カテゴリ:食物科実習

久しぶりの集給(集団給食)は鮭のムニエル!

今日は私が楽しみにしている集給(集団給食実習)の日。「大量のお料理」を、「同じ高品質」で、「限られた時間内」に作る実習で、すべての職員が検食します。 今日の調理担当は食物科2年生。 2年生になって4月にスタートした集団給食実習も約5ヶ月たった今では素晴らしい仕上がりだと思います。 今日のメニューは「鮭のムニエル」「シメジとほうれん草のソテー」「鶏肉とナスの炒め物」「オクラとトマトとキュウリの酢の物」「かぶのつけもの」「メロン」。 お弁当でいただきました。

でっかい鮭の切り身を使ったムニエル。脂がたっぷりのった鮭からすると「ノルウェーサーモン?(間違ってたらごめんなさい)」ムニエルになった皮から判別するのは厳しい! 

ナスの炒め物は豆板醤もきいていて最高。オクラネバネバ酢の物ワカメ入りもいかにも健康になれそう。

検食ということで心を鬼にして注文をつけるとしたら、鮭の脂がすごかったので、もう少し振り塩を増やしてくれるといいかも(またはしょうゆかな)。塩分控えろってお医者様にいつも言われているのですが・・・

とにかく、おいしゅうございました。次の集給も楽しみです。 ごちそうさま、2年生の成長に期待!!

春巻きと中華風茶碗蒸し

食品製造実習室から調理室に回ってみると、こちらは食物科3年生の実習中。今日は「春巻き」と「中華風茶碗蒸し」を作りました。

 

まずは、できあがりをお見せしましょう。茶碗蒸しはたくさん作ったので、生徒はひとりで2つ食べました。

難しかったところを聞いてみると、「柔らかすぎず、堅すぎず、泡がプツプツ出ないようにするのが難しかったです」「でも、うまくできました」うむうむ、ぷるんぷるんでおいしそうでした。

春巻き用タケノコの千切りをしている生徒の奥では茶碗蒸しの準備が進んでいます。

こちらは、春巻き用豚肉カット。

茶碗蒸しは、しっかりホイルでフタをして「蒸し器」で蒸すか「お鍋」で蒸すか、生徒が選択して調理です。

春巻きの包み方。なかなか簡単にはいきません。こうしてだんだん覚えていきます。

油の温度良好! こんがりきつね色になるまで目を離しません。 見た目と音と箸に伝わる振動が決め手でしたね。

(私)「茶碗蒸しに入れるカイワレたくさん準備しましたね」「さっき、隣の班に教えてもらいました」 (生徒)「校長先生、カイワレじゃありません。これは付け合わせサラダの豆苗です」  大根の苗と豆の苗、区別がつかなかった私でした。

(私)「これは何を作っているんですか?」 (生徒)「キミズ」です。 (私)「えっ?」 (生徒)もう一回「キミズを作っているんです」 (私)・・・・

卵の黄身と酢、味噌、砂糖で付け合わせサラダ用のソースを作っていたのです。 しっかり教えていただきました。 キミズ、初めて聞いた言葉でした。

 

完成した「黄身酢」 ちょっと味見させていただくと、まろやかで酸っぱくて味噌味、おいしゅうございました。

茶碗蒸しは、この先、食物調理技術検定1級の検定品目となっているそうです。まだまだ、練習が続きます。

それにしても、今日もおいしそうな実習が展開していました。

 

今日の食物科農場

食物科SDGs農場。調理残さでつくったたい肥を使った農場ではミニトマトと枝豆が育っています。う〜ん、実のところなかなかスーパーで売っている商品のように立派には育っていないようです。たい肥の量や肥料成分の再検討など来年に向けた課題も見えてきました。わかっているつもりでも、作物が育つサイクルは年に1回だけ、今年のやり直しはできません。農業のむつかしさを身をもって理解できました。これを体験できた生徒の皆さんは、きっと今まで以上に素材を大切にして素材に感謝して調理に取り組むことでしょう。

授業も終わった放課後の作業、汗をかきかき草むしり。雑草ってなんでこんなに強いんでしょうね。

汗をかいた後のかき氷は最高のおいしさ!素晴らしいチームワークで研究は進んでいます。

 

 

今日も香りに誘われて

お昼を過ぎると進路活動や部活動の生徒たちも帰宅して夏休みらしい静けさにつつまれた校舎内。ぶらり歩いているとなんだか調理室の方から甘いいい香りが・・・・

正体はこれ。ベーコンパン、蜂蜜バターパン、キャラメルパン、しろぱん。

夏休み明けの1年生パン作り実習に向けて担当の先生が試作品を開発していました。

久しぶりに晴れ渡った宮古の気温は32度。エアコンのない調理室は熱気ムンムン。

「このくらい暑いと、発酵が良く進んでいいんですよ!!」「室温で発酵しますから」って、素晴らしいプラス思考。

1年生の皆さん、夏休み明けにはおいしいパン作りが待っていますよ!

 

検定お弁当作り

食物科2年生、夏休み中ではありますが、いよいよ今日は食物調理技術検定2級本番。朝から検定員をお迎えして緊張の中調理検定が進みました。

説明を聞く姿も真剣です。

何回も練習を繰り返してきた検定テーマのお弁当作り。腕には受験番号が。

今回のテーマは「17歳高校生男子のお弁当」主菜、副菜、カロリー、彩り・・・・・menuを考えるのも自分です。

与えられた材料の中から食材を選びグラム数や調理方法まで自分で決めました。

検定員がメニューを確認。メニュー作りに与えられた時間は30分。

配置、一品ずつの大きさ、お弁当箱に詰めるのも緊張です。

調理に許される時間は50分以内。洗い物、台ふきまで終えたら「ハイッ、できました」の報告。

共通の食材を使いながら、仕上がりは一人一人違います。検定ということもあって、遊びごごろなしの「真剣弁当」

微妙な違いはメインの肉の調理法や、卵焼きの具材でしょうか。肉、肉、肉じゃなくて野菜や果物までバランスよく入っています。

クラス全員の検定を終えて、最後は検定員にお礼のご挨拶。

礼に始まり礼に終わる。調理人の心構えも立派なものです。

さあ、検定結果はどうでしょうか。2食物の皆さん、本当によく頑張りました。

 

 

 

 

 

マーボー豆腐のち冷やしおしるこ

今日は食物科3年生による集団給食実習日。

メインは麻婆豆腐でした。挽肉たっぷりで香辛料がビリリ(ピリリ以上)と効いていて、とてもおいしかったです。

「桜エビとキュウリの和え物」は彩りも良く「ゴーヤチャンプル」も素敵な味付けでした。

強いて、課題を見つけるとしたら(検食ですからね)

麻婆のとろみに、すこーしだけかたまりがまざっていたところでしょうか。熱いうちに大量に作る難しさなんですね。

お昼ご飯に満足し、ちょっと小腹が空いてきた3時過ぎ

「校長先生、冷やしおしるこ作ったのでいかがですか?」とやって来たのは3年生。Goodなタイミング。いただかないわけがありません。すぐさま食べて、おしるこ写真を撮るのを忘れてしまいました。

できばえを聞いたときの様子が上の写真です。当然、バッチリのおいしさでした。

 

 

1年生真空を実感

食物科1年生、今日の「生活産業基礎」の授業は加工技術の勉強で「真空パック」の作成を体験しました。

本校の海洋生産科の食品実習場には本格的な真空パック機があります。通常は水産加工品を製造するために使いますが今日はその機械を使って食物科の皆さんが真空パック作りを体験しました。

指導するのは普段習っている食物科の先生とは違います。食品製造を専門に教えている水産の先生です。

専用の袋に、各自が準備した内容物を入れました。

さあ、機械に入れましょう。

どんどん圧力が下がります。圧力ゲージを見る目も真剣。

「キャーッ 私のマスコット人形が・・・・」

先生から、事前に「やわらかいものを入れるとぺったんこになって面白いよ」と教えられていた生徒たち。あまりのぺったんこさにびっくり。

せっかくパックした袋から人形さんを救出するため思わず開封してしまいました。真空パワーを実感です。

食品資源コースではこの機械を使って水産加工品として「タラとポム(真鱈とリンゴのイタリアン)」を作っています。冷凍真空パックで湯煎したらすぐに食べられるおいしいイタリアンです。

今日、体験した食物科1年生、今度は海洋生産科食品資源コースで作った製品を使って美味しい料理作りにもチャレンジしてくださいね。

 

高校生のお弁当

いつものようにいい香りに誘われて調理実習室に行ってみました。

が・・・・ いつになくぴりぴりした雰囲気で声をかけるのも気が引ける雰囲気です。少し手が空いた生徒に聞いてみると、「今日は調理検定の練習で時間を計ってやってます」とのこと。

どうりで、先生を見てみるとストップウォッチを持っています。「はいっ できました」(間に合った生徒) 「ハイッ 今50分です。」(先生の声)  本番では調理開始から50分以内にお弁当を完成させることはもちろん調理器具の洗い物からかたづけ、台拭きまですべて終えなくてはなりません。

う~ん おいしそう

これもおいしそう

もちろんこれもおいしそう

もりつけ、見栄え、栄養バランス、カロリー すべて各自で考えたお弁当です。

このあと、みなさん自分のお弁当を喫食です。

使った食材の切れ端もお弁当の横に並べて試験官のチェックを受けます。

本番当日は県内他校の先生方が試験官。生徒の緊張も今日以上になります。

慣れた手つきの卵焼き

マッシュルームのバターソテー  写真ではお伝えできないこの緊張感

時間内に間に合いそうな皆さんはややゆとり

落ち着いた盛り付け作業です

洗って、拭いて、このあと調理台まで拭いたら「ハイッ 先生できました!」と報告

 

プロの料理人になるために「限られた時間内に」「最高の品質のお料理を」「大量に(今回は自分の分だけです)」必須3要素のトレーニングです。

でも、おいしそうなお弁当の数々、食べてみたいなあ。 が本音の見学でした。

 

赤飯、お煮しめに1年生が挑戦

今日は、宮古市内と田野畑から「食の匠」をお招きして食物科1年生が郷土料理作りに挑戦しました。

岩手県では、岩手の食文化の発信活動を促進し、地域活性化を促すために、永年培われてきた郷土料理等の優れた技術を有する方を「食の匠」として認定しています。今日はその匠から直接ご指導いただいて生徒たちは岩手の郷土料理を初めて自分の手で作りました。

これが今日のメニューです。お赤飯(おこわ)、お煮しめ、ヨーグルト寒天。

(赤飯の豆が少なく写ってしまいました、豆はたくさん入っています!)

「にんじんはこうむくんだよ。」こうやって基本から匠の技が生徒に伝わります。

「えっ、ゴボウの皮は包丁の背中で剥くんですか!」こう驚く1年生がとても新鮮!

伝統的な焼き豆腐は、串に刺して炭火で焼くので必ず穴が空いています。

実は、今日の豆腐は串焼きでないのを準備したので調理前にあえて穴を開けました。この穴から豆腐の中にまでつゆのおいしさが染みるのだそうです。

昆布を丁寧に結びます。

「お煮染めをどんぶりによそうときは、具材をバランス良くいれるんだよ。」って指導中。

蒸し上がったお赤飯、沿岸宮古のお赤飯は甘い豆を使います。小豆ではありません。

たくさん炊いたお赤飯はバットや大きなボウルに移し替えて手早く空気を入れて冷まします。むかしのご家庭で祝い事をするときは1升炊きは当たり前で、手早く冷まさないと、蒸した餅米の底の方や中の方がベタベタになるのだそうです。

手早く空気を通して熱を取った今日のお赤飯は一粒一粒がとてもしっかりしていました。

食の匠のご指導をいただき、1年生が作った今日の料理。とてもとてもおいしかったです。

日頃、ハンバーガーやフライドチキンなどファストフードが大好きな生徒たちも自分で作った今日の郷土料理を「おいしい」「おいしい」と食していました。さすがの匠の技でありました。

 

包丁砥ぎ講習会

今日明日と食物科全学年で包丁砥ぎ講習会が行われます。講師は大阪堺の刃物を作っている専門の業者さんです。本校生徒たちはプロ仕様の各種包丁を使って実習に励みますが、切れない包丁では最高の料理(特に和食)は作れません。料理人としての心構えからはじまり包丁砥ぎの大切さを深く学びました。

「挨拶は料理人の基本です。挨拶ができる人は人に信用されます。そしてお金持ちになります。そんな人に社長は給料を払いたくなるからです。」

「また、出世していく人は他人の悪口を言わない人です。そんな人は皆から信頼されるからです。」

「まだ、履歴書がなかった時代、料理人として雇うかどうかはまずその人の使っている包丁を見ました。包丁一本の手入れの仕方にその人の調理への思いや真剣さが現れます。包丁を研ぐということは自分の心を砥ぐということです。」

さすが包丁のプロ、説明の一つ一つに説得力がありました。

各種包丁の解説

荒砥石、中砥石、仕上げ砥石 それぞれ切れる包丁に砥げます。でも切り口が問題です。日本食のお刺身などは切り口で味が変わります。そのためには仕上げ砥石まで使って砥ぐことが求められます。片刃の和包丁を外国の方が買っていく理由は洋包丁をはるかにしのぐ切れ味なのです・・・・   フムフム

シャッ、シャッ、シャッ   だんだんと生徒たちが砥ぐ音もリズミカルになっていきました。

包丁は料理人の命。包丁を作るプロからとても大切なことをたくさん学んだ実習でした。

 

焼きビーフン!

食物科2年生、今日の調理実習は「焼きビーフン」。昨日ほどではありませんが暑い暑い調理室で熱心に調理が進んでいました。

ビーフンとの相性を考慮して、にんじんはほそーいスライスです。しいたけはほどよい薄切りで。

一見、肉と見間違えました。グレープフルーツの果肉を丁寧に取り出しています。

話しかけるのも気が引ける「炒め」。 でも、しっかり油がにじんだ中華鍋と強火力で、炒め作業も慌てることなく進みました。

調理室にはまだエアコンがないため、扇風機で暑さしのぎです。

「焼きビーフン」「うずら卵と小松菜のスープ」「グレープフルーツかん」のできあがり。

今日はどこが一番難しかったですか? と聞いてみると 「穴の空いたグレープフルーツの容器に寒天を流し込むときにこぼれ出ないようにするのが一番緊張しました」との返事。

安定感を出すため、グレープフルーツの底は切り取られていました。そこに、最初静かに寒天を流し込んで薄い膜を作った後、徐々に果肉入り寒天を流し込んだそうです。聞かなければわからないこの苦労。技に感心!

ちなみに、「校長先生1ついかがですか」の一声をいただき、ありがたく試食を。これでもかというほどに果肉たっぷり、そしてほどよい甘さとグレープフルーツ独特の酸っぱさが口に広がり最上の仕上がりでした。夏に最高のデザートですね。

2年生が調理している立ち居振る舞いがだんだんと落ち着きを増してきた気がした実習風景でした。

 

賑やかさに引き寄せられて

考査1週間前の放課後、部活動もないので静かなはずなのですが、夕方4時半を過ぎたあたりで職員室の方がガヤガヤと。

食物科の皆さんが放課後学習(7校時)を終わったところで課題の提出や質問に押し寄せていました。教室をのぞきに行ってみると「あ~終わったあ」とみんなで賑わっていました。さらに調理室に行ってみると・・・。

校長先生っ 1ついかがですか?  手には何やらおにぎりのような・・・

今日の実習で作った「炊き込みご飯」。たくさん作ったのでお昼には食べきれなかったそうで、1つ私にもくれました。にんじん、タケノコ、キノコ(えのき?)、他にも何やら、具材たっぷり炊き込みご飯、夕方おなかも空いていて、すぐにおいしくいただきました。ごちそうさまです。

今日の食物科2年生の実習は、「炊き込みご飯」と「茶碗蒸し」だったそうです。出来は上々ですよ。ありがとう。

ちなみに、本校食物科は「調理師免許」取得のために、通常授業にプラスして厚生労働省の定める時間分放課後学習を考査前の一定期間行います。そうして、りっぱな調理師に育っていきます。

 

 

食物科の課題研究

課題研究は、「身近な生活の中から生徒たちが課題を発見し、解決方法を協力し合って研究し、とりまとめた結果を広く発信する」授業です。探求する姿勢と力を身につけます。本校では3年生が取り組んでいます。

食物科の各研究班、今日も夢中になって活動していました。

「おっ、きょうはコロッケですね?(私)」「いえ、違います。カレーパンです。(生徒)」

SDGs「食品廃棄物を減らそう」研究班。この班は、循環型農場にも取り組んでいます。今日は大根を使った調理の際にでる残渣のうち、皮の部分をカレーに入れて調理しました。

「お~っ、おいしそう。どこが大根だかわからない」私がよっぽど欲しそうな顔をしてしまったのか、すぐに「校長先生どうぞ」と試食をさせてくれました。揚げたて大根の皮入りカレーパン、最高においしかったデス。

「おっ、これはパウンドケーキですね。どんなテーマで取り組んでいるんですか?」

「はい、バナナパウンドケーキです。小麦粉アレルギー対応の研究で、上新粉(米粉)を使い、牛乳の代わりに豆乳を使っています」

これも一口、試食をいただいちゃいました。バナナの味がしっかりきいて、ほどよい甘みと口溶け。言われなければ、小麦粉を使っていないとか、豆乳だとか、私にはわからないです。レストランでも出せそうです。

食文化研究班。様々な食材の飾り切りを研究しています。今日はキーウィとキュウリで試作。味だけでなく、見た目で楽しませるのも調理人の腕前ですね。メインディッシュ(和洋中とも)に合わせて、様々な飾り切りをするそうです。食は文化。飾り切りで楽しませるのも食べる人へのおもてなし。いい研究ですね。

被服室では、ほのぼのとした雰囲気が。「食育」研究班です。(これは、眠る前に歯を磨こうのページ)

幼児対象の絵本作り。絵本と言っても紙ではありません。ほのぼのとした布絵本。「なんでもよく食べて」「よく遊び」「しっかりと眠りましょう」という展開で製作中。完成したら、幼稚園(こども園)にいって読み聞かせます。これは、子どもが喜びそうです。

「ピース!」

作るお姉さん(高校生)も「ピース」。これから出会うこどもたちも「ピース」な毎日が繰り広げられますように。

食育は家庭科に限らず、すべての教科で取り組みます。私自身が見直さなければならないことがいっぱいで、生徒の活動に気づきの連続です。今日も勉強させていただきました。

 

 

 

ポテサラに感激

わたくし、ポテサラ(ポテトサラダ)には目がありません。今日は感激のポテサラに出合いました。

お昼の外出を済ませて自分の席に戻ると机上にお弁当のパッケージが。

そう、きょうは期待の集給(集団給食)の日でした。

メインは「カリカリガーリックチキンステーキ」。絶妙なパリパリ加減に焦がした鳥皮の上にこれまたカリカリに焼いたニンニクが。レモンを絞っていただくと、もうレストランの気分に。

でも、今日、メインの横でどしっと入っていたポテサラはごろごろジャガイモにあまーい玉ねぎ、まろやかでなおかつジューシーで、いつも食べているポテサラとは全く違う口当たりと美味しさで、飲み込むのが惜しいくらいの感激でした。

あとで担当の先生に聞いてみると「じゃがいものリヨン風」って料理だそうで、一見ポテサラなのですがバターがたっぷり入っていて胡椒とパセリでアクセントをつけた洋風料理でした。うーむ、バターの実力すごいですね。

マカロニサラダにはしっかり薄切りされたきゅうりと人参、さらにツナも入っていてこれもばっちり。きゅうりのムラのない薄さに2年生の包丁さばきの上達を感じました。

白飯の上にシソふりかけがかかっているのも心配りですね。あまーい煮豆もわたしは大好き。

今後のために強いて指摘をさせていただくとしたら・・・ カットしたオレンジを皮に沿って半分くらいまで包丁を入れてくれると食べやすかったかな。(でも、これは限られた時間内で手が回らなかったのかも)

「限られた時間内で同じ高品質の料理を大量に」 今日の食物科2年生の集団給食実習、着々と生徒の腕が上がっていることを確認しながら、うれしくおいしくいただきました。ごちそうさま。

 

 

今日の集給(集団給食実習)

今日は楽しみな、集団給食実習。「限られた時間内に」「同一品質のおいしい料理を」「大量に」提供するための実習です。 「楽しみな」というのは食べる側の感想で、作る生徒はなかなか大変です。

今日のメニューは ~鮭のムニエル~

調理実習にはお邪魔できなかったので、配膳されたお弁当のみ紹介します。

ムニエルと肉じゃがもつきました。ムニエルが焦げているのはご愛敬。味はしっかりおいしかったです。

フライパンで焦がしたときの生徒の慌てようが目に浮かぶようです。

そう、今日の実習は、まだ慣れていない2年生が担当でした。

お弁当練習

今日の食物科2年生の調理実習は「お弁当」つくり。食物調理検定の課題です。

限られた時間内に、課題の品目を、味良く形よく、盛り付けの配置や彩りも指定されたとおりに。

去年まで1年生だった生徒たちも2年生になって1か月半。徐々に高度な内容が求められています。

かつての料理対決テレビ番組のように、制限時間間際には生徒たちもびりびりで話しかけるのも気が引けるほど真剣でした。

具だくさんの卵焼きとアスパラと人参の肉巻きフライがメインです。下準備も真剣。

今日の実習で一番むつかしいところは何ですか? と聞いてみたら「卵焼きをうまく巻くことです」の答え。

具だくさんにしているので特にむつかしいとのことでした。

肉巻きにコショーを振るのも「ビンの底をとんとんたたく」「もっと上から」と指導が入ります。

生徒によって個性が出るのはいつものこと。「これじゃあ、ふたが閉まらないよね」「肉巻きもう一つ入れて4つにしなきゃね」など、先生から指摘が入ります。

お弁当箱の中が検定種目。お皿の分は入らなかったお料理で今日の昼食としていただきます。

白米も電気炊飯器じゃなくガスコンロで直火炊き。焦げずに、べたつかずに、うまく炊けました。

検定本番では、先生のアシストはありません。

どんどん進化する食物科2年生でした。 ゆとりができて、笑顔で私の質問の相手をしてくれる日ももうすぐだ。

 

循環型食材調理はじまります

今日は「課題研究」の日です。食物科では昨年度から取り組んでいる「循環型食材調理」の今年度の活動を本格スタートしました。

調理実習の時に出る「食品残渣(食材の切れ端や残り物)」をコンポストで堆肥化させて作りためた堆肥を使って畑を耕しました。

岩手県農林水産部の方から指導をいただきながらのスタートです。

生徒たちが去年から作ってきたふかふかの堆肥です。ホームセンターで売ってるのよりよく見えるのは手前味噌??じゃないと思う。

1m四方につき堆肥3キロが標準です。

でも、ここは元々農場ではないのでこれまでの地力がないから、6キロ入れましょう。

ここは校舎の中庭です。それはやせていますよね。

授業の合間も作物の成長が気になったりして・・・

すき込みます。まず、準備した苗は「トマト」と「バジル」

イメージしているのは「スパゲティー」かな?

調理技術を磨くだけでなく、食材を知り、大切に使う。本校食物科が目指しているところです。

成長が楽しみです。 作物も生徒も!!

新2年生 やや集団給食実習

新2年生、まもなく集団給食実習が始まります。

「限られた時間内に」、「安定した味の料理を」、「大量に」が合い言葉。

 1年生の時には調理の基本を勉強しました。2年生からは職業調理人として必須の「早さ」と「うまさ」と「大量調理」の技術を身につけます。

今日は、全職員向けではなく、その前段階として「やや大量調理」を練習しました。

メニューは生姜焼き弁当   きんぴらゴボウとほうれん草の胡麻和え も添えました。

前処理でくっついている豚肉を1枚1枚丁寧にほぐします。

腰が引けてるのがわかります?? 

強火の中華鍋に油をたっぷりひいた途端に煙りがブワッ。

先生が、「(ゴボウ)入れるときはねるからな」って言った瞬間の写真です。(エッ、ヤバッ)

入ってしまえば余裕です。

去年までは1年生だったという面影を少し感じた実習でした。

さあ、この一年の上達を期待します。

そして、集団給食の検食(生徒の作った料理を職員でいただきます)をものすごく楽しみにしています。

がんばれ 新2年生!

 

 

最高です 調理実習

本年度も食物科の調理実習が始まりました。

新3年生第1回目のメニューは「肉絲炒麺(豚肉の千切り焼きそば)」です。

にんじん、タケノコ、干し椎茸、そして豚肉 それぞれの切り方を身につけるのが今回のテーマ。

フライパンに油をひくのにも力が入っていました。

あんかけ風焼きそばの完成。

煙にひるまず、よ~く熱した中華鍋にたっぷり油を引いて。麺は全くこびりつきません。

去年から磨いた千切りテクニック。

「第1回目のできはどうですか?」ときいてみたら、即答で「最高です!」

皆さん、本当においしそうに食べていました。

好きこそものの上手なれ。 おいしい料理をこれからもどんどん作って、みんなの笑顔を引き出してください。

 

 

生徒会役員選挙

 今日は生徒会役員選挙がありました。

 3年生の役員は引退し、2年生と1年生からの役員に代替わりです。

 「魅力的な学校にしたい」「先輩のように、執行部として自分も何かやってみたい」「クラスメイトが少ないので、魅力発信して仲間を増やしたい」 うーん。みんな素晴らしい!!

 その気持ちに応えたい、最大限応援しなくては、と心の底から思いました。頑張ろう、みんな。