専攻科を卒業した大先輩が講師です。

 さあ、中学生の皆さんはどう感じてくれたのかな。

 県内内陸、県外からも、海好き・船好き・魚好き(海洋生産科へ) そして 料理好き(食物科へ) の皆さんを大歓迎します。

 

1海生の出港はいつも快晴☀

海洋生産科1年生の乗船実習はなぜかいつも快晴。

今日は実習船「海翔」での鮭延縄実習です。以前は、大きな鮭が何十匹も釣れて豪快な実習でしたがここ数年鮭は大不漁。乗船を楽しみにしてきた1海生の生徒たちの神通力が通じるか?

乗船したら出港前のオリエンテーション

係船索(もやいロープ)の回収作業も一生懸命

先週、自分たちで作った延縄仕掛け

餌のサンマを針に付けて(240本) 次々と海に投入

投縄終了 の報告も マイクを握る1年生

投縄は船尾から、揚げ縄は船首から、さあ、期待の1年生

あげたあげたあげた・・・・・・・・・・・

神通力は通じず、鮭は釣れませんでした。 残念。

でも、沖に出て、鮭釣りにチャレンジした面々は晴れ晴れとした顔で帰ってきました。

Come Back Salmon !!  

 

 

宮古の真鱈グルメフェア

 12/1〜1/31まで「宮古の真鱈グルメフェア」が開催され、宮古・山田・岩泉の26の飲食店で工夫を凝らしたマダラ料理メニューが提供されます。今日は、そのオープニングセレモニーが浄土ヶ浜パークホテルで開催されました。

 宮古の真鱈は底引き網やはえ縄漁法で漁獲されて最高の鮮度で市場に水揚げされるために高値で取引される優良魚種となっています。私たちにとって「マダラの刺身」は身近なものなのですが、他県ではめったに口にすることができない鮮度が良いからこそできる貴重なものなのです。

 美味しい料理でマダラの価値をPRし、宮古の真鱈の良さを全国に知らしめることで消費が活性化し市場での流通価格も品質に見合ったものになり漁師も潤う。そして、宮古の街も盛り上がる!!

 もちろん、漁船でもホテルやレストランでも多くの卒業生が活躍しています。

 本校では、海洋生産科の生徒も獲った魚がどのように流通し、どんな料理に生まれ変わって消費されるのかを勉強しています。食物科では、自分たちが調理している魚がどこでどのようにして獲られてどう流通しているのかを勉強しています。 

 (本校生徒開発の「まだらせんべい」今は、企業で生産販売しています。)

 料理を知っている漁師、漁師を知っている調理師、生産から消費までを総合的に理解して経済活動を推し進める。

 そんな人材に育ってくれることを期待しています。ますますがんばれ、水産高校生。