カテゴリ:今日の出来事

放課後一斉委員会

今日の放課後は一斉委員会が開催されました。「行事運営委員会」「生活委員会」「図書委員会」「保健委員会」「選挙管理委員会」それぞれの委員会で今年度の活動計画を作成しました。

「やらされる毎日じゃなく、自分たちで作る毎日を」上級生が委員長となり各委員とも話しあいが繰り広げられました。

しおかぜ図書室にて 

生活委員  自立した高校生活のために!!

行事運営委員会 コロナとともに、できる限りの行事を実施!!

生徒たちの高校生活は3年間のみ。

この一年を充実したものにできるように生徒とともにがんばります。

 

 

応援団結団式

今日は午後から「応援団結団式」を行いました。

本校応援団は船舶職員正装がユニフォームです。制服よりも一段と引き締まってカッコイイと私は自画自賛しています。

新2年生と3年生で9名のリーダーを認証しました。

コロナコロナでかつてのような応援はできませんが、心の中ではかつてに負けないくらい大きな応援を繰り広げたいものです。リーダーの皆さんも気合いが入っていました。

代々 女子リーダーもがんばっています。

団長による力強い「結団宣言」

手旗を使ってのエール

本来なら、全校生徒によるエールなのですが、今回は応援団リーダーのみで気合いの入ったエールを切りました。

早く、全校生徒で全力の応援ができますように。

今は、心の中で応援します。「フレーッ」「フレーッ」「みぃー」「やぁー」「すいっ」!!

 

 

 

今日も新入生は大忙し

入学式から今日で3日目。1校時 学年オリエンテーション 2,3校時 学科集会 4校時 進路ガイダンス 5,6校時 生徒会ガイダンス そして放課後は部活動見学

新入生は今日も大忙しで本校のいろんなことを知りました。

特に、午後の時間は上級生と緊張の対面。応援団長から歓迎の言葉を受け、生徒会執行部からは学校生活の紹介、各部活動の紹介と続きました。放課後には部活動の見学です。

「一緒に水産高校を盛り上げましょう。」と執行部。 そうだそうだそのとおり。先生たちも応援します。

コロナ対応で大声なし、エールもありませんが気持ちのこもった歓迎です。

夢と希望の3年間。頑張れ新入生。

ボクササイズって言うな!!オレたち拳闘部だぜ。

 

締めはやっぱり全国大会常連の太鼓部です。部員数が少なくなっているのでたくさんの新入生が入ってくれることに期待です。

さあ、明日からはいよいよ普通授業。水産の勉強、調理の勉強の始まりだ。

 

3学年みんなそろって今年度のスタート

いよいよ今日から、全校生徒がそろって今年度の学校生活スタートです。

緊張の1年生、うれしくて仕方のない上級生。

学校に活気が戻りました。

カメラを向けると、すかさずピース! 元気はつらつ上級生。

1年生はLHRで自己紹介や校舎案内からスタートです。

目指したいクラス、3年後の自分のイメージ etc

これからの高校生活、楽しいことがいっぱい待ってます。大いに満喫しよう。

駐輪場の桜も明日には咲きそうです。

 

入学式そして乗船式

今日は入学式。

本科海洋生産科15名、食物科26名、専攻科漁業科3名が晴れて入学しました。

これからの高校生活で様々な体験をとおして、一人の人間として大いに成長することを願います。

自分にないものを隣人から学びとり、お互いを磨き合って魅力的な大人になってください。

生徒の変化が楽しみです。

さて、専攻科新入生は休む間もなくりあす丸へ。入学したその日から生活の場は「船」に移ります。

式に参加してくださった保護者の車から乗船期間中の荷物を船に移して乗船式へ。

校長・船長のあいさつと専攻科担任からの諸注意。ネクタイを締めた生徒たちはもはや立派な士官候補生の顔つきです。

「スマートで目先が利いて几帳面 負けじ魂 これぞ船乗り」

今日から1年3ヶ月の間、船が自宅です(航海と航海の間はお休みです)。乗船指導教官、乗組員から船乗りのイロハを学び取り、立派な船乗りになるのだぞ!!!

早速明日からは、北海道方面への短期航海。奥尻島周辺でクロスベアリング(方位による船位測定)練習などに励みます。

本科も専攻科もがんばれ新入生!!

 

新任式・始業式そして明日の準備

今日は新任式と始業式

久しぶりに生徒たちが登校した学校は活気を取り戻しました!

進級して1学年ずつ上がった生徒たちの顔つきも少し大人びた気がします。

新2年生、新3年生 欠席者なし。これが一番うれしいです。

陸上での先生6名 海上での先生(実習船)5人 新しい仲間が加わりパワーアップです。

始業式が終わったら、最上級生の3年生が明日新1年生を迎える準備です。

初々しかった新入生が3年生になるとぐっと大人びます。高校生活の3年間は本当に変化が大きいです。

さあ、新2年生、新3年生 そして明日来る新入生  令和4年度を楽しく充実した水高ライフにしよう!!!!

 

静かなホームルームは明日まで

 いよいよ明後日7日は始業式。

 暖かな日差しが入る校舎内はのんびりとしたのどかな雰囲気。

 でも、各ホームルームは整然として明後日から1学年ずつ上がった生徒たちと新入生を迎える準備は万端です。

 

持ちあがりの担任も、新しく担任になる先生も、もしかしたら生徒以上に緊張しながら新年度を迎えます。

この静けさもあしたまで

水高生徒のみんな、元気に登校してくるのを待ってるからね!!

海で働く先生も今日がスタート

今日から新年度がスタートしました。

陸上の教職員に加えて、今年度は海上職の先生方(船舶乗組員)も5名お迎えしました。

実習船での体験は本校生徒にとって大変貴重なものです。生徒の安全を確保しながら海の素晴らしさ、船の面白さを教えるのは乗組員の皆さんです。

新乗組員の皆様、どうぞよろしくお願いします!!

ピッカピカの作業ゴム手と岩手県マークの作業着!

海図を見ながら打ち合わせも

この部屋がこれからの第2の我が家 海がシケてもゴロンゴロンと転がらないようにベッドは細長く作られています。

クリーニングしたての布団類。 この後各自でベッドにセットします。

これから始まる船員生活、狭い船内ではありますが完全空調で快適温度が保たれて、起きたら職場(ブリッジや甲板)まで1分、完全3食付き(操業中は4食付き)。

船の揺れはゆりかごで、エンジン音は子守歌。慣れれば慣れるほどに快適な環境です。

 

洋上生活を自分自身が楽しんで、「海好き」「船好き」「魚好き」生徒をどんどん育ててください!

 

 

 

 

 

 

 

入学手続き

今日は入学手続きのために4月から本校生になる予定の中学生たちが集合しました。

一人で緊張の面持ちの生徒もいれば、同じ中学同士でおしゃべりが過ぎる生徒も。

海洋生産科15名

食物科26名

高校3年間の生徒の変化には目を見張るものがあります。

まずは高校生活のスタートを順調に切り、元気があり余っている子も人見知りする子も自分らしく充実した3年間を過ごせるように全職員で応援します。

がんばれがんばれ 新入生。 フレーフレー 新入生!

 

先生たちの席替え

まもなく令和4年度の新入生を迎えます。

学校では、年度末恒例の「座席移動」を行いました。

各学年を担当する先生方がまとまって座ります。もちろん、新年度体勢の席順です。始業式・入学式で担任や部活動顧問を生徒に発表するので担当者はその日まではまだ内緒!

まずは、机上整理と床清掃。

今回は大がかりな移動をしたので、電気コードの位置も付け替えです。

席が替わると使うプリンタもかわるので、今朝はパソコンの設定をし直しました。

ひとまず、皆さん落ち着きました。細かい整理整頓はこれからですが、早速4月に向けての準備があわただしく始まっています。

陸上の教職員44人、船舶職員30人。新入生と1学年上に上がった生徒たちを心待ちにしています。

さあ、どんな顔をして初日の登校をしてくるのか今から楽しみです。

 

 

表彰式 終業式 そして 離任式

今日は生徒にとって今年度最後の登校日。表彰式に続いて終業式と離任式を行いました。

終業式では、いつもだったら「中長期的な目標をもって新年度に向けて頑張ろう」と話すのですが、今回は「ウクライナで戦争が起こっていることを自分事として認識し、自分たちにできることを考え、生きている今を大切にしよう」という話をしました。大人にも何が正しい答えなのかがわからない時代、生徒たちにも一人の人間として考え、判断する力をつけてほしいと願っています。

一日も休まず登校した皆勤賞の表彰に続いて英語スピーチコンテスト。県大会2位でも立派なのですが、C君、来年度は1位をとるとがんばっています.

県内各校に6名の先生方が異動なさいます。詳しくは、20日の岩手日報に掲載されています。

生徒からの花束贈呈に続いて各先生からお別れのあいさつを頂きました。

 

 

今日はリハーサル

太鼓部、先日の福島宮城大地震の影響で東北新幹線が不通のため。昨日の朝5時始発の106急行バスで盛岡向け、秋田・新潟・高崎を経由して夜8時半ころ富山着。約15時間の長旅をものともせず今日は全国大会会場でのリハーサル。みんな元気に頑張っています。

まだ暗い昨日の朝5時過ぎ、いよいよ出発!振り返ってみると、今日の大雪に引っかからなくてよかった!!

今日は、本番会場でリハーサル!!

 出場チームの中でも5人という人数はすごく少ないのですが、その人数でも迫力のある演奏は群を抜いており岩手県代表チームに選ばれました。部員たちは毎日本当に熱心に練習に励んできました。

 正確なばちさばきで、太鼓の音を最大限に引き出し、5人の息の合った演奏は聞く人の心にずんずんと響いてしみわたります。

 今年度は、コロナの関係で本大会も無観客、水高祭も校内開催のみだったため一般の皆様にご披露する機会がありませんでした。

 来年度こそは、この迫力ある演奏を多くの皆様に聞いていただきたいと切に願います。

 

 

太鼓部全国大会へ

いよいよ明日、太鼓部は全国大会出場のため富山県に向けて出発します。コロナ対応で無観客ですが開催できただけでもありがたいです。

昨夜の大地震のため東北新幹線復旧のめどが立たず、秋田・新潟経由に急遽変更して移動します。

朝から部員の皆さんが校長室に来て「人数は少ないですが、自分たちにできる最高の演奏をしてきます」と力強い決意を語ってくれました。

寒い日も暑い日も一生懸命練習してきた太鼓部の皆さんなら大丈夫、最高のパフォーマンスができます。

がんばれ宮水太鼓部!!

Y先生35年間ありがとうございました

Y先生 岩手の水産教員として35年間の勤務も今日が最終日。

初任の時の3年生はもはや53歳。久慈水産高校でスタートし、宮古水産、広田水産を歴任。りあす丸の乗船指導教官歴も長く、岩手の海洋系教育をけん引してこられました。

また、スクーバダイビングのパイオニアでもあり伊豆大島や小笠原父島へのダイビング航海は生徒とともに誰よりも多く参加しました。浄土ヶ浜で一緒に潜った卒業生もたくさんいますよね。

学校現場からいなくなるのはさみしくもありますが、これからも宮古水産を応援してください!

合格発表

今日は高校入試の合格発表日

海洋生産科15人、食物科26人、専攻科3人 の合格が発表されました。

コロナ対策で岩手県教育委員会ホームページでの発表が浸透しているせいか、学校に来る人はポツリポツリでした。コロナ前のような「きゃーっ」「ヨッシ!」というようなにぎやかな盛り上がりはありませんでしたが、見に来た人たちはやっぱり「やったぁー」と盛り上がっていました。

未来の水産人、料理人、3年間を充実させような!!

あの日を忘れない

2011年3月11日14:46  私たちは職員室で仕事をしていたり、生徒と一緒に部活動をしていました。

突然の地震は今までに経験したことのないほどの大きな揺れが長く続き、誰もが尋常ではない危機感を感じ、津波を予測しました。

すぐに、津波警報が発令され、それは大津波警報に変わりました。3mの予測が10mになり、10mを超える大津波と刻一刻と規模が大きくなり続けて街中にサイレンと緊急放送がけたたましく鳴り響き、何回も何回も繰り返されました。

校地内の生徒を全員集めて、高台にある河南中学校にみんなで避難しました。余震が続く中、電気もなく(3日目に復旧)、食べ物も水もなく寒く凍える体育館で不安な夜を過ごしました。

翌日には早速、何人かの先生で水産高校に戻り食物科から米と鍋とコンロを、海洋技術科からはりあす丸の毛布と食品コースの缶詰、栽培コースのポリタンクを持ってきて避難所に提供しました。

2日目の午後あたりから自衛隊や警察の緊急支援が始まり、その後世界中からのご支援を受けて今に至っています。

追悼の意味を込めた半旗の横には生徒の活躍をたたえる垂れ幕が。大震災を経験した生徒はもう29歳。

先日卒業した3年生は当時小学1年生。大津波という災害を乗り越え、今は新型コロナ感染症という災いを乗り越えようとして生徒たちは活動しています。

大震災翌日、校庭横の道路には船や車が流れ着き、グランドには大量のヘドロが残されました。

ヘドロを取り除き、新しい土を入れて現在のグランドは復旧しました。

どんなことが起ころうとも、その状況の中で最善を尽くす。

津波でお亡くなりになった皆様のご冥福をお祈りし、今を生きる私たちは常に前を向いて進みたいと思っています。

 

明日はいよいよ高校入試

明日はいよいよ岩手県立高等学校入学者選抜 つまり高校入試です。中学校3年生の受検生の皆さんは今頃ドキドキの夜を迎えていることと思います。

コロナ禍での入試。がんばってくれることを期待しています。

明日の朝8時ころにはこの周辺にたくさんの中学生が集まります。

合格発表は3月16日(水)15:00に貼り出すと同時に、岩手県教育委員会のホームページで確認できます。

がんばれ、受検生!!

かっこいいエプロンだね

海洋生産科1年生の調理実習。食物科ではありません、海洋生産科の面々です。2年生からは船舶運航コースと食品資源コースに分かれるのですが、今年度最後の家庭科調理実習はみんな一緒に宮古が誇る「たらフライ」です。

見てほしいのは、エプロンと三角巾、各自が家庭科の被服実習で作った大漁旗エプロンとオリジナル三角巾。みんなまんざらでもない様子で着用していました。

ミニトマトを切って、レモンを切って、オレはキャベツの千切りだ。

エプロンは「釜」「魚」、う~む元の旗はどんな旗?

食べ応えのある、ざくざく千切りできあがり!

デザートは黄桃(缶詰)入り寒天だ。黄桃の角切りなんてススイノスイ

オレサマは豆腐を手のひらにのせて切れるんだぜ、家でもやってるから

将来は魚屋さん。ポーズが様になっています。

味噌汁のわかめはこんなもん??

えーっ、骨なんかとるの? て言いながら、やりはじめたら一生懸命。

食べたときには、「骨がなくて良かった、うんめぇ~」と大満足。

小麦粉をつけて、卵にとおして・・・

ガンガンいくぜぇ

ワイルドなフライとキャベツが一皿に。

ご飯大盛り、了解!

調理施設とスタッフが充実している本校だから海洋科の男子生徒も本格調理を体験できました。

海洋生産科からの就職先でもお寿司屋さんや料亭、さらに船舶の司厨員などがあります。

魚が好き!見るのも、とるのも、育てるのも、料理するのも。これこそ水産高校の面白さです。

 

 

ひな祭り弁当

今年度最後の調理実習は「ひな祭り弁当」でした。

メニューは ちらし寿司、天ぷら、菜の花の辛子和え。 みんなおいしいのですが、なかでも私は辛子和えの辛子醤油が菜の花の甘みを引き立てていて特に気に入りました!   

カブの浅漬けと大きなブドウ(レッドグローブ)そして「ひなあられ」もついています。

エビの下処理も、集団給食だから大量です。指でエビをしごいている○○くんに「何をしてるの?」と聞いたところ「筋を切って天ぷらにしたときに丸まらないようにしています」と即答。なるほどなるほど。エビ天ってのはそんな下処理があったのですね。知らなかった。

天ぷら用のなすの切り込みも真剣。ついつい顔も近づきます。

「これは失敗ですからとらないでくださいっ」って言われたときにはシャッターを押していました。

私には失敗に見えないのですが・・・。

食物科2年生、4月からは最上級生。集給作りも本格化、とてもとても楽しみです。

 

金魚の紙芝居

近隣の保育所等をまわって、金魚の紙芝居をして、育てた金魚をプレゼントしてきました。当初は、紙芝居のあと園児たちと一緒に金魚すくいをして触れ合う予定でしたが、コロナ対策で密を避けるため金魚すくいは中止です。

海洋生産科では魚類養殖の基本である金魚の養殖を行っています。健全な親魚を育てて卵を取り、ふ化させ、また、健全な成魚に育てる。ヒラメもサーモントラウトも基本的な流れは一緒です。

卵の一粒が立派な命の始まりであることを高校生は実習で実感しています。「大切な金魚をかわいがってね」と紙芝居で幼児に命の大切さを伝えます。伝えると同時に、高校生たちの意識もより深まっていきます。

紙芝居で金魚の一生を伝えます。

はじまりはじまり

栽培実習室で生徒たちは金魚を養殖しています。

親魚の成熟度を見計らって卵を産み付けるための産卵巣を入れると、産み付けられた卵は絵本のようにプチプチとくっつきます。

 

水温にもよりますが、3日くらいで卵の中で目や体が出来上がってきます。

ふ化してすぐの時はおなかに栄養分の入った大きな袋(さいのう)を持っています。この袋があるうちはエサを食べません。っていうか、口から肛門までがまだつながっていないので食べられません。

さいのうがなくなるころには口や消化管が出来上がり、捕食を始めます。初めて、餌を食べてくれた時は感激です。

食べられない子供は残念ながら死んでいくのですから。「生きる」は「食べる」です。

ふ化したては黒っぽいフナのような色だったのが、金魚らしく色づいてきます。

2年から3年で成魚になり、次世代を生む体が完成します。

適度な餌やりが必須です。

やりすぎたエサやウンチなどで水はどんどん汚れます。汚れた水には細菌が繁殖して病気になります。

人の手で直接触ると体表の粘液が取れたり傷がついて、病気になりやすいです。

金魚を毎日見ること。元気な動きか、餌の食べ具合は、皮膚の様子は・・・かわいがることが基本です。

自分で育てていると、絶対死なせたくない、という気持ちになります。命を実感します。

と、高校生が体験したことを保育所の子供たちにつたえます。子どもたちはお兄さんやお姉さんが大好きです。お兄さんお姉さんも期待に応えようと一生懸命です。

来年は、コロナもおさまって、また、金魚すくいができるといいですね。

 

令和3年度卒業式

 毎年本校の卒業式は3月1日です。今年度は本科42名、専攻科5名の生徒が巣立っていきました。

日頃のワヤワヤ、キャーキャーが嘘のように、皆、真剣な面持ちで式に臨みました。

高校での3年間は大人への転換期。出会った頃の雰囲気とは全く違う成長した姿に感動でした。入場行進を見ているだけでつい、涙がこぼれそうに・・・。

呼名のときには一人ひとりがしっかりと校長と目を合わせてお辞儀。その表情もまた格別で涙が・・ガマン

本科生も専攻科生も全員が進路を決定し、4月からは別々の進路先での新生活が始まります。

東京に行こうとも、大阪に行こうとも、本校の先輩たちは必ずいます。もちろん地元には大勢が。

「自分に自信を持ってがんばるのだ」とエールを送りました。

時々帰ってきて、学校に遊びに来るのだぞ。

 

りあす丸着岸

りあす丸は1月15日に宮古港藤原ふ頭を離れてから、45日間の航海を終え、昨日、出航時と同じく宮古港藤原ふ頭に着岸しました。

 晴天ながら、寒風吹きすさぶ中、晴れやかに帰港式を行いました。

強い向かい風の中、静かに接近中。本科の生徒たちはアッパーブリッジデッキに整列。

いよいよ着岸、専攻科生徒は船首作業と船尾作業に従事中。本科生の気持ちは岸壁で待つ家族の元へ・・・!

船首デッキで、校長挨拶・船長挨拶・生徒代表挨拶 最後に乗船教官からの指示、本科生よく頑張りました。

大海原と満天の星空、見たこともないような魚たちとの遭遇、様々な体験を挨拶で報告してくれました。

専攻科生にとっては3回目の長期航海。こちらは、大分熟練の雰囲気で余裕を持って本科生の兄貴分として指導してくれました。専攻科は3月の水高臨時試験、4月の定期試験にむけて、海技士勉強にスパートがかかります。

充実した遠洋航海実習だったようで生徒たちも少したくましくなりました。

 

宮古湾内で穏やかに錨泊中

りあす丸、明日はいよいよ宮古港藤原ふ頭に着岸です。現在、すでに宮古湾内で錨を入れて待機中。

市内高台にある臼木山公園からの景色です。

うねりもなく、海面も穏やかでのどかな日中、りあす丸のほかにもう一隻の貨物船が明日の着岸を待っていました。

 

ここ宮古湾ははるか昔から太平洋沿岸を航行する船にとって、水や食料の補給とともに、嵐から船を守るための重要な寄港地です。今から約150年前の明治2年には函館の五稜郭を本拠地とする旧幕府軍と東京品川から来た新政府軍がここ宮古湾で海戦を行いました。

宮古湾を見下ろす臼木山公園には当時をしのぶ石碑が建てられています。

 

昭和になって、漁船漁業が栄えるほどにサンマ漁船やイカ釣り船などが続々と宮古港に入港し、鍬ケ崎の街はいまからは想像もできないほどにものすごくにぎわっていたそうです。

今日は魚市場岸壁に行儀よく並んで小型底引き船が停まっていました。

昔を懐かしみながらも、これから発展していく夢ある漁業をつくりあげていかなくてはと思います。

 

卒業式準備

本校の卒業証書・修了証書授与式は3月1日(火)に執り行います。

本科生は卒業、専攻科生は修了です。

今日は1,2年生で会場準備をしました。

3年生・専攻科生ともに全員が進路を決定し、新生活はもうすぐ目の前です。

世界中がコロナ禍ですが、夢と希望を持って頑張れ卒業生!!

曲がらないように注意して

テーブルクロスは虫ピンできちっと角処理を

 華道部は校長室にフラワーアレンジメントを飾ってくれました。

 コロナ対応縮小型実施ではありますが心を込めて中身は充実させたいです。

 

 

焼津〜館山〜浦賀

昨日。焼津を出たりあす丸は館山で錨泊。今日は再び東京湾で航路航行実習です。日本一船が混みあうという浦賀水道を航行します。「海上交通安全法」学校で勉強した内容が操船しながらよみがえっている かな?

抜錨。錨を揚げて出航!

目指すは、浦賀水道。

外洋では自動操舵ですが、船が混みあう水域では手動操舵です。499トンの船を生徒が操縦しています。

操船はジャイロコンパスと前方視認の両方を! 前は大丈夫? 後ろから双眼鏡を覗いているのは本科の愛嬌。

大きな船の舵効きはハンドルを切ってから相当遅れます。ジャイロを見て、船首のふれ方を見て、思う進路を維持します。

さて、この標識(灯浮標)は何だっけ? と船内で言っているのかいないのか。

教科書では浦賀水道のエリアがきれいに線引きされていますが、実際の海ではもちろん線はありません。これは、浦賀水道中央1号灯浮標。浦賀水道1個目の中央目印です。船は右側通航なのでこの標識の右側を航行します。右端、左端もそれぞれの灯浮標が浮かんでいます。

印刷物の中にあった目印が、実際に海に浮かんでいます。海技士になるための必須の知識です。

頑張れ本科2年生、専攻科1年生は復習だ。

蔵書点検今日も頑張る

図書委員、前回に引き続き今日の放課後も蔵書点検。今日は3階図書室本館の蔵書です。

歴史が古い本校だから、昔からの本がたくさんあります。昭和10年とか30年とか・・・良くも悪くも整理は大変。流れ作業で頑張りました。

 

新しい本は購入時点でバーコードがついていますが、昔の本にはありません。そんな昔の本には貸出カードがついていて借りた人の名前がついています。「○○って人が借りたんだ」「昭和45年に高校生だから・・・・今は70歳だ」ってなことを考えていると作業は進みません。

油を売るのは私だけ、生徒たちはすぐに作業に集中しました。

 

補油

りあす丸、今日は補油と給水でした。

船舶への燃料補給(補油)は洋上でタンカーを横付けして行います。

今回は港内での作業ですが、漁場で連続操業するときは日本をはるか離れた洋上で接舷して補油を行います。

揺れる船同士をじわじわと近づけて係船ロープで安全につなぎとめるテクニックは船乗りの腕の見せ所です。

緑の船が燃油(A重油)を積んだタンカーです。

じわじわと近づけて

びったり接舷

燃油の量は状況によって50KLとか100KLとか。リットルにすると50000リットルとか100000リットルです。50リットルも入れれば満タンの私の車と比べてみてもすごい量ってことが分かります。

11年前の東日本大震災の時、宮古湾内のがれきをものともせずに当時の調査捕鯨母船の日新丸が東京から満タンの燃油を積んで支援に来てくれました。道路網が寸断されているなかで宮古港の多くの漁船が助けられました。

 

マグロの水揚げ

昨日の水揚げ風景が現地から送られてきました。全5.7トン焼津魚市場で入札され、業者に引き取られていきました。

昨日の入港風景、こちらは陸からの撮影です(昨日は船内からの撮影でした)。

マイナス55度のマグロはカチカチで石のような硬さです。

角を切られてこっちを向いているのはマカジキ?かな

船内の魚倉からクレーンで吊り出します。

うぉっー と生徒から声が出ているところ

ずんぐり姿のメバチマグロ、別名ダルマ  えらと内臓を取ってから凍らせています。

入札参加業者たちが厳しい目で見つめます。

100キロ超は今回獲れませんでしたが、こんなマグロたちが全部で5.7トン。生徒の実習としてはとても良かったと思います。

さあ、飲用水と燃料油を積み込んだらいよいよ宮古向け。待ってます。

 

富士山を見ながら

りあす丸は本日08:00に焼津港に着岸。錨泊地からの航行は富士山を見ながら。相当寒い中での水揚げ作業だったようで着岸後は、今日の晩ご飯の写真が送られてきました。(作業風景は??)

入港スタンバイ。着岸30分くらい前になると乗組員と係の生徒たちは船首、ブリッジ、船尾と係のポジションに移動して着岸作業の準備をします。

海から見た富士山。きれいですね。

目前の焼津港岸壁

そして今日の晩ご飯はマグロ丼!! マグロ(多分メバチマグロ)の赤身と漬けと・・・このたたきは何かなあ?

おいしそうです。 食物科の実習とは雰囲気の違う、船ならではのおいしい食事です。

個人的には、餌にも使うサンマのたたきが私は大好きです。

 

デビュー間近の1年生♡

食物科1年生、今日は集団給食の練習です。来年度2年生になったら定期的に作りますが、今日は初めての集団給食(体験)実習です。「限られた時間内に」「一定で高い品質の料理を」「大量に」作る練習です。

ありがたくいただくのは私たち職員。今日のメニューは 豚丼、わかめとキャベツとちくわのゴマ酢あえ、キノコと野菜のスープ です。

豚肉とタマネギを大きなフライパンで炒めている姿も真剣でした。

 これは生徒たちの検食用。いい感じですね。

「はい、火力を最大にして!」一気に煙と湯気?がもくもく、あせらず、焦げないように一生懸命。

 つけあわせパック詰め班。こっちは余裕 かな。

 先生たちはパック弁当で個食です。やはり、お膳とはイメージが変わりますね。(紅ショウガの位置だけじゃなく)

 でも味は、最高。○○さん、焦げてなかったよ。

 

今日のりあす丸

今日は日曜日ですが船内では午前中に大掃除。床や壁の汚れを洗剤ふきでピカピカに磨いています。

宮古を出港、陸地と離れて2か月間、ずう〜っと洋上生活でお世話になったりあす丸、専攻科2年生はまさにりあす丸とのお別れまじかです。

  PCR検査をして出港し、洋上の安全エリアからまた生活圏に戻ってきました。接岸したら、みんなマスク生活に戻ります。

 ちなみに、ベーリングやアラスカなどの北の海でも、赤道付近の南の海でも洋上では風邪をひいたりしません。ウィルスが流れてこないのですね。密集した人間生活は快適で便利だけれど様々注意も必要です。

焼津港外着

おかえりなさい。りあす丸いよいよ焼津に到着。みんな元気に帰ってきました。本日お昼過ぎに船長と乗船指導教官から「ただいま」の連絡が来ました。

 民間マグロ船との水揚げ順番があるので、今日明日は陸地を目前にしながら錨泊(岸壁につけずにアンカーを入れてお泊り)です。でも、沖とは違って揺れもほとんどないので今日はゆっくり眠れますね。一息入れてください。

焼津の街を目の前にして、錨を投入。アンカーチェーンの伸びる方向と角度を確認!

電子海図と目視で錨泊中も24時間体制で周囲の状況を常に注意します。

この球状の網カゴは形象物といって船舶が自船の状況を表すものです。国際ルールの海上衝突予防法で日中に掲げるように定められています(夜間は灯火)。黒球1つは「本船は錨泊中」を意味します。

ちなみに 黒球2つ連掲なら「運転不自由船(故障中)」3つ連掲なら「座礁中」  

海洋生産科の生徒たちにとって教科書で勉強してきたことを実際に体験(準備して、あげておろしてかたずけて・・・)し、ぐっと深く自然に理解していくのです。単なる暗記よりよっぽど楽しいですよね。

今日のりあす丸

今日のりあす丸  正午現在 30-43N 139-46E   針路321°、速力5.3 Kt    気温11.7度 水温18.7度

だいたい鹿児島と同じくらいの緯度まで戻ってきました。気温もすっかり冬の日本です。

焼津入港は2月21日(月)朝の予定。

 焼津に入ったら、マグロを水揚げし、燃料の重油と飲用水の補給です。

 昔は神戸港で積み込む水(六甲山の伏流水)が日本一おいしいといわれましたが、焼津の水は富士山の伏流水?どんな味かは帰ってきたら生徒に聞いてみましょう。

 重油は環境に配慮してA重油の中でも特に硫黄分の少ない1号 LSA重油(Low Sulfer A Fuel Oil )です。

 その分、値段も高いのですが世界の流れは「地球環境にやさしく」です。りあす丸も現在5.3ノットと経済運転中(単なる速力調整??)。

 大気中に硫黄起源の亜硫酸ガスを極力出さないためにこれからの船には「脱硫装置」も求められます。

「海の豊かさを守ろう」はSDGsでの合い言葉。スマートな船でスマートなセンスを持った船員によるスマートな漁業の時代です。

トンガ王国への支援

 1月18日のトンガ沖大規模噴火から1ヶ月が過ぎました。

 当初、被害状況さえ確認できなかった災害ですが、求められている支援物資が明確になり支援ルートも確立されてきたということで本校生徒会執行部が動きました。今日と明日で募金活動です。

 たくさんの生徒と先生たちが協力してくれました。

足下の雪かきは1海生の生徒や柔道部が協力!!

おはようございまーす 募金おねがいしまーす

男子生徒がチャリーン

女子生徒もチャリーン

職員室ではより積極的(強気に?)に募金を募ります

今日の締めは校長室 もちろん協力します 

明日の活動も含めて、集まった募金は日本ユニセフ協会に送金し、オーストラリア政府をとおしてトンガに届けるそうです。

募金活動をした執行部、積極的に雪かきに協力した男子生徒たち、寒い中、本当にご苦労様でした。

大津波を経験した私たちだからこそ、他国で被災している皆さんに恩返ししたいですね。

 

潮風図書館蔵書点検中

年度末を迎えて毎年恒例の「蔵書点検」が始まりました。各クラスの図書委員で協力して本校にあるすべての本の在庫確認をします。

バーコードをスキャナーでピッ、パソコン画面でパッと確認。昔に比べるとずいぶん楽になりましたが量が量だけに大変な作業です。登録されていない本があったり、あるはずの本がなかったり。しばらく、図書館は閉館です。

最初は先生が手順を説明

「あれ、この本どこから出したんだっけ?」は最初だけ、すぐに手慣れてチェック後は持ち出した場所にしっかり戻しました。

 バーコード読み取りも、パソコン画面での確認も、スイスイでした。やはり、パソコン世代ですね。

私だったら、アレ?・・・アッ・・・を連発しそう。

 蔵書確認をしたら、また楽しい本を増やしますからね。

今日のりあす丸

りあす丸はマグロ延縄操業を終えて、水揚地である静岡県焼津港に向かって航行中。

気温17.7度、水温20.1度 27-39N、142-36E  毎日27℃だった気温が、日に日に冬の日本らしくなってきました。

楽しみにしていた沖縄県那覇港はコロナ対策のため残念ながら寄港せず直接焼津に向けています。

水揚げ後は東京湾で航路航行学習をして、宮古に向かいます。宮古帰港は当初予定どおり2月28日(月)です。

速力10.7Kt   時速にすると約20Km(10.7×1.85)  フェリーやコンテナ船とくらべるとスピードはかないませんがゆっくり安全に航行中!

 

 

 

お弁当配達で~す

 正午を少し過ぎたあたり、調理室周辺はカレーの香りが漂っています。

 大きなケースを持って忙しそうにしていた生徒を引き留めて1枚。

 職員室の先生たちにお弁当を配達する途中でした。

 今日の食物科2年生の集団給食実習は「鶏の竜田揚げカレー風味」  

 いつものとおり、「限られた時間内に、同じ品質の料理を、大量に」調理師の卵である生徒たちには必須の実習。私たち教員にはとてもありがたい実習なのです。

 もちろん、ただ「ウマイウマイ」と食べるだけでなく、私たちは「検食の感想を伝える」のですよ。 ほんと。

 今日のお弁当唐揚げは、味はばっちし、カリカリ感が私には強かったかな・・・ 先生によっても感想は異なりますが、それは店のお客さんも同じですからね。  めざせ万人に愛される料理人。

 私たちのお弁当(コロナ対策で個食です)

 調理した生徒たちは、お膳で喫食します。

 

 

海の安全記念日

 日本全国の水産高校の実習船はほとんどが何十年も前からハワイ沖での遠洋航海実習を行っています。(気象・海況が穏やかでマグロがたくさん獲れる海域なのです)

 今から21年前、2001年の今日2月10日、信じられない事故が起こりました。ハワイ沖でのマグロ延縄実習を終えて楽しみにしていたホノルル入港を目前にして愛媛県の実習船「えひめ丸」が海中から突如急浮上してきたアメリカの原子力潜水艦と衝突して数分で沈没してしまったのです。

 日本中の水産高校ではこの日を「海の安全記念日」とし、お亡くなりになった生徒と指導教官のご冥福をお祈りしています。学校に残る生徒たちは、日本を遙か離れた洋上で実習を続ける自校の同級生たちに思いをはせて安全を願っています。

 

 沖で活躍する船乗りたちは、家族を思いながら常に勇敢に自然と対峙しています。

 人為ミスによるこのような事故が二度と起こらないように、世界に注意喚起するために、この活動を広く発信していきたいです。

 

 

食物科1年生も検定

 調理室に行ってみると、今日は1年生の実習中。なんとなく緊張感が漂っているなか、「今日は何を作っているの」と聞いてみたところ「実技検定なんです」の返事が。作っている料理(鶏の唐揚げ)より、検定で緊張な様です。

「リンゴの飾り切り」に真剣にとりくんでいました。

できあがりは2,3年生と変わらないのでは。

味噌汁はしっかりと煮干しだし。「何分くらいで煮干しは取り出すの?」と聞いてみたら

2人で顔を見合わせて「・・・・・10分くらい・・です」 ここらへんは1年生。初々しいです。

「付け合わせのレタスはね」先生の指導もこまめに入ります。

話しかけるのも気が引ける、緊張のリンゴ飾り切り。やっぱり初々しい。ウサギの耳も肉厚で。

こんな1年生たちも、2年後には立派な調理師に育ちます。がんばれ、未来の一流料理人。

 

 

本日のりあす丸

りあす丸11回目の実習報告が届きました。

 メバチ、キハダ、ビンチョウ、カジキいろいろ混ざって0.4トン。微妙ながら、今航海の最高記録です。

 なかなか大物が獲れていないようでトン数が伸びませんが、生徒にとっては扱いやすい入門サイズかも。

大物釣れろぉ~ と学校から応援しています。

「生徒皆元気」とのメッセージも入っていました。 報告には入っていませんが、きっとサメやアカマンボウその他の魚も獲れていて、大海原での見たこともない魚との遭遇を楽しんでいることでしょう。

気温26.6度  水温27.0度  天候 晴れ   南の海を元気に満喫しているようです。

りあす丸便りVol3

りあす丸は太平洋上で順調に実習中。

たよりVol3が届きました。

9回目漁獲報告 0.3トン ビンチョウマグロ中心ですがまずまず獲れています。前回「空振り」と責任を感じていた船長、漁獲が戻ってよかったですね。

17-48N,157-24E   気温26.8度 水温27.1度  天候:晴れ

たよりのとおり、生徒たちは楽しんでいる様子。引き続き、事故・怪我なく頑張るのだぞ。

(宮古水産高校HPだと、もう少しきれいな画像で”りあす丸便り”を見られます)

 

 

 

学年末考査初日

今日は、1・2年生の学年末考査1日目です。直前まで「あ~っ」「もうっ」などと小さな叫びを発していた生徒たちも考査が始まるとシーンとして鉛筆の音だけが聞こえます。

今日は、静かに廊下から見学。

 これを乗り切ったら、みんな、次の学年が見えますからね。

 全4日間、ひたすらがんばれ!!

 

O先生 最後の出勤日

O先生 今日の専攻科の考査をもって最後の勤務となりました。

昭和45年に宮古水産高校の教員になり、今日まで52年間、途中6年間だけ広田水産高校で教鞭をとりましたがあとはずぅ~っと宮古水産高校一筋。定年退職後も10年間にわたり講師としてご指導くださいました。

漁業系・船舶運航系の教科を受け持たれ、数多くの海技士(船舶職員)を育ててきました。先生の教えは残った教員でしっかりと引き継ぎます。学校を離れても学校の外から見守っていただけたら幸いです。

本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

今日のりあす丸

8回目の揚げ縄。操業海域は大きく変わっていませんが、船長いわく「今日は空振りでした」とか。

 縄(はえ縄仕掛け)をどこに入れるかは船長にとって最高に気を遣うところです。魚が獲れるのも獲れないのも船長の判断にかかっているのですから。獲れない日が続くと胃が痛くなるのです。

漁獲0.1トン 17-29N、157-35E 天候 晴れ 

9回目の縄を入れています。 きっと獲れるさ船長!  頑張れ船長!!

   

 

実技検定(調理)の後は

 食物科2年生は今日、調理技術の実技検定を行いました。「大根のかつらむき」と「アジの3枚おろし」です。

 検定の後は、その食材で調理実習です。今日のメニューはアジのカピタン漬け(3枚おろし検定のアジ使用)、にんじんと大根の味噌汁(かつらむき検定の大根使用)、大根とホタテのマヨネーズサラダ(もちろん大根は・・)です。

 カピタンとは「オランダ出島の商館長のお名前」だとか、古くからのオランダ料理なのですね。

 

 細かい骨までしっかり取り除くので、食べるとき安心してもぐもぐゴクンです。

酢、酒、砂糖・・・ 同一品質の料理を大量に短時間に作るために、計量は手早くしかも正確に。

盛り付けにも気を遣い・・・でもこのあと「ご飯は大盛り」にしてました。

 少々身の残った中骨は

 カリカリに揚げて、塩を振って、骨までおいしくいただきます。

 今日の料理は、長崎出島のオランダ商館をイメージしながら、中骨まで大切にいただくという日本人のものを大切にする心まで学びました。

 実はこのあと、「校長先生、一人分余りました、どうぞ」と持ってきてくれたのです。骨までおいしくいただきました。ありがとう。ごちそうさま。

 

 

 

 

書道の授業に行ってみたら

 書道の授業に行ってみました。1年生が取り組んでいました。

今日は、「様々な筆を試す(すごく毛の長いのや、普通の筆)」「墨の特徴(1本300円のと5000円?の違いは?滲み方は?)を感じる」そして、「自分で文章を考えて、筆を選んで書いてみる。」という展開をしていました。

 筆のタイプによって字の味わいを様々表現できるのですね。墨の選び方もまたしかり。

むつかしいことは抜きにして、筆で文章を書くことに慣れる。いろんな道具を使ってみて違いを感じる。

毛筆で文章を書くことを特別なことと考えず、身近な生活に取り入れるのに最適な学習が展開されていました。

 文章考え中!

 この文章なら、こんな筆でどうかな などとアドバイス

 生徒が使っている、この硯も実は価値のあるものだそうです(先生のお宝の一つです)

 何気なく、当たり前にスラスラッっと毛筆書きする。 あこがれるなあ。 

きたぁ~ りあす丸だよりVol.2

 洋上だより「りあす丸だよりVol.2」が来ました。

 真っ青な海と晴れ渡る青空。生徒たち、元気そうで何よりです。連日、26℃を超える気温ですが洋上の風はきっと心地良い・・・に違いない!!

 あわせて、本日のりあす丸、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンチョウマグロその他、順調に釣れています。

 17-59N、157-17E  気温26.1度 水温27.0度 天候 晴れ  8回目の縄を入れています。

 マグロとのご対面の姿は、次回のお楽しみでした。

 

  

今日のりあす丸

りあす丸 マグロはえ縄漁業実習5回目調査の報告が来ました。

 キハダマグロ30匹をはじめ0.4トン。 順調に実習が進んでいます。

 北緯17度56分、東経157度51分  気温28.3度 水温27.5度  天候 晴れ

写真入りのりあす丸だよりが待ち遠しいです。

進化したホワイトボード!

電子黒板(進化したホワイトボード)3台導入しました。

画像を流す、音声が出る、画像の上に文字を書き込める、生徒のタブレットと画面共有もできる・・・・

すごい機能がたくさんあります。

導入したとたんに、若い先生はすぐに使い始めました。使いながら慣れる。素晴らしい意気込みです。

Society5.0の時代を迎えて学校現場は進化しています。

食物科1年生の授業です。「世界で活躍する和食料理人」の映像を見て、料理人の言葉一つ一つを熱心にメモしていました。

将来に向けて自分に何が必要なのか、これから、本校食物科で何を学んでいくのか、自分で気づき・他の人の考え方を知り・共に学ぶ。

地域の調理人として活躍していく人もいれば、世界を目指す人もいる。夢をもって頑張るのだぞ。

食物科 幸富堂

幸富堂(しぃーふうどう)は幸せいっぱい食堂のことです。

 水高祭の大食堂の名称なのですが、今年は水高祭が学内開催のみだったため、今日、食物科生徒の保護者を対象として感謝のお弁当を作りました。

 メニューは サケの南蛮漬け、鶏肉と野菜の炊き合わせ、エビチリ、野菜の胡麻和え、カブの漬物、厚焼き玉子、紅白かまぼこ、パイン入り牛乳寒天、みかん、味噌汁 

3年生はさすがに手際がすばらしい。

先生の指示がなくても、最初の説明だけで、あとは自分たちで進めます。

鮭の南蛮漬け

エビチリ

ご飯の炊き加減もばっちり

クッキーもつくりました

「〇〇さぁ~ん、お母さん来たよ~」

 奥のほうから、生徒がお弁当を持って出てきて「お母さん、高校3年間通わせてくれてありがとう」などなどと感謝の言葉とともにお渡ししました。

 私の分もありました。生徒に感謝されるより、生徒に感謝感謝の毎日です。この子達、みんな、もうすぐ本物の調理師です。

 社会での活躍を期待しています。